日本の冬の旅行といえば北海道ですよね。
北海道といえば冬になると毎日非常に寒く、気温マイナスの日々が続きます。
雪を目的に行ったのにまだ積もっていなかったり、逆に本格的に積もる前に行こうと思っていたの大雪で立往生なんてことになったら困りますよね。
私も北海道旅行にいったとき、思っていたよりも気温がひくくて風邪をひいてしまったことがありました。
この記事では北海道旅行に行くときに困らないよう、雪の降り始めの時期や例年の積雪量、そういった情報の収集方法などを紹介します。
北海道旅行に知っておくとお得な情報もたくさん紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
北海道の雪はいつからつもり始めるのかな?
北海道の雪はいつから積もるの?
北海道は雪がすごい!寒い!というイメージは強いと思いますが、具体的にいつから寒いのか雪が積もるのかわからないですよね。
関東圏内とは雪降り始めや融けきる時期は大きく違っています。
旅行の計画を立てる上で天気の情報は必要不可欠です。
スノーアクティビティを楽しみたいという方向けに例年の積雪のタイミングなどをご紹介します。
北海道全体の雪の傾向
(引用:1990年8月~2020年7月の平年 国土交通省 気象庁
気象庁が観測している1990年から2020年の間の平均値を抜き出したものです。
いくつかの観測地点から北海道の旅行先としてよく聞く地点とその付近の地点を何か所かピックアップしてみました。
上の地図に観測地点の大まかな位置をマークしていますので参考にしてみてください。
積雪が始まるのは11月頃
11月中旬から12月上旬頃に北海道では積雪が始まるようです。
積雪が始まると非常に寒い北海道では、雪が解けることがなくどんどん上に積もっていくことが多いようです。
完全に解け切ることがない長期積雪は12月頃から始まっています。
12月以降に北海道に行く場合はどこに行っても雪が積もっていると覚悟する必要があります。
初雪は10月頃が多い
北海道の初雪は10月下旬から11月上旬頃に降ることが多いようです。
稚内など北に近い都市はやはり少し初雪が早い傾向にあります。
11月に北海道に行く場合は雪対策は必須ですね。雪が降らなくてもかなり寒いので、寒さ対策をしていく必要があるようです。
終雪は4月頃までかかる
北海道の終雪は4月中旬から5月上旬頃です。
本州ではもう桜が咲いて春爛漫となっている時期ですね。
そんな時期でも北海道はまだ雪が降ることがあるようですが、積雪はほとんど解けているようです。
北海道ではゴールデンウイークぐらいの時期になると桜が見ごろになるので、五稜郭の桜などを見に観光客でにぎわうこととなります。
寒い日は雪が降る可能性があるので、5月に旅行で行くならばインナーやはおりなど調節できる服装がいいです。
札幌は意外と豪雪地帯!?
札幌といえばだれもが思い浮かべる北海道の中心都市ですよね。
毎年ゆきまつりが開催されることでも有名です。
私は勝手な印象で本州に比較的近い位置にあることもあり雪は北海道の中では少ない方だと思っていました。
正直1メートル近い積雪があることは驚きです。
都会だと思って軽装で向かうと痛い目を見ることになりそうですね…。
北海道の雪のNo.1はどこ?
都道府県の中では一番寒く雪が多い地域である北海道の中で、1番雪が降る場所や1番雪が降らない場所はどこか気になりますよね。
北海道の雪にまつわるNo.1をお教えします。
雪の降らないNo.1は苫小牧!
苫小牧あたりは最高積雪も31cmと北海道の中で見ると雪が少ない地域といえます。
とはいっても、雪があまり降らない関東に住んでいる私にとっては驚くほどの積雪ですが…。
北海道の中であったら比較的冬でも行きやすい場所ですね。
雪の降るNo.1は幌加内町!
積雪が多い幌加内町です。最大深雪は190cmに及ぶこともあります。
位置としては旭川市の少し上くらいに当たります。
11月でも60cm近い積雪があるようです。
豪雪地帯として非常に有名なので、行ってみたいと思う方も多いと思いますが、雪になれていないと歩くのも難しいのではないでしょうか。
今年の積雪情報を知りたければココを確認!
北海道旅行においては天気予報での情報収集は必須です。
オススメの情報収集方法をお伝えします。
天気予報を見る
一般ニュースの天気予報の確認は一番大切ですよね、必ず旅行前には確認しますよね。
天気予報を参考に荷造りをすることが大切です。
予報がはずれている場合もあるので、ニュースの天気予報以外にもネットなど、何か所か予報を確認したほうがいいでしょう!
札幌管区気象台
日最深積雪のページで各観測地点での現在の積雪量を見ることができます。
1時間に一回50分頃に更新されるので、リアルタイムでの積雪量を確認することができます。
積雪の多さで靴などの選択肢が変わってくると思うので、確認をおすすめします。
北海道に行くなら必須!持ち物リスト!
冬の北海道はあなたが思うよりずっと過酷です。
寒さ対策が一番重要ですが、それ以外にも気を付けて準備をする必要があります。
特に市内の人が多い場所では、解けない雪が多くの人に固く踏み固められてがちがちの氷になっていることがあります。
転ばないように気を付けるのが一番ですが、転んでもケガにつながらないように対策することも重要です。
帽子・マフラーでできるだけ肌を覆う
北海道の冬は耳が凍るような寒さです。
外を散策する場合は必ず耳が隠れるニット帽を持っていくといいでしょう。
降雪時は傘をさすと視界が狭くなり危険なうえ、転倒時に両手が開いていた方が安全です。
雪が降っている時は傘はささずに帽子にフードで乗り越えましょう!
マフラーはできる限り口当たりまで覆えるような大判のものがいいでしょう。
肌が外気に触れるところをできるだけ減らして、しっかりと防寒することが大切です。
手袋は丈夫で防水性の高いものを選ぶ
手袋は寒さ対策もありますが、転倒時に手を守ってくれる大切なアイテムです。
オシャレな手袋で行きたい気持ちもわかりますが、クッション性のあるしっかりしたものを選びましょう。
手をついたときなど濡れる可能性が高いので、防水のものを選ぶことをオススメします。
濡れた手袋ってつけると気持ち悪いし、ふやけたりして後からかゆくなったりしますよね。
靴は暖かさも大事だがソールを要チェック!
雪国で旅行する上では靴が非常に重要です。
せっかくの旅行でこけて病院のお世話になるなんて嫌ですよね。
あったかい靴を選ぶことも必要ですが、必ずソール部分を確認してください。
あったかい靴の代名詞ともいえるムートンブーツなどは、靴底が真っ平ですごく滑りやすいものが多かったりします。
可能であればスノーブーツなどの専用の靴を準備しましょう!
それに加えて防水スプレーで水対策をしておくといいですね。
靴下は分厚く防寒性能があるものを選びましょう。
浸水の可能性があるので、通常よりも多く持っていくことをオススメします。
服装はインナーでの重ね着は要注意
北海道は寒さ対策ばっちりの町!
室内はとても暖かくなるように気密性が高く作られています。
重ね着をするなどして外気温に合わせて体温調節できるような恰好で行きましょう。
インナーを重ねすぎてしまうと気軽に着脱できないので、併せてパーカーカーディガン、アウターなどを重ね着することがオススメです。
室内が暑くて汗をかいた状態で外に出て、汗で風邪をひくなんてこともあり得るので注意が必要ですよ。
また、アウターは雪で濡れる可能性もありますので、撥水加工のあるものを着用することをオススメします。
荷物は両手を開けられるものを選ぶ
荷物はリュックサックなどを選ぶと後方転倒時に頭を守ってくれます。
ショルダーバッグやボディバッグを利用して、できるだけ両手は開けておくことが必要です。
転倒時に両手が開いていないとケガの原因になります。
冬の北海道旅行に持っていくといいもののリストを作ったので、ぜひ参考にしてくださいね!
北海道持ち物リスト
- 帽子 耳までカバーできる暖かいもの
- マフラー 口元までカバーできる大判のもの
- 手袋 防水性のある丈夫なもの
- 靴 ソールに滑り止めが聞いているスノーブーツなど
- 靴下 厚手の靴下 日数より少し多めに持っていくといい
- インナー 重ね着用として何種類か持っていくといい
- 上着 撥水加工がされているものがいい
- リュックサック
写真に残したい北海道の絶景雪景色スポットはココ!
旅行の醍醐味と言ったら写真を撮ることですよね。
私も旅行に行くと毎度写真フォルダがいっぱいになるほど写真を撮ります。
幻想的なスポットや、雄大な自然などはぜひ写真に収めたいです。
あとからフォルダを見返して旅の思い出に浸ったりしますよね。
冬の北海道旅行でつい写真を撮りたくなるような絶景雪景色をご紹介します。
冬の蝦夷富士羊蹄山
(引用:真狩村公式HP)
蝦夷富士とも呼ばれている富士山によく似た美しい流線形の稜線を持つ山です。
羊蹄山は標高1,898メートルの成層火山です。
美しい白い雪を纏う雄大な蝦夷富士は一見の価値アリ!
ふもとにはニセコやルスツなど有名スキー場があります。
夏は野鳥や高山植物をたくさん見ることのできる、自然豊かな山です。
オホーツク海の流氷
(引用:北海道公式観光サイト)
オホーツク海沿岸部から流氷が確認できるようになるのは1月初旬ごろから。
流氷は北海道の北東、オホーツク海沿岸の各地で観測することができます。
中でも「知床」、「網走」、「紋別」の3地域が流氷の名所として有名ですよ。
流氷の見ごろを迎えるのは2月上旬から3月上旬です。
砕氷船や流氷ウォークなどで、流氷に近づくことが出来るので、体験してみてください!
運が良ければアザラシやクリオネに会えるかもしれませんよ!
幻想的な青い池
(引用:北海道公式観光サイト)
勝岳の火山泥流を防ぐための防災工事の際、美瑛川に置かれたブロック堰堤に川の水がたまりできた人造湖です。
11月から4月頃には、夜になるとライトアップされた風景も楽しむことができ、その引き込まれそうな幻想的な情景はいつまでも見ていられるほどの絶景です。
美しい青色をたたえる池と立ち枯れたカラマツが幻想的な雰囲気を醸し出します。
11月ごろは雪化粧を被った枯れ松が池に反射する幻想的な光景を見ることが出来ます。
12月以降の厳冬期は水が完全に凍ってしますのですが、夜には幻想的なライトアップを楽しむことが出来ます。
北海道雪の時期に楽しめる生物
冬の北海道でのみ見ることが出来るレアな生物をご紹介します。
旅行の醍醐味はその現地の生態系に触れることだと思います。
特にかわいらしい動物はつい探しがちですよね。観光するならぜひ北海道特有の生物たちを探してみてください。
北海道の雪の虫がいる!?
(引用:教育出版Web図鑑)
北海道の雪には虫がいるから食べてはいけないと小さなころから言い聞かされていました。
実は今回調べて雪の前に飛ぶ雪みたいな虫がいるだけで、雪の中に特別な虫がいるわけではないと知りました。
うわさで聞いていた雪虫はアブラムシの仲間のトドノネオオワタムシです。
11月から12月に表れて白い小さな綿のような姿でふわふわ飛ぶことから雪虫と呼ばれています。
ちなみに北海道の雪は空気がきれいなので東京の雪よりは綺麗ですが、大気中のチリが入っているので食べることはオススメしません。
会えたらラッキー冬の妖精!
(引用:環境省)
冬の妖精と呼ばれるこの鳥は非常に人気ですよね!北海道に行くなら一度は見てみたいと思うはずです。
実際シマエナガって会えるものなのでしょうか?
シマエナガは普段は森にいますが、冬の寒い時期になると餌を求めて町に降りてくるようです。
シマエナガは北海道全域に生息していますが、見つけることは非常に難しいです。
12月から2月のみ街中で観察することが出来ます。
また活発ですばしっこい鳥なので写真を撮るのは難しいかもしれません。
北海道の雪はいつからつもる?雪だから映える絶景スポットはココ!まとめ
積雪の時期
観光ポイント 【北海道オススメ雪絶景】 【北海道でしか見れない生物】
今回は北海道の積雪情報について紹介しました。
冬の北海道旅行の持ち物やオススメスポットなども旅行の参考にしてみてくださいね。
紹介した以外にも北海道特有の動物は沢山いますので、北海道に行った際はぜひ探してみてください!