日本の夏の風物詩として有名な花火ですが、最近は夏冬関係なく様々な祭で見ることができます。
お祭りに欠かすことのできない花火、雨で打ち上げ中止になってしまったら残念ですよね。
今回は花火大会が中止になってしまう気象条件などを解説します。
降水量1㎜では花火は開催されるの?
花火大会の日は天気が気になりますよね。
屋外でしか上げることのできない花火は天気の影響をもろに受けます。
雨の中でも花火大会は行われるのでしょうか?
花火大会は小雨程度では中止にならない
花火大会は小雨程度ならば中止になることはほとんどありません。
火と聞くと水に弱く、少しでも雨が降ると中止になってしまうと思う方も多いと思います。
実際には警報が発されるレベルの風雨にならないと中止されないことが多いです。
つまり、傘をさすか悩む程度の雨である降水量1㎜では、ほぼ確実に花火大会は開催されると思っていいでしょう。
見に行かれる際は、雨が強くなっていかないかに注意してくださいね。
花火といえば夏の風物詩です。
日本の夏は台風の影響を非常に受けやすく、大雨や強風に見舞われることが多くあります。
さすがに台風の中では、もちろん花火を打ち上げることはできません。
予報で台風直撃がわかった場合は前日までに中止や延期が決定されます。
花火大会は中止にしずらい
どんな花火大会でも開催のために非常にお金がかかっています。
打ち上げ花火は一発十数万から数十万円と非常に高額です。
それを20,000発も打ち上げるのですから、恐ろしい金額なのだとご理解いただけると思います。
花火の準備の他、運営にもお金がかかります。
運営ポイント
- 観覧席の整備
- 運営スタッフ
- 仮設トイレの設置
- 周辺の道の通行規制
- 警備の配置
火事や事件が起こる可能性があるため、警察や消防とも連携しています。
このように、花火大会開催には多額の資金と労力がかかるんです。そのため花火大会を気軽に中止や延期することはできません。
運営側は何としてでも開催したいという気持ちが強いんです。
だから多少の雨でも花火大会は開催されることが多いんです。
花火大会中止の条件はなに?
花火大会は思ったより雨に強いことをご紹介しましたが、実際ではどういった場合に中止になるのでしょうか。
花火大会が中止になる可能性が高い要因をご紹介します。
花火大会に行くときは情報収集をして、説明するような状況ではないかしっかりと確認してから予定を立てることがオススメです。
暴風
雨が降っていなくても、暴風が吹き荒れると花火が中止になることがあります。
風が強いに花火を打ち上げることの危険性は誰でもわかりますよね。
風に花火が流される可能性もありますし、何かが飛んできて当たる可能性もあります。
とにかく事故が起こる可能性が非常に高いため、中止にせざる負えないでしょう。
政府の具体的な基準は存在しませんが、風が強い日は花火はあきらめた方がよさそうです。
豪雨
最近は地球環境の変化の影響でゲリラ豪雨が増えて問題になっています。
夏に外を歩いてたら突然バケツをひっくり返したような大雨に襲われてびしょ濡れになった経験は誰でもありますよね。
花火は雨では中止になりにくいとは言いましたが、ゲリラ豪雨のような雨ではさすがに花火を打ち上げることはできません。
そのためゲリラ豪雨が降ると花火は中止または延期、中断になることがあります。
正直あの豪雨の中じゃ花火を見るどころではないので、中止してもらえた方がいいですよね。
そのうえ豪雨が降ると増水する危険性があります。河川敷や海辺で開催されている花火大会は中止にせざるおえませんね…。
落雷
花火大会において特に危険な天候は雷かもしれません。
落雷の警報が出されると、中止の判断がされることが多いです。
花火打ち上げの着火の制御を機械でやっているので、落雷でショートすると火災が起こ可能性があるためです。
実際に花火会場付近に落雷があり火災が発生したことや、感電死が起こったこともあります。
雷と花火のコラボレーションは神秘的で見てみたいと思う方も多いと思うのですが、非常に危険なので屋外で見る際には十分に気を付けてください。
ポイント
雷、暴風、大雨、洪水の警報が一つでも出た場合は花火大会はほぼ確実に中止になるので、天気予報や公式の発表をしっかりと確認してください。
台風
夏になると日本は毎週のように台風がやってきます。
夏の花火大会の中止や延期の理由は、大体が台風と言っても過言ではないです。多少の雨や風になら負けない花火も、台風は耐えられません。
無理に開催した場合は、大事故につながりかねないので、ほぼ確実に中止や延期になります。
台風が来ている中開催されても正直観客は困ってしまいますよね・・・。
びちょびちょになってまで、花火を見に来る人はまれです。無理を押して開催しても、雨の中見に来る観客はほとんどいないでしょう。
雨の花火大会に持っていくといいもの
花火大会に行くときに持っておくとよいものをご紹介します。
準備をせずに行ってしまうと、結構苦労することになると思います。
最後にリストを準備したのでぜひ参考にしてみてくださいね。
雨でも晴れでも雨具を持っていこう
夏は特に急な雨が降ることがあるので、必ず雨具をもっていきましょう。
雨傘だけでなくレインコートなども持っていくといいです。
花火会場で傘をさしてしまうと周りの人の視界を遮ってしまいます。花火が見えずらくなって迷惑をかけてしまうので使用しないでくださいね。
会場までの道中も信じられないほどの人が歩いていることがあります。
傘をさす隙間もない可能性があるので注意してください。
晴れていてもゲリラ豪雨などの突然の雨に備えて持っていくことがいいと思います。
大判のごみ袋はポンチョ代わりにもなる
花火大会では思い思いに食べ物や飲み物を持ち寄り飲み食いする方も多いと思います。
そういったことで出たごみは持ち帰りが基本です。そのため、ごみ袋を持っていく必要があります。
ごみ捨て場が準備されている会場でも、まとめやすくなるためごみ袋を持って行くと便利です。
このごみ袋は雨が降った時の雨除けに使えますし、子供がいる場合は手と首の穴をあければポンチョのように使うことができます。
レジャーシート代わりに下にひいたりすることもでき、とても便利ですよ!
レジャーシートは便利
花火大会では有料の席をに椅子が準備されている場合以外は、レジャーシートなどで場所を確保して座りながら見ることになります。
そのため花火大会にはレジャーシートは必須の持ち物です。
レジャーシートは下にひくものに加えて1~2枚程度多くもってくると便利です。
レジャーシートは下に敷く分のほかに雨よけとして使用することもできます。
昼間から場所取りをする場合は日よけとして使用してもいいですね。
その他持っていくとよいもの
ここまでは雨が降ったときに役立つものをご紹介してきました。
雨が降っていなくても、しっかりと準備しておくべきものが沢山あります。
レジャーシートを引いたとしても直接地面に座るようね物で、長時間は負担が大きいです。
できれば小さな折り畳み椅子や携帯クッションを持っていきましょう。
また、虫や熱中症への対策もしっかりしておいた方がいいですね。
夏でなくても天気がいい日に外で場所取りをする場合は、熱中症の危険性があります。
花火大会終了後は帰宅者で大混雑になります。
帰宅方法や時間をつぶす方法などを準備しておきましょう。
チェックリスト
- 傘
- レインコート
- レインブーツ
- 大判のごみ袋(大量)
- レジャーシート(+α)
- 簡易椅子
- 持ち運びできる座布団
- 虫よけ
- ムヒ
- 飲み物(熱中症対策)
- モバイルバッテリー
- ハンディファン
- 帰宅手段の計画
関東近郊のオススメの花火大会3選!
おすすめの花火大会をご説明します。現地で下から見上げる花火は迫力満点です。
関東近郊で開催されるオススメの花火大会をご紹介します。
ぜひ興味があったら実際に足を運んでみてください。
隅田川花火大会
引用:隅田川花火大会公式HP
東京には二大花火大会と呼ばわれる花火大会があります。
- 江戸川区花火大会
- 隅田川花火大会
隅田川花火大会は毎年7月最終土曜日に行われる花火大会です。
会場は第1と第2の二か所あります。
公式HPのプログラムを確認すると内容が違うので、気になる方に行ってみてくださいね。
場所によっては花火とスカイツリーのコラボレーションを見ることができます。
毎年2会場合わせて約20,000発の花火が夜空に打ち上げられているようです。
コロナウィルスの影響で2019年を最後に開催を中止していましたが、第五類への移行を受けて、2023年に4年ぶりに開催されました。
今年も開催されると思いますので、ぜひ興味があったら是非会場に足を運んでみて下さい。
毎年4月頃にその年の開催情報が公開されますので、詳しい情報は公式HPか公式Twitterをご覧下さい。
土浦全国花火競技大会
土浦全国花火競技大会は茨城県土浦市で開催される花火競技大会です。
日本三大花火大会と評されています。
- 秋田県の全国花火大会
- 新潟県の長岡まつり
- 茨城県の土浦全国花火競技大会
10尺玉の部とスターマインの部、創造花火の部の3種目で争われます。
審査員のような心持で、どれがきれいだったか評価するのもいいですが、純粋に花火を楽しみに行くのもいいと思います。
参考
スターマインとは連射連発花火のことを言います。
短時間で何百発もの花火を打ち上げることを指し、非常に華やかで見ごたえがあるのが特徴です。
毎年11月に開催されるものなのでかなりの冷え込みが予想されます。
公式youtubeで全編配信されていますので、映像で楽しむのもオススメです。
https://www.youtube.com/live/pd6YjACyX2A?si=nVhUz5ne0SRpiAYn
みなとみらいスマートフェスティバル
みなとみらいスマートフェスティバルは横浜みなとみらいの夜景と花火を同時に堪能できる花火大会です。
25分間で約20,000発の花火を打ち上げる様子は圧巻の一言です。
有料席も設けられているので、確実に座ってゆったりと鑑賞したいかたにオススメです。
ですが、どの席も結構お値段が張るので注意してください。
みなとみらいに立ち並ぶホテルやレストランからも眺めることができます。
上から見る花火は今までにない光景ですので、ぜひ特別な人を招待してみてはいかがでしょうか。
東京からもアクセスがよいのでぜひ足を運んでみて下さいね。
みなとみらいスマートフェスティバルは毎年7月末ごろに開催されています。
こちらの公式HPで6月頃に有料席のチケットなどは販売されるのでチェックしてみて下さい。
雨でも手持ち花火ってできるの?
花火には花火大会の他に手持ち花火という選択肢があります。
手持ち花火は花火大会とは違う楽しさがありますよね。
手持ち花火を雨天決行する人は少ないとは思いますが、どうしても雨の日に花火をしたいとしたらどうすればいいのでしょうか。
雨でも手持ち花火を楽しめる場所
屋根付きの東屋がある公園や河川敷の高架下がオススメです。
必ず管轄の市町村や公園独自のルールを確認してください。
世田谷区のように河川敷での花火が禁止のところもあります。
河川敷の公園や高架下の公園は花火禁止で、その他禁止している公園もありますので、公園で花火をすることをお考えの際には、事前に各地域の公園管理事務所へお問い合わせください。
引用:世田谷区公式HP
他にも花火可能な時間などにも定めがあるので注意して下さいね!
住宅街が近い場所などで大人数で大声で騒ぐと、近所の方に迷惑になるので絶対にやめましょう。
大雨の日は川の増水の危険性があるので、川には絶対に近づかないでください。
晴れの日でもルールを守って、花火を楽しんで下さいね。
手持ち花火に準備するべきもの
手持ち花火をする時に準備するものは晴れの日も雨の日も同じです。
消火用のバケツと水、火をつけるためのライターです。
ライターで火をつけるのは意外と難しいので、蝋燭を準備しておくとつけやすくなるのオススメですよ。
湿気ってしまって火が付きにくくなってしまうので、雨の日は特に注意しましょう。
花火開始前は周囲に燃え移る危険性があるものが落ちてはいないか必ず確認して下さい。
花火が終わった後はバケツの水を使って火を完全に消化することを忘れずに!
もちろんごみは責任をもってすべて持ち帰ってくださいね。
降水量1mmでも花火大会は開催されるの?花火大会中止の条件を解説を解説まとめ
雨の日の花火大会
- 花火は多少の雨では中止や延期にならない。
- 花火大会は運営費用が高額なため中止になりづらい。
- 花火は「台風」「ゲリラ豪雨」「落雷」で中止になることが多い。
- 警報が出た場合中止されることがおいので注意する。
- 雨具は晴れでも持って行く。
- 傘は避けレインコートにする。
- 雨具がない場合はレジャーシートやごみ袋が使える。
雨の日の手持ち花火
- 屋根付きの東屋がある公園や河川敷の高架下などで行う。
- 市区町村や公園ごとにルールが違うので注意。
- 大雨の日の河川敷は危険なので絶対に近づかない。
- 花火開始前に可燃物が周囲にないか確認する。
- ごみは責任をもって持ち帰る。
今回は花火大会に関して中止になる天候や、雨天決行された場合の持ち物などをご紹介しました。
花火は何回見ても飽きない非常に見ごたえのある日本の風物詩です。
雨が降るとしても開催されるなら、見に行って損はありません。
雨や雷の中打ち上がる花火というのも違った趣があって楽しめることでしょう。
もし見に行くとしたら事前準備をしっかりとして、楽しい思い出にしてくださいね。