毎日部活に勉強にと、一生懸命励まれる学生の皆様、お疲れ様です!
でも学校の試験の日が近づいてくると、正直部活より勉強したいなと思うことありますよね!
勉強するために部活を休んでもいいのかな?!
そんなモヤモヤしたお悩みを解決する方法をご紹介します。
部活を休む理由に『勉強』はアリです!
結論から申し上げますと、部活を休む理由として『勉強』はアリです!
勉強をするために部活を休んでいいのか悩んでいる方は、おそらく日頃から両方とも熱心に取り組んでいる、素晴らしい学生さんなのだと思います。
どちらもどうでも良かったら、そもそも今この記事に目を通していませんよね!
まずは部活も勉強も大切にしていて、真剣に向き合おうとする、そんな自分自身を認めてあげて下さい!
それでも人生にはどちらかを優先しなければならない時が出てきますし、それを決めるのは他の誰でもない自分自身です。
もうすぐ試験だから勉強しなくちゃと思うんだよね~!部活、休んでもいいのかな!?
モヤモヤしますよね!
部活を休む理由に勉強がアリだ思われる理由2つ
でも大丈夫!勉強をしたいという理由で部活を休んでもいいんです!
それではその理由を2つお伝え致します。
だって「学生」だもの
だって「学生」だもの。
シンプルに言わせて頂くと、そういうことです。
もちろん、部活も学校生活において大切な活動には違いありませんが、
学校生活の主たる目的は『勉強』です!
その勉強のために、部活を休むことは決して間違いではないのです。
ましてや受験も控えているようであれば、自分の一生にもかかわることです。
将来の自分のために、今自分がとるべき行動はなんなのか。
他人が決めるのではなく、自分の人生は自分で決めていかなくてはいけません。
まずは自分がどうしたいのか、よく考えてみましょう。
学業あってこその「部活」だから
じゃあ逆に、なんで学校で部活なんてやってるんだろう?
ということで、部活の目的について調べました。
第1章 総則
第5 学校運営上の留意事項
1 教育課程の改善と学校評価、教育課程外の活動との連携等
ウ 教育課程外の学校教育活動と教育課程の関連が図られるように留意するものとする。
特に、生徒の自主的,自発的な参加により行われる部活動については,
スポーツや文化,科学等に親しませ,学習意欲の向上や責任感,
連帯感の涵養等,学校教育が目指す資質・能力の育成に資するものであり,
学校教育の一環として,教育課程との関連が図られるよう留意すること。
引用: 文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年度公示)』
※ちなみに『涵養』は「かんよう」と読み、「無理をしないでゆっくり養い育てること」という意味です。
ちょっと長くて難しい文章を引用しましたが、要するにスポーツや文化、科学といった学校の勉強以外の活動をすることで、
仲間との連帯感や学校での学習意欲も高めていきましょう!
といった内容です。
つまり部活の目的とは、
学業あってこその活動!
といっても良いのではないでしょうか。
勉強しないで部活ばかりだと本末転倒になっちゃうのかも?!
部活を休む理由が勉強だけどモヤモヤしてしまう理由
じゃあやっぱり勉強のためなら部活休んじゃってもOKだ〜!
と、思えそうなものなのですが、そう簡単に割り切れる問題ではないから悩んでいるんですよね。
どうして部活を休む事にモヤモヤしてしまうのでしょう。
部活を休むと仲間に迷惑がかかるから
いくつか理由はあると思いますが、実際に同世代の方のお悩みとそれに対する回答を一緒に見てみましょう。
【テスト勉強で部活休むのはアリ?】 私が入っている部活は、春休みも毎日練習があってテスト勉強が全くできていません。 なので、前日くらいは勉強をしようと思っていたのですが、前日にも部活が入ってしまいました。 新中3の受験生なのでなるべく良い点を取らなくてはと思い、休む事にしましたが、 顧問の先生は欠席には厳しいので休んで良いのかが分からなくなりました。 春休みはほぼ休まずに部活に出ていましたが、やはり休んでしまうと迷惑がかかるでしょうか。 そして、部活より勉強を優先する人なんだなと思われてしまいますか?
うーん、その気持ちよくわかります。
特に団体競技など運動系の部活をやっている方や、
または文化系でも吹奏楽部など、仲間と協力して活動する部活をされている方に、多いお悩みではないでしょうか。
部活の仲間と同じ目標に向かって練習したり、お互いを高め合っていく事で得られる経験は、
まさに学校の勉強だけでは得られないものです。
社会性やチームワークを学ぶためにも重要な活動といっていいでしょう。
だからこそできる限り仲間との練習時間を重ね、一丸となって目標達成に向かっていきたいですよね!
そんな中、自分が勉強したいという理由で練習を休むと、
少なからず仲間に迷惑がかかってしまうことは避けられない事実でしょう。
だからこそ勉強を理由に休んでいいものか悩んでしまうのです。
ちなみに、こちらの質問に対してこんな意見が見られました。
肯定派
【別に休んでしまってもいいのでは…?】 こんちは、あるいはこんばんわ! 学生の本文は勉学と言う人もいるので別に勉強のためたら休んでしまってもいいですよ! しかも中3なら受験も近づいてくるので、早めに勉強したほうがいいと兄が言ってましたよ! 顧問の先生も勉強のためと言われたら、ダメだといえないと思うし、迷惑はかからないと思いますよ! それで「勉強より部活優先しろ!」とか言われたらその先生終わってますね そんなに休みにくかったら親とか他の先生に相談してみては? それに部活より勉強を優先する人でなにが悪いんだ! 全然それでいい、むしろ受験生であるのなら部活より勉強を優先しないといけないと思います! 受験頑張ってください!!
他にも勉強のために休むのがダメだと言われたら「人生かかっているんで」と言えばいいなんて意見もありました。
そのとおりだと思います。人生を左右する大切な受験が控えているのならなおのこと、
勉強を優先することは間違いではないです。
顧問の先生に話しづらければ、親や他の話しやすい先生に相談してもいいですよね!
一方で否定派の意見も見てみましょう。
否定派
【なしだと思う。】 (。・ω・)ノ゙ コンチャ♪おおさんよろしくお願いします! 私はダメだと思います。(塾ならいいと思います)他の人だって勉強したい人だっているし、 迷惑がかかるとかかからないの問題ではないのでは?と思いました。 部活はもうすぐで引退だと思うのでそれまで全力で頑張り、 楽しんだ方がいいと思います!受験勉強頑張ってください! (* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
否定派の中には「テスト勉強を理由に休むのは、部活をさぼったのと同じ部類に入ると思います。」
といった厳しい考えの人も。
色々な考えの人がいるので、勉強を理由に部活を休むことに対して否定的に感じる人がいて当然かもしれません。
自分が勉強を優先したいと思うのと同じくらい、逆に部活を優先したいと思う人がいて、その考えも間違いではありませんよね!
やはり自分自身が何を優先したいのかがポイントになってくると思います。
部活を休むと仲間と差がついてしまうから
または運動系文化系に関わらず、個人での活動が主体となる部活であっても、
休むことで仲間と実力の差がついてしまうことに不安を感じる人もいるのではないでしょうか。
自分が休んでいる間に、ライバルのほうが上達していたら、ちょっとショックだなー
自分が勉強のために部活を休んでいる間に、ライバルは練習を重ね、
自分よりも実力を身に付けてしまっているのかもしれないと思うと、焦りの気持ちもでてきてしまいますよね。
こちらも勉強のために部活を休んでいいのか悩んでしまう理由の1つかもしれません。
勉強のために部活を休んでいいことはわかってきたけど、やっぱり部活を休むのは簡単じゃないなー!
そうですよね。
それではこのお悩みを具体的に解決するちょっとしたコツをお伝えします。
部活も勉強も両立を目指してみよう!-『ながら勉強』のオススメ-
勉強のために部活を休むことで、どうしてもモヤモヤした悩みが解消されないのであれば、
少し大変ですが腹をくくって両立を目指してみるのもありだと思います。
そもそも部活を休んで勉強したいと考えていたのですから、それくらい忙しくて勉強する時間がなかったということですよね。
そんな時はスキマ時間を有効活用した『ながら勉強』がおすすめです!
勉強って、実は少しずつでも毎日の積み重ねが功を奏したりする場合もありますよ!
移動しながら
もし通学時に公共交通機関などに乗る時間があるのであれば、その時間を有効活用しましょう!
既にされている方も多いかもしれませんが、今の時代だとスマホの動画などを見ながら、勉強することもできますよね!
覚えるのが苦手な暗記物などはこの移動時間を利用するのが最適です!
逆に移動中に暗記物をするのであれば、家では新しい問題に挑戦するなど、
場所によって取り組む勉強の内容を変えてみると効率がよいでしょう。
自主練しながら
もしかすると試験勉強のために、部活の練習を休む選択をする方もいるかもしれません。
その分自主練もしながら勉強しちゃうのはどうでしょうか!
部活は休むけど、その間自分自身のスキルを維持しておけば練習に戻ってもブランクはあまり感じず、周りにも迷惑をかけずに済むかもしれません。
先ほどの移動中の学習方法と同じにはなりますが、ランニングや筋トレしながらスマホを利用して英単語を覚えてみるなど。
部活動の内容によってはできない方法かもしれませんが(吹奏楽部など音楽系の部活をされてる方は無理かもしれませんね)
どんな時間であれ利用してやるくらいの気持ちでやってみるといいかもしれません!
私の体験談① 私は受験生の頃、自分の部屋の目につくありとあらゆるところに、暗記物を書いた紙を貼っていました。 腹筋を鍛えながら暗記! テレビを見ながら暗記! これがどこまで効率が良かったのかは不明ですが、一応志望校に合格できました。 自分の部屋を飛び越えて、家のトイレにも暗記物を書いた紙を貼っていたので、家族も一緒になって覚えてしまっていました(笑)
お風呂に入りながら
これもあまりお行儀のいい方法ではないかもしれませんね。
でもこのお風呂タイムを利用した学習、結構有効です(あくまで私個人の感想です)
まず密室で一人きりになれるので、集中力がアップします。
そこにジッパー付きの袋などにスマホを入れて、受験勉強用のサイトやアプリを使って勉強したり、
使い古してちょっとくらいお風呂の水蒸気でヨレヨレになっても支障のない参考書などを持ち込んで勉強するのもアリです!
(スマホにせよ、参考書にせよ、お風呂への水没には十分に気をつけて下さい!)
むしろお風呂で勉強用の耐水性のある素材で作られた参考書もあるようなので、お風呂専用として用意してもいいかもしれません!
コレがおすすめ
風呂で覚える古文文法[改訂新装版] (風呂で覚えるシリーズ[新装版]) 引用: Amazon 画像は古文文法のものですが、この他に英単語、英熟語や日本史、世界史、そして化学など他のシリーズもありますので是非利用してみて下さいね!
さて、いざお風呂で勉強に集中していると知らぬ間に30分以上入浴していることがあります。
すると程よく良い汗をかくことができます。
勉強しながらデトックスもできちゃうなんて、一石二鳥です!
私の体験談② 私は大人になって仕事と育児家事に追われながら、このお風呂学習方法で、国家資格を一発取得しました。 今はながら勉強のツールが充実していて、過去問を勉強できるアプリがあったり、 YouTubeで講師の先生の解説が無料で聞けたりするので、参考書と問題集を1冊ずつ用意するだけで勉強できました。 料理や掃除をしながら耳で覚える勉強も効果があったと思います。 とにかく使える時間は使えとばかりにあらゆる場面で勉強することを意識しました。
勉強には様々な方法があります。色々な方法を試して自分に合った方法を見つけ出して下さいね!
勉強のために部活を辞める選択肢もアリ!
無理をしないこと
スキマ時間を使った、ながら勉強を推奨させていただきましたが、それすらも難しい状況があるかもしれません。
正直なところ、部活で遅い時間までハードな練習をして、帰宅後に勉強なんて体力が持つかどうかも不安ですよね。
場合によっては部活も勉強も両方とも中途半端な結果に終わってしまう可能性もあります。
そんなときは無理をせず思い切って部活を辞めるというのも、一つの選択肢としてあっていいと思います。
勉強一本にしぼって打ち込むことも大変素晴らしいことです。
よく考えてから決めること
ただし、勉強のためと思っていざ部活を辞めてみたものの、逆に勉強しなくなる場合もあります。
部活をしていた時間が丸々空きます。
人間、なかなか理想どおりに事を進められないこともあるもので、時間が沢山できたから勉強もするけど、少し遊んでもいいよね!
といった、思考に傾く可能性もあります。
もちろん気分転換も必要ですから、遊ぶ時間があってもいいと思います。
しかし、なんのために部活をやめたのかを忘れないで下さい。
勉強のため仕方がなかったとはいえ、自分が部活を辞めたことで、特に団体で活動していた場合、
多少なりとも迷惑をかけたことは事実なのです。
部活をするといった自分自身の経験、そして部活の仲間との貴重な時間を捨てて選んだ道です。
もし勉強のために部活を辞める決断をしたのであれば、相応の覚悟を持って勉強に取り組む必要があるでしょう。
部活を休む理由に勉強ってアリ?!悩みを解決するコツ紹介します!-まとめ-
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部活を休む理由が勉強はアリ。まずはどちらも真剣に考えている自分を認めてあげよう。
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部活を勉強のために休んでもいい理由は、学生の本分である勉強を優先することは間違いではないから。
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部活を勉強のために休んでいいとわかっても悩んでしまう一因は、部活仲間との関係性や自分自身の実力低下が気になるから。
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部活も勉強もどちらも諦めたくない場合は、スキマ時間を使った『ながら勉強』もオススメ。
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部活を辞めて勉強に専念することを決めた場合は、それ相応の覚悟を持つこと。
今回は部活休む理由として勉強はアリなのか?!といったお悩みについてお伝えしました。
部活も勉強もどちらも学生時代の今だからできる貴重な経験に違いありません。
どちらかを優先しなければならない状況に出くわした時には、
今の自分にとって何が大切なのかをよく考えてみて下さい。
よく考えて答えが出たのであれば、他人の意見に振り回される必要はないと思います。
自分自身でたくさん悩んで決め、大いに努力できたのであれば、もし良い結果に繋がらなかった場合でも後悔は少なくすむはずです。
そして努力したことは、必ず大人になっても自分の自信に繋がりますので、諦めずに頑張って下さいね!