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釜飯の発祥はあの有名な峠の釜めし?実は他にもあるんです!

釜飯といえば、駅弁で人気のメニューですよね。

皆さんも電車での出張や旅行で食べたことがあるのではないでしょうか。

その釜飯の発祥はどこかご存じですか?やはりあの峠の釜めしでしょうか。

今回は釜飯の発祥と家でも出来る釜飯のレシピなどについてご紹介していきます。

 

釜飯の発祥はあの峠の釜めし!実は東京にもあります!

引用 荻野屋

釜飯の発祥は、信越本線横川駅にある荻野屋の「峠の釜めし」と言われています。

釜飯といえばここですよね。峠の釜めしを食べた後の釜を記念に残している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

荻野屋は、1885年(明治18年)に信越本線横川駅の開業とともに創業しました。

最初、荻野屋は駅のホームでおにぎり3個とたくあん1切れを竹の葉で包んだものを駅弁として売っていました。

この駅弁は「一番最初に販売された駅弁」の一つと言われています。

 

その後、1953年(昭和28年)に当時の荻野屋の社長であった高見澤みねじという人が、「お客様に本当に喜ばれる特色ある駅弁」の開発を始めます。

そして、完成したのが「峠の釜めし」です。

販売当初はあまり売り上げが伸びなかったそうですが、新聞や雑誌で取り上げられると大ヒットします。

そうして、日本を代表する駅弁の一つとなります。

 

今では、東京駅や軽井沢駅、群馬・長崎のドライブインやサービスエリアでも買うことができます。

しかし、せっかくなら横川にある荻野屋で買ってみるのもいいかもしれません。

店舗名 荻野屋 横川本店

住所 〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川399
地図 [googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m14!1m8!1m3!1d12856.011196298366!2d138.736969!3d36.336482!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x0%3A0x313363b2585a841d!2z44GK44GO44Gu44KEIOacrOW6lw!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1623682030958!5m2!1sja!2sjp&w=600&h=450]

 

釜飯の発祥は東京にもある!?どんなお店なのかご紹介!

引用 ホットペッパーグルメ

釜飯の発祥は横川にある荻野屋の「峠の釜めし」だとご紹介しました。

しかし、実は東京にも釜飯の発祥といわれるお店があります。

それは、東京の浅草にある「元祖 釜めし 春」というお店です。

 

釜めし春は、1926年(大正15年)に創業しました。

釜めしが誕生したのは、その3年前、1923年(大正12年)に関東大震災が発生したときです。

初代店主である矢野テルが釜を使って炊き出しをしたことがきっかけで、一人前のご飯と具材を釜で炊くスタイルを思いつきます。

その当時、一人前の釜がなかったため、釜職人と釜を作るところから始まりました。

 

関東大震災の復興中、テルの元を訪れた人には釜飯の調理方法を教えてあげていたそうです。

その名残で、浅草には他にも釜飯のお店がありますが、元祖は「釜めし春」です。

浅草に行って釜めし春の釜飯を食べるときは、釜飯が誕生した経緯やテルの優しさに思いを馳せてみると、

また違った味を楽しめるかもしれません。

店舗名 釜めし春 浅草本店

住所 東京都台東区浅草1‐14‐9
地図 [googlemaps https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3239.583727522836!2d139.7916053151393!3d35.7118600801872!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x60188ec0a23567cd%3A0xb9e7e7ee2392cfd8!2z6Yec44KB44GXIOaYpQ!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1623684204227!5m2!1sja!2sjp&w=600&h=450]

 

釜飯のレシピをご紹介!美味しい釜飯を家でも作ろう!

「釜飯の発祥はわかったけど、今は食べに行けない…」という方!

ここからは、家でも出来る釜飯のレシピをご紹介します。

今は家で作る釜飯で我慢して、新型コロナウイルスがおさまったら横川駅と浅草に食べにいきましょう。

 

炊飯器で釜飯風ご飯

引用 楽天レシピ

 

1つ目は、炊飯器でできる釜飯レシピです。

このレシピはシイタケの出汁を使うので、釜飯の素がなくてもおいしく作ることができます。

 

レシピ

材料(4人分)

  • 米 2合
  • 水 300cc
  • 干しシイタケの戻し汁 100cc
  • 酒 大さじ1
  • 醤油 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 干しシイタケ(水で戻したもの) 6~7枚
  • にんじん 3分の1
  • さつま揚げ 1枚
  • ごぼう 半分
  • 鶏モモ 100g
  • 醤油(具材を煮る用) 大さじ1
  • 酒(具材を煮る用) 大さじ1
  • みりん(具材を煮る用) 大さじ1
  • 砂糖(具材を煮る用) 小さじ1~2

作り方

  1. 米はといで、30分くらい置く。
  2. にんじんは皮をむいてちょう切り、さつま揚げは1センチくらいのスライス、ごぼうは皮をむいて、1センチくらいの暑さに斜めに切る。
  3. 鶏モモは一口大に切る。
  4. 具材を煮る。鍋に具材を煮る用の調味料をいれて30秒~1分煮たら、にんじん、シイタケ、鶏モモ、さつま揚げ、ごぼうを入れて弱火で5分~10分煮て、粗熱をとる。
  5. 炊飯器に、米、水、干しシイタケの戻し汁、酒、醤油、みりんを入れて軽くかき混ぜる。
  6. 上に、煮た具材を並べて炊き込みご飯モードで炊く。
  7. 10分くらい蒸らしたら完成。

 

峠の釜めしの釜で作る!窯焼きカレー

引用 荻野屋

 

2つ目は、窯焼きカレーです。

峠の釜めしを食べ終わったあとの釜を使って作ることができます。

峠の釜めしの釜を記念にとっている方におすすめです。

 

レシピ

材料

  • ご飯 200g
  • カレー 適量
  • ミックスチーズ 50g

作り方

  1. 釜にご飯、カレーを入れミックスチーズをのせる
  2. 200度に温めたオーブンで焦げ目がつくまで焼く

 

鮭のちゃんちゃん焼き釜飯

引用 相葉マナブ(テレビ朝日)

 

3つ目は、鮭のちゃんちゃん焼き釜飯です。

こちらは、テレビ朝日の「相葉マナブ」で放送された「釜-1グランプリ」のレシピです。

 

レシピ

材料(4~6人分)

  • 米 3合
  • 水 380ml
  • 氷 120g
  • 鮭 3切れ
  • キャベツ 1/6玉
  • 玉ねぎ 1/2個
  • ぶなしめじ 1/2株
  • 塩 少々
  • コショウ 少々

【味噌だれ】

  • 味噌 大さじ4
  • 白味噌 小さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 酒 大さじ2
  • 砂糖 大さじ2
  • バター 20g

作り方

  1. 鮭に塩、コショウを振り、下味をつける。
  2. 味噌、白味噌、みりん、酒、砂糖を混ぜ合わせ味噌だれを作る。
  3. キャベツをざく切り、玉ねじをくし切り、ぶなしめじは石づきを取りバラバラにする。
  4. 炊飯器の釜に浸水して水気を切った米、水、味噌だれ、キャベツ、玉ねぎ、ぶなじめじ、鮭氷を入れて炊く。
  5. 炊きあがったらバターを入れて混ぜる。

 

釜飯おぎのやの釜は再利用できる!どんなふうに再利用する?

釜飯の発祥といわれる荻野屋の「峠の釜めし」。

あの釜飯が入っている釜もとても立派ですよね。

「何かに使えるかも…」と思ってなんとなく取っている、というか捨てにくい、という方も多いと思います。

ここでは、そんな荻野屋の釜の再利用の方法をご紹介します。

 

釜飯おぎのやの釜を使ってご飯を炊く

引用 荻野屋

1つ目は、スタンダードにご飯を炊くという再利用方法です。

この方法は、荻野屋のHPでも紹介されています。

 

やり方は簡単です。

食べ終わった釜をきれいに洗い、土鍋でお米を炊くときと同じ方法で炊くだけです。

炊飯器で炊くときにはできない「おこげ」も楽しむことができますよ。

 

釜飯おぎのやの釜を使って寄せ植えを作る

引用 Green Snap

2つ目は、寄せ植えを作るという再利用方法です。

釜の底に排水用の穴を開けなければいけないので、最初だけ少し手間がかかります。

ですが、穴さえ開けてしまえば、いろいろな寄せ植えを楽しむことができます。

 

「釜はあんなにしっかりしているのに穴なんて開けられるの?」と思った方!大丈夫です。

実は、峠の釜めしの釜は、食べた後に植木鉢として再利用することを想定して作られています。

そのため、釜の底が排水用の穴を開けやすいような構造になっているそうですよ。

日ごろからガーデニングが趣味という方は、試してみてください。

 

釜飯おぎのやの釜を使っておもりを作る

引用 磯貝建材株式会社

3つ目は、おもりを作るという再利用方法です。

かなり特殊ですが、おぎのやの釜にコンクリートを入れておもりを作ることができます。

 

「コンクリートなんて、どうやって入れるの?」と思いますよね。

実は、おぎのやと同じ群馬県安中市にある磯貝建材株式会社が、無料で生コンクリート入れてくれるのです。

さらに、おもりの取っ手も無料で付けてくれます。

 

完成後の重量は約2kgです。

テントやレジャーシートのおもりや家の軒先やベランダに下げる「すだれ」のおもりとして使えます。

滅多に見かけないおもりなので、周囲の視線を独り占めできること間違いなしです。

 

釜飯の発祥はあの有名な峠の釜めし?実は他にもあるんです!のまとめ

  • 釜飯の発祥は群馬県にある荻野屋の峠の釜めし
  • 東京の浅草にある「釜めし春」も釜飯の発祥と言われている
  • 家で出来る釜飯のレシピは以下のとおり
    • 炊飯器で釜飯風ご飯
    • 峠の釜めしの釜で作る!釜飯カレー
    • 鮭のちゃんちゃん焼き釜飯
  • 峠の釜めしの釜の再利用方法は以下のとおり
    • ご飯を炊く
    • 寄せ植えに使う
    • コンクリートを入れておもりにする

人気の駅弁の一つである釜飯ですが、その発祥をみてみると意外と奥が深いですよね。

いずれ、自由に旅行が出来るようになったら、釜飯が持つ歴史を知ったうえで食べると、いつもとは違う味わいが楽しめると思います。

また、峠の釜めしは、ただ食べるだけでなく、食べた後もいろいろと楽しむことができます。

ぜひ、峠の釜めしの釜を持っている方は、自分だけの再利用方法を見つけてみてください。