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なぜ健康サンダルが体に悪いと言われているのか?正しい履き方を伝授

健康サンダルは、履いているだけで健康によさそうなイメージがありますが、実は使い方を間違えると健康になるどころか体に悪い影響を与えることがあります。

 

インソール部分についている突起が足裏を刺激して気持ちいいため、長時間履いてしまいたくなりますがちょっと待って!!

健康サンダルを長い時間履いていると、思わぬ皮膚のトラブルを引き起こしてしまうので注意が必要です。

健康にいいからと履いているだけで体に悪いなんて不本意ですよね。

 

そこでこの記事では、健康サンダルがどのように体に悪い影響を与えているのかと、正しい健康サンダルの履き方をお伝えいたします。

 

健康サンダルは手軽な健康グッズとして便利なアイテムなので、ぜひ正しい使い方を知っていただけたらと思います。

 

健康サンダルが体に悪いのは長い時間履いているから

足の裏には体に関係する反射区(ツボ)がたくさんあり、第2の心臓といわれるほど重要な役割があります。

足の裏は、毎日歩いたり走ったり、体を支えたりしているので疲れがたまりやすい箇所でもありますよね。

 

そんな毎日の生活で疲れた足を適度に刺激してくれる健康サンダルは気持ちいいのですが、長い時間履いていると足の角質が硬くなってしまったり、筋肉が硬くなってコリのようになってしまいます。

そして健康サンダルを長い時間履き続けた結果、足裏の皮膚が「硬く」「厚く」なってしまい、なんと『健康サンダル角質化症』と呼ばれる皮膚の病気になってしまうのです。

 

健康維持のために健康サンダルを履いているのに、長い時間履いたことによって皮膚病になってしまったら本末転倒ですね。

 

水虫と間違われやすい「健康サンダル角質化症」にご注意!

「健康サンダル角質化症」は皮膚が硬くなるだけではなく、人によっては皮膚がポロポロと剝がれてきたり、かゆみを伴うことがあるため白癬(水虫)と間違われやすい皮膚病です。

まさか健康サンダルで病気になるとは思わないので、皮膚病と診断されたら驚いてしまいますね。

 

なぜ、健康サンダルを長い時間履き続けると体に悪い影響を与えてしまうのでしょう?

「健康サンダル角質化症」になっていく過程は、単純な生活習慣の中にありました。

 

日常生活で、長い時間健康サンダルを履く

↓ (痛みを我慢して履き続ける)

サンダルについている突起が、皮膚を刺激し続ける

↓ (皮膚がまだ柔らかい・突起が痛い)

刺激から守ろうとするため、皮膚が硬くなる

(痛みを感じにくい)

 

ただ健康サンダルを履いているだけなのに、毎日少しづつ皮膚を守ろうとして硬くなっていくんですね。

 

足の裏の皮膚が硬くなるとクッションの役割がなくなってしまうため、余計に足が疲れやすくなったり、体のバランスが崩れることで腰痛や肩こりを引き起こしてしまうかもしれません。

 

健康サンダルを履くのをやめれば元に戻りますが、硬くなった皮膚が元に戻るまでには1~2か月かかると言われています。

 

 

健康サンダルはリラクゼーションとして使う

健康サンダルは肩こりや腰痛にもいいと聞くため治療効果を求めてしまいがちですが、あくまでも手軽に使える健康グッズの1つです。

そもそも、健康サンダルにはどんな効果があるのでしょうか?

 

健康サンダルの効果は?

健康サンダルを履いてツボを刺激することで得られる効果は

  • 血行をよくする
  • マッサージによるリラックス効果

主に血行を良くするという効果が謳われています。

 

血行が良くなると

  • 冷えやむくみの改善が期待できる
  • 足裏の筋肉が柔らかくなり、体のバランスがとりやすくなる(肩こり、腰痛の緩和)
  • 体が温まりリラックス効果によって不眠の改善につながる
  • 疲れにくくなる

など、気持ちいいだけでなく身体が喜ぶ効果がたくさんあります。

なんとなく体が不調だったり、足がむくんだり疲れたときに足の裏を刺激するのは本当に気持ちいいですよね。

 

ただ残念ながら健康サンダルの効果は科学的根拠がありませんので、リラクゼーションとして使うのがよさそうです。

 

 

健康サンダルが「不健康サンダル」にならない正しい履き方

今や健康サンダルはメンズ用、レディース用のサイズがあり、デザインや素材も豊富で手軽な健康グッズとして人気のアイテムになっています。

手ごろな価格の健康サンダルも多いので、どの家庭にも1足はあるかもしれません。

 

せっかくの健康サンダルが「不健康サンダル」に化けてしまわないように、ここからは正しい使い方をお伝えします。

 

簡単にできることばかりなので、ぜひ正しい使い方をマスターしてくださいね。

 

1番大事なことは長時間履かないこと

まず、なによりも大事なのは長い時間履き続けないことです。

1日中健康サンダルで過ごすとか、痛みを感じなくなるまで履き続けるのは皮膚が硬くなってしまう原因になるので絶対にやめましょう。

 

洗濯物を干す時間やお風呂上りに15分だけなど、健康サンダルを履く時間を決めてしまうのもいいですね。

 

長い時間履き続けなければ体に悪い影響はありませんので、時間を調整して履くことを意識してください。

 

ヒール付きでオフィスサンダルとして使う

デザインがおしゃれなヒール付きの健康サンダルもあるので、オフィスサンダルとして使うのもいいですね。

ただ、オフィスでも1日中履いていたら意味がないので、ランチタイムなどの休憩時に履くのがいいかもしれません。

 

足の疲れやむくみが気になるときに限定するなど、場所が変わっても長い時間履かない工夫は忘れないようにしてください。

 

靴下を履いて刺激を和らげる

素足で健康サンダルを履かず靴下を1枚挟んであげると、皮膚への刺激が和らぐためおすすめです。

ただ痛くないからとグイグイ刺激してしまうのは、コリの原因になってしまうので避けてください。

 

刺激を感じる強さによって靴下の厚さを調整することもできるので、健康サンダルを履くときは靴下を履くのもおすすめです。

 

突起(イボイボ)が痛すぎない素材を選ぶ

健康サンダルの突起には天然石、ゴム、プラスチックなど様々な種類があります。

同じ素材の突起でも、柔らかめ、固め、高い、低いなどデザインによって刺激の強さが異なるので、痛すぎない素材を選ぶようにしてください。

 

サンダルのおしゃれなデザインだけにこだわってしまうと履き心地を見逃してしまうので、健康サンダルを選ぶときは自分の足に合うか確かめることを忘れないようにしましょう。

 

刺激が強く痛いからといって効果があるとは必ずしも言えません。

足の裏全体を刺激するイボイボの突起ではなく、刺激する面が広いボール状の大きな突起もありますので、履いた時に気持ちいと感じる健康サンダルを見つけられるといいですね。

 

サイズもいろいろありますので、自分の足に合ったサイズを選ぶようにしてください。

 

妊娠中や傷病中の人は医師に相談を!

足の裏に集まっているツボは内臓などの配置に似ていると言われ、刺激をすることで機能を活性化させる役割があるともいわれています。

そのため、妊娠中の方や傷病中の方が健康サンダルを履くときは、医師に相談してから使うことをおすすめします。

 

健康グッズだから大丈夫と過信せず、医師に相談してから使いましょう。

 

 

なぜ健康サンダルが体に悪いと言われているのか?正しい履き方を伝授:まとめ

ふだん何気なく履いている健康サンダルですが、正しい使い方をしていないと「不健康サンダル」になってしまうということをお伝えしてきました。

 

  • 長い時間履いていると「健康サンダル角質化症」になる恐れがある
  • 健康サンダルはリラクゼーションの目的で使う
  • 健康サンダルの効果は主に血行促進である
  • 正しい履き方は長時間履かないこと
  • オフィスサンダルなどとして使うこと
  • 靴下を履いて刺激を和らげること
  • 痛すぎない素材を選ぶこと
  • 妊娠中、傷病中の人は医師に相談すること

健康にいいからと使っている健康サンダルですが、思わぬ落とし穴があってビックリしましたよね。

 

たかが健康サンダルと思ってしまいますが、せっかく健康になるために使うのですから正しく使って健康な毎日を過ごしていきましょう。