噂のはちみつダイエットをしたのに、太ってしまったというあなた!
「はちみつ=ダイエット食品」てことだから、とりあえず砂糖の代わりにもはちみつ使っておけばいいんでしょ?
なんて…やみくもにはちみつを食べていませんか?
ヨーグルトにはちみつ、
ドリンクにはちみつ、
パンにはちみつ、
お菓子にもはちみつ、
料理にもはちみつ…
はい、恥ずかしながら実際に私がそうしていました。
はちみつダイエットには効果を発揮する正しい方法がちゃんとあるのです。
この記事では、私みたいにはちみつ食べて逆に太った…なんていうことが起きないように、はちみつダイエットを効果的におこなう方法と、はちみつが持つ素晴らしい効果をまとめました。
効果的なはちみつダイエットをして、理想のボディを手に入れましょう!
はちみつダイエットで太った原因!そもそもはちみつ食べ過ぎ
はちみつダイエットとは、【寝る1時間前】に【大さじ1杯】のはちみつを食べることで、成長ホルモンの分泌を促し、睡眠中に脂肪を燃焼させる、というものです。
まず、とりあえず何でも砂糖の代わりにはちみつ使っておけばいいということではなかったんですね。はい、反省です。
一般的に人は糖類を摂取すると、体内でブドウ糖や果糖という種類に分解されて体に吸収されます。
しかしはちみつは、ハチさんが体内で花の蜜を分解したものなので、なんと既にブドウ糖と果糖の状態なのです!
しかしそうは言っても、はちみつの成分の【約80%は糖分】なので、食べすぎてしまうと、糖質の摂りすぎで逆に太ってしまいます。え…そうだったんですね。
ちなみに、甘味料の中ではちみつの糖質はどのくらいかと言うと、
種類(100gあたり) | カロリー(約) | 糖質(約) |
メープルシロップ | 266kcal | 66.3g |
はちみつ | 329kcal | 81.9g |
上白糖 | 391kcal | 99.3g |
グラニュー糖 | 393kcal | 100g |
このような結果です。
糖質は上白糖とほぼ変わらないくらいあるので、そりゃあ食べ過ぎてしまっては、太るわけですよね。
はちみつを食べる量と時間をちゃんと守る
はちみつダイエットは、はちみつの「量」と食べる「タイミング」が重要です。
量は必ずスプーン大さじ1杯です。この大さじ1杯というのが、成長ホルモンの分泌を促す適切な量なのです。
…ええ、むやみやたらに食べてる場合ではないですね。
加糖ヨーグルトやジュースには糖質が多く入っているので、一緒に食べるのはやめておきましょう。
出来ればそのままスプーンで食べるのが良いです。
食べにくい方は、白湯に溶かして飲んだり、無糖のヨーグルトに溶かすと良いでしょう。
食べるタイミングは必ず寝る30分~1時間前です。早めに食べ過ぎてしまうと、寝る前にエネルギーとして消えてしまいます。
せっかく食べたのに、ただのカロリーになってしまっては元も子もありませんね。
食べるタイミングが遅すぎると、成長ホルモンのエネルギーになる前に寝てしまい、効果が薄れてしまいます。
はちみつダイエット成功の鍵は「睡眠」
はちみつダイエットとは、言い換えると「眠りの質を良くする習慣」とも言えます。その位睡眠の質が重要で、セットで考えられます。
人間の体は寝ている間に脂肪をエネルギーとして、体の修復をおこないます。
しかし眠りの質が落ちると、この脂肪エネルギーがうまく使われないのです。
なぜ眠りを良くするためにはちみつが良いのかと言うと、最初に書いた通り、
- 消化に負担がかからず、ダイレクトにエネルギーになってくれること
- 寝ている間に緩やかに糖質を補うこと
ができるからです。
糖質が足りないまま寝ると、夜間に低血糖状態になってしまい、睡眠の質を下げるアドレナリンが出てしまいます。
アドレナリンが出ると、寝つきが悪くなり、脂肪エネルギーが使われなくなってしまいます。
と思うところですが、はちみつは血糖値を急上昇させる炭水化物と違い、血糖値を緩やかに上昇させ、自律神経を安定させて快眠を誘ってくれるのです。
ではここで、眠りの質を良くして脂肪エネルギーをちゃんと働かせるために、私が実践している事を踏まえて紹介します。
寝る3時間前には夜ご飯を済ませる
ご飯を早めに食べないと、体が消化を優先してしまい、眠りが浅くなってしまいます。
特にはちみつダイエットは血糖値を急上昇させる小麦製品NG !としています。
夕食を軽めにして糖質を抑えて、寝る前にはちみつを食べるのがはちみつダイエット成功のコツです!
例えば、今日はなんだかあまり食欲ないから晩ご飯はおかず少しつまむだけで良いや~なんて時ありますよね。
その時が一番はちみつが効果を発揮してくれます。
逆に言うと、夜ご飯に炒飯大盛り食べて、デザートにアイスを食べた後に、はちみつを食べても効果ナシどころか、もっと太ってしまいます。
そんな日は逆に、はちみつは摂らない方が良いでしょう。
そうは言っても、疲れて帰ってきた時は、唐揚げやコロッケ食べたいですよね。
そこで、そんな時に少しでも体の負担を少なくするために、私は食前にりんご酢を飲んでいます。
リンゴ酢は酸性度が高く、消化機能を高め、食べ物の分解を助けてくれます。そのままだと飲みにくいので、水割りや炭酸割りが美味しいです。
私も昔は夜ご飯を食べるのが遅く、よく胃もたれをしていました。
検査でも胃酸が少ないと言われ、食前にリンゴ酢を飲むようにしてから、すっかり胃もたれがなくなりました♪
メモ
白米を食べるなら、梅干しと一緒に食べるのも良いですね。
しかし茶碗半分で炭水化物は控えめに。はちみつダイエット中は、夜の白米ドカ食いは禁物ですよ。
お魚やお肉を食べる場合は、大根おろしと一緒に食べるのもおすすめです。
大根おろしには、消化酵素が多く含まれているため、消化を助け、胃腸の働きを良くしてくれます。
どうしても食べたい時には消化を助ける工夫を取り入れて体への負担を減らしましょう!
また、調理の方法にも一工夫です。
【カロリーが低い調理方法の順番】
- 茹でる
- 蒸す
- 煮る
- 炒める
- 揚げる
この順番でカロリーが高くなってしまいますので、なるべく「蒸す」「茹でる」調理を取り入れ、お腹に優しい調理方法を選択しましょう。
私もなるべく晩ごはんは「茹でる」を採用しています。
鶏胸肉の袋入りのものを買ってきて、
1.お鍋にお湯を沸かし
2.沸騰して火を止めたら鍋の中に入れ蓋をして30分待つだけ
これだけで低音調理され、簡単で柔らかく美味しい鳥胸肉ができるのでオススメです!
ソースを変えると飽きずに食べられます。お好みでヘルシーなものを選びましょう。
寝る1時間前にお風呂に入る
【寝る前にお風呂に入ると睡眠の質が上がる理由】
というカラクリがあるのです。
お風呂から上がった後は、すぐに靴下を履くのではなく、手足の熱を放出させてあげる方が、眠気を誘ってくれますよ!
眠りはじめの90分間を大切にする
睡眠の質は、眠りはじめの90分間で大きく左右されます。
よく22時~2時が睡眠のゴールデンタイムなんて言われますが、この時間帯はあくまで睡眠を促すホルモンが多く出る時間帯。
この時間帯に寝ることよりも、実は睡眠の最初の90分の方が大切なのです。
もっと言うと、22時~2時の間に最初の90分間ぐっすり眠れたらベストです。脂肪がたくさん燃えてくれますよ!
この90分間は脳も体もお休みモードのいわゆるノンレム睡眠です。
この時間帯の睡眠の質が良いと、自律神経が整えられ、成長ホルモンも多く分泌されます。
代謝も促進されてアンチエイジングにも効果を発揮します。
美容にも役立つなんて、これはしっかり寝ないとですね!
ホテルや旅館に泊まって、時計の針が一度気になりだしたもんなら、もう気になって眠れない! なんてことありますよね?
小さなストレスも睡眠には影響してしまいます。音や光、温度などの外的環境も含めて、リラックスして眠れるようにしましょう。
5時間以上寝る
5時間以上寝ないと成長ホルモンの分泌が少なくなってしまい、睡眠の質が下がってしまいます。
それだけではなく、睡眠不足により免疫力が下がり食欲増加で太ってしまうのです。
私も睡眠不足の時には、決まって風邪を引いてしまいます。
しかも甘いものばっかり食べてしまうんですよね…
これは、睡眠不足で食欲を抑えるホルモンが減少してしまうためなんです。
体調を崩してしまう上に、太ってしまうなんて、睡眠不足はダメ、ゼッタイですね。
いちばん健康に良いのは7~8時間の睡眠と言われているので、その位は確保しましょう!
はちみつダイエットの隠れた効果
はちみつダイエットは体重が減るだけでなく、他にもこんなに良いことがあります。
オリゴ糖による腸内環境の改善
はちみつには、善玉菌のひとつでビフィズス菌のエサになるオリゴ糖が含まれます。
ビフィズス菌が活性化され、腸内環境が改善されると、便秘になりにくく、栄養の吸収や消化がよくなります。
最近では、腸活が流行っており、腸の重要性がどんどん高まってきていますね。
腸は「第2の脳」と言われるほど、からだへの影響が大きいです。
昔から何か大切なことを決める時は、「腹をくくる」と言ったり、腑に落ちた時は、「腹落ちした」なんて言いますよね。
腸の状態は、脳の機能にも影響を及ぼすので、腸が整うと、精神状態が安定します。
風邪の予防と殺菌効果
よく風邪を引くと、おばあちゃんに「はちみつ舐めておきなさい!」なんて言われますよね。
はちみつには、殺菌作用があります。喉の痛みを和らげ、炎症を抑えてくれたり、口内炎や口臭の予防にもなります。
免疫力を高める成分も入っているので、風邪の予防にもなりますね。
栄養素が【150種類以上】も入っているので、ビタミンやミネラルも補給でき、健康的な体作りに役立ちます!
はちみつは加工なしの「純粋」を使うこと
もう一つ、はちみつダイエットをする上で大切なのは、はちみつの種類です。
はちみつって300円くらいから売ってますが、高いものは5,000円以上しますよね。
安いものは大体、加工されたはちみつです。
加工されたはちみつは砂糖と同じで酵素が十分に働かず、血糖値が急上昇してしまいます。原材料は「はちみつ」だけのものを選びましょう。
スーパーで選ぶ際には、
などと書かれたものは、人工的な成分が混ざっていないことを示しています。
特にスーパーで売られているはちみつは、ほとんどが中国産ですよね。
安いものは品質に問題があることが多いです。過去に抗生物質が検出された例もあります。
そこで、見極めるポイントとして、裏の表示を見て製造者が日本国内であるものを選びましょう。
特に安心安全なものを買いたいという方は、地元の近くの養蜂園のはちみつを買うのが一番良いです。大体1キロで3,000円以上しますが、顔の見える生産者はやっぱり安心ですよね。
また、輸入産を買う場合は、はちみつの厳しい基準を設けているドイツ産とニュージーランド産を買うのがおすすめです。
「はちみつダイエットで太った人必見!良い睡眠が脂肪を燃やす⁈」のまとめ
メモ
- はちみつダイエットで太った人ははちみつの食べ過ぎ
- はちみつダイエット中の晩ご飯は控えめにする
- はちみつは食べる時間(寝る1時間前)と量(大さじ1)が大切
- 脂肪を燃焼させるカギは良い睡眠
- はちみつは腸内環境改善と風邪予防にもなる
- 少し高くても国内の養蜂場のはちみつが一番安心
はちみつダイエットとは、眠りの質を良くするための習慣です。
逆に言うと、血糖値が安定しており、睡眠の質が良いと感じている方は、はちみつダイエットの効果は薄いでしょう。
また、はちみつダイエットとは、夜の炭水化物(特に小麦)を控えることを推奨しているので、その影響も大きく受けて体重が減る方が多いようです。
さて今日から早速夜ご飯を見直して、大さじ1杯のはちみつで良質な睡眠を手に入れましょう。脂肪がたくさん燃えてくれますよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。