宮本笑里さんと言えば、「美しすぎるバイオリニスト」というイメージの強い方ではないでしょうか。
母親となっても美しすぎる宮本笑里さん。
そして、その実力も変わらず確かなものです。
代々音楽家の家系の宮本笑里さん。
音楽界のサラブレッドというイメージも根強く、才色兼備でプロの音楽家なんて、いったいどうなっているの?と思う方も多いと思います。
また、結婚し、子どもを出産した後も、変わらずに音楽活動を続けておられます。
母親となられた後も、プライベートでは子どもとの時間を大切にされながら、人知れず練習に励まれているそうです。
そこで、この記事では、音楽も母親も頑張るバイオリニスト、宮本笑里さんの秘密に迫ります!
宮本笑里さんのプロフィール
(引用:ぶらあぼ公式サイト)
氏名:宮本笑里(みやもとえみり)
生年月日:1983年(昭和58年)12月7日
身長:158cm
出身地:東京都
最終学歴:桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコース
職業:バイオリニスト
活動期間:2003年~
レーベル:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
所属事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ
14歳でドイツ学生音楽コンクールデュッセルドルフ第一位入賞。
その後、小澤征爾音楽塾、NHK交響楽団などに参加。
2007年、「smile」でアルバムデビュー。
宮本笑里さんの家族構成
宮本笑里さんの家族構成は、父親と母親、姉が一人いるそうです。
祖父の宮本正さんはテノール歌手。
祖父も父親も音楽家という、音楽一家に生まれました。
宮本笑里さんの父親
(引用:ぶらあぼ公式サイト)
宮本笑里さんの父親は、宮本文昭(ふみあき)さん。
オーボエ奏者であり、指揮者もされていました。
ドイツのエッセン市立交響楽団、フランクフルト放送交響楽団を経て、ケルン放送交響楽団首席オーボエ奏者を歴任。
その卓越した技法から、「指揮者殺し」との異名もあったといいます。
2007年頃までオーボエ奏者として活動しており、それ以降は指揮者として活動。
2015年に指揮者としても引退されました。
東京音楽大学の教授も務めており、若い音楽家たちを育てていました。
娘である宮本笑里さんは雑誌のインタビューの中で、父親について次のように発言しています。
「常に自分に厳しく向き合っていて、闘いながらステージに立っていた。その姿は生き生きとしていて、こういう人になりたいと私も憧れました」(「LEON」インタビューより)
娘から見ても、憧れのお父様だったのですね!
宮本笑里さんは、子どものころから自宅で父親が演奏したり、友人たちとのセッションを行うのを聞いていたそうです。
宮本笑里さんの生い立ち
宮本笑里さんは東京都出身ですが、父親の文昭さんの仕事の関係で、生後2週間でドイツに移住しました。
オーボエ奏者宮本文昭さんのもと、常に音楽のある環境で育っていきます。
しかし、意外にも、小学校に入るまでは楽器に触ったことがなかったそうです。
宮本笑里さんがバイオリンを始めたのは、7歳の時。
てっきりご両親の影響でバイオリンをはじめたのかと思いきや、友人が習い事をしているのに刺激を受け、バイオリンを習い始めたそうです。
父親の文昭さんは喜ばれたかと思いきや、音楽の厳しさを知っていたからこそか、反対されたとのことです。
笑里さんの方が、「やりたいことをやる」という気持ちを貫かれ、バイオリンの練習をはじめられたそうです。
宮本笑里さんがデビューするまで
中学1年生で再びドイツへ渡航し、14歳でドイツ学生音楽コンクールデュッセルドルフで1位入賞を果たしました。
本格的にバイオリンに打ち込み始めたのは、ドイツに在住してからだったそうです。
中学一年の時、父親の文昭さんから、「プロになるのか趣味で終わるのか、今すぐ決めろ」と言われ、練習が楽しくて仕方なかった笑里さんは、プロになることを選択しました。
そこから、父親と1日13時間の特訓が始まりました。
稽古があまりに厳しくて泣くと、「泣いても上手くならない。そんな暇があったら弾け」と余計に叱られたとか。
「親とも思わず子とも思うな」とも告げられたそうです。
親子としてではなく、師弟関係で父親との時間を過ごした青春時代。
音楽を極める厳しさを感じますね。
※宮本文昭さんと宮本笑里さんの夢のコラボ演奏はコチラ!
宮本笑里さんは高校の時に帰国し、東京音楽大学付属高校に入学し、その後は東京音楽大学に進学しました。
最終学歴は、名門である桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ・コースに編入・卒業となっています。
大学在学中には、バイオリン・チェロのトリオで独創性のあるクラシカルバンド「Vanilla Mood」を結成し、ジャンルにこだわらない演奏活動を行っていました。
2004年、NHK総合テレビ「お昼ですよ!ふれあいホール」にレギュラー出演し、番組内でテーマ曲などを生演奏。
メディアでの露出が増え始めます。
2005年、クラシックに専念するため、「Vanilla Mood」を卒業。
2006年、「のだめオーケストラ」のオーケストラメンバーに選ばれています。
宮本笑里さんのデビュー当時
(引用:サントリーホール公式サイト)
2007年2月7日、オムニバスCD「image6」を発売し、サントリー小ホールにてデビューします。
宮本笑里さんのデビュー当時。
なんと父親の宮本文昭さんから、「すぐに消える」と言われていたそうです。
その意図としては、「初心を忘れずに活動しなさい」ということだったそうですが、いささか厳しいお言葉ですね。
宮本笑里さんご本人としては、「すぐに消える」という父親の厳しい言葉のお蔭で、「絶対に後悔しないように!」と日々を大切に過ごすことが出来たそうです。
また、デビューしたての頃の宮本笑里さんは、クラシックだけを収録するアルバムを作ることに自信が持てなかったそうです。
大学時代は、クラシックをベースにしつつも、ジャンルにとらわれない演奏活動をされていましたね。
クラシックを聴く層というのは耳が肥えているため、演奏家を見る目が厳しいという一面もあります。
宮本さんご自身も、「怖かったのです。演奏を通して、自分の技術や心の中まで見透かされている気がしていました」とインタビューで語っていました。
音楽界のサラブレッドと言っても過言ではない宮本笑里さんでも、プロデビューというのは緊張するものなのですね。
宮本笑里さんのデビュー後の活躍
2008年。大阪・名古屋・東京の三か所をめぐる「smileツアー2008」を実施。
ツアーに併せて、フォト・エッセイ「smile/宮本笑里」を発売しています。
同年9月2日、セカンドアルバム「tears」を発売。
TBS系テレビ「THE世界遺産」服部隆之作曲のメインテーマ曲「Les enfants de la terre~地球ののこどもたち」に抜擢された宮本笑里さん。「tears」に曲が収録されています。
2008年11月12日。「東京et巴里」を発売。ソリータ(フランス人歌手クレモンティーヌの娘)とのコラボレーションシングルでした。
「東京et巴里」は、10月9日からフジテレビ系の「のだめカンタービレ 巴里編」のエンディング・テーマとして使われました。
2009年、3rdアルバム「dream」をリリース。
NHK第60回紅白歌合戦に出演し、秋元順子と共演。
2010年4月からは、日本テレビの「NEWS ZERO」にカルチャーキャスターとして週一回のレギュラー出演。
あらゆる面で知名度を上げていった宮本笑里さん。
才色兼備のヴァイオリニストとして大きく人気が出ました。
宮本笑里さん初期の主な作品
宮本笑里さんの名を世に知らしめた作品として、主なものを何点かご紹介しましょう。
【CM】 ヤマザキビスケット「コーンチップ」 (2009年)
NHK大河ドラマ『天地神』紀行テーマ「逢恋~天地人紀行」
宮本笑里さんの努力エピソード
宮本笑里さんは20歳代の頃、1日16時間もバイオリンの練習をしていたそうです。
普通の人であれば仰天してしまうようなエピソードですが、宮本笑里さん本人曰く、「まったく苦ではなく、むしろ楽しんでいた」そうです。
父親の文昭さんが長時間音楽の練習に勤しむ姿を見て育ち、「音楽家になるとはそういうことだ、と思っていたので当たり前のように練習した」とのことですが、すさまじい集中力だと思います。
宮本笑里さんは、練習のモチベーションを保つために、コンサートに行くそうです。
生演奏の響きを会場で聞くことで、「自分もうかうかしていられない。もっと練習を頑張らなきゃ」という気持ちになるそうです。
コンサート後は真っ直ぐ家に帰って、記憶が鮮やかなうちに練習をすると、モチベーションに繋がるといいます。
「たとえ今、仕事で演奏させていただけなくなったとしても、どんな状況であったとしても、『音楽が好き』という気持ちさえあれば、どれだけ苦しくても音楽に関わり続けていると思う」とインタビューで答えていました。
宮本笑里さんにとっては、大好きな音楽を取り上げられることの方がつらく、心のよりどころなのだそうです。
本当に音楽を愛しておられるからこそ、どれだけ辛い練習でも耐えてこられたのでしょう。
宮本笑里さんの結婚・出産
宮本笑里さんは2012年に一般男性と結婚しています。
お相手の情報は明らかになってはいませんが、4歳年上の方だそうです。
2014年5月に女の子を出産。
育児をされながら、音楽活動も続けてこられました。
2015年には出産後初のニューアルバム『birth』をリリースしています。
母親としての宮本笑里さん
出産後は仕事を半年ほど休養。
ただし、まったく触れないと筋力が衰えてしまうため、10分でも触れるようにして、プロとしての技術をキープし続けたと言います。
その後も、母親となってからは、育児があるため練習時間がとても減ってしまったそうです。
それでも、一日最低6時間は練習していたといいます。
子どもを産んだ後に慣れない育児も大変な中で、6時間も捻出して練習に打ち込むというのは、やはりプロだな、という感じがしています。
母親となった宮本笑里さんの考える理想のパートナー像
子どもが小さい頃は育児につきっきりで体がボロボロになることもあります。
そんな状況を察して、相手のことを気にかけてくれる姿勢のある方が、パートナーとして望ましいそうです。
たとえ社会で活躍中の男性であったとしても、家事・育児を全て他人ごとにせず、ちょっとした気遣いを示すことが必要だといいます。
子育て中の母親なら、みんな「分かる!」と感じるポイントですね。
母親となっても美しい宮本笑里さんの美の秘訣
2022年、デビュー15周年を迎えた宮本笑里さん。
デビュー当時から変わらない美しさです。
バイオリンの実力×美貌によって圧倒的な人気が出た面もあったと思います。
インタビュー等で美の秘訣を語っておられます。
最近はジャンキーなものを避け、蒸し野菜やゆで卵、サーモンなど体に良いものをなるべく摂ろうと心がけているそうです。
肉類は毎日は食べず、月に数回食べるそうです。
なるべく完璧な状態でステージパフォーマンスをするために、野菜やたんぱく質のバランスの考えた食生活を送っています。
また、美容は学生の頃から大好きで、美容雑誌を読み漁っていた時代もあったそうです。
今はインスタグラムなどを使って、美容情報を調べておられるとのことでした。
ステージ上では基本的に、ご自身でメイクをされています。
今は肌に負担をかけず、いかに引き算のメイクをしていくかを工夫されているそうです。
メイクはその時の衣装や気分によって変えているといいます。
音楽の「美」も美容の「美」も、毎日積み重ねることによって結果が出るものなので、「継続」することが一番大切だ、と仰っていました。
宮本笑里さんのファッションセンス
宮本絵里さんのファッションセンスは、父親である宮本文昭さんの影響を受けているそうです。
文昭さんは「LEON」の愛読者で、ちょい不良(ワル)系ファッションが大好き。
サングラスにスーツ姿でベンツを運転するワイルドな一面もあるそうです。
実家のインテリアは赤と黒が基調とされているそうです。
笑里さんもそんな父親の文昭さんの影響からか、黒を基調としたファッションを好むそうです。
宮本笑里さんはCDのヴィジュアルイメージにもこだわる
CD『classique』表紙(引用:楽天)
宮本笑里さんはリリースしたCDのヴィジュアルイメージにもこだわっています。
例えば、2018年にリリースした『classique』では、ドレスを纏ってクラシックのイメージをそのまま体現しています。
この当時はデビュー15周年という記念すべき年。
クラシックだけでなく、ポップスなど様々な音楽をミックスして音楽活動を行っている自分のルーツを、ビジュアルによって表現したかったそうです。
ファッションや美容にこだわる宮本さんならではのセンスですね!
宮本笑里さんがレコーディングで大切にしていること
クラシックの特性上、スタジオ録音のような細かい編集ができず、ホールでの一発録りのことが多いそうです。
失敗したらもう一度やり直しのため、現場は非常に緊張感があるそうです。
ホールでのレコーディングは自然と空気感が入るため、後で手を加えると楽曲の世界観が途切れてしまうのだとか。
実際のコンサートコールを貸切って3日間にわたってヴァイオリンを弾き続け、制作を完成させることもあるそうです。
緊張もありますが、コンサートホールは音響が素晴らしいため、ストレスというよりも、楽しく演奏できるそうです。
宮本笑里さんのクラシック音楽への向き合い方
クラシック音楽は誰もが聞いたことのある曲が多く、長年親しまれていることが多いです。
それゆえに、演奏者のパーソナルが自然と伝わってしまう、と宮本笑里さんは考えています。
演奏している曲を聴くだけで、その人が普段どのようなことを考えて、その曲や音楽自体に取り組んでいるのかが手に取るように分かってしまうそうです。
やはり、一流を極めた方の視点は違いますね!
宮本笑里さんの成功の秘訣
厳しい音楽業界では、まず、デビューにたどり着くことも難しいとされています。デビューをしたとしても、何年も人気を博し続けることは非常に困難です。
宮本笑里さんのように約20年に渡って第一線で活躍される方は本当に一握りしかいません。
宮本笑里さんの成功の秘訣に迫っていこうと思います。
常に謙虚な姿勢を持ち続ける
長年に渡り、第一線で活躍され続けている秘訣は、「常に謙虚な姿勢を持ち続ける」マインドにありそうです。
「クラシック音楽というのは、勉強しても終わりのない音楽のため、色々な方からお話を伺うのはとてもありがたい」
「人間はつい自分に都合のいい部分だけを切り取って解釈してしまいがちなので、厳しい意見をもらうことで自分の成長点に繋がる」
という趣旨の発言をされています。
デビュー後十数年たっても、謙虚な姿勢はそのままです。
努力を怠らない
今ままでまとめてきた内容からもお分かりかと思いますが、宮本笑里さんは、1日13~16時間バイオリンの練習を続ける努力家です。
プロになり、社会的に認められた後にも練習を続け、積み重ねていく姿は、一流の音楽家の鑑ですね。
「演奏している曲を聴くだけで、その人が普段どのようなことを考えて、その曲や音楽自体に取り組んでいるのかが手に取るように分かってしまう」
と発言していた宮本笑里さん。
ご自身のコンディションにも人一倍気をつけて、毎回毎回の舞台に立たれているはずです。
宮本笑里さんが自身の曲をおすすめするとしたら?
ドライブ中に聴くならば、アルバム「classique deux」収録の「木星」がおすすめだそうです。
運転中でも眠くなりにくく、うるさすぎず、高揚感を与えてくれる一曲。
聴くだけでラグジュアリーなセレブ感が空間に広がります。
また、勉強中・読書中に聴くなら、モーツァルトがおすすめだそうです。
集中力を高めたい時にモーツァルトを流すと、娘さんの勉強がはかどったり、ご自身も分厚い本をあっという間に読み終わることが出来たりするそうです。
宮本笑里さんのおすすめCD3選!
15年以上も第一線で活躍されている宮本笑里さんの作品は多岐に渡ります。
数ある宮本笑里さんのCDの中から、おすすめのCDを3選ご紹介します!
「tears」
(引用:Amazon)
「tears」や「カノン」など、心清らかな気持ちにさせてくれる曲が沢山。
2ndアルバムらしく、初々しさや透明感もあり、はじめて宮本笑里さんを知る方にもおすすめです!
「birth]
(引用:Amazon)
出産後初となる2015年にリリースしたアルバムです。
母親となり、音楽表現をますます磨いた宮本笑里さん。
力強いエネルギーを感じることができます。
「birth」というタイトルの曲も本人による作曲で収録されています。
「classique deux」
(引用:Amazon)
2022年にデビュー15周年を迎えた宮本笑里さん。
記念アルバム「classique deux」を発売しました。
ベテランの音楽家として輝く宮本笑里さんの魅力の詰まったアルバムとなっています。
<バイオリニスト・宮本笑里さんを大研究!母親・音楽家として輝く才能>まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 宮本笑里さんは美しすぎるバイオリニストとして有名だが、音楽一家のサラブレッドで実力も凄い!
- 宮本笑里さんの父親・宮本文昭さんはオーボエ奏者・指揮者!
- 宮本笑里さんは14歳でドイツ学生音楽コンクールデュッセルドルフ第一位入賞。
- デビュー当時、父親から「すぐに消える」と言われつつも、「絶対に後悔しないように!」と努力を重ねる。
- デビュー後は、CD制作や、テレビドラマのテーマソングに起用されるなど、売れっ子音楽家に。
<宮本笑里さんの主なエピソード>
- 常に謙虚にコツコツと練習を積み重ねている。
- 父・文昭さんは宮本笑里さんを厳しさの愛で教育!
- 1日13~16時間の練習をしている超努力家。
- 「演奏している曲を聴くだけで、その人が普段どのようなことを考えて、その曲や音楽自体に取り組んでいるのかが手に取るように分かってしまう」と考え、努力を怠らないでいる
- 結婚・出産後も、母親として、音楽家として活躍を続けている。
- 出産直後は思うように楽器が弾けなかったが、指が訛らないよう10分でも楽器に触れるようにしていた。
- 美容やファッションにも造詣が深い。
<宮本笑里さんの成功の秘訣>
- 常に謙虚な姿勢を持ち続ける
- 努力を怠らない
<宮本笑里さんのおすすめCD3選!>
- 「tears」
- 「birth」
- 「classique deux」
音楽家として、常に意識を高く努力されている宮本笑里さん。
これからも応援していきたいですね!
最後までお読み下さり、ありがとうございました。