飲む点滴ともいわれ、疲労回復や栄養補給として役立つ甘酒。
江戸時代から、夏バテ防止の効果が期待できる飲み物として、たくさんの人から人気がある飲み物ですが、実は美髪に欠かせない存在ということを知ってますか?
甘酒の効果や飲み方ついて、詳しくご紹介していきます♪
甘酒を飲んで髪の毛に期待できる効果・アンチエイジングで美髪に?
麹菌で美髪になる
甘酒が頭皮のアンチエイジング効果のある飲み物といわれる理由のひとつに、甘酒に含まれる麹菌などが関係しています。
麹菌を積極的に摂取することで、髪の内側から若返ることが可能です。
頭皮が若返れば、髪の先1本1本までしっかり栄養が行き届くようになるので、抜け毛や薄毛の対策にもなりますよ。
甘酒に含まれる髪の毛に効果的な成分は育毛成分と関係あり?
甘酒が髪の毛に良いのは、含まれている栄養素と関係しています。
それぞれの育毛成分について説明します。
コウジ酸
醤油や日本酒を作る際に使われる米麹から発見されたコウジ酸は、シミやホクロの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きがあるので、化粧品によく使われたりしていますが、頭皮の老化を防ぎ、活性化する作用もあります。
ビタミンB類
甘酒には、ビタミンB1、B2、B6などのビタミン類が豊富に含まれていて、肌や髪を構成するタンパク質の代謝を促進して、アミノ酸を生み出すのを助けてくれる働きがあります。
特にビオチンは、髪の毛の健康を保つのに必要な成分で、人の皮膚細胞の新陳代謝を促してくれたり、髪の毛の主成分であるケラチンの合成を助けてくれる働きがあります。
注意ポイント
ビオチンは腸内にある善玉菌によっても作り出されるビタミンなのですが、過剰に摂取しすぎると尿と一緒に体外に排出されてしまいます。
必須アミノ酸
人間の身体は約20種類のアミノ酸で構成されていますが、このうち9種類が必須アミノ酸とよばれています。
髪の主成分で体内で生成できないアミノ酸は、食事で取るしかありませんが、甘酒にはこの必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。すごいですよね。
抗酸化成分エルゴチオネイン
甘酒に含まれるエルゴチオネインは、なんと、ビタミンEの7000倍もの抗酸化作用を持つといわれています。
精製されたものは、たったの1gで100万円もするそうです…!
アンチエイジングに効果的な働きを持っているので、髪や頭皮にも効果が期待できます。
甘酒の効果的な飲み方は?温度・量・時間帯について
飲むときの温度
冷やしても温めても美味しい甘酒ですが、温めて飲むときは温度に注意しましょう。
酵素は熱に弱いです。加熱し過ぎて栄養素が失われてしまうのは、勿体無いですよね。
甘酒を飲むのにベストな温度は60度くらいといわれています。甘酒に含まれている酵素が最も作用する温度だそうです。
飲む目安量
甘酒は健康的な飲み物ですが、飲む量には注意しましょう。
米麹の甘酒は、身体に吸収されやすいため、1日50〜120ml程度にして、毎日継続的に飲むのがおすすめです。
飲む時間帯
朝は甘酒に含まれるブドウ糖が脳をしっかり目覚めさせてくれます。代謝がよくなり、ダイエット中の人におすすめ。
昼はブドウ糖と糖の代謝を向上させるビタミンB1の相乗効果により、脳が活性化されて集中力がアップ。仕事や勉強前におすすめ。
夜は1日疲れた身体を疲労回復。ストレスを緩和するGABAと、身体を温めることで安眠効果が期待できます。
甘酒を炊飯器で作る方法やアレンジレシピでアイスクリームに挑戦
炊飯器で簡単甘酒
材料
- 米 1合
- 水 カップ3(600cc)
- 米麹 200g
作り方
- 炊飯器に研いだ米と水を入れて、おかゆ機能でスイッチを入れる。
- おかゆができたら、お釜ごと取り出し、濡れ布巾をかけて60度くらいまで冷まして炊飯器に戻す。
- 米麹を手で崩しながらお粥に加え、よく混ぜる。蓋は開けたまま濡れ付近をかけて保温。
- 8〜10時間置く。(3時間おき位にかき混ぜ、その都度布巾も濡らす)
メモ
麹の粒々が気になる方は、ミキサーかフードプロセッサーで滑らかにしてみてください。
甘酒と豆乳のアイスクリーム
材料
豆乳 50ml
甘酒 50ml
甘みを+するなら蜂蜜かメープルシロップ 適量
作り方
- 甘酒と豆乳の割合は1対1。ボールに入れよく混ぜる。甘みは蜂蜜かメープルシロップ。
- 製氷機に入れ、冷凍庫で4〜5時間凍らせる。
メモ
フルーツや餡子などを入れても美味しいですよ♪
甘酒の効果ってなに?髪の毛にも良いってホント?!まとめ
いかがでしたでしょうか。
甘酒の栄養は、育毛、発毛を促してくれたり、髪に関するすべてに効果があります。お正月に飲むイメージが強いですが、毎日飲むと効果を実感できるはずです。
美容や健康に嬉しい効果がいっぱいの甘酒で、美髪を手に入れましょう♪