高カカオチョコレートが体にいい!という話を聞いたことはありませんか?話題になって知っている方も多いのではないでしょうか。
チョコレート好きには夢のような話ですよね。チョコレートが体にいいならいくらでも食べたくなってしまいます。
でも、高カカオチョコレートって何グラム食べたらいいの?タイミングは?と疑問に思う方もいると思います。
体にいいからといって、どれだけ食べてもいいということではないですよね。体にいい食べ方を知らずに食べ過ぎてた!!なんてことがあるかもしれません。
この記事を見たら今日からあなたも高カカオチョコレートで健康になれるかも!?ぜひ参考にしてみてください。
高カカオチョコレートは食前に何グラム食べればいいの?
高カカオチョコレートとは、一般的に含まれるカカオの量が70%以上含まれているものを指します。では食前に何グラム食べればいいのでしょうか?
ずばり!!一日に25グラムを目安に食べるのがいいのだそう!
朝食前・昼食前・夕食前・午前と午後の間食で5グラムずつ摂取できればいいですね。
また高カカオチョコレートに含まれる高カカオポリフェノールは体内にためておくことができないので、このようにこまめにとることがいいそうですよ。
25gってどのくらい?と思う方もいますよね。だいたい板チョコ半分くらいの量です。1日にこのくらいの量なら毎日でも食べられそうですね。
なぜ高カカオチョコレートは食前に食べるといいの?
高カカオチョコレートは食前に、1日25グラムを目安に食べるのがいいと知っていただけましたね。では、なぜ食前に食べるのがいいのか、その理由についてご説明します。
高カカオチョコレートは低GI食品
高カカオチョコレートは低GI食品(血糖値が上がりにくい食品)といわれています。血糖値が急激にあがると血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが多く分泌されます。
このインスリンは血糖値を下げるとともに脂肪を作ったり、脂肪の分解を抑える働きがあるのです。
高カカオチョコレートは低GI食品なので、インスリンが多く分泌されるのを防いで血糖値がゆるやかに上がっていきます。
食前に食べることで血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
食物繊維が豊富
食物繊維と聞くと野菜を想像する人もいますよね。高カカオチョコレートにも食物繊維が豊富に含まれています。
この食物繊維には糖の吸収を遅らせて、急激な血糖値の上昇を抑える働きがあるのです。低GI食品と言われる理由はこのためです。
高カカオチョコレートの効果4選
高カカオチョコレートを食べることでどのような効果があるのかご存じですか?
高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールやカカオプロテインによって、次のような効果が期待できます。
美容効果
抗酸化作用によって老化やしわ・シミなどを予防したり、肌の水分量を保ったりなど、アンチエイジング効果が期待できます。
ここ数年でマスクでの生活が多くなり、肌について関心を持つようになった方もいるかと思います。
高カカオチョコレートを食べてお肌の悩みを解決できたら嬉しいですね。
血圧の低下
血圧は血管が細くなると上がり、広がると下がります。高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血管を広げる作用が期待できます。
血管の炎症などにより血管が細くなるのを防ぎ、炎症を抑えるためです。また、LDL(悪玉コレステロール)の酸化を防ぐことで動脈硬化の予防を期待できるのです。
認知症予防効果
高カカオチョコレートを食べることで、BDNFが上昇することがわかっています。BDNFとは、神経細胞の活性化に関わるタンパク質です。
記憶や認知機能を高めるために、このBDNFが重要な役割を果たすのです。高カカオチョコレートを食べることでBDNFが上昇し認知症の予防につながります。
BDNFは年齢とともに減少していくので、今から高カカオチョコレートを食べる習慣をつけておじいちゃんおばあちゃんになっても元気に過ごしたいですね。
便秘改善
高カカオチョコレートに含まれるカカオプロテインは、難消化性のたんぱく質です。
消化されにくいため小腸では吸収されずに消化されずに大腸までたどり着き、便のかさを増やし腸のぜん動運動を活発にしてくれます。
さらに、腸内の善玉菌の増殖を促して腸内環境を改善してくれるのです。
高カカオチョコレートを食後に食べるのはどうなの?
高カカオチョコレートは食前に食べるのがいいとお伝えしましたが、食後に食べるのはどうなのでしょうか。
高カカオチョコレートに含まれる成分を摂取できるという点では食前・食後どちらに食べても変わりません。
ですが健康やダイエットを意識している方は、食前に食べた方がより効果的です。
その理由は、さきほどもお話ししたように糖の吸収を遅らせて、血糖値の急激な上昇を防いでくれるからです。
食事の一口目に食べるものによって血糖値の上がり方が変わります。高カカオチョコレートを最初に食べることで血糖値がおだやかに上昇して脂肪を作りにくくしてくれます。
チョコレートを食べて健康になるとはこのような理由からだったんですね。
高カカオチョコレートを食べるときの注意点
高カカオチョコレートがからだにいいからといって、食べたら食べた分だけ健康になるというわけではありません。こんな点には注意しましょう。
脂質が多い
高カカオチョコレートはカカオの含有量が多い分、脂質も多く含まれています。食べ過ぎると肥満や生活習慣病の原因になります。
チョコレートが好きな方は辛いかもしれませんが、食べ過ぎは注意です。
カフェインが多い
高カカオチョコレートは一般的なチョコレートに比べて、カフェインが約2~4倍ほど多いのです。
カフェインを過剰に摂取すると下痢や不眠、吐き気などの体調不良を引き起こす場合があるため注意が必要です。
アレルギーに注意
高カカオチョコレートを食べて口や唇、喉に違和感を感じる方は、カカオアレルギーの可能性があります。
蕁麻疹や嘔吐、腹痛、下痢などアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため食べる際は気をつけましょう。
高カカオチョコレートを美味しく食べる
高カカオチョコレートは苦くて苦手という方もいるかと思います。けど健康のために食べたい!そんな方に美味しく食べられる方法をご紹介します。
牛乳に溶かす
温めた牛乳にチョコレートを溶かすだけでできる簡単で美味しいメニューです。
牛乳は温めると少し甘く感じませんか?そこに高カカオチョコレートを溶かすと苦みを感じにくくなります。心も体もあたたまりほっとできる一品です。
バナナにかける
溶かした高カカオチョコレートをバナナにかけるだけ!チョコレートとバナナの相性は最高です。
バナナが甘いので高カカオチョコレートがほどよく絡みとても美味しいです。朝食やおやつにも気軽に作れるのでおすすめです。
高カカオチョコレートは食前に何グラム食べる?食前に食べなきゃ損!のまとめ
- 高カカオチョコレートは食前に5グラムずつ、1日に25グラムを目安に食べると良い
- 低GI食品で食物繊維が豊富
- 美容効果、血圧低下、認知症予防効果、便秘改善の効果がある
- 高カカオチョコレートは食後より食前に食べる方が効果的
- 脂質やカフェインが多い点、アレルギーには注意が必要
- 牛乳に溶かしたりバナナにかけて食べるのがおすすめ
改めて高カカオチョコレートの良さが実感できたのではないでしょうか。健康面に関しては様々な効果が期待できます。
チョコレートを食べて健康になれるなんて最高ですよね。食べ過ぎや食べ方に注意しながら毎日の習慣にしていきたいですね。