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甘酒にデメリットはあるの?飲む点滴と言われる甘酒の効能・効果と摂り方

健康飲料として近年注目が高い甘酒。甘酒が「飲む点滴」と言われているのはご存知でしょうか?

点滴というからには、栄養価が高い食品と想像しますし、日々の食事などに積極的に取り入れていきたいと思われる人も少なくないはず。

ですがなんと、過剰に摂取してしまうと「肥満・高血糖」につながるデメリットも存在するのです。

でも心配しないでくださいね。今回は自分の健康だけではなく、家族や大切な人の健康も意識した生活を送りたい方へ、以下のゴールでお伝えします。

  • 甘酒の種類、栄養価について知る
  • 健康面でのデメリットを理解した上で、食生活に正しく摂り入れる

美容に敏感な方もそうでない方も、健康でいたいと思う気持ちは誰しも共通していると思います。

その思いにお応えできるよう、ひとつずつ説明していきます。

 

甘酒とは何か、どのような種類があるか

まずは甘酒にどのような種類があるかは、ご存知でしょうか。

甘酒は主に、原材料を米麹と米、または酒粕とするものの2つに大別されます。

米麹と米を原料とする甘酒は、発酵度合いに応じてアルコールがごく僅か含まれることがありますが、一般的に市販されている商品は、アルコール度数1%未満のソフトドリンクに分類されるものです。

また、米由来の糖分を多くむため自然な甘さが特徴です。これらの点から、妊娠中の方やお子様でも楽しめる飲み物と言えます。

一方、酒粕を原料とする甘酒は原料由来のアルコールを含むため、場合によっては酔う程度のものもあり、運転される場合や妊娠中の方、お子様は摂取をしないよう十分な注意が必要です。

 

 

甘酒の栄養素は?健康効果や効能・デメリットはあるの?

では、誰でも手軽に飲むことができる「米麹甘酒」について、具体的な栄養素と、健康効果や効能、デメリットについてみていきましょう。

ブドウ糖

糖類の中でも代表的なブドウ糖は、脳のエネルギーには欠かせない物質です。甘酒にはこの麹菌酵素によって分解されたブドウ糖が約20%も含まれており、効率的に摂取できるエネルギーと言えます。

具体的には脳を活性化させたり、血糖値を上げ疲労を回復させる作用を持っています。

ただし、あくまで糖のため、過剰な摂取は肥満につながるというデメリットも理解しておく必要があります。

ビタミン類

米麹甘酒には皮膚や粘膜(口内など)を保護する美容効果も期待できます。

具体的にはビタミンB類、パントテン酸、イノシトール、ビオチン、葉酸などがその栄養素です。特にビタミンB群はエネルギーやタンパク質の代謝を助ける働きをする非常に重要な補酵素です。

また、ビタミン B群は違いに補い合って作用するため、まとめて摂取が効率的。米麹甘酒で必要なビタミンが全て揃うという点は非常に魅力的ですね。

食物繊維・オリゴ糖

便秘の予防・解消に役立つ食物繊維・オリゴ糖が含まれている事も、健康維持・美容には欠かせないポイントです。

食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、オリゴ糖は腸内の善玉菌を増やす事で、腸内環境の維持に期待ができます。

必須アミノ酸

体内で生成されないため、食物からの補給が必要な栄養素である必須アミノ酸(9種)を含んでいる米麹甘酒。

具体的には、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、リジン(リシン)、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンです。

特にからだの中でタンパク質を作るほか、成長促進、筋肉維持、身体組織の修復などの作用をもたらします。

 

 

甘酒の効果的な摂り入れ方は?

甘酒には健康的な生活に欠かせない栄養素が豊富ということがわかりましたね。

デメリットとして、ブドウ糖を多く含み栄養素の吸収が効率的なために、摂りすぎには注意していきましょう。

朝の食事で手軽にチャージ!

1日におすすめの摂取量はコップ1杯(約250cc)、ご飯茶碗一膳分相当のカロリーとなります。時間のない朝でもコップ1杯であれば手軽に始められそうですね。

また、米麹の甘みを生かしてブレンダーなどでお好きなフルーツと混ぜ合わせることで、あっという間にフルーツ甘酒スムージーが完成します。

アレンジをして自分好みの組み合わせを見つければ、変化を楽しみながら続けられるのでおすすめです。

調味料として活用

飲むだけでなく日々の料理にも気軽に取り入れられる米麹甘酒。

酵素のちからでタンパク質を分解するので、肉料理に取り入れれば肉を柔らかく調理する事も可能です。また、米由来の自然な甘みは、砂糖やみりんの代用としても活躍します。

鶏肉や豚肉などのビタミン類を多く含む食材を適量の甘酒に漬け込んで焼くだけで、疲労回復効果抜群のメインディッシュになりそうですね。

米麹甘酒の風味が苦手な方も、 調味料として少量の利用であれば気になりません。

また、米麹甘酒はアルコールを含まないため、お子様のおやつや離乳食にも活用できます。砂糖の代用として、月齢や年齢、1日の摂取カロリーを意識しながら量を加減することがポイントです。

 

 

甘酒にデメリットはあるの?飲む点滴と言われる甘酒の効能・効果と摂り方についてのまとめ

  • 米麹を原料とするものはソフトドリンク、酒粕を原料とするものはアルコール
  • 米麹甘酒はブドウ糖を多く含み、過剰摂取は肥満につながる
  • 1日あたりコップ1杯の摂取が目安、料理に取り入れるなら砂糖・みりんの代用に

 

甘酒の栄養価、健康効果や効能、デメリットと摂り方についてみてきました。いかがでしたでしょうか。

豊富な栄養価から、「飲む点滴」と言われるのも納得でしたね。

年齢に関わらず口にできる食品であり、健康維持・促進に必要不可欠な栄養が含まれることも大変魅力。

栄養価が高い甘酒だからこそ、摂取量には気をつけながら、その健康作用を最大化する食生活を始めてみませんか。