会話をしているとき、相手からこんな返答を受けた経験はありませんか?
- 「一部聞き取れなかった」
- 「もう一回言ってもらえる?」
- 「もう少しゆっくり話して」
こんな返答を受けたことがある人は、口調が早口になっているかもしれません。
世の中には自身を早口と自覚され、直したいと思われている方も少なくないと思います。
私も同じ悩みがあり、仕事のプレゼンテーションで早口となり失敗した経験もあります。
早口は一生懸命に話をしていたとしても、正確に伝わらなかったり、聞き直されたりして
場合によっては同じことを何度も話さなくてはならなくなります。
繰り返すたびに時間はロスし、早口はデメリットにしかなりません。
しかし、この早口はとても簡単で今すぐに実践できる方法を使えば直すことができます。
そこで今回の記事は、「今すぐ実践できる早口を直す方法」をご紹介することとします。
悩める皆さんの参考になれば幸いですので、是非ともご覧ください。
今すぐ実践できる早口を直す方法とは?
口を大きく空けることを意識する
早口で悩んでいる人は、「口を大きく空けること」を意識してみてください。
会話が早口となる人のほとんどが、口を大きく空けていない傾向にあります。
口を大きく空けないと、口の中が狭くなり会話をときの呼吸が速くなります。
ジョギング中に「はぁ」・「はぁ」と息を吐いているときに会話するイメージです。
日常の落ち着いた状態での会話では、呼吸が速くならないように
口を大きく空けることを意識することで、早口は劇的に改善されます。
私もこれを意識するだけで、呼吸が速くならず落ち着いて話すことが出来ました。
今すぐ実践できる早口を直す方法 1つ目
「口を大きく空けることを意識する」を是非実践してみてください。
慣れないうちは、会話を始める前に大きな深呼吸することから始めましょう。
落ち着くだけでも変化は出てきます。
会話をする時は「結論→補足→具体例」の構成を意識する。
早口にならないために、「結論→補足→具体例」を意識して話してみてください。
結論:相手に必ず伝えたい内容
補足:結論を補足する情報(1~2個)
具体例:必要により具体例を紹介
※ 初めに相手から質問された場合も同様です。
質問に対する回答 → 回答に対する補足 → 具体例など
会話が早口になる人は、自分の話を相手にしっかり伝えた、理解してほしいなど
思いが強くなり話しが上手くまとまらず、補足が多くなりがちです。
そのため結論が上手く伝わらず、焦って補足が多くなることでで早口になります。
会話をするにあたって、話す側は相手に理解してほしい気持ちで色んな情報を
準備しますが実際に聞く側は、そこまでの情報は欲していない場合がほとんどです。
そこで意識してほしいことは、話を「結論→補足→具体例」に分解することです。
具体的な手順
- まず、結論として伝える言葉を簡単にまとめて、相手に伝える。
(結論だけでは情報量も多くならない)
- 次に相手の返答・反応を見て、補足が必要であれば必要な補足だけを伝える。
- 具体例については、伝えた補足を補う形で必要に応じて伝える。
- 「結論→補足→具体例」に分解することで情報量を少なくし話すことが出来ます。
1つ目で紹介した「口を大きく空けることを意識する」と合わせることで更に効果絶大です。
この方法は、通常の会話に限らず、面接においても有効な方法です。
これから就職や受検に臨む方には、是非意識して取り入れてほしいです。
早口を直す方法を身につけるコツ
口を大きく空けるコツ
ズバリ! 口を大きく空けるコツは、「口周りの筋肉を鍛える」ことです。
口を大きく動かして話すためには、口周りの筋肉を使用します。
早口に慣れて長年話してきた人は、口周りに筋肉が弱っている可能性がありますので
最初の内は無理をせず日常的に口を大きくあける意識から始めれば大丈夫です。
会話を「結論→補足→具体例」に構成するコツ
慣れるまでは、「質問には必ず答え、回答は1つに絞る」ことから始めてみてください。
もちろん話をするために自分自身がしっかり準備しておくことが大切ですが
話を「結論→補足→具体例」に分解するのは慣れないと難しいと感じると思います。
そのため慣れるまでは、相手から聞かれた質問には必ず答えて、回答は1つに絞ることに
専念して会話構成を感覚的につかむだけで十分です。
早口を直す方法を身につけるためのトレーニング
あいうべ体操(おススメトレーニング)
「あ~」「い~」「う~」「べ~」と口を動かすだけの簡単な体操です。
声は出さなくても大丈夫。大きく口を動かして、ゆっくりと行うのがポイント
「あ~」から「べ~」を1セットとして、一日10セットから始めてみてください。
あいうべ体操は、口周りの筋肉を鍛えるだけでなく
口呼吸の改善にもつながるメリット抜群のトレーニングです。
参考リンク → あいうべ体操 | 福岡のみらいクリニック
自分以外の反応・話し方を参考にする
最初から話すことが難しい人には、他人が話をしているときの質問側の
「反応を見ること」だけでもトレーニングになります。
反応を見て、自分が話すイメージをつかんでいけば自然と慣れていきます。
また自分の周りにいる話上手だと思う人の、話し方を意識して聞いてみるのもおススメです。
今すぐ実践できる早口を直す方法のまとめ
① 早口を直す方法
- 口を大きく空けることを意識する
- 会話をする時は「結論→補足→具体例」の構成を意識する
② 意識するコツ
- 「口周りの筋肉を鍛える」
- 「質問には必ず答え、回答は1つに絞る」
③ トレーニング方法
- あいうべ体操で口周りの筋肉を鍛える。
- 自分以外の反応・話し方を参考にしてイメージをつかむ
早口は誰もが悩む、永遠のテーマです。
私はこの方法で早口が治って、今では清々しい気持ちで会話が出来ます。
皆さんにも同じような気持ちで、会話をしてほしいと心から思っています。
ご紹介した内容を実践して、皆さんが早口を解消することを祈って今回の
記事を終了します。最後まで読んでいただきありがとうございました。