皆さんは、地域の自治会に入っていますか?
自治会には入っているが、回覧板を回すのをやめてほしい。
そんなことを感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、回覧板によるストレスの原因や、回覧板の必要性について解説していきたいと思います。
回覧板をやめてほしいと言われる理由
自分が住んでいる地域の自治会に入っていると、必ず回覧板が回って来ると思います。
回覧板を拒否できますか? 近所付き合いしたくないんだけど、どうせめんどうなだけだし
引用 Yahoo!知恵袋
しかし、このように回覧板の存在を面倒くさく感じている人もいます。
そこで、回覧板がストレスとなっている原因をいくつか紹介していきたいと思います。
衛生面に不安がある
回覧板をやめてほしいと言われる理由として、衛生面に不安があるという点が問題視されています。
どれだけの人が触ってきたのかもわからない回覧板を受け取るのは、特に感染症に敏感な今は不安になってしまうかもしれません。
外側の部分をアルコール消毒してから回すことが出来るかもしれませんが、中の紙まで消毒するのは難しいと思います。
そもそも、地域の全員が回覧板を消毒しているとは思えないでしょう。
こういった理由から、回覧板を手渡しで回していくことに、抵抗がある人も多いのではないでしょうか?
回覧板にあまり価値を感じない
回覧場が回って来るのは良いが、回覧板に価値を感じないという人もいるのではないでしょうか。
役立つ情報が無く、回覧板に対してどうでもいいと思っている人も多いのではないかと思われます。
注意ポイント
しかし、自分に関係ない情報ばっかりの中に、しれっと重要なことが書いてあったりもします。
なんだかんだで一応確認しないといけないという点も少し面倒くさいと思われてしまう原因かもしれません。
回覧板が回って来る頻度が多い
回覧板が回って来る頻度は、地域によってそれぞれ違いがあると思います。
しかし、中には結構なハイペースで回覧板が回って来る地域に住む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自治会の役員をしています。 回覧物は、自治体、公共団体などから随時役員宅に届きます。 500世帯ほどの自治会ですが、それを貯めておいて、月2回「市広報」などの配布物と一緒に廻します。 よって、年間24回ですね
引用 Yahoo!知恵袋
回覧板が回ってくる頻度が高すぎます。 ここ4日間で3回も来ました。 今までも週に1-2回くらいはきていましたが、今年は本当にすごい頻度です。
引用 Yahoo!知恵袋
上記のように、やはり回覧板が回って来る頻度は地域によって違いがあるようです。
回覧板のペースが月に2回ぐらいという人もいれば、週に1~2回というかなり頻繁に回って来ている人もいます。
このように、回覧板の頻度が多いと、それがストレスになってしまうパターンもあるのではないでしょうか。
そもそも何故回覧板が必要なのか?
回覧板に対して、色んなストレスを抱えている人がいるということがわかったと思います。
それでは、そもそもなぜ回覧板というものがあるのかという点について解説していきたいと思います。
高齢者の安否確認が可能
回覧板の役割として、地域に住む高齢者の安否確認が出来るという点があります。
今の時代、どんどんインターネットが普及していますが、中にはインターネット環境の無い家庭もあります。
特に、高齢者の方々はインターネットに疎いという方が多く、デジタルツールでの情報共有が難しいのです。
そういった人たちのためには、回覧板での情報共有が簡単で役立つので、非常に便利だと言えます。
地域の情報を共有できる
そもそも回覧板の目的として、特定の地域に住む人たちへ向けて、地域の伝達事項を読んでもらうという目的があります。
回覧板の内容としては、以下のようなものがあります。
回覧板の情報
- ごみの収集日
- 総会日時
- 防災・防犯の情報
- 地域での催し物開催の告知
- 公園清掃の案内
- 道路・水道工事の告知
このように、知っておくべき内容が書かれていることが多いです。
回覧板はどうでもいいと思ってしまう人もいるかもしれませんが、回覧板の内容には「ごみ収集日」など、地域に住むうえで大事なことが書かれていることもあるので気を付けましょう。
注意ポイント
面倒くさく感じてしまっても、地域のルール的な部分はしっかり把握しておくべきです。
回覧板を見たということの確認
回覧板は、地域の自治会から住民たちに伝達したい情報を共有してもらうために回されています。
先程も述べましたが、回覧板には地域に住むうえで重要な内容が書かれています。
回覧板には、伝達事項を確認した後に「目を通しました」という意味でのサインを記入する欄があります。
これを記入することによって、回覧板を読んだという証拠になるので、地域の情報について「知らない・聞いていない」というようなトラブルを防ぐ役割にもなるのです。
つまり、サインしたにも関わらず地域のルールなどを守れていなかったりすると、
本当に回覧板を読んだの?
という事態になりかねません。
回覧板が回ってきたら、しっかり目を通すようにしましょう。
回覧板の電子化におけるメリットとデメリット
回覧板は、だいたいの地域では紙媒体のものが多いと思われますが、
回覧板の手渡しがめんどくさい。
もっと簡略化できないのか?
といった回覧板に対して不満の声も上がっていると思います。
そんな中で、近年は回覧板を電子化している地域もあります。
そんな電子化された回覧板のメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。
電子化のメリット
緊急時に便利
電子化された回覧板は、何か災害があった時や、地域のイベントの中止連絡など、すぐに情報共有したい時に便利です。
紙の回覧板で連絡しようとすると、その辺りはどうしても時間がかかってしまいます。
感染症対策になる
回覧板を手渡しで回すことへの不満点として、感染症の不安があるという部分があったと思います。
しかし、回覧板を電子化することによって、スマホなどで確認することが出来るので、感染症対策になります。
節約になる
回覧板を電子化することで、紙の資源や印刷代の節約をすることが出来ます。
このように、回覧板を電子化することで生まれるメリットは沢山あります。
自分の地域の回覧板も電子化してほしいという方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
電子化のデメリット
次に回覧板を電子化することで発生するデメリットについてまとめていきたいと思います。
高齢者に向いていない
先程も述べましたが、高齢者の方はインターネットに詳しくない方が多いです。
電子化した回覧板に対応できないという方が出てくることもあります。
システム障害のリスク
回覧板を電子化することで、電子機器のシステム障害が起こってしまうリスクがあります。
何か障害が起きてしまったら、伝達作業も難しくなってしまうかもしれません。
このように、回覧板の電子化には、メリットだけでなくデメリットもあります。
回覧板はやめてほしい?そう言われる理由と回覧板の必要性を解説!まとめ
最後に、今回の記事のまとめをしていきたいと思います。
- 実際に、様々な理由で回覧板をやめてほしいと思う人がいる。
- 回覧板の必要性として、地域の大事な伝達事項を情報共有するという目的がある。
- 回覧板の電子化をしている地域もあるが、電子化にもメリットとデメリットがある。
簡単にまとめると、以上のような感じでしょうか。
回覧板に対してストレスを抱える方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に回覧板が回ってきたら、しっかり目を通しておいて損はないでしょう。