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美術は経営に必要なのかを考えてみる

最近書店を巡っていると、美術史とか芸術とかいわゆる教養に関連する

書籍が沢山陳列されている。

なんとなく、読んでみようかなあと思うこともあるのですが、

美術は本当に経営に必要なのか?ということを少し真面目に考えてみたい。

美術は経営に必要なのでしょうか?

経営というと、マーケティングとか、組織論とか、企業会計とか

いろんな専門用語が関連してきますが、美術とか芸術って言葉は、

なんとなく、一番遠くにある言葉のようにも思えます。

別の記事にも書いた、山口周氏は、「独学の技法」の著者ということで

ご紹介させていただいておりますが、

この記事を書いてから、山口周氏のお名前をいろんなところで目にすることが

多くなりました。

最近は、企業経営と美術についてのコメントをいろいろな場面で発表されていて、

なるほどと思うことが多く、大変興味深く、拝見させていただいています。

以前プレジデントで執筆されていた記事を元に、考え方を整理していきたいと思います。

「正しい」経営判断が企業を衰退させる?

なかなか、興味深い見出しの記事でしたが、

経営判断というのは、一般的には、市場調査や統計分析の数値を元に

判断されることが多いものです。

これが、一つの落とし穴で、多くの企業が直面している市場というのは

概ね似たような状態になっていて、市場調査や統計分析の数値だけを元に

戦略を立てたり、商品開発をすると、同じような方向に、同じような商品を

繰り出して、結果、似たような製品が出揃ってしまい、競争が激しくなる

といった事象が起こります。

これが、「正しい」経営判断が企業を衰退させるとされる、一つの理由です。

確かに、経営を学問として考えた場合、いわゆるMBAの科目で教えられる内容は

フレームワークを利用して、統計を利用したりと、まあ、正直型通りのやり方を

一通り習得するといったことが多いです。

そうするとみんな同じようなことを実施してしまうという状況になりがちです。

昔、セミナーでプリンターで有名なブラザー工業の小池利和氏の講演を聞きにいった際に

新規事業の話のなかで、新規事業を考えていこうとして、外的要因とか内的要因の

市場分析を行うと、結果として、フォーカスするのが海外展開とか、高齢化対応といった

いわゆるありきたりなテーマにぶつかってしまうという話を聞いたことがあります。

まあ、みんな、似たようなことを考えてしまうということですね。

そんな中で、美術が経営にどのように必要かについては、山口周氏の記事を読むと

なるほどと思うことが多いです。

 

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