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独学の方法はどうやったらいいのだろう この本はオススメです

勉強というのは、実はお金がかかる。

資格を取るにもお金がかかるし、学校に行こうと思えば当然お金がかかる。

なんとかお金がかからない方法で、学ぶことはできないか?

と言ったことを考えるかたも多いのではないでしょうか。

今回は、山口周氏による、「知的戦闘力を高める独学の技法」をもとに、

どうやって、独学で学びを得ていくかということを考えてみたいと思います。


知的戦闘力を高める独学の技法とは?

2017年に出版された、山口周氏による本になります。

ダイヤモンド社により出版された本ですが、一時期は書店に山のように

積んでありました。結構読まれた方も多いのではないかと思います。

著者の山口周氏はどんな方か?

職業というか本業は外資系のコンサルタントをされています。

1970年東京生まれ

学歴は、なかなか物々しくて、慶應義塾大学部文学部哲学科卒業、

同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。

となっております。

文学系の修士を修められている方ですので、学問については、かなりの

修行をされた方と言っていいと思います。

会社員としては、電通、ボストンコンサルティンググループ等を経て、

コーン・フェリー・ヘイグループに参画。

この、コーン・フェリーというのは、外資系のコンサル会社で、

山口氏は、こちらのコンサルタントということになります。

 

どうも、一般的には、外資系のコンサルタントというのは、海外に留学して

MBA(経営学修士)を取得し、帰国して、コンサルタントになるという

流れが多いようですが、

そういった中で、山口氏が、どのようにMBAを取得せずに外資系のコンサルタントに

なったのか、といったことが、この、「独学の技法」の中には執筆されています。

サブタイトルに「知的戦闘力を高める」とあり、どのように知力を高めていくか

といったことにフォーカスされた本になっています。

独学を「システム」として捉える?

山口氏によると、独学というのは大きく「①戦略」「②インプット」「③抽象化・構造化」

「④ストック」というモジュールを持ったシステムと考えることができるとあります。

重要なのは「覚えること」を目指さないこととあるのですが、この手のノウハウ本では

あまり、見かけることのない考え方です。

そういえば、弁護士さんは、すべての法律を暗記している訳ではありませんし、

現代は、インターネットを中心とした、様々な情報が氾濫しており、知識を覚えることも

もちろん重要なのですが、その膨大な知識というか、知識の詰まった空間を、どのように

使いこなすかということが重要なのかも知れません。

独学を効果的に行うためには何が必要か?

どうも、勉強するとなると、日本人は暗記とか、盲目的なインプットに

直結するような考えを持ちがちなのかと思います。

本書「独学の技法」の中では、まず。

戦略を立てる。言い換えるとどういった方向で学んでいくか考える

ということが重要とされています。同時に、情報が氾濫しているなかで、

何を学ばないかということを真面目に考えることも重要とされています。

別のページにある最強の教訓!世界史に記載のある、歴史に関する

興味深い評価が記載されています。

歴史を学ぶことで、どうして知的戦闘力が高まるのか?

それは歴史がケーススタディの宝庫だからです。

この辺りの記載は、最強の教訓!世界史に記述のある内容と大変似通っています。

合わせて読むと、本当に歴史を学ぶことは大変重要だということを改めて

思い知らされます。

あ、「歴史を学ぶ」ではなく、「歴史に学ぶ」でしたね。そこのところ大変大事です。

「戦略」は粗い方向性を決めるだけでいい

学ぶ戦略を立てるためには、あまり細かい方向性まで決めてしまうのではなく、

大きな方向性のみを決めるだけで良いとされます。

偶然というものも大切にしようという話です。

独学の技法の中には記載はありませんが、スティーブ・ジョブスが大学在学中に

たまたま学んでいた、カリグラフィー(フォントとか書体についての学問)が

後に、i-phoneの開発時に、その習得したデザインがいかんなく発揮され

爆発的なヒットに結びついたのは、ご存知の方も多いでしょう。

読んだ本をどのように自分に身につけるか

世の中、読書家という方は多くいらっしゃいますが、読書量が多い人が

必ずしても成功している訳では無いと思います。

逆に、世間的に成功した方(何を持って成功というかは、難しいところがありますが)は

かなり高い確率で多くの書籍を読んでいると言っていいでしょう。

一角の方になると、本を読むだけではなく、自分で書く、つまり執筆される方も

多くおられるかと思います。

この「独学の技法」の中にも、あるカテゴリーを独学で学ぶとき、対象となるカテゴリーについて

一定レベルの知見を獲得するためには、ある程度までまとまった量の勉強が必要になります。

例えば脳科学について、一定の見通しを持てる程度の定見を学びたいということになると、

最低限でも5冊程度の入門書と、5冊程度の専門書を読み込むことが必要となります。

ということは、なんらかのカテゴリーについて独学をする際に、最低限でも10冊程度の

インプットが必要になります。と記載があります。

そうなんです、どの分野でも、それなりに理解するためには、相当の知識のインプットが

必要になります。

個人的な経験を話すと、本を読むだけではなかなか知識は定着しません。

なんとなく、読んで、書籍が上すべります。

これを防ぐ方法には、3色ボールペンを使うとか、東大読書に記載されている方法を

実践したりするのが効果的でしょう。

以前、ビジネススクールで経験したことですが、その講座の課題図書を出席者全員が

読みます。

そして、章毎にまとめたものを少人数で議論します。

最後に、議論した結果を、全員の前で発表します。

といったことを授業で実施したことがありますが、これは、なかなか効果的でした。

みんなが気になった部分が、より細かく議論されるので、知識が定着しやすいようです。

興味のある方は、ぜひ騙されたと思って実践してみてください。


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