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デジタルデトックスの効果とは?経験者が勧める今すぐできる方法も!

突然ですが、

この記事を読み始めるまでに、どれくらいの間そのパソコンやスマホの画面を見ていましたか?

 

ネットを開いてすぐ、この記事を読み始めてくれた方、ありがとうございます。

でも、きっと多くの方は、この記事を読む前にも数分以上、同じ画面で他のことを調べたり、ゲームをしたり、SNSを見ていたのではないでしょうか。

 

私たちの生活にネットが不可欠となるにつれ、デジタル端末の長時間使用による心身への悪影響が心配されるようになりました。

 

この記事では、そんな現代のネット社会におけるデジタルデトックスの重要性とその効果、私自身の体験談を含む実践方法を解説しています。

ぜひ、この記事を読んで、心身ともに健康を保ちながらデジタル端末と上手に付き合ってくださいね。

 

 

デジタルデトックスの効果とは?

デジタルデトックスとはどんな風に行えば良いでしょうか?

 

デジタルデトックスとは

 

デジタルデトックスとは、パソコンやスマホなどのデジタル端末に触れない時間を意図的につくり、インターネット上の様々な情報から距離を置くことです。

 

総務省が実施した令和4年通信利用動向調査によると、6歳から80歳までの日本人のうち、何らかのモバイル端末を保有している割合は85.6%だそうです。

また、過去1年間にインターネットを利用したことがある人の82.8%が、毎日少なくとも1回はインターネットを利用していると回答しています。

 

確かに、何か知りたいことがあるときは、まずインターネットで調べることが当たり前になっていますよね。

 

パソコンやスマホがあれば、世界中の様々な情報が気軽に手に入り、どんなに離れた場所にいる家族や友人とも瞬時に情報をシェアしたり、一緒にゲームしたりすることだってできます。

 

ですが、こうして生活が便利になった一方で、最近ではネット依存の危険性も危惧されています。

コロナ禍を経て、パソコンやスマホの使用時間はさらに増えました。

以前よりも強い肩こりや眼精疲労を感じたり、SNS上でのコミュニケーションにストレスを感じるようになったりしている方も多いのではないでしょうか。

 

デジタルデトックスは、こうした心身の不調の改善に効果が期待できます。

スマホを始めとするデジタル端末が生活必需品となった今、デジタルデトックスの必要性は大きく注目されています。

 

あなたも予備軍かも!?ネット依存の危険性

電車に乗っていると、乗客全員がスマホの小さな画面を凝視している、という光景をよく見かけませんか?

 

特に目的があるわけではないのにパソコンやスマホをずっと触ってしまう、外出時にスマホを忘れると落ち着かないという人は、ネット依存に陥っているかもしれません。

 

「やめようと思ってもやめられない」のが依存の状態。

ネット依存は、「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」などと同様、心身に様々な問題を引き起こします。

 

目・首など身体への影響

パソコンやスマホを利用する際、ずっと同じ姿勢になっていることが多いはずです。

特にスマホ使用時は、うつむいて小さな画面を見ることが多いので、 「スマホ首」とも言われる「ストレートネック」の方が増えています。

また、長時間ディスプレイを見ていると、眼精疲労や視力低下にも繋がります。

 

睡眠への影響

寝る前、なんとなくスマホをチェックしていたら、さっきまでの眠気がどこかに消えてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

パソコンやスマホの画面が発するブルーライトは、太陽光にも含まれています。

そのため、一定時間ブルーライトが目に入ると、脳が日中だと判断し、睡眠を誘発する「メラトニン」というホルモンの分泌を抑制してしまいます。

そうすると、 なかなか寝付けなくなったり、朝起きるのが辛くなったりして、日中の活動にも影響が出てしまいます。

 

精神面への影響

ネット依存に陥ると、ネットができない環境にイライラしたり、不安な気持ちになったりします。自分の気持ちをコントロールしにくいために 怒りっぽくなり、人間関係に影響を及ぼすこともあります。

また、SNSにのめり込むと、 他人と比較して落ち込んだり、現実世界での活動に興味を持てなくなったりして、うつ病などの精神疾患を起こすきっかけにもなると言われています。

長時間のパソコンやスマホの使用が原因で、心の健康を損ねてしまうなんて、本当に怖いですよね。

 

デジタルデトックスのメリット

デジタルデトックスには、具体的にどんなメリットがあるのでしょう。

ここでは、5つの効果について解説します。

 

脳疲労が改善する

目的もなくパソコンやスマホを使い過ぎると、インプット過多となり、脳の情報処理が追いつかなくなります。

この状態を「脳疲労」といいますが、ただ頭を使いすぎている、疲れているだけ、と侮ってはいけません。

脳疲労が深刻化すると、これまで普通にできていたことができなくなったり、物忘れが激しくなったりします。

また、自律神経も乱れるため、身体にも不調が現れることが多いです。

デジタルデトックスは、そんな疲れた脳を大きな情報の海から遠ざけます。

 

処理する情報の量が減ると、脳は休まり、健康な状態を取り戻していくことができます。

 

心身の健康に繋がる

デジタルデトックスを行うと、次から次に流れてくる多大な情報を遮断することができます。

 

心がざわつくネガティブな情報からも距離を置けるので、ストレスや不安の軽減に繋がります。

また、ディスプレイを見るために同じ姿勢をとり続ける時間も減るので、首や肩など身体への負担も小さくなります。

 

睡眠の質が上がる

先ほど、ネット依存は睡眠に悪い影響を与えることを説明しました。

私自身、夜にSNSや動画を見出すと止まらなくなり、気付けば深夜ということを繰り返していたことがあります。

次の日は、1日中スッキリしないまま過ごすことになり、仕事や友人とのコミュニケーションにも軽い支障をきたしていました。

 

特に夜の時間、デジタルデトックスを行うと、睡眠誘発ホルモンのメラトニンが正常に分泌され、自然と睡眠の質が上がります。

 

集中力が上がる

仕事などに取り組んでいるとき、メールやスマホの通知によって集中力が途切れると、元の状態に戻るのに25分かかると言われています。

 

デジタルデトックス中は、不意の通知に邪魔されることがありません。

そのため、高い集中力を維持したまま仕事や勉強に没頭できます。

 

時間を有意義に使える

パソコンやスマホの使用時間が長い人は、何の目的もなく、ただなんとなく動画やSNSを見てしまうことが多いようです。

 

デジタルデトックスでは、この「なんとなく」デジタル端末を使用してしまう時間を、目的をもって行う活動に代えられます。

 

気になるテーマの本を読んでみたり、少し手の込んだ料理をしてみたり。

忙しくて、いつも時間が足りないと思っていたのは、実は幻想だったと気付く方もいるかもしれませんね。

デジタルデトックスで生まれた時間で、どんな活動をするか考えるとわくわくしてきませんか?

 

デジタルデトックスのデメリット

たくさんの嬉しい効果が期待できるデジタルデトックスですが、デメリットがないわけではありません。

実際に行う際にはデメリットも知っておくとよいでしょう。

 

コミュニケーションに支障がでる

デジタルデトックスを実践するうえで、一番気にしておいた方がよい注意点は、コミュニケーションの問題です。

実践中はネット環境を使用しない、もしくは使用できない状態をつくるため、職場や家族から連絡があっても、瞬時にレスポンスすることができません。

 

デジタルデトックスは、重要な連絡を待っているとき、急ぎの仕事が進行中のときなどは避けて取り組むことが無難と言えそうです。

 

やっぱり不便

今や何をするにもパソコンやスマホが頼りの時代です。

ちょっとした調べ物だけでなく、ヨガや料理をするときでさえ、お手本動画を見ながらでないと……という方もいるのではないでしょうか。

 

いきなり長時間のデジタルデトックスを行うと、あまりの不便さに驚いてしまうかもしれません。

それだけ、普段からネットの恩恵を受けているということですが、これはとても良い機会です。

 

ぜひ、ネットを使わずに色々な活動に取り組んでみていただきたいです。

すぐに答えを教えてもらえないからこそ、あなたらしいアイデアも出てくるようになるはずです。

 

 

【難易度別】デジタルデトックスの実践方法

毎日のデスクワークで慢性肩こりと眼精疲労、睡眠障害に悩まされていた私は、これまでに様々な方法でデジタルデトックスを試してきました。

ここでは、私がおすすめしたいデジタルデトックスの実践方法を難易度別に紹介します。

初級者向けは、今日からでも取り組める内容ですよ!

 

【初級者向けネットを使わない時間を決める

 

1日10〜60分程度でよいので、ネットを使わない時間を決めてみましょう。

 

そして、その時間はデジタル端末の電源を切ったり、この後紹介するスマホの設定などを使って、強制的にネットを利用できないようにしてしまいましょう。

 

初めてデジタルデトックスを行うときは、不便さにかなりストレスを感じるものです。
決して無理はせずに、短い時間から取り組んでみてください。

 

慣れてくれば、少しずつ時間を長くすることはそれほど大変ではありません。

 

ちなみに、私の一番のおすすめは、夜寝る前の時間帯!

ですが、仕事のお昼休みの間、通勤の電車の中など、まずはご自身が取り組みやすいと思うところで、実践してみてくださいね。

 

【中級者向けデジタル端末を持たずに出かけてみる

 

長時間でなくても構いません。パソコンやスマホを置いて、散歩や食事に出かけてみましょう。

 

どうしても不安な場合は、電源を切った状態でスマホを鞄に忍ばせても大丈夫です。

これまで目に入らなかった街の景色に気付いたり、レストランでは店員さんと話が弾んだりするかもしれません。

普段よりじっくり五感を使えている気がしたら、デジタルデトックスの実践としては大成功です。

 

【上級者向けネットを使わずに非日常体験を楽しむ

 

短時間のデジタルデトックスに慣れてきたら、1日〜数日間、キャンプや旅行などの非日常的な場所でネットを使わずに過ごしてみましょう。

 

自然の多い場所は電波が入りにくいことも多く、デジタルデトックスにはぴったりです。

また、最近ではホテルや旅館に、デジタルデトックス用のプランが用意されていることもあるようです。本格的にしっかりデジタルデトックスをやってみたい!という方は、利用してみるのも良いでしょう。

長時間のデジタルデトックスを行うときは、事前に大雑把なタイムスケジュールを考えておくと、手持ちぶさたになることが減るのでおすすめです。

 

 

デジタルデトックスにおすすめのツール&グッズ

ここまで、デジタルデトックスの実践方法を紹介してきました。

自力でやるには強い意志が必要そう......と思いますよね。

 

そんな方は必見です!!

デジタルデトックスを実践するのに、使えるツールやグッズがあるので紹介しますね。

私が実際に使っているものもあります。

 

スマホの設定アプリで使用制限

デジタルデトックスの「基本のき」とも言えるような、超簡単かつとても効果的な方法ですが、個人的に、声を大にしておすすめしたいです。

私はiPhoneの設定を使って、23時以降スマホを見ないことを継続できています。

 

iPhoneとAndroidで少し仕様が異なるのですが、それぞれデジタルデトックスに使える設定があるので、説明します。

iPhoneで休止時間を設定する

スマホを使いたくない時間帯を設定できます。その時間はアプリをタップしてもすぐに開くことができません。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「スクリーンタイム」をタップ
  3. 「休止時間」をタップし「スケジュール」をオンにする
  4. 「毎日」または「曜日別に設定」を選択
  5. 開始時刻と終了時刻を入力する

Androidで特定のアプリに使用制限をかける

つい使いすぎてしまうアプリに、1日の使用時間を設定できます。使用時間を超えるとそのアプリは開けなくなります。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップ
  3. 「ダッシュボード」をタップ
  4. 使用を制限したいアプリを選択
  5. 「アプリタイマー」をタップ
  6. 一日に使用できる時間を入力する

 

タイムロッキングコンテナ

スマホを入れたら、設定時間まで開けることができないタイムロッキングコンテナというグッズがあるそうです。

 

引用 株式会社うるおいをプラス公式ホームページ

スマホに限らず、ゲーム機やマンガ、お菓子などを入れてもOK!

物理的に触れることができなくなるので、厳格にデジタルデトックスをしてみたい人、誘惑に負けてしまいがちな人は使ってみると良いかもしれません。

 

Forest

引用 App Store

この記事を書くにあたってリサーチした結果、私もぜひ使ってみたいと思ったアプリです。

 

スマホに触らないことでアプリ内の木が成長するというシンプルな作りなのですが、我慢できずにスマホを触ってしまうと、木が枯れてしまうそうです。

このアプリがあれば、ゲーム感覚で楽しくデジタルデトックスができそうですよね。

 

ブルーライトカット眼鏡

引用 Zoff オンラインストア

仕事でどうしても長時間デジタル端末に触れる必要がある、という方もいるかと思います。

私自身がそうなのですが、デジタルデトックスの時間をつくることに加え、普段からブルーライトカットを意識することで、身体の疲労がかなり溜まりにくくなります。

 

私は、もう3年ほど、ブルーライトを50%程度カットした眼鏡が手放せません。

使い始めたときには、世界が変わった!と思うほど、眼精疲労が改善されたので、まだ使ったことがない人は、ぜひ購入も検討してみてください。

 

 

【体験談】デジタルデトックスを習慣にして分かったこと

私は、コロナ禍が始まった頃、肩こりや眼精疲労、睡眠障害がひどくなり、時々デジタルデトックスをするようになりました。

デジタルデトックスを始めて、最初に分かったことは、それまでいかに頻繁にスマホを気にしていたかということです。

 

私はかなりのネット依存に陥っていたようです。

 

始めたばかりのころはデジタルデトックス中にも、無意識に電源の切られたスマホのホームボタンを10分おきぐらいに押していました(笑)

 

そんな私が、デジタルデトックスの一環として今でも実践しているのは、

習慣

  • 朝、スマホに触る前にその日のToDoなど思いついたことをノートに書き出す
  • 仕事の休憩時間は本を読む
  • 23時以降はデジタル端末に触らない

の3点です。

 

特に23時以降にネットを使わないことが習慣になってからは、夜更かしすることがなくなり、朝もしっかり起きれるようになりました。

日中も眠くならないので、仕事のパフォーマンスが上がったことも実感しています。

肩こりや眼精疲労は完全になくなったわけではありませんが、あまりのしんどさに薬を飲むことはほとんどなくなりました。

 

そして、デジタルデトックスを行って、何より良かったなと思うのは、趣味であるハーブの知見が広がったことです。

 

私は、ネットを使わない時間をできるだけ趣味や楽しみの時間に使うようにしています。

情報はネットの中にたくさんありますが、実際にハーブを育て、紙の本を使って調べ、料理やクラフトで香りや味を楽しむことは、デジタル端末を通してできることではありません。

 

もちろん、今でも疑問がすぐに解消されず、じれったく思うこともあります。

でも、そのことが結果的には私自身の想像力や考える力を育て、趣味の領域でより深い知見を得られています。

 

これは、予想していなかったデジタルデトックスの嬉しい効果でした。

 

 

デジタルデトックスの効果とは?経験者が勧める今すぐできる方法も! まとめ

いかがだったでしょうか。この記事をまとめると、

  • デジタルデトックスは、デジタル端末に触れない時間を意図的につくり、インターネット上の様々な情報から距離を置くこと

 

  • デジタルデトックスの効果① 心身の健康に繋がる 
  • デジタルデトックスの効果② 睡眠の質が上がる
  • デジタルデトックスの効果③ 集中力が上がる
  • デジタルデトックスの効果④ 時間を有意義に使える

 

  • デジタルデトックスの実践方法① ネットを使わない時間を決める
  • デジタルデトックスの実践方法② デジタル端末を持たずに出かけてみる
  • デジタルデトックスの実践方法③ ネットを使わずに非日常体験を楽しむ

 

記事を書くために調査をしていたら、ネット依存の悩みを持つ人はとても多いことが分かりました。

 

普段からパソコンやスマホを利用している方は、ぜひ、記事で紹介したツールやグッズの力も借りて、無理のない範囲でデジタルデトックスを取り入れてみてください。

 

この記事が、みなさんがネットとの距離を快適に保ち、心身ともに健康であり続けることの一助になれば幸いです。