黄砂が車に付着した時、ドライブスルーの洗車をしてもいいのか?
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、間違った方法で洗車をしてしまわないように、黄砂が車に付いた時の気になる点や対処法などについて解説していきたいと思います。
黄砂の付いた車をドライブスルーで洗車してもいい?
もしも車に黄砂が付いてしまった時、何気なくドライブスルーの洗車を利用してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、黄砂が付いた車をいきなりドライブスルーで洗車すると、車に悪影響を及ぼすので、その辺りに関して述べていきたいと思います。
黄砂をドライブスルーで洗車してはいけない理由
黄砂は車に付着してしまうことで、車に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。
車のボディが汚れてしまったり、傷を付けてしまうこともあります。
黄砂が付いた車をガソリンスタンドにあるドライブスルーの洗車機で洗うと、ゲート型のブラシがヤスリのように車を傷付けてしまうことになります。
黄砂は硬くて鋭い形状をしているため、ドライブスルーの洗車をすると非常に傷が付きやすいです。
なので、黄砂を洗い落とすためにはドライブスルーの洗車機は向いていません。
黄砂が車に付いてしまうとすぐに洗車したくなると思いますが、ドライブスルーの洗車機は使わないようにしましょう。
黄砂が車に付着した時の正しい対処法
黄砂が車に付いた時は、自分で正しい洗車をするかプロに任せるかのどちらかにしましょう。
自分で洗車をする場合と、プロに洗車を頼む場合について一つずつまとめていきたいと思います。
自分で洗車する場合
自分で洗車をする場合は、高圧洗浄機で洗い流すようにしましょう。
高圧洗浄機を使えば、黄砂を車のボディに擦らずに洗い流すことが出来ます。
水をたっぷり使って砂ぼこりや汚れを綺麗に洗い落としてください。
黄砂が残っていると、後でタオルを使って水を拭き取る時に、擦って車に傷を付けてしまう恐れがあります。
黄砂を洗い流す時は、いつも以上に時間をかけてしっかり洗うようにしましょう。
水洗いが終われば、シャンプー水を含ませたスポンジで優しく汚れを落とします。
この時も、黄砂がまだ残っているかもしれないので、強く擦りすぎないように注意です。
プロに洗車を任せる場合
プロに洗車を任せる場合は、ガソリンスタンドや車のボディコーティングの店でお願いすることが出来ます。
洗車のプロに任せることで、より丁寧な洗車をしてもらうことが出来るので、仕上がり具合が素晴らしいです。
専門の道具や溶剤を使って洗車をしてくれるので、素人が洗車するよりも確実に黄砂の汚れを落としてもらうことが出来るでしょう。
黄砂から車を守るために出来ること
黄砂が車に付いてしまうと、汚れを落とすの大変だったり、黄砂が付いたまま車を放置していても、ボディが傷付いてしまうこともあります。
完全に守り切ることは難しいかもしれませんが、多少は車を黄砂から守れる方法はあります。
そんな黄砂から車を守る対策を紹介していきたいと思います。
こまめな水洗いをする
黄砂対策として、車にこまめな水洗いをすることをおすすめします。
こまめな水洗いは、花粉対策としても有効です。
黄砂が飛んでいる時期は、一回がっつり洗車をしたとしても、またすぐに黄砂が車に付いてしまう可能性があります。
なので、ササッとこまめに水洗いを軽くすることで、大規模な洗車の頻度を減らすようにしましょう。
注意ポイント
早く汚れを取りたいからと言って、いきなりタオルで汚れをゴシゴシと擦ることはやめましょう。車のボディに細かい傷が付いてしまいます。
車にカバーを付ける
車にボディカバーをかけることで、黄砂から車を守る対策が出来ます。
普段、あまり時間が無い方にとっては、こまめに水洗いをするのが厳しいという場合もあるかもしれません。
そんな方々には、普段から車にボディカバーをかけておくことがおすすめです。
黄砂や花粉、その他外部の刺激からしっかり車を守ることが可能です。
ボディカバーの中でも、5層構造のボディカバーが特におすすめです。
強度が強く、雨や紫外線からも車を守ることが出来ます。
車にコーティングをする
黄砂から車を守る対策として、カーコーティングというものがあります。
車の塗装面に、ガラスコーティングなどをすることで、塗装面に細かい傷が付いてしまうことを防ぎます。
カーコーティングをしておくことで、水洗いでお手入れをする時も、汚れを落としやすくすることが出来ます。
しかし、カーコーティングをするうえでメリットがあればデメリットもあるので、その辺りについてもまとめていきたいと思います。
カーコーティングのメリット
- 細かい傷が付きにくくなる。
- コーティングの持続性が高い。
- 黄砂が付いても、汚れを落としやすくなる。
カーコーティングのデメリット
- コーティングをする費用が高い。
- 愛車に合ったコーティングを探さなければならない。
カーコーティングには、以上のようなメリットとデメリットがあります。
傷が付きにくくなるという根本的なメリットがある一方で、カーコーティングを施行する費用がどうしても高くなってしまうといったデメリットもあります。
カーコーティングの費用は、だいたい5万~10万円の費用が必要となってくるそうです。
なかなか気軽にカーコーティングをするのは少し難しいかもしれませんが、黄砂に対してはかなり楽になれます。
そもそも黄砂とはどういうもの?
黄砂が車に及ぼす影響について述べてきましたが、
黄砂とは結局何ですか?詳しく教えていただけると幸いです。
引用 Yahoo!知恵袋
黄砂とはそもそも何なのか?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
黄砂とは、中国のゴビ砂漠や黄土高原などから偏西風に乗って日本までやって来る鉱物粒子です。
黄砂そのものに対しての理解を深めるためにも、さらに黄砂について解説していきたいと思います。
黄砂がやって来る時期
黄砂は厳密に言うと年間を通して日本に飛んで来ています。
しかし、黄砂のピークは3月から5月頃となっており、この時期になると黄砂アレルギーを発症してしまう人も増えてきます。
黄砂による影響は、車だけでなく人体にも悪影響を及ぼします。
黄砂のピーク時になると、喉の痛みや鼻水などの症状が出てしまうかもしれません。
自分が黄砂アレルギーだと自覚のある方は、この時期に外へ出る時はしっかりマスクを付けるようにしましょう。
車に付着した黄砂を見分ける方法
車が黄色っぽく汚れている時、黄砂で汚れているのか花粉で汚れているのかわからないということがあると思います。
実際見ただけでは、黄砂の汚れも花粉の汚れも似ているので、見分けることが難しいです。
しかし、汚れを触ってみると違いがあります。
花粉の汚れは粘り気があるのに対し、黄砂の汚れはザラザラした感触があります。
この感触が黄砂の特徴となります。
黄砂をドライブスルーで洗車してもいい?その疑問について徹底解説!まとめ
最後に、今回の記事のまとめをしていきたいと思います。
- 黄砂が付いた車をドライブスルーの洗車機で洗ってはいけない。
- 黄砂の汚れは高圧洗浄機などで落とすと良い。
- 黄砂から車を守る方法を把握しておく。
- 黄砂は年間を通して日本に飛来しているが、主に3月~5月頃がピークとなっている。
簡単にまとめると、以上のような感じでしょうか。
黄砂による悪影響は、車にも人体にも及ぼされます。皆さんも、黄砂の対策を日頃から心掛けるようにしましょう。