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ブルーチーズは体に悪いって思ってない?その魅力を徹底的に検証

ブルーチーズを食べたことがありますか?スーパーでも置いていますし、お洒落なバルで出てきそうなイメージもありますよね。

しかし、あの青カビが苦手で食べられない!という人も多いのではないでしょうか。

私も何度か食べたことはあるんですが、その匂いや風味が独特さに最初は驚きました。

そもそも「青カビ」なのに体に悪くないの?と心配があるでしょう。

子どもの頃は、大人がブルーチーズを食べているのを見て、カビが生えたものを食べるなんて!?と信じられない目で見ていました。

そんな躊躇してしまいがちなブルーチーズですが、実は体に悪いどころか、とっても体に良い食品なんです!

そして、その効能を知れば、あなたも今日から食べたくなるはず。

食わず嫌いや苦手意識を持っている人に「ブルーチーズ」の魅力についてお伝えしていきます!!

 

 

ブルーチーズが体に悪いはウソ!体に良い根拠4つ

冒頭で書いたように、ブルーチーズは体に悪くありません!

ブルーチーズが体に良い点はなんと4つもあるんです。それぞれの特徴を挙げて、ブルーチーズの魅力に迫っていきましょう。

 

血管の若返りに効く「LTP(ラトトリペプチド)」が含まれる

まず1つ目は、血管の若返り効果が期待されること。このLTPは、血管の硬化を防ぐ作用があるとされています。

「カルピス乳酸」の研究によって発見され、血圧の上昇を阻害させたり、血管内皮機能を改善などにも働きがあることが分かりました。

アミノ酸が3つ連なったたもので、血管内皮細胞を正常に保って末梢血管を開き、そのことによって血圧が下がるとされています。

また、LTPと有酸素運動と組み合わせると、脳が活性化され、認知症の予防にも効果的だという報告もされているんです!!

若返りだけでなく、認知症予防にまで効果があるという、これを聞くだけでもブルーチーズが食べたくなってきますね。

 

パルミチン酸でアンチエイジング

このパルミチン酸は抗酸化作用が高く、アンチエイジングに効果があるとされています。

なんとパルミチン酸はビタミンAを安定させることができるんです。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保ち、細胞の分化を促します。

細胞の分化が促されることで、お肌のターンオーバーも活性化され、シミやシワ予防に繋がります。アンチエイジングを目的とした化粧品にも使われているということで、これを摂取しない手はないですね!

また、肌だけでなく体中の活性化が期待されるので、免疫力の向上にも効果的です。

ブルーチーズを食べ、免疫力やお肌の若返りも期待できる万能な成分をぜひ取り入れてみたいところ。

 

世界三大ブルーチーズ「ロックフォール」の効能は心臓血管の健康維持

この「ロックフォール」というブルーチーズは、他のブルーチーズにはない効能があります!その効能とは、心臓血管の健康が維持できるということです。

実はロックフォールにしか生えていない青カビがあり、それが他の菌類と結びつきます。そのことによって心臓の血管の健康が維持できるというわけです

日本人の6~7人が心臓病で亡くなっているのが現状です少しでも心臓病のリスクを抑えるためにも、この「ロックフォール」を食べたいですね!

 

血糖値の上昇を抑制・コレステロールを下げる

スーパーなどを見ていると、「コレステロール値を下げる」と銘打った商品をよく見かけます。コレステロールが気になる方も少なくはないでしょう。

特に女性ホルモンの関係で、女性は50代頃からコレステロール値が一気に上がってしまうので、気を付けたいところですよね。

体内に糖が蓄積されると肥満に繋がります。そして肥満がコレステロール値の上昇を招くんです。

しかしチーズのような低GI食品を摂取すると、食後の血糖値が緩やかに上昇するため、体内の糖が効率的に消化されます。

また、ブルーチーズに含まれている脂肪は消化しやすいように変質しており、他のチーズに比べると体に蓄積しにくいようになっています。

コレステロールが気になる人も、これからに備えて健康管理をしたい人も、ぜひこの効能に期待したいですね!

 

 

ブルーチーズの”青カビ”は食べても問題なし!!

そうは言っても、ブルーチーズってカビが生えているんでしょ?体に害はないの?なんて思う人もいるのではないでしょうか

しかし、ブルーチーズのカビは安全性の高いものになっています。

ブルーチーズに生えているカビは、「ペニシリウム・ロックフォルティ」と呼ばれるもの。また同様に「ペニシリウム・グラーカム」というのもブルーチーズに使われる青カビです。

この2種類を使ってすべてのブルーチーズは作られています。これらのカビは適切な管理のもと繁殖している場合に限り、人体に害を与えることはありません。

しかし、カビの一種ではあるため、きちんとした知識のもと食べたいところですよね。では、ブルーチーズを食べるには何に注意するべきなのか、見ていきましょう。

 

 

ブルーチーズを食べるには保存方法に注意!!

ブルーチーズに生えているカビも、もとは人体に与える害が全くないというわけではありません。

しかし、なぜブルーチーズの青カビが食べられるのかというと、チーズが「適切な温度と湿度のもとで熟成されるから」です。

この管理された環境では、毒性のある物質が分解されてしまうため、ブルーチーズの青カビが食べられるようになるのです。

ですが、保存方法を間違えると、他の種類のカビが繁殖してしまうことがあります。白カビや赤カビといったカビは人体に悪影響を及ぼすため、要注意です!!

ブルーチーズに元々生えているカビ以外は食べてはいけません。では、どのように保存すれば良いかというと、

・買ってきたらすぐに「冷蔵庫」で保存

・開封後は密閉して保存

・開封前10日~2週間程が賞味期限だが、他のチーズに比べ賞味期限が短いため、早めに食べる

 

これらの点に気をつけることが大切です。密閉するのはオーブンペーパーやアルミホイルを巻き、容器や袋に入れると良いでしょう。サランラップを巻くときは、2~3日で交換することをオススメします!!

また、賞味期限内に食べるために「食べられる量だけこまめに買う」ということが大切ですね。

 

あとから生えてしまったカビは加熱しても食べられない

そしてもう1つ注意しておきたいのは、あとからカビが生えてしまった場合のこと。加熱すれば食べられるんじゃないの?という声もありますが、あとから生えたカビを加熱しても食べてはいけません。

たしかにカビ類は熱に弱く、害がなくなるように思えますが、中にはカビ毒と呼ばれる危険なカビも存在します。

カビ毒は熱処理しても分解されず、摂取してしまうと、食中毒などの健康に害を与える可能性があります。また、カビが生えた部分だけ削って食べるというのも避けてください。

せっかく買ってきたのにもったいない、と思われるかもしれません。しかし、カビが繁殖すると細かい菌糸が内部にまで浸出しているため、目に見えなくてもカビを摂取してしまいかねません。

そのため、見える部分だけ切り取って食べるというのも、危険な行為なのです。ですが、ブルーチーズの青カビが増えてしまった場合は、食べても問題ありません。

青カビが増えるとともに、ブルーチーズの独特な風味や香りは増えるので、通な方にはむしろ好まれそうですね。

 

ブルーチーズをこんな人は食べないで!!

ブルーチーズに使われるカビは、たしかに安全性の高いものです。しかし、カビに対してアレルギーを持っている方は注意が必要です。

ブルーチーズのカビを摂取することで、咳が出たり発疹が出たりするなど、アレルギー症状を引き起こす恐れがあります。

症状の程度は人によりますが、カビアレルギーをお持ちの方は避ける方が良いでしょう。

 

 

ブルーチーズは産地や種類で選ぶ

ブルーチーズにも多くの種類があります。スーパーなどで色んな種類のブルーチーズを見るけど、どれを選んだら良いかわからない。

そんな方に知ってもらいたいのが、ブルーチーズの産地や種類で選ぶと良いということ。それぞれ特徴があるので選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

ロックフォール(フランス)の特徴

引用  amazon

  • 羊乳由来で癖がある
  • フランス南部のロックフォール・シュール・スールゾン村が原産地
  • 個性のある味わいで塩味が強く、特にブルーチーズ好きに好まれる
  • 口の中でほどける食感
  • ワインとの相性が特に良い

 

ゴルゴンゾーラ(イタリア)

引用 amazon

  • ドルチェとピカンテの2種類がある
  • イタリアのゴルゴンゾーラ村が原産地
  • ドルチェは塩気が比較的弱く、ねっとりした質感
  • ピカンテは塩気が強く、水分が少ない
  • ブルーチーズ初心者には、マイルドでミルク感の残るドルチェがオススメ
  • ピカンテはブルーチーズ上級者向け

 

スティルトン(イギリス)

引用 amazon

  • ドルチェよりは塩気がある
  • 指定された3州で生産されている
  • 低温殺菌された牛乳が使用されているなど、生産には厳密な規格がある
  • ミルク感や甘さがあり、青カビの癖が少ない
  • ドルチェでブルーチーズを好きになった人にオススメ!!

 

国産のブルーチーズ

引用 amazon

  • 種類は少なめ
  • まろやかで塩味が弱く食べやすい!!
  • 小さめのサイズも多いため、食べきれるか不安の人でも安心!
  • ミルク感が強くマイルド

これらの特徴を参考に、自分の好みに合ったブルーチーズを見つけるのも楽しそうですね。

 

 

クセがあるからこそ、アレンジでより美味しく食べる!!

塩味の強さや風味は独特ですが、その分ハマる人も多いブルーチーズ。1日の摂取する目安の量は30グラム程度。食べ過ぎには注意したいところ。

ブルーチーズが既に好きな方も、少しブルーチーズに興味が出てきた人にも知ってもらいたい、ブルーチーズのアレンジ方法を見ていきましょう。

 

はちみつやジャムと一緒に

ブルーチーズには塩気と相性の良い「はちみつ」や「ジャム」と食べると、まろやかさが出て味わい深いものになります。クセの強いブルーチーズにもよく合うのでオススメです。

 

フルーツやドライイチジクや一緒に

フルーツの甘酸っぱさが塩味のあるブルーチーズとよく合うんです。

また、フルーツは桃や洋梨、ブドウなどと食べるがオススメですし、ドライイチジクなどのような干した果物との相性も抜群です!

 

ブルーチーズを加熱して食べる

ブルーチーズは加熱調理して食べても美味しいですよ。あの独特な風味が加熱することで、深い味わいに変わります。

特にピザやグラタンによく合います!!ピザには上記にもある通り、ブルーチーズとはちみつをかけて食べると美味しそうですね。

 

赤ワインや日本酒のおつまみに

赤ワインは果実味の強いものを、日本酒は熟成し米のうまみが出ているものとよく合います。

塩気の強いブルーチーズがまろやかになる組み合わせですので、ぜひお試しください。

 

アメリカの精神科医の研究によると、人間の脳は「脂質+糖質」が組み合わされた食べ物を、美味しいと感じるようにできています。

そのため、ブルーチーズの脂質と、糖質となるものを組み合わせると美味しく食べられるというわけです。

この黄金の組み合わせを参考に、ブルーチーズを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

ブルーチーズは体に悪いって思ってない?その魅力を徹底的に検証のまとめ

ここまでブルーチーズは、たくさんの魅力があることをお伝えしてきました。押さえておきたいポイントは

  • LTP(ラトトリペプチド)が血管の若返りと認知症予防に効果的!!
  • パルミチン酸によってアンチエイジングや免疫力の向上が見込める
  • 「ロックフォール」を食べると、心臓血管の健康が維持できる
  • 血糖値の上昇を抑制・コレステロールを下げる効果がある
  • ブルーチーズは保存方法に注意し、賞味期限内に食べること
  • あとから生えたカビは加熱しても食べてはいけない
  • カビアレルギーの人は食べないようにしましょう!!
  • ブルーチーズは産地や種類で選び、初心者はゴルゴンゾーラ(ドルチェ)がオススメ!!
  • 組み合わせを工夫すると、より美味しく食べられる

こうした体に良いという効果だけではなく、工夫次第でより美味しく楽しめるというのも、ブルーチーズの魅力ですね!!

香りや風味は独特ではあるものの、選ぶ種類を考えたり、おいしい組み合わせを考えるのも楽しそうですよね。

ですが保存方法など注意すべき点はあるので、正しい知識を持って食べるということが必要です。

美味しく体にも良いブルーチーズ。そんな魅力いっぱいの食品を、あなたも取り入れてみてはいかがでしょうか。