皆さんは、普段からお茶を飲みますか?
人生の中でお茶を1度も飲んだことがないという人は、ほとんど居ないのではないでしょうか。
お茶と一言で言っても、緑茶、烏龍茶、紅茶、玄米茶、番茶等、様々な種類があり体に良いといわれています。
コンビニやスーパー、自販機などで気軽に手に入れることが出来、お茶のパックを買って自宅で作っている方もいらっしゃると思います。
私たちの生活でかなり身近にあり、人によっては無くてはならない物だと思います。
今回は、その中でもほうじ茶について、なぜ飲みすぎると体に良くないのか、体に良い飲み方を詳しく解説していこうと思います。
ほうじ茶を飲みすぎると体に悪い?デメリットとは
カフェインの摂りすぎ
ほうじ茶は他のお茶よりもカフェインは少ないお茶ですが、飲みすぎるとマイナスの要素になってしまいます。
一般的に成人で1日【250mg〜300mg】であれば、影響は出ないとされています。
ほうじ茶で換算すると、1日【1500ml】(カフェイン量は【300mg】と仮定)です。【200mg】のコップで、【7.5杯】分になります。
アクリルアミドが含まれている
アクリルアミドとは、茶葉を焙煎した時に発生する発がん性物質です。発がん性物質が入っているなら、飲めないじゃないかと言う人もいるかもしれません。
ですが、アクリルアミドは食べ物を熱する時に発生するものなので、少量であればリスクは少ないとされています。
ほうじ茶を飲むメリットには何がある?
カフェインが少ない
高音で焙煎するためカフェインが昇華し、苦味の少ないあっさりとした味わいになります。
抽出したお茶【100g】あたりのカフェイン量ですが、玉露では【160mg】あるのに対し、ほうじ茶は【20g】と【1/8】に抑えられています。
また、カフェインがすくないため利尿作用があまりなく、他のお茶よりも水分補給をするのに適しています。
カテキンで生活習慣予防
カテキンと呼ばれるポリフェノールが豊富なのですが、代表的な効果としては、抗酸化作用です。
細胞が酸化するのを防ぎ、がんや老化、生活習慣予防が期待できると言われています。
また、抗菌作用もあるので、食中毒菌や胃がん、胃潰瘍の原因となるピロリ菌の増殖を抑えてくれるので、食中毒予防や、胃潰瘍予防に効果があります。
さらに、カテキンには脂肪を分解する効果もあります。そのため、脂肪が付きにくくダイエット効果もあります。
そもそもほうじ茶ってどんなお茶?
ほうじ茶とは?
「ほうじ茶」とは、日本の緑茶の一種です。緑茶とは、色が全然違うので、違う種類だと思われがちですが、煎じ方が違うだけです。
日本茶業中央会の定める表示基準によると、「ほうじ茶とは、煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの」と定義されています。
煎じるとはどういうこと?
「煎じる」と聞き、なんのこと?と思う人もいるのではないでしょうか?「煎じる」とは、お茶を煮てその成分を滲み出させることです。
これは、中国から入ってきた言葉です。中国では、漢方などを煎じて飲んできたことから、日本に伝わってきました。
ほうじ茶の美味しい淹れ方とアレンジ
ほうじ茶を美味しく淹れるポイント
より美味しく淹れるためには、お湯の温度と茶葉量、抽出時間が重要なポイントになってきます。
ほうじ茶の特有の香ばしい香りは、熱いお湯で淹れることにより、より一層引き立ちます。
苦味の元となるカフェインは、高温で抽出されやすいのですが、ほうじ茶はカフェインが少ないので、高温で淹れても苦味が出にくいのが特徴です。
煎茶等、他のお茶だと抽出時間は1分以上必要になってきますが、ほうじ茶は、あまり長時間蒸らすと渋みが出てきてしまいます。
基本的な美味しい淹れ方
①急須に茶葉を入れる
②あつあつのお茶を茶葉に当てるようにいれる
③急須の蓋を閉めずに30秒蒸らす
④蓋をして注ぎ口の反対を持ち、カップに注ぐ
おすすめアレンジ
・ほうじ茶ラテ
【材料】(1杯分)
ほうじ茶(茶葉) 8g
牛乳 150cc
水 50cc
①茶葉を手鍋に入れ、水を50cc入れる
②中火で1分煮出す
③冷たい牛乳150ccを加える
④約3分間、弱火から中火で沸騰させないように、時々かき混ぜながらコトコト煮る
⑤火を止め、茶こしを使ってカップに注ぐ
・黒蜜きなこほうじ茶ラテ
【材料】(1杯分)
ほうじ茶ティーバッグ 1個
熱湯 200cc
☆黒蜜 小さじ2
☆きなこ 小さじ1
☆練乳 お好みで
マシュマロ 2~3個
①☆をカップに入れ、よく混ぜる
②熱湯注ぎ、ティーバッグを入れる
③抽出されてきたらよく混ぜる
④マシュマロを乗せ、溶かしながら飲む
・ほうじ茶シナモンハニーラテ
【材料】(1杯分)
ほうじ茶(茶葉) 8g
牛乳 150cc
水 50cc
シナモン お好みで
はちみつ 大さじ1
①ほうじ茶を鍋に入れ、水50ccを入れる
②中火で1分煮出す
③冷たい牛乳150ccを加える
④約3分間、弱火〜中火で沸騰させないように、混ぜながらコトコト煮る
⑤火を止め、茶こしを使ってカップに注ぎ、はちみつとシナモンを加える
ほうじ茶を飲みすぎると体に良くない?体に良い飲み方とは?のまとめ
・「カフェイン」が少なく、苦味も少ないため妊婦や子供でも飲みやすい
・「カテキン」が多く入っており、生活習慣予防やダイエットに効果的
・飲みすぎには注意すること
ほうじ茶は、体に良い影響を与えます。苦味と消化器官への刺激が少ないので、子供から大人まで年齢関係なく飲みやすいと言えます。
ですが、飲みすぎると体に悪い影響を及ぼす可能性があるので、ほどほどに飲むことが重要です。
ぜひ、生活にほうじ茶を飲む習慣を取り入れてみてください。