お菓子づくりって、ケーキ型やホイッパーなど、意外と必要な道具が多いですよね。
中でもケーキ型には色々な種類があるので、
「ケーキを焼こうとしたら適切なサイズのケーキ型がなかった!」
ということがあると思います。
私もスポンジケーキ型しか持っていないので、パウンドケーキを作ろうと思った時に型がなくて諦めてしまったことがあります。
でも実は、ケーキ型がなくても牛乳パックなどで代用することができるんです!
これを知ってからは、わざわざ新しく型を買わずに、好きなときにケーキを焼くことができるようになりました。
「材料はあるのに型がなかった!」
「毎日作るわけじゃないし、収納に困るから買いたくない…」
という人のために、家にあるものでケーキ型を代用する方法を紹介します!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ケーキ型の代用には牛乳パックが使えます!
ケーキ型の代用として定番なのは、「牛乳パック」です!
1000mlの牛乳パックを使えば、長方形のケーキ型を作ることができます。
パウンドケーキやチーズケーキを焼くときにちょうど良いサイズですね。
「なんだか難しそう…」
と思うかもしれませんが、意外と簡単に作ることができるので試してみてくださいね。
作り方は以下の通りです。
ケーキ型の作り方
①牛乳パックの長辺の1辺を切り取り、上の部分に2箇所切り込みを入れる
②上の部分を折りたたんで、ホッチキスで止める
③型の内側にクッキングシートを敷き、外側をアルミホイルで覆う
牛乳パックにはポリエチレンが使われていて、100℃を超えると溶け始めてしまいます。
牛乳パックをケーキ型に使用する場合は、必ず内側にクッキングシートを敷いてから生地を流し込むようにしましょう。
また、牛乳パックの外装が溶けてしまう可能性があるので、外側をアルミホイルなどで覆うとさらに安心です。
小さめの型を作りたい場合は、牛乳パックの底面を使いましょう。
高さは好きな長さで上をカットすれば大丈夫です。
ちょうど1人分くらいの量で作りたい時に良いですね。
ちなみに牛乳パックだと使い終わったら捨てることができるので、洗い物が増えなくて楽ですよ。
ケーキ型の代用には耐熱容器を使うのもおすすめです!
牛乳パックがない場合は、耐熱容器をケーキ型の代用にすることもできます。
耐熱容器だと、牛乳パックのように自分で型を作る必要がないので、不器用な人にもおすすめです。
耐熱容器を使用する場合は、容器の内側にクッキングシートを敷くか、バターを薄く塗ってから生地を流し込みましょう。
(耐熱容器から外しやすくするため。)
耐熱容器は、必ず「オーブン使用可能」と説明書に書かれているものを使ってくださいね。
また、容器自体はオーブンでの使用がOKでも、蓋はNGの場合が多いです。
オーブンで使用する際は蓋は必ず外しましょう。
とは言え説明書をなくしてしまっていることもあると思います。
そこで、オーブンで使用することができる耐熱容器をいくつかご紹介していきますね。
同じものを持っていれば、それをケーキ型の代用にしちゃいましょう!
耐熱ガラスの保存容器(イワキ)
耐熱ガラスの保存容器は、食品のニオイがつかないのでとても使いやすいですよね。
最近では100均にも売っていますし、作り置きや残り物を保存するために持っている人も多いと思います。
耐熱ガラスの保存容器はオーブンで使用できるのでケーキ型の代用にぴったりです。
(オーブンで使う際は、蓋は必ず外しましょう。)
私もよく、上の画像の保存容器をケーキ型の代用として使っています。
特に1番大きいサイズのものは、スポンジケーキを焼くのに重宝しています。
ガラスがおしゃれなので、スコップケーキにするととってもかわいいですよ。
スコップケーキとは、深皿にスポンジケーキやクリームを敷き詰めたケーキのことです。
大きいスプーンですくって取り分けて食べます。
生クリームをスポンジケーキに乗せて、果物などを敷き詰めれば手が込んでる様に見えるので、デコレーションが苦手な人にも簡単でおすすめですよ。
また、中ぐらいの長方形のものは、チーズケーキやパウンドケーキを焼くのにちょうど良いですね。
保存容器なので、蓋を閉めてそのまま保存できるのも便利なポイントです。
ホーロー素材の保存容器(無印良品)
ホーロー素材の容器もケーキ型の代用として使うことができます!
ホーロー(琺瑯)とは、金属素材の表面にガラス質を焼き付けたもので、鍋や食器によく使用されています。
熱や火に強く、オーブンや直火で使うことができます。
ホーローの容器は様々なメーカーから販売されていますが、今回は無印良品の保存容器をご紹介しますね。
無印のホーロー保存容器は様々な大きさのものがありますが、ケーキ型の代用として使うのであれば、「大」がおすすめです。
「中」も使えそうですが、少し小さいかもしれません。
また、「深型」の方が生地を流し込む時に高さに余裕があって良いですね。
こちらの商品も蓋ができるので、作った後そのまま保存できて便利です。
(オーブンで使う時は蓋は必ず外しましょう。)
ちなみにホーローは電子レンジで使うことはできません!
オーブンで使えるので電子レンジでも使えると思ってしまうかもしれませんが、誤って電子レンジで使用しないよう注意しましょう。
グラタン皿
グラタン皿もケーキ型の代用として使うことができます!
グラタン皿にはガラスや陶器など、様々な素材のものがあり、100均でもたくさん売っていますよね。
いずれの素材も、もともとオーブンで使用することを想定して作られていますので、ケーキ型の代用として使って大丈夫です。
グラタン皿には持ち手がついているので、焼いた後にオーブンから出したり、皿からケーキを外したりするときに、手元が安定してやりやすいと思います。
ケーキ型の代用には鍋も使えるんです!
これは私も知らなかったので驚きましたが、鍋にもオーブンで使用できるものがあるんです。
オーブン使用OKなのは、取っ手が取れる鍋やホーロー素材の鍋です!
一般的な鍋は取っ手にプラスチックが使われていることがあるので、オーブンで使用することはできません。
鍋だと丸型のケーキを焼くのにちょうど良いですよね。
鍋を使う場合も、内側にクッキングシートを敷くか、バターを薄く塗ってから生地を流し込みましょう。
(焼いた後に鍋から外しやすくするため。)
では、具体的にどの鍋がオーブンで使用できるのでしょうか。
代表的なメーカーの商品があるのでいくつかご紹介しますね。
ティファール
ティファールは取っ手の取れるフライパンや鍋でとても有名ですよね。
私は知らなかったのですが、なんと取っ手を外してオーブンで使うことができます!
焼いた後、取っ手をつけて取り出せるのも、火傷知らずで良いですよね。
ル・クルーゼ
ル・クルーゼの鍋はホーロー素材でできているので、オーブンで使用することができます。
蓋のツマミまで耐熱性のある素材になっていて、蓋ごとオーブンに入れても大丈夫なんです!
(ケーキを焼くときに蓋は不要ですが…)
ストウブ
ストウブもル・クルーゼに並ぶ有名なホーロー鍋ブランドですよね。
こちらもホーロー素材なので、ケーキ型の代用に使うことができます。
ル・クルーゼ同様に蓋のツマミまで耐熱性があり、オーブンで使用できるようになっています。
ケーキ型として代用できないものは?プラスチックの保存容器は使えません!
「プラスチックの保存容器(タッパー)しかないけどだめなの?」
と思う人もいるかもしれないので、その疑問にもお答えします。
結論から言うと、プラスチックの保存容器はケーキ型の代用にはなりません。
なぜならプラスチックは熱に弱く、オーブンだと溶けてしまうからです。
ちなみにプラスチックの保存容器でも、電子レンジであれば使用できるものもあります。
ですが、電子レンジがOKだとしてもオーブンでは使うことができません。
誤ってオーブンに入れないように注意しましょう。
ケーキ型は100均で買うことができます!
「どうしても家に代用できそうなものがない…」
ということもありますよね。
そういう時は、近くに100均があれば買いに行きましょう!
最近は100均にも色々な種類のケーキ型が売っています。
大きい店舗だと本当にたくさんあるので、見るだけでもワクワクしますよ。
パウンドケーキ型やスポンジケーキ型など、色々な形の型が売っていますし、素材もステンレス、アルミ、シリコンなど、豊富すぎて逆に悩んでしまいそうなほどです。
ぜひ自分に合ったケーキ型を探してみてくださいね。
ちなみにケーキ型、グラタン皿、保存容器、鍋…色々揃えると収納するときに結構かさばりますよね。
ケーキを焼く頻度がそこまで高くない場合は、最初からケーキ型として代用できるものを買うのもひとつの手だと思います。
ケーキ型と兼用で購入する際は、オーブン使用可能かどうか説明書を見てから購入すると安心ですね。
ケーキ型の代用には牛乳パックが使える!耐熱容器や鍋もおすすめ!のまとめ
まとめ
・ケーキ型の代用には牛乳パックが使える
・牛乳パックの内側はクッキングシートを敷き、外側はアルミホイルで覆う
・ケーキ型の代用には耐熱容器を使うのもおすすめ
・耐熱容器の内側にクッキングシートを敷くか、バターを薄く塗ると容器から外しやすくなる
・おすすめの耐熱容器は耐熱ガラスの保存容器、ホーローの保存容器、グラタン皿
・ケーキ型の代用には鍋も使うことができる(オーブン使用可能な商品のみ)
・鍋の内側にクッキングシートを敷くか、バターを薄く塗ると鍋から外しやすくなる
・おすすめの鍋はティファールの取っ手が取れる鍋、ル・クルーゼとストウブのホーロー鍋
・プラスチックの保存容器は熱で溶けてしまうのでオーブン使用はNG
・最近は100均でも色々な種類のケーキ型が売っている
・ケーキを焼く頻度が少ない場合は、最初からケーキ型として代用できるものを買うのもひとつの手
ケーキ型として代用できるものはたくさんあります。
もちろん、日頃からたくさんお菓子作りをするのであれば、ケーキ型をある程度揃えておいた方が良いと思います。
ですが、ご紹介した代用品でも、ケーキ型を使った時と同じようにしっかりとケーキを焼くことができます。
「ケーキ型はないけど牛乳パックや耐熱容器ならある!」
というときは、それらを使って焼いてみてくださいね。
(耐熱容器や鍋を使う場合は、説明書をきちんと読むのをお忘れなく!)