進学や単身赴任などで一時的に地元を離れている方の中には、住民票を移さずに県外にいる方もいらっしゃいますよね。そんな方の中には、「免許の更新のために絶対に地元に帰らなきゃ」と思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、ゴールド免許といくつかの条件を満たせば、免許証に記載されている都道府県でなくても免許の更新ができるんです!
今回は県外での免許更新についてまとめていきますので、免許更新が近い方は是非参考にしてください。
そもそも免許更新ができる場所は?どこでもできるわけではない!
通常、免許の更新は、各都道府県の運転免許試験場や、免許更新センターで行っています。
また、優良運転者又は高齢者講習修了者は指定の警察署でも免許更新をすることができます。
ゴールド免許なら免許更新の場所はどこでもOK!条件や必要なものは?
免許の更新を、免許証に記載された都道府県以外で行うことを、「経由更新」といいます。
この「経由更新」、基本的にゴールド免許を持っていて、いくつかの条件をクリアすれば適用することができます。ぜひチェックしてみてください。
県外での免許更新がしたい!「経由更新」の条件
・優良運転者(ゴールド免許)であること
加えて、以下の項目に当てはまらないこと
・免許証にメガネ、補聴器以外の障害による条件が記載されている
・名前や住所など免許証の記載事項変更を免許更新と同時に行う
・免許証の再交付を免許更新と同時に行う
・やむを得ない理由により免許更新ができず、免許更新をすることで優良運転者に区分される人
引用:チューリッヒ保険会社
つまり、運転に際しての条件がメガネや補聴器以外にある方や、何かしらの変更を伴う更新はできないので、ご注意ください。
県外での免許更新がしたい!「経由更新」に必要なもの
運転免許の「経由更新」では以下のものが必要になります。
・運転免許証
・更新連絡書(ハガキ)
・申請用写真 1枚
…タテ3.0cm×ヨコ2.4cm、申請前6ヶ月以内に撮影、無帽、正面、上三分身、無背景(単色)
・更新手数料、住所地の収入証紙(金額は都道府県によって異なる)
…東京都と広島県は収入証紙を廃止しているため納入済通知書などで代用
・講習受講手数料(500円)
・経由地申請手数料(550円)
更新ハガキは持っていくことが望ましいですが、忘れた場合でも更新は可能なのでご安心ください。
ゴールド免許なら免許更新の場所はどこでもできるが注意点もあり!
「経由更新」、条件をクリアした人にはとっても便利ですよね。ですが、いくつか注意点もありますのでこちらもチェックしておいてください。
県外での免許更新は期限が短い!早めの更新を!
県外での免許更新「経由更新」は、通常の免許更新よりも更新できる期間が短いんです。
通常更新:誕生日の1ヶ月前〜誕生日の1ヶ月後
経由更新:誕生日の1ヶ月前〜誕生日まで
免許証記載住所の都道府県から新しい免許証が届くまで時間がかかるため、通常の更新期間よりも1ヶ月短くなっており、注意が必要です。
県外での免許更新は更新できる場所が限られている!
県外での免許更新「経由更新」は、更新したい都道府県内のすべての施設で更新受付ができるわけではありません。
例えば、東京都の場合、免許証の住所が道府県である人の経由更新を取り扱っているのは、
・神田運転免許更新センター
・新宿運転免許更新センター
だけです。
試験場や他の指定警察署では受け付けていませんので都道府県ごとに会場の確認が必要です。
免許の更新ができる場所はどこ?全国どこでも更新できるって本当?!まとめ
「経由更新」が受けられる条件
・優良運転者(ゴールド免許)であること
以下の項目に当てはまらないこと
・免許証にメガネ、補聴器以外の障害による条件が記載されている
・名前や住所など免許証の記載事項変更を免許更新と同時に行う
・免許証の再交付を免許更新と同時に行う
・やむを得ない理由により免許更新ができず、免許更新をすることで優良運転者に区分される人
県外での免許更新「経由更新」の注意
・通常より更新期間が短い
・更新できる場所が限られている
いかがでしたか。
地元を離れている方で条件をクリアしている方にとっては、とても便利な仕組みですよね。期限や場所に注意しながら「経由更新」を活用してみてくださいね。