スマートフォンで文字を入力する時、どうやって入力していますか??そもそも、スマートフォンの入力方法なんて知らない、なんて人もいるかもしれませんね。
入力方法はいくつかあって、
- キーボード入力(テンキー・PCキーボード)
- 音声入力
などが主流となっています。また、テンキーの入力にも2種類あります。
- フリック入力
- トグル入力
があります。今回はこのフリック入力について詳しく見ていきますね!!
フリック入力できない年齢は30代
これは意外な結果ではないでしょうか。スマートフォンでフリック入力をしているのは、10代が一番多く63.0%という結果となっています。
一方で30代はフリック入力の利用率が39.6%と、最も低くなっています。ですが、スマートフォンを使っている割合も多いはずの30代が、なぜこのような数値になるのでしょうか。
全体の65%以上がフリック入力している
フリック入力は、一番日本語入力に適した入力方法であり、入力スピードの上がるため、最も利用されている入力方法です。
ちなみにフリック入力とは、文字を入力するためにキーにタッチすると、周囲にその行の文字が出てくるので、打ちたい文字の方向に指を払って文字を入力する方法です。
特に10代は利用率が75%を超えており、40代と50代でも約50%がフリック入力をしています。この数値を見ていると、いかにフリック入力を利用している人が多いかが分かりますね!!
また、入力のしやすさから今後ますます利用率が上がっていくことが予想されています。
参考までに各年代の利用率を見てみると、
- 10代(15~20歳)が63.0%
- 20代が45.1%
- 30代が39.6%
- 40代が45.8%
- 50代が40.6%
- 60代が46.3%
こうして見てみると、30代の利用率の低さがよく分かりますね。
30代の利用率が低いのはガラケーのせい!?
今の30代の多くは、学生時代に携帯電話、いわゆる「ガラケー」を使っている人が多くいました。
ガラケーでは文字入力する時に、「トグル入力」(打ちたい文字になるまでプッシュする)しかできなかったため、その時の癖がなかなか抜けないのかもしれませんね。
私も高校生の時にガラケーを持っていたのですが、片手でものすごいスピードでトグル入力している友達がたくさんいました。
たしかに、あの入力方法に馴染んでしまうと違う入力方法はできないかもしれませんね。
フリック入力のメリット
フリック入力の最大のメリットは、さっきも言った通り「入力スピードがあがること」です。
特に日本語入力に特化しているため、慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばとっても時短になるんです。
主にフリック入力が時短になる理由として、
- どのひらがなも一発で入力できる!!
トグル入力では、例えば「お」段ばかりの言葉を打とうと思うと、かなりの時間や手間がかかってしまいます。フリック入力にすれば、どの文字であっても、一発で打ててしまいますよね。 - 記号や符号の入力も簡単!!
特に便利だなと感じたのが、「、」や「。」の句読点です。この他、「!」や「?」もフリック入力で入力できますよ! - 「ー」の長音も一発で入力できる!!
トグル入力では、「わ」を連打しないと入力できなかった長音ですが、フリック入力ではすぐに入力できてしまいます。 - 「 」(カッコ)の入力もできる!!
知っていましたか?「や」のキーを左右にフリックすれば、「 」の入力ができてしまいます。たしかに予想以上に「 」って使うんですよね・・・。なので、「 」が一発で入力できるのは、お役立ちですね!!
これだけメリットがあるなんて、私も知らなかったです!!
フリック入力が練習できるアプリがあるって本当??
いくら便利とは言っても、なかなか慣れないうちはハードルが高く感じてしまうかもしれませんね。
そんな人には、ぜひフリック入力の練習ができるアプリの利用をオススメします!
フリックラーニング
こちらのアプリは、1分間に打てる文字数を記録していく、というものです。ボタンごとの練習コースがあり、どのボタンを押せばどの文字が入力できるのかが確認できます。
こうした練習でフリック入力の基礎を身に付けていくことが可能です。英語や数字の練習もできますよ。
また、オンラインランキングもあり、モチベーションを落とさずに頑張れるのも魅力の1つです!!
AndroidにもiOSにも対応している上、無料で使えるので(一部アプリ内課金あり)フリック入力初心者にはもってこいですね。
フリックファン!
出てくる文字をフリック入力でひたすら入力していく、というアプリ。フリック以外での入力ができないようになっているので、嫌でもフリック入力の練習ができます。
どのくらい練習できたかがグラフで確認できたり、毎日挑戦できるテストもあったりと、飽きずに練習することができそうですね!!
無料(一部アプリ内課金あり)で使えますが、残念ながら対応しているのはiOSだけです。
にゃんこフリック道場(無料版)
ストーリー性のある機能で、飽きずに練習できるのが最大の魅力のアプリです。
オンボロ道場をにゃんこ4姉妹が再建していくというストーリーで、頑張れば頑張るほど結果に繋がります。オフラインのモードで練習し、オンラインの昇段試験でどんどん上達していけますよ。
可愛いキャラクターと一緒にフリック入力の達人になりましょう!!
無料(一部アプリ内課金あり)で、こちらも残念ながらiOSのみの対応となります。
ちなみに、こちらは無料版だけでなく有料版もあります。料金は370円ですが、買い切りで利用できるので、さらにフリック入力の上達を目指したい人にオススメです。
有料版は、昇段試験の回数制限がなくなるため、ゲームをサクサク進めることができます。無料版で物足りない人は、ぜひ有料版を購入してみてくださいね!!
フリック入力はいつから普及した?
スマートフォンでの日本語入力で、欠かせない存在となっているフリック入力。はじめはiPhoneのみでの使用でしたが、現在ではAndroidでも使われています。
このフリック入力がiPhoneに搭載されたのは、実は2008年なんです。名前がフリックなのは、液晶ディスプレイでスライド操作をすることから名づけられたそうです。
フリック入力の次に来るのは?
実は、フリック入力の次に普及すると言われている入力方法があるんです。フリック入力の導入で、日本語入力は格段に速くなったと言われていますが、それよりも早い入力方法があるということでしょうか?
新しい入力方法は2つあるので、それぞれ紹介していきますね!!
アルテローマ字入力
この入力方法は、名前通りローマ字での入力になります。スマホのキーボードを特殊な配列にすることにより、不要な子音や母音に触れないようにすることができます。
打ちたい文字に対し、画面上で指を滑らせば良いので、タップ数が少なくて済みます。ローマ字入力に抵抗がない人であれば、すぐに習得できる入力方法です。
ターンフリック入力
フリック入力とキーの配置を変えずに打てる「ターンフリック入力」も、これから普及していくと考えられている方法です。
アルテローマ字入力の機能の1つであるため、「アルテ日本語入力キーボード」をインストールすることで、使えるようになります。
フリック入力よりも濁音、半濁音、促音、拗音がキー配列の中に組み込まれているため、フリック入力よりも一手間省くことができますよ。
フリック入力できない年齢って何歳?理由とお役立ちアプリも紹介!!まとめ
ここまでフリック入力について見ていきました。内容をまとめると、
- フリック入力はスマートフォン利用者の65%が使用している。
- 30代は各年代に比べて、フリック入力を使用する割合が低い。
- 30代のフリック入力使用率が低いのは、ガラケーを使っていた経験が原因だと考えられる。
- フリック入力には日本語入力に適しており、入力時間が時短になるなど、メリットが多い。
- フリック入力の練習に適したアプリがある。
- フリック入力が普及し始めたのは2008年。
- 次に来る入力方法として注目されているのが「アルテローマ字入力」・「ターンフリック入力」。
これまでフリック入力なんか無理!!と思っていた人も、アプリを使ったりして練習してみるのも良いのではないでしょうか。
また、自分に一番合った入力方法を見つけてみるのも楽しいかもしれませんね。