飲酒運転のアルコール基準値ってご存じですか??
あまりアルコール基準値を詳しく知っている方は多くはないのでしょうか。
今回は飲酒運転のアルコール基準値や少し飲んだだけでも飲酒運転になるのか、詳しくご紹介していきますね!!
飲酒運転のアルコール基準値は?!少しだけお酒をのんでも飲酒運転!!
少しお酒を飲んだだけだから運転しても大丈夫!!お酒は強いから平気で運転できる!!と思っている人はいらっしゃいますか?
それ危険です!!少しだけお酒を飲んでも飲酒運転になります!!
引用:アトム市川船橋法律事務所
上記の図で0.15mg以上であれば酒気帯び運転として判断されます。
ですが0.15mg未満であれば酒気帯び運転とみなされますが違反にはなりません。
ですが明らかに酔っている場合は0.15mg以下であっても酒酔い運転として罰則される場合があります。
その為少しお酒を飲んだだけでも飲酒運転とみなされます。
酒気帯び運転と酒酔い運転の違いは??罰則はあるの??
まず酒気帯び運転と酒酔い運転についてご説明させて頂きます。
酒気帯び運転
酒気帯び運転とは呼気(吐き出す息が)1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態。
飲酒運転をしているかどうかは警察官がアルコール検知器を使い運転者の呼気中にどれくらいアルコールが含まれているか測定します。ここで反応が出た場合、酒気帯び運転として罰則を受けます。
酒酔い運転
酒酔い運転とはまっすぐに歩けない、受け答えがおかしいなど客観的にみて酔っている状態。
呼気中のアルコール濃度にかかわらずアルコールの影響によって運転に支障がある状態です。警察官とのやり取りがうまくできない、まっすぐ歩けないなどの症状があれば酒酔い運転です。
その為お酒に弱い人であればアルコール濃度に関わらず少しお酒を飲んだだけでも酒酔い運転になるのです。
運転手だけではなく、同乗者にも罰則がある?!
実は飲酒運転は運転していた本人だけが罰則されるのではないか、と思われる方がいるかと思いますが、同乗者も罰則があるます!!
それぞれの罰則について説明していきます!!
引用:埼玉県交通安全協会
運転手の罰則についてですが、上記の図の通りです。
違反点数は酒酔い運転であれば35点、酒気帯びであれば13点です。
また行政処分は酒酔い運転は免許取り消し及び欠格期間3年、酒気帯び運転は免停90日間です。
ですが、酒気帯び運転で呼気1Lのアルコール濃度0.25mg以上が検出された場合は、
違反点数25点、行政処分は免許取り消し及び欠格期間2年です。
続いて同乗者の罰則ですが、同乗者はお酒のんでいなくても関係はないのです!!
同乗者が免許を持っていなくても、事故を起こしていなくても罰則があります。
そもそも運転者がお酒を飲んでいると知りながら飲酒運転の車に同乗することが危険です。
運転手が酒酔い運転をしていれば同乗者は3年以下の懲役または50万円以下の罰則があります。
このとき同乗者が免許証を持っていれば、免許取り消しまたは免許停止処分が下されます。
運転手が酒気帯び運転をしていたら、同乗者は3年以下の懲役または50万円以下の罰則があります。
またこのとき同乗者が免許証を持っていれば、免許取り消しまたは免許停止処分が下されます。
引用:埼玉県交通安全協会
上記の図には飲酒運転のその他の罰則について載っていますので参考にしてください。
飲酒運転の事故件数はどれくらいあるの??
引用:有限会社シグナル
上記の図は飲酒運転事故の年別推移です。年々飲酒運転の事故件数は減ってきてはいますが、必ずしも少ないとは言えない件数ですよね。
ちなみに2019年度の飲酒運転事故件数ワースト1位愛知県で229件、2位大阪府で174件、3位千葉県164件です。
引用:有限会社シグナル
上記の図は飲酒運転事故の飲酒別発生事故状況です。
見ただけでもわかると思いますが酒気帯びが多いですね。
過剰にアルコールを摂取した後に車を運転しているので事故に繋がるのも当然の結果ですよね。
事故は自分だけではなく、周りの人たちにも被害を及ぼす危険があるのでアルコールを少しでも飲んだ時は運転をするのは避けましょう。
「私なら運転しても大丈夫」という思い込みで事故を起こす原因になります。
飲酒運転は自動車保険が対象になるの??
自動車保険に加入しているから、保険ですべてなんとかしてくれるだろう。
そう思っている方はいるのではないのでしょうか。
飲酒運転は保険が適用される範囲が限定されます。保証されるのは相手側の怪我や車の保証のみです。
では詳しく説明をしていきますね。
・事故の相手の補償について
事故の相手側の保証については被害者救済という観点から、飲酒運転をしていたとしても保険は対象となります。
・飲酒運転側の補償について
たとえ怪我や車両が損傷していた場合でも保険は対象外です。
また車両の所有者が運転をしていなかったとしても、車両保険の補償は対象外となるのです。
自転車でも飲酒運転になる!!
自転車でも飲酒運転になるのか疑問に思っている方はいるのではないでしょうか。
率直にいうと自転車も飲酒運転になります!!
その理由は自転車は道路交通法上では車両とみなすからです。
自転車の飲酒運転でも罰則はあるの??
罰則は場合によってはあります。
車と違う点は酒気帯び運転と酒酔い運転では罰則が異なります。
自転車の酒気帯び運転は取り調べを受けても罰則はありません。
しかし酒酔い運転は罰則があります。
酒酔い運転をした場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰則があります。
自転車だからお酒を飲んでも大丈夫ではありませんのでご注意してください。
飲酒運転のアルコール基準値って何?飲酒運転について詳しく説明!のまとめ
- 酒気帯び運転とは呼気(吐き出す息が)1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態。
- 酒酔い運転とはまっすぐに歩けない、受け答えがおかしいなど客観的にみて酔っている状態。
- 運転手だけではなく、同乗者にも罰則がある。
- 自動車保険相手側の補償のみ。自身の補償は対象外。
- 自転車でも飲酒運転になる
いかがでしたでしょうか。
事故件数が毎年減りつつありますが、まだ多いのが現状です。
お酒を飲んだ際は、運転は必ずしないようにし、電車で帰宅するか迎えに来てもらいましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。