不動産や自動車を購入する際に必要となる実印ですが、普段の生活では必要性がないため、あまり馴染みがありませんよね。
いざ必要になると、実印ってどこで買うの?と疑問に思う方もいると思います。
結論から言うと、実印はどこで買ってもいいんです。
そもそも実印と言う名前の印鑑があるわけではなく、サイズの条件を満たした印鑑を、市区町村で印鑑登録証明書用に登録申請しなければなりません。
申請が通ると、本人の物であることが公的に認められ、印鑑と一緒に印鑑登録証明書を提示することで、実印としての効力を発揮すると言うことになります。
今回は、実印が実際に必要になった場合に、おすすめの購入先や作成のポイントを解説していきます。
実印ってどこで買えばいいの?
実印はどこで買ってもいい、とお伝えしましたが、どんな印鑑でもいいというわけでもなく、サイズの条件を満たす必要があります。
では、どのような場所で買うことができるのか、解説していきます。
実印を買うことができる場所
実印として使用する印鑑は、様々な場所で購入することができます。
●街のはんこ専門店
●ネットのはんこ専門店
●楽天市場やAmazon
●文房具店やホームセンター
●100円ショップ
専門店から100円ショップまで、いろんな所で買うことができるので、迷ってしまいますね。
どこで買ってもいいなら安いものでいい、と思う方もいるかもしれませんが、購入場所によってメリットやデメリットがあるので、次はその点を解説していきます。
実印の購入先やメリット・デメリット・口コミ
では具体的にどんなところで購入すれば良いか、メリットなどを解説していきますね。
街のはんこ専門店
メリット
- 実際に印鑑の材質を見れる
- 直接やり取りして印鑑に彫る文字や書体の相談ができる
- 珍しい名前でも対応してもらえる
デメリット
- ネットショップに比べて割高で、納期に時間がかかる場合がある
- 取り扱いのある素材が少ない場合がある
- 来店の必要がある
街のはんこ専門店で購入した方の口コミ
実印を購入しました。 初めての購入で全くわからなかったけど、店員さんが念入りに教えて下さりスムーズに購入出来ました。 店員さんの対応も凄く良く 店内も綺麗で大満足でした。 また、利用したいと思います。
はんこ屋さん21は、全国に300店舗もあるはんこの専門店で、様々なはんこに対応していて安心してお任せできそうです。
他にも、街のはんこ専門店で購入した方の中には、”細かい要望にも対応してもらえて良かった”
といった口コミもありました。
多少高額になっても、実際に店員さんに相談しながら、一生モノの印鑑を購入したい方にとっては、街のはんこ専門店での購入がおすすめです。
ネットのはんこ専門通販
ネット通販にも専門店があり、高品質の印鑑が割安な価格で購入できます。
メリット
- 来店の必要がない
- 時間や場所を選ばず、好きなはんこを作れる
- 高品質な印鑑が低価格で買える
- 印鑑の素材が豊富で、納期が早い
- 印影のイメージは、画面上で確認できるサイトもある
デメリット
- 直接相談できない
- 素材の質感を触って確かめることができない
ネットのハンコ専門通販で購入した方の口コミ
今回株式会社になりますので、こちらを利用させていただきました。
実印や個人印も対応が早くて助かります。必要なときにすぐ作成していただけるから、心強いです。
今回の印鑑も社長に気に入ってもらえると思います。
引用 ハンコヤドットコム
ネットとは言え、彫刻前に印影を確認できたり、最短即日出荷や30年保証など、様々なサービスを展開している専門通販があります。
日中は専門店に行くことが難しく、時間や場所を気にせずに良質な印鑑を選びたい方に、おすすめの購入先です。
楽天市場やAmazon
印鑑通販のお店は、楽天にも出店している場合があり、専門店と同等に注文可能なショップもあります。
メリット
- 来店の必要がない
- 低価格で買うことができる
- 貯まったポイントを使える
楽天市場で購入した方の口コミ
自分の実印用に買いました。印象が小さな画面で見ただけでしたので、イメージとは違いましたが、急いでいたので使っています。
今度からはもう少し慎重に出来上がりを確認する方が良いなと思いました。ショップさん自体には、何の落ち度もありませんでした。
引用 楽天市場 ハンコヤストア
デメリット
- 詳細な注文ができない
- 印影の確認ができない
- 細かい希望を伝えにくい
Amazonで購入した方の口コミ
安くて不安でしたが、全くもってちゃんとした印鑑でした。変形リスクも低いだろうし、大満足です。何万もかけて印鑑作っていた時代は終わったんですね。
引用 Amazon
デメリットと感じる面もありますが、低価格でもいいものを販売しているショップもあるようです。
100均より品質の良いもので、ポイントやクーポンなどを活用したい方にはおすすめです。
文房具店やホームセンター、ダイソーなどの100円ショップ
プラスチック製で一般的な苗字だけのいわゆる三文判ですが、文房具店・ホームセンターや、ダイソーなどの100円ショップでも購入することができます。
メリット
- 他の買い物のついでに購入できる
- 安い
デメリット
- 珍しい名前に対応できない
- 取り扱いのある材質が少なかったり、高級な材質はない場合がある
忙しい方や、買い物のついでに購入したい方におすすめの購入先です。
ただ、プラスチック製は欠けやすく、印面が不鮮明な場合もあります。
大量生産されているため悪用される危険性があり、実印としての使用はあまりおすすめはできません。
自治体によっては100円ショップなどの大量生産されたはんこを実印として登録しないよう、注意喚起している市区町村もあります。
とは言え、100円で購入できるので、ほとんど使用することがない方や、すぐにでも必要でショップに在庫がある苗字の方なら、
一度お住いの市区町村に確認して、可能であれば利用してみるのもありですね。
ちなみに…欠けてしまった印鑑は、たとえ新品だとしても実印としては登録申請できません。
欠けてしまった印鑑については、以下の記事でも解説しているのでお時間のある方は見てみてください。
実印の作る時のポイントはサイズ!
100円ショップや文房具店で出来上がったものを購入する以外は、自分でサイズ等を選んで購入することになります。
作成するとなると、書体や素材など決めなければいけないことは色々とありますが、何よりも重要なのはサイズだと言えます。
小さすぎても大きすぎても実印として登録できないので、サイズ選びのポイントをまとめました。
実印のサイズって、どれを選べばいいの?
印鑑登録できるはんこのサイズは、
一辺が8mm以上 25mm以下のものと決まっています。
男性と女性では手の大きさも違うので、おすすめのサイズがそれぞれあります。
男性におすすめのサイズは、
16.5mm、18.0mm
女性におすすめのサイズは、
13.5mm、15.0mm
男性だから大き目にしなければいけないということもないので、決められた範囲のサイズで、押印しやすい大きさを選ぶといいですね。
実印は苗字だけでいいの?名前も入れる?
サイズによって適した文字数があり、氏と名をどちらも入れたい場合は、必然的に大きいものを選ぶことになります。
名前だけの実印を作成する場合は、小さめのサイズの方がバランスよく収まります。
先ほどのおすすめサイズから適した文字数を考慮すると、
男性におすすめのサイズに適した文字数
16.5mm、 18.0mm
3~4文字 3~5文字
女性におすすめのサイズに適した文字数
13.5mm、15.0mm
3文字 3~4文字
となります。
大きい印面に対して文字数が少ないと、スカスカでバランスが悪くなるので、印面のサイズと文字数はセットで考えるといいですね。
実印を購入したら印鑑登録をしよう!
購入したハンコを実印として公的に使用するには、市区町村で印鑑を登録申請する必要があります。
購入が無事に済んだら、お住いの市区町村での登録を忘れずに行いましょう。
実印ってどこで買うの?おすすめの購入先や作成のポイントを解説!まとめ
- 実印は、どこで買ってもいい
- サイズは8mm~25mmと決まっている
- 街のハンコ専門店は、直接相談したい人におすすめ
- ネットのハンコ専門店は、良質なものを低価格で買いたい人におすすめ
- 100均、文房具店やホームセンターは、買い物のついでに買えるので忙しい人におすすめ
サイズが合えば、実印はどこで買ってもいい!ということを解説してきました。
購入先の選択肢は、街にもネットにも多数ありますので、それぞれのライフスタイルに合わせて選べますね。
こだわって手彫りのものにしたり、安く買ってポイントを貯めたり、色んな選択肢の中から自分に合う購入方法を選んでみてください。