フリーアドレスとは、オフィス内で社員が特定の席をもたないことです。
従来のオフィスのようにパソコンを配置し、固定電話を引いてあるような固定席をもたずその気分で好きな席で座って働くワークスタイルのことです。
その時オフィスにいる人が空いている席を自由に選んで使える働き方です。
働き方改革の一環で注目されて、導入する企業が増えています。
モバイル端末の普及、ペーパーレス化により、決まった場所で働く必要がなくなったこともフリーアドレスの導入の一因になっています。
フリーアドレスを導入することでおこるメリット・デメリットを解説します。
フリーアドレスのメリット2つ!オフィスや仕事にとっていいことがたくさん!
組織や立場を超えたコミュニケーションが誕生する!
フリーアドレスにすることによってセクションやチームのみならず、組織や立場を超えたコミュニケーションが誕生します。
このような環境のなかで、自由に意見交換を行えば、社内のコミュニケーションは必然的に活性化します。
いろんな立場の人とコミュニケーションをとることができて部内の横のつながりを強化することができます。
コミュニケーションが活発になると、新しいアイデアが生まれやすくなりますし、意思決定がスムーズになり、業務スピードがあがることが期待できます。
社員の満足度の向上
フリーアドレスを導入している職場では、その日の仕事内容やスケジュール、一緒に作業する相手を考えて働く場所を選択することができます。
固定化された自席で毎日仕事をしていると、新鮮さを失い、業務がマンネリ化しがちです。
その結果、仕事に対するモチベーション低下や、業務に対する思考ストップの原因になる可能性もあります。
フリーアドレスを導入することで、新鮮な気持ちで業務に打ち込むことができて、新たなアイデアが生まれやすくなります。
日々の状況に応じた最適な行動様式を意識することで、生産性への意識が高まります。
日々変化する業務内容に合わせて、仕事ができ、社員全体の仕事への満足度の向上が期待できます。
フリーアドレスのデメリット2つ!オフィスに導入する場合は注意しよう
フリーアドレス導入で起こる私物収納の課題
フリーアドレスにすることによって私物の持ち運びが大変になります。
固定席があればデスクの上や引き出しの中に必要な道具をおくことができますがフリーアドレスでは自分専用の私物の収納スペースがありません。
毎日ロッカーから私物を持ち運ばなければなりません。
荷物の扱い、バッグの置き位置のセキュリティ面が不安
一般的にフリーアドレスのオフィスに設置されているデスクは、収納スペースがあまり備わってません。
離席する際にパソコンや個人の荷物をそのままにしておくと盗難のリスクが高まります。
社外の人が出入りしても区別が付きにくくなります。
以上のデメリットから私物収納のポイントについて解説します。
私物収納のポイントとは?フリーアドレスに上手く取り入れよう
ルールを決める
フリーアドレスの導入を決定したら、新しい環境に合わせたルール作りをすることがポイントです。
離席するときは次の人がデスクを使用することができるように、自分の私物などはロッカーにしまいデスク上に何もない状態にするというマナーを徹底することが大事です。
普段から私物を減らす工夫をしなければなりませんが、フリーロッカーを設置したり、ネームプレートを用意して活用したりすると、一時的に持ち歩く必要はありません。
一時離席する時は、デスクの一部に貴重品ボックスを設置しておくのも良いルールです。
また、デスク周りにクリーナーやウェットティッシュなどを設置し、離席時に清掃するというルール化することで、デスクを綺麗に保つことができます。
個人用ロッカーとフリーアドレスの間で私物をうまく移動できる便利グッズを活用する
フリーアドレスを導入する企業が増えてきたこともあり、最近ではフリーアドレスに最適化した荷物移動のための便利グッズが多数あります。
- デスク周りの文具や書類などひとまとめにして立てて使えるバッグ
- 収納力抜群のスタンド式ペンケース
- 業務終了後も楽々移動ができる収納キャリーケース
- デスクにカバン用フックとフリーワゴン
- カフェなどによくある鞄を置くカゴ
- PC・マウス・電源ケーブルの他、筆箱や手帳、ノート等を入れることができるモバイルバッグ
このような便利グッズを取り入れることで、フリーアドレスを導入しやすくなり、私物の扱いやバッグの置き位置のセキュリティ面も解決していきます。
フリーアドレスとは?オフィスでの私物収納のポイントをご紹介!のまとめ
フリーアドレスにすることでオフィス全体のチームワークが向上して組織や立場を超えたコミュニケーションが生まれます。
一方で私物のセキュリティ面が不安になりますが個人用ロッカーを上手く活用したり私物を上手く移動できる便利グッズを活用したりするなどルールを徹底することが必要になります。
フリーアドレスでもスムーズに仕事ができるように働き方をサポートするツールを活用していきましょう。