どの世代の人にも好かれているのがハンバーグです。世界中どこでも食べられています。
ところで、なぜハンバーグを作るためのお肉が合びき肉なのかをご存じですか?
なぜ、合いびき肉を使うのか、他の方法で作れないかについてまとめました。
ハンバーグを合いびき肉で作るのはなぜ?
ハンバーグといえば、肉厚でジューシーな食べ物ですね。肉を食べてる感触があって私も大好きなメニューの1つです。
そこでなぜ、合いびき肉でハンバーグが作られているのかについてまとめました。
ハンバーグを合びき肉を作る理由
豚肉と牛肉の合びき肉が使われてハンバーグが作られているのは、実は日本だけなのをご存じでしたか。
海外では、豚肉のみで作るハンバーグや牛肉だけで作るハンバーグが主に食べられています。
日本では、ふんわりとした食感をもちつつ、肉の味を楽しみたいという理由から合びき肉が使われるようになりました。
そもそも合びき肉とは何か?
合いびき肉と聞いて分かる人もいるとは思いますが、具体的にどういうのと説明すると難しいです。
合びきとは、豚や牛のお肉を混ぜて作ったものを言っています。
つまり、豚のみや牛だけではないということです。
スーパーにあるミンチのお肉との違いは?
スーパーによく並んでいる肉も合びきと同じひきミンチと呼ばれるお肉です。
しかし、大きな違いがあります。下記に表にしてまとめてみました。
ひき肉の種類 | 質の違い | 分量の割合 | どんな感じになるのか |
---|---|---|---|
あいびき | 豚と牛を混ぜる為、場合により脂っぽく仕上がることもある | だいたい牛が7割で豚が3割 | 分量の割合で豚肉を4割にするとふんわりし、牛を7割にすると肉の味が濃い |
豚のみ | ふんわりとした感じ | 豚肉100% | ふんわり感が強い |
牛のみ | 肉のあぶらみを感じれる | 牛肉100% | ハンバーガーの肉のように肉の脂身を感じる仕上がり |
鶏のみ | さっぱりとした味 | 鶏肉100% | 牛、豚に比べるとさっぱりとした食感 |
ひき肉それぞれの違いをまとめてみました。
海外特にアメリカでは、牛肉のみのひき肉をまるめてバーべキューで焼いたりして使用されています。
また、ヨーロッパなどでは、豚肉のみのひき肉や鶏肉のみのひき肉を使う家庭が多いです。
日本でも牛や豚のみのひき肉も販売されていますが、合いびき肉と間違えないようにミンチと表記されています。
ハンバーグを作るのに使う合いびき肉の割合はどのくらい?
この項目では、少し前項目でも触れた合いびき肉の割合について詳しくまとめていきます。
割合が違うと、どのように味に変化があるのか、合う食材は何かについても説明します。
牛ひき肉7割で豚ひき肉3割で仕上げたハンバーグ
全体を10割と考えて、牛ひき肉を7割、豚ひき肉を3割にしてまぜて仕上げると、よくある肉の質感が強い味に仕上がります。
7:3の割合の合びきには黄金比とも呼ばれていて、お店などでも使用されています。
この割合で仕上げたハンバーグに合うつけあわせは、人参とピーマンのバターソテーです。
人参もしくはピーマンが苦手な場合には、コーンで代用することも出来ます。
〇人参とピーマンのバターソテー
【材料】
ピーマン 3~4個
人参 1本
もし代用するならコーンを1缶
バター 10g
砂糖 少々
【作り方】
①ピーマンは、種を取り、縦に切る。だいたい縦に1回切ったら、もう一度縦に切った大きさにする。
②人参は、皮をむいてから、ピーマンと同じぐらいの大きさに切る。
③鍋に人参がひたるくらいのお水を入れて砂糖少々と②で切った人参を入れて火をつける。
④沸騰して、人参に火が通ったところで、バターを加えて①のピーマンを足す。
⑤軽く火が通ったら、鍋の火を止める。あとは、余熱で火が通るので大丈夫。
私がよく作るハンバーグの付け合わせです。
脂っぽいハンバーグに対して人参の甘味などが出るのですごく美味しいです。
コーンで代用する場合は、ピーマンのところのタイミングで入れるか、別にバターソテーしてから合わせてください。
牛ひき肉6割、豚ひき肉4割で仕上げたハンバーグ
全体を10割として牛ひき肉6割、豚ひき肉4割で混ぜて作ると、7:3よりもふんわりとした食感のハンバーグが出来ます。
牛ひき肉の割合が少なくするほど、肉の脂身の食感は減ります。
この割合で作った時にあう付け合わせは、マッシュポテトです。
さっぱりとした味で冷凍保存も可能なので、すごく便利です。
〇マッシュポテト
【材料】
じゃが芋(だんしゃく) 4個
塩・こしょう 各少々
牛乳 大さじ2
バター 10g
【作り方】
①じゃがいもは皮をむき細かく切り鍋に入れ、 たっぷりの水を加え強火にかけ、やわらかくなるまでゆでる。
②①をザルに上げ水気をきり、鍋に戻し麺棒などで潰し、 牛乳を加え中火にかけ、ヘラで混ぜながら水分を飛ばす。
③火を止めバターを加え、なめらかになるまでヘラで混ぜ、 塩こしょうで味を整える。
④味を整えたら完成です。
☆保存期間
・密封容器に入れ冷蔵保存で2日
・密封容器かジッパー付きの袋など冷凍保存で2週間
・冷凍した場合は、冷蔵庫に移し解凍してから調理します。
安い合いびき肉を買った場合のひと工夫
もし、スーパーに行って買った合びき肉が予想よりもよくない場合、対応する方法があるんです。
それは、スーパーに置いてある牛脂もしくはマヨネーズを一緒に混ぜることです。
牛脂をまぜることで、柔らかくなり、肉汁たっぷりのハンバーグになります。
マヨネーズも同じで、マヨネーズにも脂身が含まれているので、柔らかくふんわり食感のハンバーグを作ることが出来ます。
スーパーで購入した時に気になったら、その場で牛脂をもらって帰るというのも良い方法だと私は思います。
ハンバーグをお肉以外で代用して作る方法
ハンバーグと言えばお肉というイメージですが、それ以外の食材を使ってハンバーグ作ることはできないかと気になりました。
ここでは、肉以外の食材を使ったハンバーグを紹介します。
豆腐ハンバーグ
よく肉を使わないハンバーグと言えば、豆腐ハンバーグを聞きます。
私も実際に豆腐ハンバーグを食べたことがあるのですが、思っていたよりも豆腐の味を感じることはありませんでした。
逆に、お肉ではない分、さっぱりとして食べれるのは良い点ではないかと思ったぐらいです。
引用:豆腐ハンバーグレシピ
大豆ハンバーグ
豆腐ハンバーグと同じ大豆を蒸してつぶしてから作るハンバーグです。
つなぎには、片栗粉を使用していました。
アレルギーで小麦粉が使えない場合には良い方法ではと思います。
引用:大豆ハンバーグのレシピ
まいたけハンバーグ
まいたけ・生しいたけ等、きのこだけで作る驚きのハンバーグです。パン粉や生クリームも使います。
引用:みんなのきょうの料理
ハンバーグを合いびき肉で作るのはなぜ?他の方法で作れないか?のまとめ
- 合びき肉を使ってハンバーグが作られるのは、柔らかい食感を出すためだった。
- 合びき肉の牛ひき肉と豚ひき肉の割合が違うだけで、味の違うハンバーグが出来る。
- お肉を使わずにハンバーグを作ることは可能だった。
- 合びき肉だけでなく、豚ひき肉や牛ひき肉だけで作ることも可能
ハンバーグに使う肉が、合いびき肉なのはなぜなのかについてまとめました。
調べていると意外にも、お豆腐などの別の食材でハンバーグを作る方法が多く見られました。
ハンバーグ=肉というイメージは誰もがあるとは思いますが、たまには違う食材で作るのも楽しいのではないでしょうか。
私も今回、豆腐などの食材を使うハンバーグの存在を知ったので挑戦してみたいと思っています。