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北海道の小学校の冬休み期間はいつから?期間短縮されるって本当?!

小学校の二学期が無事に終わると、冬休みに突入します。

クリスマスにお正月と楽しいイベント盛りだくさんの冬休みですから、心待ちにされているお子さんも多いことでしょう。

一方で、ついこないだやっと夏休みが終わったと思っていたのに

「もう冬休みかーい!」と、

ツッコミを入れたい気分になってしまう親御さんも少なくはないでしょう。

小学校の長期休みって、親にとっては何かと大変なことも多いんですよね

 

 

 

夏休みと比べると、冬休みというのは年末年始も控えているせいか、なんだかバタバタと慌ただしくて、年が明けてみるとあっという間に新学期が始まるような感覚があります。

しかし北海道の小学校の冬休みは、

他の都道府県に比べると期間が長めになっているのはご存知でしょうか。

今回は他の地域より長めな北海道の冬休みについて調査してみました!

 

 

北海道の小学校の冬休み期間はいつからいつまで?

 

北海道の小学校の冬休み期間はいつからいつまで?【2023年の場合】

2023年の北海道札幌市の小学校冬休み期間はいつからいつまでかというと、

2023年12月26日㈫~2024年1月19日㈮

となっており、土日も含めて数えると27日間の長期休業となります。

土日も含めると約1ヵ月近くお休みなんてうれしいな~!

 

 

 

冬休みの期間はどうやって決まるの?

冬休み(または夏休み)の期間といった、公立学校における休業日を決めているのは、

各都道府県や市町村の教育委員会です。

学校教育法施行令で「公立学校の休業日は小学校の設置者である教育委員会が決める」と定められており、公立学校の管理運営を教育委員会がしているためです。

つまり、冬休み(または夏休み)の期間なども地域の実態や特徴に合わせて各教育委員会が定めています。

ちなみに私立学校は「学校法人」となるので、管理運営は各私立学校が行なっています!

 

 

 

同じ地域の小学生で公立小学校に通う子と、私立小学校に通う子は冬休みの期間が違うんだね!

 

 

 

東京都・北海道の小学校における冬休み期間の比較

一方で、東京都練馬区の小学校の冬休み期間はいつからいつまでかというと、

2023年12月26日㈫~2024年1月7日㈰

土日も含めて数えると13日間の長期休業となり、

北海道札幌市の小学校の冬休み期間と比較するとその差14日間

約二週間も冬休みの期間に差があることがわかりますね!

【2023年北海道と東京の冬休み期間】

北海道札幌市 2023年12月26日㈫~2024年1月19日㈮
東京都練馬区 2023年12月26日㈫~2024年1月7日㈰

さて、他にも北海道の小学校と同じく20日以上冬休み期間がある県が、青森県青森市(22日間)と岩手県盛岡市(21日間)となっております。

北海道と北東北

冬休みが長く設定されている地域にはある共通点が見えてくるかと思います。

北海道の小学校の冬休み期間が長い理由もそこにありました。

 

 

北海道の小学校の冬休み期間が長い理由

 

北海道の冬は寒くて雪が多く降るから

もうお気づきかと思いますが、北海道の小学校の冬休みが長い理由。

それは厳しい寒さ、そして雪です!

北海道の冬は寒さと雪との戦いといっても過言ではありません。

北海道内でも地域差はありますが、日中の気温がマイナス20℃以下になる地域も普通にあります。

また予期せぬ大雪が降って一夜にして積雪量が大人の腰の高さになることもあります。

そんな日はもちろん除雪も追いつかず、通学路すら消滅してしまいます。

さらにそんな積雪の中強風が吹こうものなら、辺りはまさにホワイトアウト状態。

とても登校していられる場合ではないのです。

 

実際ここまでひどい状況になることは、そんなに多くはないとはいえ、悪天候によって臨時休校になる可能性を考えると

やはり北海道の小学校の冬休みは長く設定しておくべきでしょう

でも北海道や北東北以外にも豪雪地帯と言われる地域があるけど、冬休みが短いのはなぜかな?

 

 

 

それは、北海道は冬が寒いだけではなく、夏も涼しいからではないでしょうか?!

どういうことかというと、全国ほとんどの小学校では、冬休みと夏休みの総日数が定められています。

それは授業数を確保するためです。

そのため、例え北海道と同じくらい雪が降る地域にもかかわらず、冬休みが短いのであれば、その分夏休みが長く設けられている可能性があります。

 

例えばこんなイメージ

全国の小学校の長期休暇が一律で

夏休み+冬休み=50日だったとすると、

暑さのほうが大変な地域

夏休み40日       冬休み10日

寒さのほうが大変な地域

夏休み25日 冬休み25日

※実際には各都道府県によって夏休みと冬休みの総日数は異なります。

 

雪も北海道並みに降るけど、夏も真夏日が続く地域もありますよね!どっちの季節も大変だ!

 

 

 

北海道は夏が涼しいため夏休みが短いから

逆に、冬休みが長いため、その分夏休みが短い期間で設けられている北海道の小学校。

北海道の小学校の夏休みは約25日程なのに対し、

本州の小学校の夏休みは約40日程ありますよね!

その理由は一言で言ってしまうと当たり前のようですが、

夏が暑すぎるから!

ですよね。

近年の日本の夏は、人間の平熱時の体温を超えるような異常な暑さが続く日が多く、熱中症の被害も増加傾向にあります。

テレビを見ていても命の危険とか、危険な暑さとか、そんなワードが連日聞こえてきて、

まるで災害レベルの暑さですよね。

そんな酷暑の中登校だなんて、これまた危険すぎです!

そのため本州の夏休みは長く設定されているのです。

 

【2023年北海道と東京の夏休み期間】

北海道札幌市 2023年7月26日㈬~2023年8月19日㈯
東京都練馬区 2023年7月21日㈮~2023年8月31日㈮

なんだか最近の日本の気候って夏も冬も過酷ですよね!!

 

 

 

 

北海道の小学校の冬休み期間が短縮される?!

話を北海道に戻します。

本州に比べて冬が過酷な分、夏は涼しく快適に過ごせると言われている北海道。

それなら夏休みは短くても仕方ないよね〜!

なんて考えていたのはもう昔の話。

近年、北海道も危険な暑さが続く日が多くなり、ついに2024年から夏休みの延長が検討され始めたのです!

夏休みが延長されるということは、つまりその分冬休みが短縮される可能性もあるのです。

 

北海道の夏が涼しくなくなった

北海道といえば、夏は涼しく過ごせるため避暑地としても人気なくらいでした。

しかしそれは今やもう過去の話です。

2023年8月の北海道札幌市の気温をご覧下さい。

引用 tenki.jp

 

ご覧いただいたとおり、2023年8月の札幌市の最高気温が30度を超えた日が、なんと22日!

札幌市以外の市町村の最高気温も真夏日の連続記録が30日以上続くなど、異常な暑さが続いたのです。

あの涼しかった夏の北海道はどこへ…

 

 

 

ちなみに2023年北海道札幌市の夏休み期間は、

2023年7月26日㈬~2023年8月19日㈯

上の表からもわかるとおり、夏休み終了後の8月23日㈬に札幌市は最高気温36.3度

この猛暑、札幌市の子どもたちは慣れない暑さの中でも、登校することになったのです。

一部では臨時休校や登校時間を遅らせたり、短縮授業を行う小学校もあったものの、北海道の公立小学校は基本的に冷房設備が備わっておりません!

酷暑の中、教室で勉強しなければなりませんでした。

こんな暑さの中、小学校に行かせるのは親としてもとっても心配でした!

 

 

 

こうした異常な暑さをうけ、ついに北海道も夏休みを延長することが検討され始めたのです。

 

北海道の小学校の夏休みが期間延長され冬休みが期間短縮される

北海道教育委員会では夏休みと冬休みを合わせて50日以内にすると規定を定めていたのですが、2023年11月、この規定を変更して総日数を56日以内とすると規定が改訂されました。

これにより今まで25日以内で設定されていた夏休みを増やすことが可能になりました。

自治体によっては、夏休みの期間を延長した分、冬休みの期間を短縮する予定の小学校もあるようです。

夏休みも冬休みもたくさんあればいいのに~!

 

 

 

そうしたら勉強する時間が少なくなっちゃくでしょう!

 

 

 

そうなんです。あまりに長期休暇の期間を延長しすぎても、今度は授業時間の確保が難しくなるため、簡単に延長するわけにはいかないのです。

それにもかかわらず今回長期休暇の期間延長が決定されたのは、それくらい北海道の夏も厳しい季節になったということでしょう。

そしてもう一つ早急に決定を迫られているのがエアコンの設置です。

 

北海道の小学校に急がれるエアコンの設置

先ほどもお伝えしましたが、北海道の小学校には基本的にエアコンが設置されていません。

エアコンが不要なくらい今まで北海道の夏は涼しかったのです。

『天然クーラー』なんて言われていた昔の北海道の夏が懐かしいわね

 

 

 

しかし何度もお伝えしているとおり近年の異常的な夏の暑さにより、北海道の小学校にもエアコンを設置しようという動きが出てきています。

2023年現在、北海道札幌市の小中高全310校のうち、エアコンが設置されているのはたったの2校のみ。

全ての小中高と市立幼稚園の教室と職員室にエアコンを設置するとなると、100億円以上の費用がかかるそうです。

とはいえ、この北海道の異常な猛暑は今後も続くといわれていることもあり、札幌市は2027年度末までにエアコンを設置すると発表しています。

暑すぎる夏でも安心して学校にいかせられるよう、早急にエアコンを設置してもらいたいですね。

 

 

北海道の小学生は冬休みにこんなことをして過ごす!

それでは、再び北海道に話を戻したいと思います。

このとおり期間短縮されるかもしれない北海道の小学校の冬休みですが、北海道の小学生は冬休みどんなことをして過ごしているのかご紹介します。

 

ウインタースポーツ

北海道と言えば、雪!

雪と言えば、ウインタースポーツが思い浮かびます。

雪がたくさん降る北海道はスキー場が各地にあります。

小学校でスキー授業をする小学校もありますよ

 

 

 

スキーではなく地域によってはスケートをするところもあり、冬の体育授業では北海道ならではのスポーツを体験する小学校が多いです。

もちろん冬休み中に家族や友人とスキーに行ったり、スキー教室も盛んに行われているので、冬休みの間に参加してスキルアップする小学生も多くいます。

 

雪あそび

スキー場に行かなくても家の周りや近所の公園には雪がたくさんあります。

大人にとっては除雪などの苦労があるので厄介な雪ですが、子どもたちにとっては広大な遊び場になります。

雪山でそり滑りをしたり、かまくらを作ったり、雪合戦なども楽しめます。

冬の外遊びは温かい格好で風邪をひかないように気を付けましょう!

 

 

 

雪かき

雪かき=除雪は北海道の小学生にとって立派なお手伝いになります。

雪かきは1時間で300キロカロリーを消費するといわれるほどの重労働です。

雪かきダイエットなんて言われるくらいですからね!

(ちなみに私は雪かきした分しっかり食べるので全然ダイエットになりません)

大雪が積もった日には、大人のみならず子どもも雪かきに駆り出されることもしばしば。

家のお手伝いは渋々やる子どもたちも、雪かきのお手伝いとなると積極的です。

ふと見ると雪かきの手伝いなのか雪遊びをしているのかわからないことも多いですが(笑)

あれ?私が雪を積んだ山がかまくらに変身してる~!

 

 

 

ジャジャーン!秘密基地(かまくら)の完成で~す!

 

 

 

こんな感じで北海道の小学生は雪とともに冬休みを満喫します。

期間が短縮されても今までどおり冬休みを楽しめたらいいですね!

 

 

北海道の小学校の冬休み期間はいつから?期間短縮決定の理由にせまる!-まとめ-

  • 北海道の小学校の冬休み期間は12月25日頃から翌年1月20日頃までの約27日間。

    東京の小学校の冬休み期間と比べると約二週間も長い。

  • 北海道の小学校の冬休み期間が長いのは気候の問題があるため。

    寒さが厳しく雪が多く降る地域では登校が困難になる場合もある。
  • 北海道の小学校の冬休みは今まで長いと言われてきたが、

    近年の夏の異常な暑さのため夏休みが期間延長され、冬休みを短縮する予定の自治体もでてきている。

  • 北海道の小学生は冬休みにウインタースポーツをしたり、雪遊びや雪かきをして楽しむ。

北海道の小学校の冬休みはいつからいつまでなのかを調査しました。

まさか近年の猛暑によって、北海道の夏休みが延長され冬休みが短縮されるかもしれない日がくるなんて!

温暖化は様々な形で私たちの生活に影響を及ぼしていますよね。

しかし人間の力では気候を変える事はできませんから、私たちが変動する気候に合わせて生活を変えていくしかないのでしょう。

猛暑の夏休み、極寒の冬休み。

両者とも厳しい時期ではありますが、お出かけの際は天気の情報をこまめにチェックして、

楽しく安全に過ごすことができるよう十分に気をつけましょう!