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認印を下の名前だけで作りたい!苗字じゃないとダメですか?

オンライン授業やリモートワークが随分と定着してきました。その流れからの脱はんこ、そして電子契約サービスも増えてきています。

でもまだまだ全てのサービスをはんこ無しで…というのは難しい様です。

自分の名前で認印を作ったり、口座を作ったりするのは何だか大人になった気分で嬉しいものですよね。

私自身、就職時に認印や、お給料の振込用口座を自分の名前で作った時、とても嬉しかったのを覚えています。

ところで、認印を含めたはんこって下の名前では作れないと思っていませんか?

女性の場合、苗字が変わることはあっても、下の名前は一生のおつきあい。せっかくつけてもらった下の名前、大切にしたいですよね。

大丈夫!ご安心ください。はんこって、意外と守備範囲が広いんですよ。

 

 

認印を下の名前だけで作れる?苗字以外はダメ?

さて!認印を下の名前だけで作れるか?ですが、答えは「YES」です。

ただし、認印は利用用途が広いはんこなので、用途によっては下の名前だけだと使えない場合もあります。

まずは、はんこの種類や用途についてお話しますね。

 

はんこの種類と用途

個人が使うはんこには、大きく分けて3種類あります。

 

認印

認印とは、印鑑登録をされていない、個人の名前が記されたはんこのことです。

宅配物伝票や社内の回覧資料など、主に日常生活の中での承認作業で利用されています。

書類の内容について「確認しました」「了解しました」ということを示すために捺します。

この後に登場する、銀行印や実印と違って届け出や登録は必要なく、サイズや所有本数などに関するルールも特にありません。

そのため、プライベートで使用する際は下の名前で作っても問題ありません。

会社の回覧資料への押印など、社内利用が目的の場合は苗字で作る事が一般的です。同性の方が社内にいる場合は、フルネームで作る事もあります。

社内用認印について、下の名前だけで作りたい場合は、事前に規定などを確認してくださいね。

 

銀行印

銀行印とは、銀行や信用金庫などの金融機関に届け出を行い、正式に登録されたはんこのことです。

作っただけでは単なるはんこですが、金融機関に登録することで「銀行印」となります。

口座を開設したり、窓口で預貯金を引き出す時や口座振替ほか、様々な手続きでの本人確認に必要です。

財産を守るためのものなので、ゴム印やシャチハタ印を使うことはできません。

刻印する内容は「フルネーム」「苗字だけ」「下の名前だけ」のどれでも問題ありません。

ただ、複製や偽造を防ぐという点を考慮して、男性の場合はフルネームが推奨されています。

女性の場合、苗字が変わる可能性があるため、作り直す手間を考えて、下の名前だけの銀行印を作る人も増えてきています。

もちろん、フルネームで作成することも可能です。また、作る本数の制限もないので金融機関ごとに分けて作る事が推奨されています。

 

実印

実印とは、自分が住民登録をしている各地方自治体の役所に登録されたはんこのことです。

本人確認するため、という目的は銀行印と同じです。銀行印と違う点は、不動産購入や売却、遺産相続ほか、公的な手続きを行なうときに使うところです。

そのため、一人につき一本しか作成できません。

男性は銀行印同様、フルネームで作ることが推奨されています。

女性も銀行印同様、下の名前だけで作る人もいます。基本的には、苗字だけ・下の名前だけ・フルネームいずれでも作ることができます。

ただし、自治体によっては、フルネームや苗字のみでないと印鑑登録できないところもあるようです。

念のため、住民登録している自治体へ事前に確認してみてくださいね。

 

 

認印と銀行印を同じはんこにしても良い?

ここでは、認印と銀行印の兼用についてお話ししていきます。

基本的に兼用は避けましょう。その理由についてもご説明しますね。

 

認印と銀行印を兼用しない方がよい理由

銀行印と認印を、同じはんこにしている方もいらっしゃるかもしれません。

各種支払い用と給与振込み用とで銀行を分けている場合など、それぞれではんこを変えていると確かに管理も大変ですよね。

1本で複数の用途に使えるのは、一見便利に思えます。ですが、はんこの兼用はしない方が良いんです。

認印は社内回覧や荷物受け取りなど、多くの人の目に触れる機会があります。同じはんこを使いまわすことで偽造のリスクが高くなり、悪用される恐れがあるためです。

銀行印は、自分の財産管理に使う大切なはんこです。

紛失や盗難に気を付けること、偽造されるリスクの低い書体を選ぶことはもちろんですが、他の用途での兼用も避けてくださいね。

 

 

認印、銀行印、実印におススメの書体は?

はんこの書体は、用途に合わせて変えるのが良いとされています。

 

認印、銀行印、実印におススメの書体は?

それぞれのおススメ書体をご紹介していきます。

 

認印におススメの書体

引用:株式会社ハンコヤドットコム

認印は、押された文字が読めることが重要とされています。

そのため独特な表現の篆書体(てんしょたい)や印相体より、読みやすい隷書体(れいしょたい)や古印体が使用されることが多いです。

特に使ってはいけない書体などはありませんので、楷書体や行書体など一般的で馴染みのある書体を選んでも良いですし、自分の好みの書体を選んでも良いでしょう。

 

銀行印におススメの書体

引用 株式会社ハンコヤドットコム

銀行印は、読みやすさも大事ですがより重要なのは安全性です。

そのため、少し独特な篆書体や印相体が適しています。ほかに読みやすい隷書体と古印体などもよく使用されます。

隷書体は、篆書体を簡略化して書きやすくした書体です。特徴として、文字がはっきりしており線にうねりや払いがあります。

古印体は日本独特の書体です。隷書体に少し柔らかい丸みを加えた書体なので、印影の文字が分かりやすいという特徴があります。

 

実印におススメの書体

引用 株式会社ハンコヤドットコム

実印は、法律行為や契約が本人の意思によるものであることを証明するためのものです。そのため、偽造されにくいことはもちろん、風格のある篆書体と印相体が適しています。

篆書体は象形文字から生まれた書体です。見栄えが良く、偽造がしにくい書体のひとつです。

印相体は篆書体の線を中央から八方にアレンジした書体とされています。構造が複雑で文字が全てくっついているため、偽造しにくい書体です。

 

はんこは縦書きだけ?横書きはダメ?

はんこの向きは、縦書きのイメージがありませんか?種類にもよりますが、実は横書きで作ることもできるんです。

 

認印

認印の場合は、縦書きが一般的です。日本では、文字は縦書きが一般的なルールであることがその理由です。

認印は、一般的な書類やビジネスの場で用いるため、誰が捺したのかをわかりやすくする必要があります。

もし、田上さんと上田さんが同じ会社に居た場合、どちらかが横書きの印鑑を捺したら、田上さんが捺したのか、上田さんが捺したのかが判断が難しいですよね。

そういった面を踏まえて、認印は縦書きが一般的です。認印は縦書きにして、間違われることが無いようにしましょう。

 

銀行印

銀行印の場合、はんこ屋さんによっては横書きを薦められることがあります。ゲン担ぎと実用面、ふたつの理由があるようです。

まずはゲン担ぎの理由から。縦書きには、お金が上から下に流れてしまうイメージがあり、横書きにすることで、上から流れてきたお金を受け止めることができるというものです。

そして実用面での理由ですが、銀行印を横書きにすることで、縦書きの認印と区別がつけやすいためです。

横書きで作る時は、古くからの習慣で右から左に彫るのが一般的です。

 

実印

実印を男性が作る場合、フルネームでの縦書きが一般的です。

はんこの丸い円の中に文字を納めるためには、名字で一度改行して二行にする必要があるからです。

また、男性は一家の長としての役割を担うことが多いため、氏名を縦に配置することで家の成長や発展・繁栄を願う…というのがその理由です。

そして女性の場合は、安定や守護を願って横書きが良いとされています。下の名前だけで作る場合も、横書きの方が文字のバランスを美しく取りやすいというメリットもあるようです。

実印の場合も横書きで作る時は、古くからの習慣で右から左に彫ります。

 

模様入りはんこは認印や銀行印で使える?

木彫りはんこで、キャラクターや模様が印面に入ったものも人気ですよね。でも、このタイプのはんこ、認印や銀行印で使えるのでしょうか。

まず認印の場合、荷物受け取りなどでは使えます。会社の資料確認や契約書関係での使用については、事前に規定などを確認しましょう。

そして銀行印としては、9割近くの金融機関で使えるようです。

ただし、一部の金融機関、銀行口座開設や保険会社の契約では使えない場合があるそうなので、こちらも事前に確認してくださいね。

 

 

認印を下の名前だけで作りたい!苗字じゃないとダメですか?のまとめ

  • 認印は下の名前だけで作ることができる。
  • 下の名前だけで作った認印は、用途によっては使えない場合がある。
  • 個人用はんこには「認印」「銀行印」「実印」の3種類がある。
  • 認印と銀行印はセキュリティの観点から、それぞれ別なものを用意した方が良い。
  • はんこは縦書き以外に横書きでも作ることができる。
  • 印面に模様の入ったはんこも、一部を除いて銀行印として使える。

単なるしるしだけではなく、文化として日本に深く根付いている「はんこ」。

海外では電子署名が主流となりつつある今、アジア圏でも日本のように個人レベルではんこを使っている国は少ないそうです。

日本でも「脱はんこ」「ペーパーレス」が推進されており、企業では海外同様、電子署名などが導入され始めています。

でも個人レベルではまだまだ必要なツールです。お気に入りのはんこを見つけて、楽しく使いましょう♪