成人していざ喪服が必要になったとき、どこで買うのか意外と悩みますよね。
そこで20代女性向けの喪服が買えるお店をご紹介します。
マナーを守った服装をするのはもちろんですが、コスパやすぐに購入できることも重視されるでしょう。
喪服はおおよそスーツを販売しているお店やネット通販なんかで購入できます。
ご自身に合った方法で購入を検討されてくださいね。
喪服の種類や、必要な小物についても併せてご紹介します。
喪服はどこで買うの?購入できる場所一覧
20代女性におすすめの喪服が買える主な店舗は以下の通りです。
・洋服の青山、はるやま、AOKIなどの紳士服店
・ファッションセンターしまむら
・三越、伊勢丹、大丸などの百貨店
・イオン、ゆめタウンなどのショッピングモール
・Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販
喪服以外にも靴、バッグ、ストッキングなど必要になる小物が一式揃うお店もあります。
弔事(ちょうじ)ではマナー違反にならないように装い参加しましょう。
服装や小物についても解説します。
喪服(葬儀)の服装と必要な小物について
お通夜や葬儀には、ブラックフォーマルと呼ばれる漆黒色を基調とした光沢の無い和装やワンピースなどを着用します。
アクセサリーやバッグなどの小物は派手にならないようにしましょう。
服装や持ち物のマナーには地域や宗教によって異なる場合があるので、どういった物を購入するかはしっかり考えたほうが安心ですね。
喪服には3種類ある!?正喪服・準喪服・略喪服について
喪服としてブラックフォーマルには3種類あります。
- 正喪服
最も格式が高い装い。喪主側が着用するもの。
和装やアンサンブル、ワンピース、スーツといった洋装がある。 - 準喪服
一般的に「喪服」と呼ばれるのが準喪服。
アンサンブル、ワンピース、スーツなどの洋装が一般的。 - 略喪服
最も格式の低い装い。法事や七回忌などで喪主側「平服で」と言われた場合に着用。
準喪服同様の服装。リクルートスーツで代用可能。
この記事でご紹介する喪服は、一般的に葬儀に参列する際の「準喪服」が該当します。
最近では喪主側も準喪服を着用することも増えてきているそうです。
急遽喪服が必要になって用意できなくなってしまったとき、平服(略喪服)でも問題無い場合もあります。
ココに注意
ちなみにスーツはスカートが基本とされています。パンツスーツは「略喪服」となってしまうため絶対ダメというわけではありませんが、地域によってはマナー違反となることがあります。
喪服に身に付ける靴やバッグ、葬儀で必要な数珠や袱紗(ふくさ)とは?
喪服の他に身だしなみとして必要な小物も併せて解説します。
- 靴
喪服での靴は黒色を基調とするシンプルなデザインのパンプスが最適。
つま先が開いていたり、尖っていたりするものは避ける。
ヒールは適度な高さにする。低すぎるとカジュアルになるので注意。
- バッグ
喪服に合わせるバッグは小さめのハンドバッグが基本。
光沢(ツヤ)の無いマットな黒色のバッグが最適。
キラキラとした装飾は避け、留め具やつなぎ目の金具が光り過ぎないものを選ぶ。
- ストッキング
喪服には黒のストッキングを着用する。
30デニール以下の厚さが望ましい。真冬では60デニールでも問題ないときもある。
妊婦の場合は体調に合わせて判断する。
- 香典袋と袱紗(ふくさ)
葬儀の受付ではお香典をお渡しするのが一般的。
お香典は中袋に入れ、香典袋に包んだ状態でお渡しする。
香典袋は袱紗に入れて持ち歩く。
葬儀での袱紗の色は寒色系が一般的、無地で紫色が無難。
- アクセサリー
洋装の場合、1連ものの白い真珠のネックレスが一般的。
真珠のピアスやイヤリングも可。
長すぎず揺れないものを選び、金具は目立ちにくいシルバーなどのものにする。
宝石が入っていないシンプルな結婚指輪なら着用可能。
- 手袋
ネイルをしていてネイルサロンの予約が取れない場合は手袋を着用して隠す。
フォーマルな黒の手袋を選ぶ。お焼香の際は外す。
- 数珠
数珠はお通夜や葬儀で必要な仏具。
急な葬儀でも宗派を気にせず使えるのが一重の数珠「略式数珠」という。
宗派ごとに決まっている正式な数珠は二重の「本式数珠」という。
- ハンカチ
葬儀用の白もしくは黒の無地のハンカチを持参する。
本来は白のハンカチがマナーだが、黒、グレー、淡い紫の葬儀用のハンカチもある。
レースや刺繍は控えめなら問題ない。
素材は綿、麻、ポリエステルのものを選び、シルクやタオル、ガーゼハンカチは避ける。
喪服を買えるお店には大体、小物も販売されています。
また急遽、小物が必要になった時には喪服を買えるお店以外にも購入できるお店はあります。
さらに詳しく
・喪服に合わせるパンプスはGUの黒いパンプスでも代用可能。
・意外と忘れがちなフォーマルバッグはしまむらで購入できる。
・ストッキングはコンビニでも購入可能。
・香典袋はコンビニや100均、スーパーなどで購入できる。
・袱紗は百貨店や大型スーパーで購入できるが、100均で購入可能。
・和装ではアクセサリーは身に付けませんが、洋装では身に付けるのが欧米のマナー。
日本では必ずしもアクセサリーなしがマナー違反というわけではない。
喪服にふさわしいアクセサリーが手元にない時は無理に購入せず、アクセサリーなしで参加してもよい。
・葬儀での手袋は百貨店で購入できるが、100均で黒レースの手袋も売られている。
・数珠も100均で略式数珠が購入可能。
・ハンカチは紳士服店で購入できるが、コンビニでも購入可能。
喪服はどこで買う?迷ったらここ!スーツだけじゃない紳士服店
洋服の青山、はるやま、AOKIはリクルートスーツを購入したことがある方も多いのではないでしょうか?
どのお店もスーツで有名な紳士服店ですが、喪服も取り扱っています。
キャンペーンやクーポンなどでお得に購入できるのも紳士服店の魅力です。
喪服一式揃う洋服の青山
引用 洋服の青山公式サイト
洋服の青山では喪服と小物一式を揃えられます。
フォーマルスーツやワンピースがあり、ビジネスでも兼用できるデザインのものもあります。
トップスのみだと1万円代で、ワンピースは2万円代とお財布に優しいです。
高いものだと4~5万円する喪服もあります。
小物については以下の表のとおりです。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
〇 | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
× | 〇 | 〇 |
急遽、喪服が必要になった時は洋服の青山で基本的に一式揃いますね。
数珠を入れる念珠袋も売られていました。
はるやまの喪服はワンピースがメイン
https://twitter.com/HARUYAMAONLINE/status/1498557845444661249?s=20&t=GmQtKkigg8Fr7959sMcvZw
はるやまにはフォーマルなワンピースとジャケットのセットが豊富です。
値段も約2万円ほどで季節問わずに使いやすそうな喪服が揃っています。
はるやまはサイズ展開が豊富なところが魅力です。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
× | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
× | 〇 | 〇 |
公式オンラインショップでは香典袋は確認できませんでした。
それでもはるやまで喪服の一式は揃いますね。
はるやまでは「喪服」というよりも「フォーマルウェア」として、冠婚葬祭や行事などにも着回しがしやすい印象を受けます。
喪服・小物の種類が豊富でデザイン性が高いAOKI
引用 AOKI公式サイト
AOKIは喪服と小物の種類がとにかく多いです。
自分に合った商品を上記の公式サイトから探すことができます。
2万円~6万円代の喪服があり、オンラインショップでは大幅に割引もしてくれます。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
× | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
〇 | 〇 | 〇 |
紳士服店の中で圧倒的に種類が多いのはAOKIでした。
冠婚葬祭用の折り畳み傘も売られていました。
喪服と小物を合わせて購入すると割引してくれたり、小物がセットで安く買えたりします。
喪服はどこで買う?しまむらで喪服と小物を安く購入!
引用 しまむら公式企業サイト
しまむらの喪服は値段がとにかく安いです。コスパ重視の方にオススメです。
8千円~1万円代で購入できます。
メンズに比べてレディースの品揃えが豊富で、小物も揃います。
サイズ展開も豊富です。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
× | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
× | 〇 | 〇 |
小物の値段も安いです。
手袋は防寒用の手袋しか見つかりませんでした。
また、しまむらではキッズフォーマルが売られています。
子供の場合葬儀では基本的に制服ですが、制服がない学校や小学生未満のお子様の喪服も用意できますね。
喪服はどこで買う?品質を気にするなら百貨店!
百貨店(デパート)では2万円~10万円以上する喪服があり品揃えが豊富です。
知名度のあるブランドものがあり安心して購入できます。
品質の良いものを検討している方にオススメです。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
〇 | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
〇 | 〇 | 〇 |
確かな品質と価格で優れたデザイン性の喪服、小物が購入可能です。
百貨店では香典返しの品物も充実しています。
喪服の値段の違いは品質の良さはもちろんですが、「漆黒」の色合いが違うことです。
安い喪服は高い喪服に比べ黒色が少し浅いそうです。
見る人によっては質の良し悪しが分かるので、質の良い喪服を探されている方は百貨店で購入するのが良いと思います。
喪服はどこで買う?種類も数も豊富なショッピングモール!
イオンやゆめタウンなどのショッピングモールでも喪服は購入できます。
2万円~7万円とお財布に優しい価格から高級なものまで幅広く揃っています。
キャンペーンや割引を利用してお得に購入できるのも魅力です。
百貨店もそうですが、ショッピングモールにも様々な店舗が設置されているので、小物も揃いやすいです。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
〇 | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
〇 | 〇 | 〇 |
参考 ゆめタウン公式通販
ショッピングモールでは喪服売り場がかなり広く、デザインやサイズの品揃えが豊富です。
バッグや靴、アクセサリーなどとセットで販売されていることもあります。
喪服はどこで買う?自宅からネット通販で購入できる!
引用 Amazon
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販でも喪服は購入できます。
有名ブランドの喪服が販売されていたり、様々なデザインの喪服を取り扱っていたりしています。
金額は1万円~7万円程と幅広い値段のものが揃っています。
ネット通販では忙しい時やお店が閉まっている時間帯でも購入できるメリットがあります。
しかしその場で見て試着したり店員さんと相談しながら選ぶことができないデメリットもあります。
靴 | バッグ | ストッキング |
〇 | 〇 | 〇 |
香典袋 | 袱紗 | アクセサリー |
〇 | 〇 | 〇 |
手袋 | 数珠 | ハンカチ |
〇 | 〇 | 〇 |
参考 Amazon
ネット通販では小物も一緒に購入できますね。
キッズフォーマルも販売されています。
他にも慶弔印を注文して購入することができます。
慶弔印とは
ご祝儀袋(ここでは香典袋のこと)の表面には「御香典」などと表書きをして、誰からのお香典かが分かるように自分の名前を筆ペンで記入します。
この表書きをスタンプにしたのものが慶弔印(けいちょういん)です。
表書きだけでなく、慶弔用のお名前スタンプも存在します。
手書きのほうが一般的とされていますが、自分の文字にどうしても自身がない方は、スタンプでも問題はありません。
特にお名前スタンプは今後の冠婚葬祭で役立つので手元にあると便利ですね。
引用 Amazon
喪服は買わなくてもレンタルができる!?
喪服が急遽必要になった時、喪服一式を揃えるのは決して安くはありません。
急な出費でも最低限の金額で喪服を着るにはレンタルするのも一つの手です。
お店によっては喪服受け取りの数日前から予約をしなければならない場合もあります。
すぐにレンタルしたい方は店舗でレンタルを、日にちに余裕のある方はオンラインでレンタルをするのがオススメです。
レンタルの相場は5千円~1万円ほどです。
喪服だけでなく靴やバッグ、数珠などもオプションで揃えられることもあります。
(前略)
1. レンタルだからこそ出来ること
急な訃報でブラックフォーマルを持っていない、サイズが合わなかった、丈が気になる、夏用がない・・・といった経験はありませんか?買いに行こうと思ってもお店は閉まっていたり。ルルティでは様々なデザインとS(7号)~LLL(15号)までの豊富なサイズがレンタルとして取り揃えております。また、面倒なクリーニングの必要もありません。届いたらすぐに着て、そのまま返却(宅配)できます。
2. 全てレンタルで揃う
お通夜や葬儀・告別式、法事ではフォーマルスーツだけでなく、バッグ・数珠・ネックレス・袱紗がセットになった小物セットもご用意しております。
(後略)
引用 LULUTI
値段が安く、管理の手間もかからないのがレンタルのメリットです。
デメリットとしては、短期間に何度も利用したり試着できない場合があったりすることです。
ちなみに喪服をレンタルではなく購入した場合のメリットは、自分のサイズに合った喪服が選べることと、長期的にみると安いことです。
喪服購入のデメリットは値段が高いことと、管理の手間がかかることです。
喪服はどこで買うの?20代女性向け!葬儀で必要な小物とは?のまとめ
- 喪服の種類と小物について
- 洋服の青山、はるやま、AOKIで喪服一式が揃う
- しまむらでは他のお店に比べて安く喪服が買える
- 百貨店では10万円ほどの品質の良い喪服が買える
- ショッピングモールには豊富な種類の喪服が売られている
- 喪服は自宅からネット通販で一式揃う
- 喪服はレンタルもできる
喪服はさまざまなお店で購入できますし、喪服売り場には小物もほとんど揃っています。
故人との最期のお別れである葬儀にはさまざまなマナーがあります。
まずは身だしなみから注意して参列しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。