子どもに大人気のボールプール!
天候や気温に左右されず、室内で楽しく遊べるので雨の日も大活躍!カラフルなボールの中で楽しそうに遊ぶ我が子の姿を見るとお母さんも嬉しくなりますよね。
これまでボールプールは大型商業施設や子育てセンターなどで見かけることが多かったと思います。
しかし最近ではリーズナブルに販売されているものも多く、自宅での使用を検討している方も多いのではないでしょうか。
こんな疑問がありますよね。
この記事では、お子さんがボールプールで楽しく安全に遊べるように、実際にボールプールで起きた事故を検証し、ボールプールにひそむ危険とマナーを解説していきます。
ボールプールは危ない?家庭内なら大丈夫!
ボールプールの利用にはどんな危険がひそんでいるのでしょうか。家庭内と公共施設の実際の事故例を検証してみましょう。
家庭内のボールプールの事故の例
事例1)ボールプール内に落ちていたヘアピンを踏んでしまい、足にケガをした。
⇨対策)ボールプールで遊ぶ前や遊んだ後に、踏んでけがをするものがないかチェックする。
事例2)ボールプールの枠のファスナーに指が巻き込まれてケガをした。
⇨対策)ファスナーが付いていないものを選ぶ、ファスナーを予め開けて固定しておく。
事例3)破損したボールを舐めて口にケガをした。
⇨対策)破損したボールがないかチェックする、破損した場合はすぐに捨てておく。
事例4)ボールプールの外に転がっているボールを踏んで転んだ。
⇨対策)遊び終わったあとはボールが散らかっていないかチェックする。
調べてみたところ、家庭内でボールプールを使用中に大きなけがをしたという事例はほぼありませんでした。どれも少し気を付ければ防げそうな事故ばかりです。
これなら、お子さんがひとり遊びしていても大丈夫そうですね!
公共施設でのボールプールの事故の例
事例1)大型ボールプールで遊んでいたところ、ボールに隠れたところに階段があり、階段に額をぶつけて、4針縫うケガをした。
⇨対策)事前に階段があるか、ぶつけて危険な所はないか、ボールプールの全容を子どもと一緒に把握しておく。
事例2)階段付きの高さのあるボールプールで、高さ90センチほどから飛び込んだところ、底に手をついてしまい、両手を骨折した。当日はプール内のボールの量が少なく、監視員も不在だった。
⇨対策)ボールの量はどれ位か、飛び降りても大丈夫か事前に一緒に確認して注意を促す。
事例3)ボールプールのふちが硬くて頭をぶつけてたんこぶができた。
⇨対策)硬い場所やぶつけてケガをしそうな部分がないか、事前に一緒に確認する。
事例)滑り台つきのボールプールで遊んでいて、上から小学生の子が足を滑らせて子どもの足の上に落ちてきて、骨折した。
⇨対策)高い所の真下で遊ばないように注意しておく。
事例4)プール内で寝転んでいたら、気付かず他の子に踏まれた。
⇨対策)全身で埋もれて遊ぶのがボールプールの良さでもあるので難しいところですが、寝転がってしばらく動かないのは危険。一定時間が過ぎたらなるべく動く。
公共の施設のボールプールは滑り台つきや階段つきが多く、規模が大きいので、ケガも家庭より多くなっています。大きな遊具は楽しい分、どうしても危険がつきものです。
完全に事故を防ぐのは難しいですが、できる対策として、危険なところはないか、事前にお子さんと一緒にボールプール内を確認して注意を促すことが大切です。
特に月齢の小さなお子さんは、大きな子との接触事故もあるので、なるべく端の方で楽しみ、目を離さないようにしましょう。
公共の場でのボールプールのNGマナーって?
ボールプール内での子どもの単独事故も心配ですが、他のお子さんにケガをさせてしまうのも心配ですよね。
自分の子も他の子も安心して遊べるように、ボールプール内のNGマナーを覚えておきましょう。
ボールプールの中のボールを人に向かって思いきり投げる
ボールプールは思いきりからだを動かすところでもあり、ボールを投げるなというのは難しいと思います。
キャッチボール程度なら問題ないでしょう。ボールプールのボールは柔らかいので大きなケガをする心配もないと思います。
ですが、他の知らない子に向かって思いきり投げるのは危ないのでやめておきましょう。
子育てセンター等にある小さなボールプールでは、みんなで外からプールの中へ一斉に投げる時間を設けて投げるようにしましょう。
注意ポイント 人に向かって投げている子へ注意しにくい場合は、その場所を管理されている方に相談しましょう。
小型ボールプール内のボールを遠くに投げる
これは子育てセンター等の小さいボールプールの場合です。
他の場所で遊んでいる子が投げられたボールに気付かず、ボールの上に乗ってしまい、転倒してしまう危険があります。
ボールプールで小さい子が近くで一緒に遊んでいるのに目を離している
体を動かす場所で大きな子と小さな子が一緒に遊んでいると、どうしてもうまく動けない小さな子がケガをしてしまいます。
大体は小さな子の親が側にいることが多いですが、小さな子が近くで一緒に遊んでいる場合は、大きな子の親も目を離さず、危険な行動には注意しましょう。
小さいボールプールに親も一緒に入る
小さいボールプールに親御さんも一緒に入ってしまうと、他の子が遊べなくなってしまいます。
気になる気持ちは分かりますが、一緒に入るのは誰もいない時だけにするか、小さなプールの場合は外から見守ってあげるようにしましょう。
運動神経の発達を促すボールプールの効果
自分の子には運動神経の良い子になって欲しいですよね。そんな親御さんにボールプールはおすすめです。
子どもの発達には、五感の中でも特に「触覚」が重要です。ボールプールは手から足の指先まで全身の「触覚」が刺激されることで、脳に良い効果をもたらし運動神経の発達を促してくれます。
ボール遊びは、指先でボールを掴み感覚を覚え、投げることで距離感を掴みます。ボールの動きを予想する空間認識能力も鍛えることができます。
そもそも子どもの運動神経は脳の神経系統の発達により左右されます。神経系統の発達は3歳までに【80%】ができあがるのです。
これを知ると、幼い頃からなるべくボールに触れる機会を増やしてあげたくなりますね。
ボールプールでは他にもこんな遊び方ができます。
色集めごっこ 「青だけ集めて~」「赤はこっちの箱に入れてね~」という具合に、指示された色を、目で探して見つけ、手でそれを掴み、箱へ入れる、という一連の動作によって、脳と目と手の連動した発達を促します。
おみせ屋さんごっこ 「ボール屋さん、赤いボールを1つと、青いボールを2つください」という具合に色や数を指定して注文することで、数字と色を覚えていきます。
ボールで的当て 段ボール箱やゴミ箱を的にしてボールを投げます。距離感を掴み、空間認識能力を高めます。慣れてきたら、的の大きさを小さくしたり、距離を長くしたりすると難易度が上がって楽しめますね。
ボールプールの選び方3タイプをご紹介
ボールプールの対象年齢は多くが1歳以上ですが、6ヶ月以上を対象としたものも売られています。大体お座りができるようになった頃から楽しめそうですね。
ボールプールの形は大きく分けて3つあります。
プールタイプ
引用 Amazon
側面が低く、屋根がついていないタイプです。遊んでいる様子に目が届きやすいのが魅力です。
こちらは月齢の低い子向けで、赤ちゃんのサークル代わりにもなります。大きくなると、遊んでいるうちにボールがこぼれてしまい、片付けが大変になってしまうこともあるかもしれません。
テントタイプ
引用 Amazon
壁と屋根がついたボールプールです。ボールプールとしての利用はもちろん、大きくなったらおままごとをしたり、秘密基地にしたり、幅広く使うことができます。
月齢の高い子向けとも言えるでしょう。高さがあるので、圧迫感が出ないか事前に測っておきましょう。
トンネル付きタイプ
引用 Amazon
大体の商品はトンネルとプール部分が取り外し可能です。トンネルをくぐるのは全身運動になるので発達にも良いでしょう。しかし全て広げるとかなりサイズが大きいものが多いので、事前にサイズをよく確認しましょう。
ボールプールの相場は大きさや質にもよりますがボール付きで大体5千円前後で、1万円出せばかなり良いものが買えます。
例えば、主婦の味方!西松屋では、このようなテントハウスが2,033円(税込)で売られています。
引用 西松屋
ボールは100個で1,043円(税込)です。
引用 西松屋
合計しても、3,076円(税込)なので、リーズナブルですね!
ボールプール購入時のチェックポイント
なんていう声もありますね。そんな方は実家に置いてもらうのもオススメです。結婚して家を出て実家の部屋が余っているなんて方も多いのでは。我が家は正にそうです!
大きなボールプールは特別感があり、滞在中はずっとボールプールで遊んでくれるので、おじいちゃんやおばあちゃんの負担も減り大助かりしてます!
ちなみに…ボールプールのボールやプールの処分方法は各自治体によって異なるので、自分の区域の分別方法を確認してくださいね♪
ボールプールって危ないの?事故対策とマナーを知って楽しく遊ぼう!のまとめ
ボールプールは子どもの運動神経の発達にとても効果的です。
おみせ屋さんなどのごっこ遊びを取り入れれば知育道具にも早変わり。
事故対策をしっかりして、マナーを守り楽しく遊びましょう♪