ヘルシーであっさりした味わいでお酒のおつまみとして、ぴったりな馬刺し。
私も馬刺しが好きで、居酒屋や焼肉店にあるとついつい注文して食べてしまいます!
最近では、高タンパク質かつ低カロリーで豊富な栄養素が含まれているのが注目され、筋トレしている人にも取り入れられているそうです。
しかし、スーパーや通販で冷凍の馬刺しを買ってみたけど、
「お店みたいに美味しく食べたい…」
「解凍方法がいっぱいありすぎて、どれが正しいのか分からない!」
というお悩みはありませんか?
正しく解凍することによって、美味しさをより引き出すことが可能です!
裏を返せば誤った方法で解凍してしまうと、いくら鮮度抜群の馬刺しでも、その旨味が損なわれてしまいます。
それでは正しい解凍方法を見ていきましょう!
馬刺しの解凍方法のおすすめはこれ!NGな解凍方法もご紹介
馬刺しを食べるまではしっかり冷凍して保存しておきましょう。
生食用の馬肉は、国産・外国産を問わずに法律によって冷凍が義務付けられています。 食肉を加工⇒48時間以上の時間をかけて中心まで凍結⇒流通
という流れになっています。
馬肉のほとんどは小分けされて真空パックされているため、外気の影響を受けやすいのです。
できるだけドアの開け閉めと温度変化の少ない冷凍庫で保管しましょう。
冷凍ということで長期保存は可能ですが、1か月以内に食べてしまうのが理想です。
ポイント
- できるだけ、調理・食べる直前に解凍すること
解凍しすぎたり、解凍してからの時間が長くなってしまうとドリップが多くなって旨味が抜けてしまい、変色やパサついた食感になってしまいます。
- 解凍しすぎない完全に解凍してしまったやわらかい馬肉をスライスするのは、ふにゃふにゃになっているので、とても難しいです。まだ硬さの残る半解凍状態では、キレイで適切な薄さにスライスができて、食べるころにはほどよく自然解凍します。少量パックの商品では、短い時間で解凍できるので、すぐにおいしい状態で食べられます。
この二つのポイントを把握しておきましょう!
氷水で解凍
冷蔵庫や常温で解凍するよりドリップの流出や変色が少ないため、短時間で解凍でき、新鮮な味わいが楽しめます。 必要なもの
大きめのボウルに氷をたっぷり入れた氷水に馬刺しを冷凍真空パックごと入れます。
この時、絶対にパックは開けないでください。
氷はたっぷり使いましょう!
0度近い温度の水に入れることで、外側と中心部が均等に近い解凍ができ、開封後のお肉の発色がよくなります。
【約10分程度】を目安に、まだお肉の中心に硬さが残る半解凍状態まで解凍します。(タテガミ・レバーは【5分程度】)
もし季節によって、室温が高い場合は氷水の入ったままのボウルを冷蔵庫に入れても大丈夫でしょう。
※肉の形状、重量、季節によって解凍時間は違ってきます。
流水で解凍
必要なもの
真空冷凍パックごとボウルに入れ、流水にさらして解凍します。
【約5~10分ほど】ですばやく解凍できますが、解凍しすぎないように注意してください。
お肉の中心にまだ硬さが残るくらいの半解凍状態まで解凍します。
※流水の温度に気を付けてください。
季節によって水の温度が高いと全解凍してしまったり、お肉の発色が悪くなることがあります。
NGな解凍方法
注意
- 電子レンジでの解凍
- 湯煎による解凍
- 室内や屋外での自然解凍
- 冷蔵庫での解凍
このやり方は馬肉のドリップの流出により、食感や味の悪化になってしまいます。
食品安全衛生面でのリスクも高まるので、絶対にやめましょう。
特に電子レンジでの解凍、湯煎の解凍は厳禁です!
馬刺しを解凍したら出る血はなに?実は大切なものなんです
馬刺しだけではなく、スーパーで買った肉のトレイの底に、血のようなものが溜まっていたことがありませんか?
これは血ではなく「ドリップ」と言います。
上の文章でもたびたび「ドリップ」という単語が出ていましたね。
ドリップには、肉の旨味やタンパク質などの栄養がたっぷり詰まっているので、洗い流す必要はありません!
それよりもお肉からドリップが出てしまうのは、失敗なのです…。
ドリップが流れ出た肉=旨味や栄養が抜けてしまった肉
ということになります。
考えるだけで、美味しくなさそうなお肉ですよね…。
馬刺しの場合も解凍の方法が悪ければ、ドリップが流れ出てしまいますよね?
馬刺しを美味しく食べるには、この「ドリップ」を最小限に抑えることが一番のポイントになります!
馬刺しの解凍後の日持ちは?おいしい期間内に食べよう
通販で馬刺しを購入すると、冷凍真空パックで届くことがほとんどです。
賞味期限は【1〜6ヶ月程度】と購入店によります。
(必ず購入したお店の説明を見てくださいね。)
解凍後は【1週間以内】に食べるようにしてください。
解凍した馬刺しは、冷蔵庫のチルド室で保管していれば【1週間ほど】は食べることはできますが、美味しい状態の馬刺しを食べるのなら、【2、3日以内】になるべく早めに食べた方がいいでしょう。
チルド室は0℃付近の設定なので、凍らない程度の低い温度で保存するには最適です。
また安全面から考えて、馬刺しが余った場合は加熱調理することが基本ということを覚えておきましょう。
馬刺しの解凍後は再冷凍できない!その理由とは?
再冷凍は絶対にしてはいけません!
衛生的に良くありませんし、相当味が落ちます…。
一度でも解凍・半解凍した馬刺しを再冷凍すると美味しさが損なわれてしまうので、絶対にやめましょう。
馬刺しを解凍して美味しく食べたい!おすすめの解凍方法はなに!?のまとめ
- 氷水での解凍
- 流水での解凍(水の温度に注意)
- NGな解凍方法電子レンジでの解凍
- 湯煎による解凍
- 室内や屋外での自然解凍
- 冷蔵庫での解凍
- 馬刺しから出る赤い液体は旨味や栄養が含んでいるドリップ
- 馬刺しを解凍した後はなるべくすぐに食べてしまう。食べられない場合は再冷凍せずに、加熱調理しよう。
馬刺しを美味しく食べるオススメの解凍方法は、氷水で解凍するというのが分かりましたね。
この方法だったら誰でも簡単に解凍が出来ます。
衛生面を考えて再冷凍はせずに、その日のうちに美味しく食べ終えてしまいましょう!
以上の事を覚えて馬刺しの最大限の旨味を引き出して、味わって食べてくださいね♪