心臓移植というのは、大変難しい手術なのでしょう。幼い娘が心臓の難病に!命を救うにはアメリカで移植手術を受けるしかない。だが費用は3億円。頼みの募金は、同時期に発生した地震の被災地へ。両親の決断は?その後環ちゃんはどうしているのでしょう?
青山環ちゃんは現在どうしているのか?
2017/3/21の西日本新聞の記事によると、無事募金は集まり、アメリカでの手術は成功し、日本に帰国されたことがわかります。
重い心臓病を患いながらも移植手術に必要な費用が募金で集まり、渡米し手術に成功した青山環ちゃん(3)が21日、
両親とともに滞在先の米シアトルから旅客機で成田空港に帰国した。2013年11月に札幌市で生まれた環ちゃんは、
心臓の働きが低下する拡張型心筋症と生後数カ月で診断。昨年9月に入院していた大阪大病院から渡米、移植手術を受けた。
手術に必要だった3億2千万円は両親や仙台市にある支援団体が始めた募金活動で集まった。成田空港では、父竜馬さん(36)が
「全国の皆さまの力で、今日を迎えることができた。本当にありがとうございました」とあいさつした。
出典:西日本新聞
青山環ちゃんの直近の情報について
お父様の青山龍馬さんは、手術後、国際移植者組織トリオ・ジャパン会長という仕事に取り組んでおられます。
やはり、日本における心臓移植についての、問題点というか、議論すべき点については、人一倍感じるところがあるのでしょう。
青山環ちゃんの直近の情報としては、
現在は小学校1年生として、元気に学校に通われているとのこと。
まずは、よかったという感じです。
2020年7月の産経新聞の記事によると父、母、娘の3人で幸せそうに写っている写真が掲載されています。
記事の中には
環ちゃんは今年、小学1年生になった。全てを「同級生と同じように」とはいかないものの、元気に学校に通っている。
「今は歩けるようになって、自由に歩き回りたいという思いが強いみたい。一歩一歩段階を踏みながら、大きくなってほしい」と
妻の夏子さん(38)。
何でもない一日一日がいとおしく、ありがたい。帰国後はトリオ・ジャパンの活動に参加し、30年に会長に就任。
相談を受けていると一瞬で、数年前の自分たちの姿がよみがえる。自国で移植手術を受けられることを切に願うが、
やむをえず海外渡航を模索する人がいるのは今も変わらない。移植医療が“日常の医療”となっている諸外国と比べると、
その差はいまだに大きい。「日本では移植医療はまだ夢物語みたいなところがある。でもどんな人でも、移植を受けなければいけない状況に
陥る恐れはある。誰もが自分のこととして移植について語り、考えることができる社会になってほしい」。青山さんはそう願っている。
出典:産経新聞
母親としては、なんでも無い一日一日が愛おしく、ありがたい。というのは偽らざる気持ちでしょう。
今後とも、ご家族の幸せが末永く続くことを祈らずにはいられない。
青山環ちゃんは現在どうしているのかについてのまとめ
間違いなく、日本の心臓移植問題に大きな一石を投じた、青山環さんの件。
何が正解なのかというのは、大変難しい問題だとは思いますが、まずは、生き残った患者さんの幸せが一番大事なような気がします。