餃子は野菜がたくさん取れて栄養バランスが良い上に、家族のウケも良いので、しばしば食卓に登場させる家庭も多いでしょう。
しかし餃子を余らさずにピッタリ作るのは難しいですよね。
具が余ったり、逆に足らなくなったり、せっかく焼いたのに残ってしまうということはよくあります。
そんな時はまず冷蔵庫に保存すると思うのですが、これでどのくらい保存できるかご存知ですか?
またすぐに食べられない時は長期に保存するために、冷凍庫を使うことも可能です。その場合は美味しく食べるためのちょっとしたコツがあるのです。
今回の記事では、餃子の保存方法や活用レシピについて徹底解説していきます。
餃子の保存に冷蔵を選んだ時の保存期間
まず餃子が余る時のパターンとして、次の4つが考えられます。
餃子が余るパターン
①具(タネ)が余る
②餃子の皮が余る
③皮に包んで焼く前の状態で余る
④焼いたものが余る
冷蔵庫にこれらを入れる時は、チルド室(低温冷蔵)を使用すると良いですね。では素材別に保存方法をみていきましょう。
具の冷蔵
具を冷蔵庫で保存する場合、生肉と混ぜているので1日が限度です。
ちなみに肉の組織が壊れるほど、ジューシーで美味しくなるので、具を混ぜるときは肉を徹底的に混ぜましょう。
残ったタネは、次に使用するまで乾燥しないように、ラップをかけて冷蔵庫で保存しましょう。
餃子の皮の冷蔵
餃子の皮は乾燥に弱く、空気にふれるとカビが発生しやすくなります。ラップなどできちんと包んでおけば2、3日持ちます。
皮がくっつきやすいので、包む前に打ち粉(小麦粉か片栗粉)をしておくと良いですね。
これはどちらでも大丈夫です。餃子を焼く時にも粉を水で溶いて混ぜ入れますが、小麦粉だと軽く、片栗粉だとモッチリした食感の羽根になりますよ。
焼く前の冷蔵
焼く前の冷蔵は具の水分が皮に染み出て、ベチャベチャになったり生地同士がくっつくので、1日が限界でしょう。
水分が出ないように、水分が出そうな食材(キャベツ、白菜など)は先に塩もみして水分を絞ってから混ぜると良いでしょう。
または水分を吸ってくれる食材(干しエビなど)を混ぜると水分が出にくくなります。
焼いた後の冷蔵
夏場でなければ3日持ちます。食べる時は電子レンジで温めた後に、オーブントースターで少し焼くと、焼き立ての感じが少しよみがえります。
餃子の保存に冷凍を選んだ時の保存期間
すぐに食べる予定がないなら、初めから冷凍するほうが保存期間も長くより美味しくいただけます。
具の冷凍
具だけの場合は、ジップロックなどに入れて密封し、箸などで小分けにするための跡をつけておくと良いですね。これで1ヶ月程保存が可能です。
解凍する時は使いたい分だけ、冷蔵庫で自然解凍すると元に戻ります。急速解凍はあまりオススメできません。
餃子の皮の冷凍
餃子の皮は、そのままで冷凍庫へ入れると固まってくっついてしまいます。
先程と同じように打ち粉をしてから、一枚ずつラップまたはクッキングシートで包んで、ジップロックなどに入れて保存しましょう。
こちらも1ヶ月以内に食べたほうが良いですが、解凍はやはり冷蔵庫で、自然解凍しましょう。
焼く前の冷凍
熱伝導が良い金属のバットに打ち粉をしてから、餃子がくっつかないように並べて上にラップをして冷凍します。
金属のバットがない場合は、アルミホイルを敷いても良いのですが、劣化を防ぐために餃子が凍ったらアルミホイルは外して、蓋付きの保存容器に入れてください。
これで1ヶ月保存が可能です。実は肉の組織は冷凍すると壊れるので、冷凍した方が美味しいという人もいます。
その時のポイントは、冷凍のまま焼くこと!!解凍すると皮がベチャベチャになって美味しくなくなります。
凍ったままフライパンに並べ、蓋をして長めの蒸し焼きにします。水溶き片栗粉を流して焼けば、お店で食べるようなパリパリの皮が楽しめますよ。
焼いた後の冷凍
粗熱を撮った餃子を数個に分けてラップで包み、蓋付きの保存容器に入れて冷凍します。やはり保存期間は1ヶ月以内です。
確かに焼いておけば、温めるだけで済むため時短にはなりますが、焼く前に冷凍するの方がより焼き立ての美味しさを楽しめます。
餃子を冷蔵・冷凍した後の活用レシピ
餃子が中途半端に余ってしまった具材別に、美味しく食べる方法をご紹介します。
具の活用レシピ
旨味を閉じ込めた餡ですから、色々使えると思いますがオススメはこちらです。
はさみ揚げ
レンコンや茄子を使って、中に挟んでから打ち粉をして形を整え、天ぷらの衣を付けてから油で揚げます。
中華風肉団子
肉団子の形にして揚げ焼きし、ケチャップなどで味を付けたあと、水溶き片栗粉でとろみを付けます。
餃子の皮の活用レシピ
餃子の皮のパリパリを生かして、定番ですがオススメはこちらです。
ピザ
餃子の皮1枚でも、重なるよう広げて大きくしても良いです。皮の上にケチャップを塗ります。その上に好きな具材と、とろけるチーズを載せてトースターで焼きます。
サラダ
餃子の皮を油で揚げて、粗熱をとったあとに砕きます。または先に好きな大きさに切ってから揚げても良いですね。これを好きなサラダに混ぜたら良いですね。
焼く前の活用レシピ
焼く前のものは焼いて食べるのが美味しいと思いますが、いつも焼き餃子ばかりだという方はこちらもお試しください。
水餃子
お湯の中に餃子を一つずつ入れて茹で、餃子が浮いてきたら途中で差し水をします。再び沸騰したらお湯から上げて、餃子のタレなどを付けて食べます。
焼いた後の活用レシピ
一度焼いてしまった餃子は温めても、やはり焼き立てに比べて味が落ちてしまうと思います。
なので解凍後、いっそ別のレシピにしてしまうのも手ですね。
グラタン
グラタン皿に焼き餃子を並べて、上にミートソースととろけるチーズをかけてオーブンで焼きます。
チャーハン
焼き餃子を砕いてから油を引いたフライパンに入れます。温めたご飯や玉子と混ぜて更に炒めます。
餃子を保存したい時に冷蔵なら何日可能?美味しく冷凍できる術のまとめ
- 余った餃子は冷蔵できるが、最長でも3日しか持たない
- すぐに食べられないのなら、すぐに冷凍すべき
- 冷凍なら1ヶ月程の保存が可能
- 包んで冷凍した餃子は、解凍しないで焼くこと
- 冷蔵・冷凍後でも美味しく食べられるレシピがある
今回は余った餃子を冷蔵する方法について考えてきました。
冷凍するともっと長持ちするので、すぐに食べない場合は冷凍しましょう。時短にもなるので、冷凍するために多めに作るのもアリですね。
今度餃子を作る時にぜひ試してみてくださいね。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。