突然、背後から聞こえる甲高いパトカーのサイレン…。
突然、目の前に現れる物陰に隠れた警察官とレーダー測定器…。
「あっ!!」と思った時にはもう遅い、交通違反の取り締まりに出会ったことはありませんか?
「そこの車~、止まりなさーい!」と誘導されて、「青切符」と呼ばれる「交通反則告知書」にサインするときは、悲しい気持ちでいっぱいになるもの。
私も、免許を取って初めて取り締まられた時は「免許の点数が引かれたらどうなるの?」「反則金はどこで払うの?」など、分からないことだらけでパニックになりました。
取り締まられてしまった時、あなたはどうすればいいのかを解説します!
反則金は銀行ならどこでも納められる!?
反則金は、銀行ならどこでも納付できます!
しかし、一部地域を除いては「銀行の窓口」で手続きが必要です。
こんな銀行で納付できます!
ほとんどの銀行窓口は平日しか営業しておらず、15時~17時には閉まってしまいます。そして土日祝は営業していません。
反則金を納めなければならないときは、近隣銀行の営業時間を確認して、納付期限内にきっちり納めましょう。
銀行以外で納められるところはあるの?
銀行以外では、「郵便局の窓口」で手続きをすることができます。
残念ながらインターネットバンキングやATMでの納付は対応していません。
2021年6月から一部の自治体でインターネットバンキングやATMでの納付テストが始まりましたが、全国に拡大されるのはまだまだ先のようです。
反則金の支払いはキャッシュレスに対応している?
反則金の支払いは「現金のみ」です。残念ながら、キャッシュレス決済には対応していません。
2022年2月に「キャッシュレス法案」が閣議決定しました。これによって近い将来、反則金がキャッシュレスで払えるようになるかもしれません!
反則金を納めるのは良い気持ちではありませんが、支払方法の選択肢が増えれば、納付者の負担は確実に減りますね。キャッシュレス決済対応を期待しましょう。
初心者さん必見!反則金の納め方を解説
取り締まりに引っかかってしまって、違反を認めてサインした後の流れを解説します。
取り締まりの時に、警察官から2種類の紙を渡されます。
引用:朝日新聞デジタル
青切符と呼ばれる【交通反則告知書】と反則金の【納付書】です。
注意!! 納付書の納付期限は取り締まられた日を含めて8日間です!
反則金納付の3ステップ
納付期限内にきちんと反則金を納めれば、この3ステップで終了です。
納付書の期限が切れてしまった時は、新しい納付書を発行してもらう必要があります。各都道府県の「交通反則通告センター」に出向くか、新しい納付書を送付してもらいましょう。
期限が過ぎたからといって放置していると、刑事訴訟手続きに移行します。「おとなしく納付期限内に反則金を払っておけばよかった…」と後悔することになりますよ!
みんなの反則金はこんなところで役立っている!しっかり納付しよう!
決して安くない反則金。たとえば、高速道路で35キロ以上40キロ未満のスピード違反をすると、なんと反則金は【35,000円】!
気持ちもお財布も泣いてしまいますよね…。
あなたが払ってくれた反則金は国に納められた後、交通安全対策のお金として各都道府県に分配されます。横断歩道や信号機、標識の設置や修理に使われているんです!
私は反則金の使い道を知るだけで、なんとなく心が軽くなりました。あなたが交通違反をしたのは良くないことですが、反則金を通じて交通安全に協力できたということです。
これからは安全運転を心がけましょうね!
【豆知識】こんなところで取り締まり!?要注意ポイント
「こんな標識あるって知らなかった!」と言っても許されない交通違反。
私が過去経験した「知らなかったから損した」違反をご紹介します。
指定方向外進行禁止 こんな標識見たことありませんか? 引用:ミドリ安全.com この標識がある交差点では、直進以外は許されません。私はここで左折してしまったんです!
交差点の手前って対向車や信号などに気をとられて標識を見る余裕がないですよね…。
あまり行き慣れなれていない土地ならなおさら、見落としがちです。そこを取り締まられました!
平らに見える下り坂でスピード違反 広くて長い直線道路は走っていて気持ち良いですよね。アクセルを踏んでいなくても勝手に速度超過していることが多々あります!
長い直線道路は、少し下り坂になっていても平坦に見えることがあるので注意しましょう。
その下り坂の途中に警察官とレーダー測定器は隠れています…。
あなたの街にも取り締まりポイントはたくさんあるはずです。念には念を入れて、安全運転の心がけを。
反則金は銀行ならどこでも納められる!?納付場所や方法をご紹介!のまとめ
反則金を納める場所や納め方をご紹介しました。
反則金は
銀行ならどこでも納付できますが、窓口での手続きが必要です。
銀行のほかにも、郵便局で納付できます。
納付書の納付期限は取り締まりを受けた日を含め8日間です。期限内に納付しましょう。
銀行に行く時の持ち物は
取り締まりを受けた時に警察官からもらった「納付書」と「反則金」の2点
です。銀行に行く前に納付書の「住所・氏名」の欄を記入しておくとスムーズです。
警察庁のデータによると年間の交通違反検挙件数は700万件を超え、一時不停止やスピード違反、スマホを操作しながらの「ながら運転」の検挙数が増加傾向だそうです。
反則金を払うだけで済めば良いですが、一歩間違うと他人に危害を与えてしまうのが交通違反。
今回サインした青切符とともに反省して、交通ルールを順守していきましょう。