リビングのタイプを大きく分けると、I字型のリビングとL字型のリビングになります。
この記事をおすすめする人
- I字型リビングとL字型リビング、それぞれの特徴が知りたい
- LDKのレイアウトで迷っている
- 家事動線や使いやすさはどうなの?
それぞれのリビングにはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
I字型リビングで後悔?リビングの特徴
リビングは4つのタイプに分かれます
- I字型
- L字型
- スクエア型
- 独立型
どのタイプのリビングが使いやすいかは、ライフスタイルによって違います。
理由は、人によって重視するポイントが違うからです。
ここではI字型リビングとL字型リビングの特徴についてご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットが理解できれば、自分のライフスタイルに合ったリビングを選ぶことができます。
リビングの特徴①I字型リビングとは?
I字型リビングとは、キッチン・ダイニング・リビングが直線上に配置されている長方形の間取りをさします。
特徴
- キッチンからダイニングとリビングが見渡せる
- キッチン・ダイニング・リビングが一つの空間として広く見える
リビングダイニングとしての一体感があり、家具レイアウトの自由度が高い間取りです。
例えば、ダイニングテーブルを置かずにリビングを広く使ったり、ダイニング・リビングを通常の型にはめない使い方もできます。
逆に言えば、ダイニングとリビングの境界があいまいなので、スペースを区切りたいひとにとっては使いにくい間取りになります。
リビングの特徴②L字型リビングとは?
L字型リビングとは、キッチン・ダイニング・リビングがLの文字のように並んでいる間取りをさします。
特徴
- キッチンの真横にダイニングを配置できるので、料理の持ち運びがすごく便利
- ダイニングテーブルを料理中の作業台として使える
- 料理の途中で休憩したいとき、すぐに椅子に座って休むことが出来る
キッチンを使うときに、ダイニングも作業スペースとして使えることがとても便利ですね。
毎日料理をする主婦にとって、ダイニングテーブルに直接、料理を置けるというのはポイントの一つです。
I字型リビングで後悔?I字型リビングのメリット・デメリット
引用 アイフルホーム公式サイト
I字型リビングは、キッチン・ダイニング・リビングが一直線に並んで長方形の間取りになっています。
キッチンからリビングダイニングが見渡せるので、子供が遊んでいても見守りながら安心して家事ができること。
そして、開放的なリビングですが、キッチンがある程度隠れるので、キッチンを常に片付けておかなければいけないというプレッシャーがなくなります。
I字型リビングのメリット5選
I字型リビングのメリット①全体を見渡せて一体感を感じられる
- どの位置にいてもすべてを見渡せる
- キッチン、ダイニング、リビングがひとつの空間として使える
- インテリアを統一できる
I字型リビングのメリット②大きな窓を配置しやすい
- 日当たりのいいリビングになる
- 換気ができて、空気の入れ替えでリフレッシュできる
- 窓が大きいと開放感がある
I字型リビングのメリット③広くみえる
- 広い壁面に家具をレイアウトでき、使いやすい
- キッチン・ダイニング・リビングが一つの空間になり、開放感が生まれる
- 背の低い家具を統一して置くと全体が広く見える
I字型リビングのメリット④キッチンの内部が見えない
- プライベートな空間が作れる
- キッチンが見えにくいようにコーディネートできる
- 急な来客でも慌てて片付けなくてすむ
I字型リビングのメリット⑤キッチンからリビングを見渡せる
- 子育て中はキッチンで作業しながら、子供の見守りができる
- 来客が来てもコミュニケーションを取りながらおもてなしができる
- 家族と顔を合わせながら団らんの時間がとれる
I字型リビングのデメリット3選
I字型リビングのデメリット①レイアウトが難しい
- キッチンの横にダイニングテーブルをレイアウトしずらい
- 大型キッチンを配置するにはある程度の広さが必要になる
- 人気のアイランドキッチンにするとレイアウトが決まったものになる
I字型リビングのデメリット②食事が運びにくい
- ダイニングテーブルの配置はキッチンの前になることが多い
- 横にダイニングテーブルをレイアウトするには広さが必要になる
I字型リビングのデメリット③キッチンに窓がない
- キッチンが孤立し、狭くなりがち
- 窓がなく、採光や換気ができない
I字型リビングで後悔?I字型リビングのおすすめレイアウト
I字型リビングは一番人気のあるリビングです。
I字型リビングのおすすめレイアウト①対面キッチン
ここでは2つ対面キッチンのレイアウトをご紹介します。
まずは、ダイニングとリビングを一つの空間にする場合
どこにいてもリビング全体が見渡せて、広く感じるレイアウトです。
ここがポイント
- ダイニングテーブルとリビングのソファを平行に並べたレイアウト
- 手元がオープンなキッチンはお料理中も風景の一部になり、LDKとしての一体感がより感じられる間取り
- ダイニングテーブルからリビングのソファにかけての動線がスムーズ
I字型リビングのおすすめレイアウト②対面キッチン
次に、ダイニングとリビングを別の空間にする場合
I字型リビングでも、ダイニングとリビングを別の空間にしたい場合は、このレイアウトで解決できます。
ここがポイント
- キッチンに背を向けるようにソファをレイアウト
- キッチンから料理をしながらテレビが見える
- キッチンの手元を隠すように壁があり、ソファがダイニングとリビングを区切る位置にある
- 同じ部屋でありながらダイニングとリビングを別の空間としてインテリアを変えることができる
I字型リビングのレイアウト③アイランドキッチン
人気のアイランドキッチンはとても使いやすく素敵なリビングです。
ここがポイント
- アイランドキッチンとダイニングが横並びになったレイアウト
- リビングから見渡したときに一体感を感じる間取り
- 対面キッチンプランでは収納になっていた背面の壁を、窓にして換気が出来る
I字型リビングで後悔?L字型リビングのメリット・デメリット
L字型リビングは、キッチン・ダイニング・リビングがLの文字のように並んでいる間取りになっています。
キッチンの横にダイニングをレイアウトすると、家事動線が短くなりキッチンの使いやすくなります。
ダイニングやリビングに独立性を持たせやすいL字型の空間は、家族がそれぞれの時間を過ごすプライベートスペースをつくりやすいのが特徴です。
L字型リビングのメリット4選
L字型リビングのメリット①窓に面していて明るい
- 壁が多く窓を設置できる箇所が増え、十分な採光や換気ができる
- 窓が大きいと開放的なリビングになる
- 焼き肉など匂いが出る料理のときに便利
L字型リビングのメリット②キッチンとダイニングの動線がいい
- 食事を運ぶなど家事動線がいい
- 子育て中に子供の見守りをしながら家事ができる
- 来客中もコミュニケーションを取りながらおもてなしができる
L字型リビングのメリット③ダイニングとリビングが独立した空間にできる
- ダイニングとリビングのインテリアのテイストをかえられる
- 食事とくつろぎの空間にメリハリがつく
- オシャレな空間になる
L字型リビングのメリット④キチンのタイプが選べる
- 対面キッチン
- アイランドキッチン
- 壁付けキッチン
L字型リビングのデメリット3選
ここまで良いことずくしのL字型リビングですが、当然デメリットもあります。
L字型リビングのデメリット①狭く見える
- ダイニングとリビングが分かれているので実際より狭い印象になる
- 全体の見通しが悪い
L字型リビングのデメリット②レイアウトが決まってしまう
- 家具の位置が固定され模様替えがしにくい
- ダイニングテーブルやソファの位置が限定される
L字型リビングのデメリット③キッチンからテレビや子供の様子が見えない
- キッチンで料理をしながらテレビが見えない
- 調理中に子供の見守りが出来ない
I字型リビングで後悔?L字型リビングのレイアウト
ダイニングとリビングを違うインテリアにすることができるのが楽しいですね。
L字型リビングのレイアウト①キッチンの向かいがリビング
ここがポイント
- キッチンの前にリビングを配置した間取り
- L型のくぼみ部分にテラスを作ると、リビング・ダイニングともに自然光が入る明るいLDKに
- キッチンを中心にレイアウトすると【食事をするダイニング】と【くつろぐリビング】の使い分けができる
L字型リビングのレイアウト②ダイニングの向かいがリビング
主婦にはうれしい、使いやすいキッチンですね。
ここがポイント
- ダイニングの向かいにリビングを配置した間取り
- 人気のアイランドキッチンを設置できる
- ダイニングとリビングが同じ空間になり、家族とコミュニケーションがとれる
I字型リビングで後悔?リビングレイアウトのコツ
リビングレイアウトのコツ①ソファを基準にレイアウトを決める
まず、リビングの主役になるソファを基準にして配置を決めると、全体のコーディネートがスムーズに決まります。
ソファの向きは、窓と並行になるように壁側にレイアウトするのが一般的です。
ソファの配置が決まったら、ソファと対面するように反対の壁側にテレビやちょっとした飾り棚を配置するのがポイントです。
ラグの上にセンターテーブルをレイアウトすると、広い空間に立体感が出てメリハリができます。
リビングレイアウトのコツ②隙間空間にアートや観葉植物を飾る
ソファ、テレビ、センターテーブルなど、リビングの大まかなレイアウトが決まったら、広い空間に装飾を加えていきましょう。
広いリビングの場合、ソファやテレビ台の周囲の空間が、シンプルに感じられます。
そういった空間に大きめの観葉植物や、お好みのアートを飾ることをおすすめします。
I字型リビングで後悔?本当に使いやすいリビングレイアウトはコレ!まとめ
I字型リビングとはキッチン・ダイニング・リビングが直線に並び、長方形の間取り
I字型リビングのメリット
- 全体を見渡せて一体感を感じられる
- 大きな窓を配置しやすい
- 広くみえる
- キッチンの内部が見えない
- キッチンからリビングを見渡せる
I字型リビングのデメリット
- レイアウトが難しい
- 食事が運びにくい
- キッチンに窓がない
L字型リビングとはキッチン・ダイニング・リビングがL字の配置になる間取り
L字型リビングのメリット
- 窓に面していて明るい
- キッチンとダイニングの動線がいい
- ダイニングとリビングが独立した空間にできる
- キッチンのタイプが選べる
L字型リビングのデメリット
- 狭く見える
- レイアウトが決まってしまう
- キッチンからテレビや子供の様子が見えない
リビングのタイプにはそれぞれメリット・デメリットがあります。
リビングの特徴を理解して、自分のライフスタイルに合わせたリビングを選ぶことで、快適な生活をおくれます。
この記事がリビングを選ぶ際の参考になれたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。