熱い夏の夜、寝苦しい中やっと眠りに入ろうとしたその瞬間、「プ~ン」と耳元で鳴ると殺意が芽生えます。
夏に悩まされる「蚊」
でもずっと蚊取り線香を焚くのも、市販の虫よけスプレーを頻繁に塗るのも成分が気になる・・・
そんな時は蚊が嫌いな匂いを上手に活用しましょう。
蚊の嫌いな匂いを使って対策!アロマオイルを使う
蚊の嫌いな匂いを手軽に使えるのはアロマオイルです。
アロマスプレーにすれば簡単に持ち運びもできるので便利です。
引用 Amazon
蚊の嫌いな匂いNo.1「レモンユーカリ」
ユーカリレモン、ユーカリ・シトリオドラという名前のものもあります。
名前の通りさわやかなレモンの香りとユーカリのスッとする香りが特徴的です。
蚊の嫌いな理由は昆虫忌避作用「シトロネラール」という成分です。
これが多く含まれていると蚊を寄せ付けない効果が高いです。
シトロネラというオイルも「シトロネラール」が含まれていることで有名ですが、実はレモンユーカリの方が含有量が多いのだそう。
また、「シトロネラール」よりも効果が弱いものの、「シトラール」も蚊が嫌がる成分です。
- レモングラス
- レモンバーム
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
柑橘系の香りのオイルに含まれていることが多いです。
また、おなじみの
- ティーツリー
- ローズマリー
- ラベンダー
なども昆虫忌避作用があります。
ちなみに肌の弱い人にはお勧めできませんが、ラベンダーオイルは刺された時に直接オイルを付けるとかゆみが治まります。
何かと便利なので私は小瓶に入れて持ち歩いています。
ミントも虫が嫌いな匂いですが蚊に対しては効果が薄いとも言われています。
けれども柑橘系との相性も良いですし夏にピッタリの香りですよね。
効果の高い精油に少し入れてあげるだけでもアクセントになります。
部屋でアロマディフューザーを使って香りを広げたり、玄関にアロマストーンを置いて香らせてください。
外に持ち運ぶ場合はアロマスプレーを作ると便利です。
虫よけアロマスプレー
【用意するもの】
- 精油(10滴)
- 無水エタノール(5ml)
- 精製水または水(45ml)
- スプレー容器
- 計量カップ
【作り方】
- 計量容器に無水エタノールを5ml入れる
- 精油を10滴入れてかき混ぜる(ガラス棒などを活用)
- 精製水または水を45ml入れる
- スプレー容器に入れる
【ポイント】
- 入れる順番を守る!(エタノール→精油→精製水)
- 精製水は水でも代用可能!
- スプレー容器は遮光性のあるものを用意する!
- スプレーはよく振ってから使用する!
- 香りは揮発しやすいので、2時間おきぐらいこまめにスプレーする!
- 防腐剤が入っていないので、2週間以内で使い切る!
注意点
- レモンやオレンジ・グレープフルーツなど柑橘系のオイルの光毒性(日光に当たった際に皮膚にシミなどのダメージを与える)は、原液に近い濃度で使用した場合といわれています。ただ、刺激が強い場合があるので肌の弱い方はたくさんの量を使用しないでください。
- オイルの種類によっては服にシミが残る場合はあるので気を付けて楽しんでください。
私はこれを家の玄関に入る前にシュシュっと自分に振りかけています。
以前はよく自分にくっついて一緒に蚊が入ってきたのを見ましたが、これを使うようになって連れて入ることが少なくなりました。
あと、虫よけだけでなく、マスクの外側にシュッと一拭きしてマスクスプレーとして楽しんでいます。
(スプレー後すぐにマスクを付けると無水エタノールの匂いがきつい時があるので、マスクをパタパタ仰いでエタノールを飛ばした後につけてます)
いい香りで気分も上がりますよ。
蚊の嫌いな匂いを使って対策!蚊が嫌いな植物を育てる
庭や玄関からの蚊の侵入を防ぎたい。
それなら蚊の嫌がる植物・ハーブを育ててみてはどうでしょう?
ガーデニングが好きな人なら趣味と実益を兼ねたものになりますし、料理に使えるハーブもあります。
- レモンユーカリ
- レモングラス
- レモンバーム
- レモンタイム
- ローズマリー
など、アロマオイルで忌避効果があるものは育てても効果があります。
それ以外でも蚊に効果があると言われている植物があります。
キャットニップ(イヌハッカ)
猫が好きなハーブ。西洋のまたたびみたいなものですが「ネペタラクトン」という成分に、蚊よけ効果があるそうです。
蚊連草(カレンソウ)
別名蚊嫌草とも言われます。蚊が嫌がる成分の「シトロネラール」を含んでいます。
育て方も簡単で刺し木で増えるそうです。
ちなみに蚊取線香で有名なシロバナムシヨケギク(除虫菊)は植えているだけでは効果がないそうです。
ハーブが大きく育てば料理に使うことはもちろん、切って家の中に飾ったりスワッグにしてキッチンや窓辺につるして香りを楽しむことができます。
手入れをするたびに葉っぱを触るとふわりといい匂いもして心癒されます。
ただ、アロマオイルもハーブも蚊が近づいて来ないようにすることはできても退治することまではできません。
蚊の嫌いな匂いを使って対策!コーヒーとお酢が効くって本当?
蚊の嫌いな匂い?コーヒー?!
コーヒーを飲んだ後の豆のカスが蚊を寄せ付けないという研究結果もでています。
コーヒのカスを撒いた所に蚊が寄ってこなかったそうです。
また、水たまりなどにコーヒーカスを撒くと蚊が卵を生みつけなかったという報告もあるとのことです。
蚊の嫌いな匂い?お酢?!
蚊はお酢の匂いが嫌いだともいわれています。
お酢を置いていると蚊が避けるそうなのです。
口にいれても大丈夫なので、安全面はばっちりな蚊除けになります。
ただ、私はお酢の匂いは苦手なので、家の中や直接体にスプレーは無理そうです。
蚊の嫌いな匂いだけじゃない!好む条件も知って対策を立てよう!
蚊の嫌いな匂いを使いつつ、蚊に刺されやすいタイプの人・好むものを知って対策を立てるとより効果がありますよ。
蚊に刺されやすい人の条件を知って蚊に嫌われる人になろう!
蚊に刺されやすいのはこんな人
- 汗をかきやすい人
- 運動をした後の人
- 太った人
- 足が臭い人
- 飲酒中または後の人
- 妊婦さん
- 黒い服を着ている人、日焼けしている人
- 血液型がO型の人
と言われています。
根拠のあるものから、ないものまでありますが蚊の好む条件に合致している場合が多いです。
理由を見ていきましょう。
蚊が好む人の条件①汗と足の匂い・二酸化炭素・体温
蚊は汗の匂いに敏感です。
二酸化炭素にも集まり易い性質を持っています。
温度を察知するので体温が高い人にも寄ってきます
また、足が刺されることが多いと思いますが、それは蚊が人の足の匂いに集まってくるから。
足の臭いが強い人はその分刺されやすくなります。
蚊が好きな人の特徴を見ると確かにこれらの条件を複数併せ持っているようです。
ちなみに、飲酒するとアルコールの分解過程で二酸化炭素を吐き出す量が増え、妊娠中の人も体温が上がるので吐く息に二酸化炭素が多く含まれるようになるそうです。
体温や二酸化炭素はどうにかするのは難しいですが、汗の匂い対策は比較的やりやすいと思います。
こまめに汗拭きシート(デオドラントシート)で拭いて清潔にしていることで予防できそうです。
身体だけでなく足の裏まできちんと拭きましょう。
その際に蚊の嫌いな柑橘系の香りのシートをチョイスするとより効果がありそうです。
蚊が好む人の条件②暗い色とO型
蚊の色覚は白黒の2色しか感知せず、主に黒に近い色を好むためだと言われています。
黒だけでなく暗い色や濃い色の服にも集まってきます。
日焼けをしている人が刺されやすいのも同じ理由です。
血液型がO型の人は確かに刺されやすいが科学的な理由は分かっていないということです。
確かに私もO型です・・・・
蚊に好む気温や場所を知って蚊に嫌われる人になろう!
蚊が好む条件①蚊の好きな季節は夏?!実は暑すぎるのは苦手
実は、蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃(だから真夏は朝晩よく活動します)。
確かに真夏の炎天下の下ではあまり蚊に刺されませんよね。
昼間は涼しい木陰に入った所を狙われたりします。
実は涼しくなってくる9月~10月が、蚊に対する対策が一番必要な時期なんです!
意外と対策が必要な時期は長いんです。
涼しい場所・涼しくなってくる季節こそ蚊に注意する必要があります。
蚊が好む条件②流れない水がある場所
雌の蚊は流れのない水場に産卵して仲間を増やしていきます。
もちろん、池や溝など自分でどうすることもできない場所はありますが、自分が変えられる範囲は工夫してみましょう。
家の周りで雨水が溜まりっぱなしになっているところがないかチェックしましょう。
外に放置しているビニール袋の中、植木鉢の水受皿なども水が溜まっていないか確認してみてください。
どうしても溜まってしまうところには、蚊の嫌いな匂いで紹介したコーヒのカスを撒いてみるのもいいでしょう。
蚊が嫌いな匂いを活用して対策を!今年こそ刺されない私になる!まとめ
- 蚊の嫌いな匂いのアロマオイルNo.1はレモンユーカリ!他にも柑橘系の匂いのオイルが有効。
- 蚊の嫌いな匂いのハーブを庭や玄関で育てて家への侵入を防ぐ。育てやすいものからチャレンジしてみよう。
- 蚊が好むものは、体温・二酸化炭素・汗。汗は柑橘系の香りの汗拭きシートでこまめに拭いて対策。あと暗い色の服は蚊が多い場所にいく場合は着ないこと。
- 蚊が好む気候は私たちも快適な涼しい気候。増える場所は水がたまった場所。
もちろん、私も自分の部屋に入ってきた蚊はワンプッシュ式の殺虫剤を使って仕留めますし、蚊の多いアウトドアいく際は市販の効果の確実な虫よけスプレーを使います。
でも、できれば安心できて心地いいものを選びたいし、そもそも蚊との接点が減れば不快な思いをすることもない。
それを叶えてくれるものがアロマオイルとハーブです。
上手に使い分けして夏を乗り切りましょう。