ニュース、買い物、ビジネスの身近な話題をここに

これちょっと気になる

バターロールはいつから?量・与え方・ロールパンとの違いも紹介

赤ちゃんの離乳期に大変お世話になるのが食パン。外出するときにも便利ですよね。

いつも食パンだし、そろそろバターロールも食べさせてみようかな

 

 

とお考えの方に、いつ頃からバターロールパンを食べさせていいのかをご紹介しますね。

パンのメニューのレパートリーも徐々に増やしていきましょう。

 

 

バターロールはいつからどのように与える?

バターロールを与えても良い時期生後9~11カ月の離乳後期です。

ただし、そのまま与えるのではなく、まずは中身のふんわりしたところだけです。

 

その次に固い部分も与えますが、最初は細かくちぎったりカットして与えます。

 

1人で手で持って食べてくれるようになったら手間も省けるし助かるなぁ…

 

 

と思われるかもしれませんが、丸ごと与えるのはもう少しあとになってからです。

 

では、バターロールを丸ごと与えられるようになるのはいつからでしょうか。

そして、丸ごと与えるまではどのように与えればよいのでしょうか。詳しく解説していきます。

 

赤ちゃんのために!バターロールはまずは少量

最初から丸ごと与えられない理由はいくつかあります。

少量から与えていく理由を見ていきましょう。

 

ポイント①赤ちゃんが喉に詰めてしまわないように

パンは口いっぱいに入れやすい食べ物です。

口いっぱいに入れてしまわないように、まずは皮を除いて1cm角ほどの大きさに切ったものから与えましょう。

 

ポイント②バターの摂りすぎになるので

バターロールは名前の通りバターがたっぷり使われたパンです。

バターやマーガリンを離乳食に取り入れて良い時期は離乳食中期からですが、これは風味付け程度の分量を指します。

最初は少量から与えていきましょう。

 

ポイント③消化器官に負担がかかるので

バターロールは離乳食初期から食べられる食パンよりも脂質が多いです。

脂質が多いものは赤ちゃんの消化器官に負担がかかりやすいです。

赤ちゃんに消化の負担がかからないように最初は少量から与えていきましょう。

 

ポイント④アレルギーが出やすい原材料が含まれるため

バターロールには卵や小麦粉やバター(乳製品)などアレルギーが出やすい「特定原材料」が入っています。

アレルギーがないことを確認するためにも最初は1日1口から始めましょう。

また、初めてのときはアレルギー症状が出た場合のことを考えて、かかりつけ医を受診できる日の午前中に与えましょう。

アレルギーがないことが確認できたら量を増やしていきましょう。

 

バターロールを丸ごと与えられるのはいつごろ

バターロールを丸ごと与えられるようになるのは1歳7ヶ月以降で幼児食に入ってからです。

バターロールを与えられるようになってから、丸ごと与えられるようになるまでを順を追って見ていきましょう。

 

離乳後期の生後9~11カ月:20~35g/1食分

この時期に与えられるものの固さの目安はバナナくらいです。

歯ぐきで潰せる固さのものを意識しましょう。

ですので、外側の固い部分はこの時期の赤ちゃんにとっては食べにくいです。

また、外側の固い部分は表面に卵が塗布されていることもあります

まずは中身のふわふわした柔らかい部分から始めましょう。

 

離乳完了期1歳~1歳6ヶ月:35~45g/1食分

この時期に与えられるものの固さの目安は肉だんごくらいです。

歯ぐきで噛める固さのものを意識しましょう。

ですので、1歳を過ぎると、外の固い皮の部分も与えていって大丈夫です。

最初は1cm幅の薄切りにして与えましょう。

 

1歳7ヶ月以降:45g(1個半)/1食分

1歳7ヶ月以降の幼児食になったら、半分にちぎったものをそのまま与えられるようになります。

 

バターロールは1個30gほどなので、量的には生後9~11カ月頃から1食で1個近く食べられます。

ですが、喉に詰めてしまう心配がありますので、そのまま(半分にちぎって)与えるのは1歳7ヶ月以降です。

 

ちなみに、パン粥としてであれば離乳初期(5~6ヶ月頃)から与えることができます。

その場合は中の白い部分を少量すり潰してパンがゆにしましょう。

 

 

バターロールとロールパンの違いって何?

バターロールとロールパンの違いって分かりますか?

私は何十年も呼び方の違いだけで大差ないと思っていました。

 

形は同じです。

では、何が違うのでしょうか。違いは原材料なのです。

 

バターロール:バターをたっぷり練りこんだ生地をくるくるロール状に巻いて焼いたパン。卵が入っていて表面にも卵が塗られているものが多い。

 

ロールパン:ショートニングを使った生地をくるくるロール状に巻いて焼いたパン。卵を塗らずに焼き上げたシンプルなものが多い。

 

バターロールの原材料にもショートニングと記載があったり、ロールパンの原材料にバターやマーガリンが使用されていることもあります。

ですが、おおまかな違いでいうとこのような違いです。

 

ショートニングとは

  • 植物油を原料とした、常温で半固形状の無味無臭の油脂です。
  • マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にしたようなものです。
  • ショートニングを使うことにより、生地の伸びがよくなり水分の蒸発も防げます。
  • パンがふっくら焼きあがり、時間が経っても固くならないという効果があります。

 

パスコの超熟ロールとパスコの十勝バターロールを比較

バターロールとロールパンの違いが分かるように同じメーカーの2種類を比較してみました。

 

超熟ロールは1個36gほどでした。パスコの十勝バターロールは1個30gほどでした。

形が違うので重さは少し違いますが、ご了承ください。

 

また、同じメーカーで比較したかったので、

「超熟ロールってロールパン?形違わない?」

と思われる方もいるかもしれませんが、そのあたりはご容赦ください。

 

パスコの超熟ロール1個あたり(約36g) パスコの十勝バターロール1個あたり(約30g)
熱量(kcal) 108kcal 111kcal
タンパク質(g) 3.0g 2.9g
脂質(g) 2.6g 3.4g
炭水化物(g) 18.2g 17.3g
食塩相当量(g) 0.3g 0.3g

参考 Pasco公式ホームページ

超熟ロールと十勝バターロールを比較してみたところ、脂質の部分にやはり大きな差がありますね。

 

バターロールもロールパンも与える時期は生後9~11カ月頃からで同じです。

でもこのようにバターロールとロールパンは厳密には違います

離乳食のことを調べるときなど頭の片隅に置いておいてくださいね。

 

ちなみにロールパンはいつから与えても良い?

パスコの超熟ロールの場合

離乳初期(5~6ヶ月頃):中の白い部分を少量すり潰してパンがゆに

離乳中期(7~8ヶ月頃):中の白い部分を少量すり潰してパンがゆに

離乳後期(9~11ヶ月頃):小さくちぎるか角切りに

離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃):1cm幅に切って

参考 Pasco公式ホームページ【パン別、時期別、パン離乳食の進め方】

 

1歳7ヶ月以降になるとパスコの全てのパンを食べられるようになると、ホームページでも紹介されています。

 

私もパスコの超熟シリーズにはとてもお世話になりました。

ホームページに離乳食期の赤ちゃんへの与え方の紹介が載っているのも安心できるポイントですね。

 

 

パンにバター・マーガリン・ジャムはいつから?

赤ちゃんが成長するに連れてどんどん食べられるものも増えてきますね。とても喜ばしいことですよね。

 

ただし、喜ぶからといって味の濃いものを早い時期に与えてしまうと味の薄いものは食べてくれなくなります

これは、与える側の悩みの種にもなりますし、赤ちゃんの健康のためにも良くないです。

 

赤ちゃんの舌はとても敏感なので、適切な時期に適切な量と適切な与え方で食べさせましょう。

 

大人のパンにはバターやマーガリン、ジャムが欠かせませんよね。

では、赤ちゃんにはいつから与えられるのでしょうか。時期、量、与え方を確認していきましょう。

 

バターやマーガリンをパンに塗るのはいつから?

種類によって異なりますが、バターやマーガリンを塗ってあげるのは離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)からです。

 

バターやマーガリンを離乳食に取り入れて良いのは離乳中期(7~8ヶ月頃)なのですが、これは風味付け程度を指します。

パンに塗ってあげるのは離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)からにしましょう。

 

その際に塗る量にも注意が必要です。

最初にパンにバターやマーガリンを塗ってあげるときは小さじ1/4ほどにしましょう。

 

また、パンはパン自体に脂質が多く含まれ、脂質を多く摂りすぎると赤ちゃんの消化器官へ負担がかかります。

最初はパン自体に脂質が多く含まれていないものを選んで塗ってあげましょう。

 

マーガリンや有塩バターよりも無塩バターを選ぶと良いですね。

 

バターやマーガリンを塗るのはいつから?どのくらい?

離乳初期(5~6ヶ月頃):脂質が多く消化器官に負担がかかります。まだ与えません。

離乳中期(7~8ヶ月頃):離乳食の風味付けには使えます。パンには塗りません。

離乳後期(9~11ヶ月頃):離乳食の風味付けには使えます。パンには塗りません。

離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃):小さじ1/4程度をパンに塗ってあげられます。パンは脂質の少ないものを。

幼児食:小さじ1/2程度をパンに塗ってあげられます。

 

ジャムをパンに塗るのはいつから?

種類によって異なりますが、ジャムを塗ってあげるのは離乳後期(9~11ヶ月頃)からです。

 

その際、赤ちゃんが甘みに慣れてしまわないように、できれば低糖のものを選びましょう。

喉に詰めてしまわないように大きな果肉の入っていないものを選ぶと良いですね。

アルコール類やシナモンなどの香辛料が入っていないことをパッケージで確認するのも忘れずに。

 

初めてジャムを与えるときは優しい酸味のいちごジャムがオススメです。

パン自体に甘みが少ないものを選んで塗ってあげましょう。

 

ジャムを塗るのはいつから?どのくらい?

離乳初期(5~6ヶ月頃):糖質が多いのでまだ与えません。

離乳中期(7~8ヶ月頃):糖質が多いのでまだ与えません。

離乳後期(9~11ヶ月頃):小さじ1/4程度をパンに塗ってあげられます。パンは甘みの少ないものを。

離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃):小さじ1/2程度をパンに塗ってあげられます。パンは甘みの少ないものを。

幼児食:小さじ1程度をパンに塗ってあげられます。パンは甘みの少ないものを。

 

 

そのままでも良いけど…ひと手間加えたパン離乳食

パンは自分で食べやすいので手づかみ食べの練習になりますね。

 

バターロールやロールパンを与えることができる離乳後期(9~11カ月頃)がちょうど手づかみ食べを開始する時期。

五感をフルに使う手づかみ食べは脳の発達にも良い影響があるので積極的に経験させてあげたいですね。

 

手づかみ食べを始めてOKなサイン

食べ物を丸のみしなくなり、口を左右に動かす。

離乳中期(7~8ヶ月頃)の舌と上あごで潰せるくらいの絹ごし豆腐くらいの固さのものが食べられる。

離乳中期(7~8ヶ月頃)の2~3mmくらいのみじん切りのようなツブ状のものが食べられる。

食べ物をじっと見つめる、手を伸ばす。

くちどけの良いものを歯ぐきで噛もうとする。

 

パンはベタベタせずボロボロこぼれにくいので、手づかみ食べの練習にとても良いですよ。

アレンジして色んなメニューで食べたい気持ちを高めてあげましょう。

 

バナナチーズのオープンサンド

引用 Pasco公式アカウント【バナナチーズのオープンサンド】

材料

  • バターロール 1個
  • クリームチーズ 2cm角1個
  • バナナ 1cmの厚さの輪切り1個
  1. バターロールの中のふわふわの部分を1cmの厚さにカットする。
  2. クリームチーズとバナナをフォークで潰しよく混ぜる。
  3. 1cmの厚さにカットしたバターロールに等分して塗る。

 

ポテサラのバターロールサンド

引用 Pasco公式アカウント【ポテサラのロールパンサンド】

材料

  • バターロール 1個
  • ジャガイモ 1/4個
  • ミックスベジタブル 大さじ1弱
  • 水 大さじ4
  • 粉チーズ 小さじ1/2
  1. バターロールを3等分して真ん中に具材を挟む切れ目を入れる。
  2. ミックスベジタブルのコーンとグリーンピースの薄皮を取り除く。
  3. ジャガイモとミックスベジタブルを細かく刻み、柔らかくなるまで煮る。
  4. 柔らかくなったらそのまま余分な水分を飛ばし、熱いうちにジャガイモを潰す。
  5. 粉チーズを加えて混ぜたものをパンに挟む。

 

 

アレルギーの確認のために、1回の離乳食で食べさせる初めての食材は1種類としましょう。

本人の自分で食べられて嬉しいという気持ちが大切です。それと同じくらい、ママやパパが喜んでくれて楽しいという気持ちも大切です。

 

汚されてしまうと、どうしてもイライラしてしまいますよね。

食卓の下に新聞紙を敷く、食べこぼし用のマットを敷くなどして、おおらかな気持ちで見守ってあげられる工夫をしましょう。

 

食べ物を投げてしまったり、こぼしてしまったりと大変な時期だと思います。

赤ちゃんのためにも、ご自身のためにも片付けがラクになる工夫をしてみてくださいね。

 

 

【バターロールはいつから?量・与え方・ロールパンとの違いも紹介】まとめ

  • バターロールを与えても良い時期は生後9~11カ月の離乳後期
  • 最初は中身のふんわりしたところだけ
  • バターロールを丸ごと与えられるようになるのは1歳7ヶ月以降で幼児食に入ってから
  • バターロールとロールパンは形は似ている材料に少し違いがある
  • バターロールとロールパンは脂質の量に違いがある
  • バターロールはバターと卵が入っていて、表面にも卵が塗られているものが多い
  • ロールパンはバターではなくショートニングを使っていて、卵を塗らずに焼き上げたシンプルなものが多い
  • バターやマーガリンを塗ってあげるのは離乳完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)から
  • ジャムを塗ってあげるのは離乳後期(9~11ヶ月頃)から
  • バターロールは手づかみ食べの練習にも良い
  • 手づかみ食べは脳の発達にも良い影響がある

離乳食が進んでくると、食べられる量や食べる回数が増えてきます。

それ自体は喜ばしいことですが、離乳食を作るのは大変になってきますよね。

 

バターロールなどの食べられる時期を知っておくと、ママやパパの離乳食作りの負担がグンと減ると思います。

飽きずに食べてもらうために、簡単に出来るパンの離乳食のレパートリーを持っておくのも良いと思います。

掴み食べの練習で食卓周りがすごく汚れて泣きたくなる日もあると思いますが、パンはあとの掃除も比較的ラクですよ。

 

パンは食べさせ方さえきちんと確認しておけば、離乳期の強力な味方となってくれます。

バターロールを含むいろんなパンをぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。