学級目標は、四字熟語や英語、あいうえお作文になっているものなどがあります。
今回は、センスの光る面白い学級目標を調べてみました。
あなたのクラスの学級目標は、どんなものでしたか?思い出しながら、楽しく読んでもらえると嬉しいです!
センスが光る!面白い学級目標5選!
学級目標は、クラスのメンバーや先生の考え方、そのクラスの雰囲気やノリのよさなどが表れます。
その世代ならではの流行りの言葉やフレーズを取り入れたものも多いです。
調べてみると、クスっと笑えるものや、面白さもありながら考えさせられるものもありました。
進撃の巨人のパロディ
講談社から出版されている漫画で、アニメにもなっている進撃の巨人のパロディの学級目標です。
心臓をささげよう ○○魂 進撃の2組 ~EVOLUTION NO1 PRIDE~
引用 けんぱち先生ブログ
アニメや漫画には、たくさんの名言や記憶に残るフレーズがありますよね。
クラスの生徒みんなが巨人となって、等身大の(?)青春を謳歌するようなイメージでしょうか。
あまり具体的な目標とは言えないですが、仲間と一緒に過ごす時間を精一杯楽しみたい!といった、この1年に対する生徒たちのワクワク感が伝わってきますね!
ピクサーの有名映画のパロディ
魅せろ!○○魂! 夢限の彼方へ!さあ行くぞー!
引用 けんぱち先生ブログ
こちらはピクサーの人気映画トイストーリーの主人公ウッディの親友バズライトイヤーの名台詞を使った学級目標です。
全力で青春を謳歌してやる!という意気込みを感じます。
学年の始まりは、これから始まる学校生活や学校行事、新しいことが始まることに対するドキドキとわくわくが入り混じった時期ですよね。
今の自分たちなら何でもできる!いろんなことに挑戦して思い出をたくさん作りたい!そんな生徒たちの思いが見えてきますね。
四字熟語の学級目標
学級目標に四字熟語が使われることはよくあります。
その中でも、珍しく面白くも、これからの1年を充実させたい!という生徒たちの気持ちが込められている四字熟語です。
その学級目標が……
万馬奔騰
“ばんばほんとう“と読みます。
万場奔騰の意味
多くの馬が走ったり跳ねたりするように、勢いのきわめて盛んなさま。▽「奔」は勢いよく走る意。「騰」は高くとび跳ねる意。
引用 goo辞書
たくさんの馬が、走って跳ねて、勢いのある様子が思い浮かびますね。
干支が午年の学年の学級目標でしょうか、あるいは、その年の干支が午だったからつけたのかもしれませんね。
よく考えられていて、かつ勢いと面白味のある学級目標です。
英語の学級目標
学級目標を英語で表現するのも面白いですよね。
調べた中でも、特に面白さを感じたのはこちらです。
don`t think, feel it
直訳すると「考えるな、感じろ」となります。シンプルで長ったらしくない英語です。
私は、日本語でに訳して読むとき、イントネーションによってはシュールさやギャグっぽい印象を受けたのですが(笑)、みなさんはいかがですか?
しかし考えてみると、自分たちの直感を信じて行動することを大切にしているような意味も感じ取ることができ、よく考えると実は奥の深い言葉ではないでしょうか。
むしろ、この学級目標自体に「考えるな、感じろ」と言われている気もします。
言葉の奥に、生徒1人1人が考える学級目標があって、目標が1つだけど1人1人の思いを実はお互いが認め合っている、そんな雰囲気も感じます。
流行りの言葉を使った学級目標
クラスの生徒たちが「どんなことを頑張るクラスにしたいか」「どんな1年をみんなで過ごしたいか」などを考え、学級目標作りはスタートします。
その年や、その世代ならではの言葉を取り入れた学級目標は、大人になってもその頃の思い出や青春を思い出させてくれますね。
One For All ~とりま史上最高の○○組なう~
引用 けんぱち先生ブログ
「One for all,All for one」という言葉が流行った時期がありましたね。
英語の学級目標ですが、分かりやすい英単語が並んでいて、英語を習い始めた小学生でもわかる目標です。
学級目標のサブタイトルに、イマドキの言葉が使われています。
とりま→とりあえずまあ、なう→~してる、といったその時期に流行った言葉のチョイスに面白さを感じます。
また、あえて少し前に流行った言葉、もう古いかも?と思われるような言葉を取り入れるのも「面白い」学級目標づくりにはいいかもしれません。
面白い学級目標作りに必要なこと
学級目標は、クラスの生徒たちが、その1年間をどのように過ごしたいのかという思いや願いが込められています。
学級目標に「面白さ」は必要?と思われるかもしれません。
しかし、面白い学級目標のあるクラスで過ごした1年は、卒業した後も、きっと心に残る思い出となるのではないでしょうか。
面白い学級目標を作るポイントをまとめてみましたので、ぜひご覧ください!
先生が目的をもってサポートする
学級目標は、クラスの生徒が1年を有意義に過ごすために、新学年の初めに考えます。
学習面、生活面、思いやりや仲間同士の協力といったクラスとしてのチームワークの3つを主として考えられます。
学級目標は、生徒のためにあるもので、目標を考えるのはあくまでも生徒です。
しかし、抽象的なものや、生徒自身が守ろうと思えない、前向きになれない目標では意味がありません。
たとえば、みんな仲良く、勉強を頑張る、優しいクラス、などの目標は具体性に欠け、目標としての価値がないものになってしまいます。
みんなと仲良くするためには、どのようなことに気を付けるとよいのか、仲良くすることがどうして大切なのか、などを生徒自身が考えなければなりません。
そのためには、クラスを運営する先生自身が、生徒たちの発想や思いをしっかり言葉にできるようなサポートが必要です。
先生自身が、目標を持って学校生活を送る生徒に、1年後どのようになってほしいのか、どのように導いていくべきかなど、しっかりと目的を持つことが大切です。
「学級目標を作る」という過程のゴールに、先生自身の考えや目的がないと、生徒はそこまでたどり着けないのです。
生徒主体の学級目標作りであること
学級目標を考えるのをサポートするのは先生の役割ですが、生徒は学級目標のもと、学校生活を送ったり学校行事に取り組んだりします。
人が考えた目標や決まりを守るのは、少し億劫だったり、なんとなく納得できないニュアンスを含んでいたりしますよね。
「自分のことを自分で決める」ことは、学級目標を考える学童期の生徒たちにとって、非常に大切なことです。
しんどかったけれどいい思い出になった、結果が出なかったけれどやってよかったと思うことの中には、それが「自分で決めたこと」であることも少なくないはずです。
学級目標へ立ち返って考える
勉強や部活動、学校行事などは、目標がしっかりあるかどうかが、モチベーションやチームとしての勢いに関係してきます。
学級目標は、生徒の行動の軸となり、クラスがチームとなって望む運動会や文化祭のときには拠り所になります。
そして、クラス内で仲間同士のトラブルや、乗り越えないといけないことにぶつかったときにも、学級目標は方向性を示してくれますし、基本に戻ってもう一度考えるきっかけをくれます。
思い入れがあり、面白い学級目標だと、みんなで学級目標を考えたあの頃に戻って考えることができますね。
今でも思い出してしまう!面白い学級目標
みなさんは、子どもの頃にみんなで考えた学級目標を覚えていますか?
調べてみると「学級目標をみんなで考えたあの頃」の面白いエピソードもありましたので、紹介したいと思います。
https://twitter.com/mathmathsan/status/1117237595820265472?s=20&t=pqsbXnv9GBQebviaObZp3Q
全力投球という大きな目標があり、それを支えるように、3つの目標があります。
端的で明快な学級目標ですが、頭文字を英語にしているところがミソですね!
あいうえお作文になっている学級目標はよく見かけますが、それを英語にするだけで面白くなります。
https://twitter.com/kanaaaanm/status/888331328340451328?s=20&t=pqsbXnv9GBQebviaObZp3Q
発想の面白さがある学級目標です。
中学3年生の作品だそうで、単なる掲示物ではないところに、先生や生徒のクラスへの思い入れが感じられますね。
https://twitter.com/coach880/status/1522066343004372992?s=20&t=pqsbXnv9GBQebviaObZp3Q
長年愛されている人気漫画、ワンピースがモチーフになっていますね。
ハッシュタグが「あごひげの一味」になっています!担任の先生は、あごひげがチャームポイントだったのでしょうか。とても楽しい1年を過ごせそうです!
https://twitter.com/Hori303su/status/880788091274801152?s=20&t=pqsbXnv9GBQebviaObZp3Q
四字熟語をもじった学級目標もいいですね!
笑顔の絶えないクラス、笑顔の素敵な生徒と先生のクラスでしょうか。掲示物に書いてある通り、ハツラツとしてパワフルな若さを感じる学級目標です。
学級目標が面白いものを調べてみたらアイデアと青春が詰まっていた!まとめ
まとめ① 面白い学級目標は、アニメやその時期の流行りのフレーズをパロディしたものが多い
まとめ② 英語で表現することでニュアンスが変わり面白さが加わる
まとめ③ 面白い学級目標作りには必要なポイントは以下の通り
- 先生が目的をもってサポートすること
- 生徒主体の学級目標作りであること
- 学級目標へ立ち返って考えることができること
いかがでしたか?面白い学級目標は、大人になっても青春の記憶の中に残るものです。
これから生徒と学級目標を作る際や、子どもが取り組んでいることの目標を一緒に考える際に、ぜひ参考にしてみてください!