さまざまダイエットを試している方、健康に興味がある方なら「16時間断食ダイエット」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
医学博士の青木厚さんが提唱し話題となったこの方法。
実は知れば知るほど凄いものだということが分かりました。
そのキーワードとなるのは「オートファジー」という私たちの体に備わるというある仕組みなです。
このオートファジーをより活性化することができれば期待できる効果はダイエットだけではありません。
なんと体の不調の改善や肌荒れやアレルギー改善など体に嬉しい効果が期待されるのだとか!
今回はこのオートファジーとは何か、気になるポイントをいくつかをわかりやすくお伝えしていこうと思います。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
オートファジーって何?
ギリシャ語で「オート=自分、ファジー=食べる」という意味があります。
オートファジーとは細胞の中にある古くなったたんぱく質などの物質を分解して新しい細胞を作る仕組みのことを言います。
急にそう言われても難しいと思いますので、少し私たちの体の中で日々行われていることについてお話ししますね。
私たちの体の中で行われていること
私たちの体は日々古くなった細胞が新しいものへと生まれ変わっています。
新しい皮膚ができるのも髪の毛が伸びるのも全てここから始まっています。
新しいものを作る過程で、古くなって使えなくなったたんぱく質を分解してそこからまた新しいものを作る「体の中のリサイクル」が行われています。
このリサイクルはこのオートファジーを通じて行われているといいます。
「私たちの体のリサイクルを行う装置のようなもの」としてオートファジーをイメージしてもらえるとわかりやすいのではないでしょうか?
オートファジーの役割
オートファジーの主な機能は大きく分けると【3つ】あります。
細胞の生まれ変わりをサポート
体の中の不要なもの、有害なものを分解する
免疫機能や、病気の低下を支える
いつもゆるやかに働いていますが普段のオートファジーの処理能力のキャパシティを超えると病気になったり、不調が起こったりしてしまします。
疲れやすい、なんかだるい、肌が荒れている
そう感じることがあるならもしかするとあなたの体のオートファジーのキャパシティを超えて、働きが鈍くなってしまっているのかもしてません。
オートファジーの活性の鍵、時間との関係とは?
普段ゆるやかに働いているオートファジーですが、ある条件で働きを高めることができるという特徴があるそうです。
働きを高めることができると、体質の改善や肌荒れの改善など嬉しい効果があります。
それは細胞を飢餓の状態にすることです。
つまりも何も食べずにお腹が空いた状態になった時にもっと働きだすと言われています。
ですがただお腹が空いた状態になれば良いのか?
そういうことではありません。
大切なポイントは「時間」です。
具体的には「寝ている時間も含めて何も食べない時間が12時間〜16時間作ること」がひとつの目安と言われています。
食べ物から得られるエネルギーがなくなった「飢餓」の状態になったときに、そこで体に蓄えられた脂肪からエネルギーを作ろうとオートファジーがよく働くようになるのです。
オートファジー研究から生まれた16時間断食、その他の時間は何を食べてもいいの?
引用 amazon
オートファジーの仕組みをベースとから生まれた16時間断食。
ダイエットとしても広く取り入れる方が多いのだとか!
医学博士である青木さんご自身の体験をもとに、著書され話題になりました。
ダイエットといえば、
・甘いものや揚げ物などのカロリーが高そうなものは控えないといけない。
・断食と聞くとハードで難しそう...
そんなイメージはありませんか?
この方法は無理なく綺麗に痩せるだけでなく
頭がさえる
体質も改善する
疲れにくい体になる
という効果があると評判で大ブームになりました。
断食といっても3日間何も食べない、といった修行のようなことはことはなく、寝ている時間を含めて16時間何も食べない時間を作り空腹の時間を過ごすというものです。
なので
・好きなタイミングで16時間食べないと決める!
・その他以外の8時間は何を食べても大丈夫!
とってもシンプルな方法なんです。
気になる断食ダイエット、具体的な方法
睡眠時間を含めて16時間の間は何も食べず空腹に感じる時間を過ごします。
ただし全く何も口にいてれはいけないわけではなく、お水やお茶などカロリーのない水分はいつでも飲んでOKです。
好きな時間に食べない時間を決めて、あとの時間は好きなものを食べてもいい。
そして極端な食事制限もカロリー計算の必要もありません。
これなら無理せず続けらることができそうですよね!
オートファジー活性促す16時間断食何日で効果がある?
16時間断食によってダイエットの効果以外にも
胃腸が休まり、腸内環境の改善や体質改善に!
疲れやすい体の不調の改善
肌が綺麗になる、アンチエイジングの効果の期待...!?
などのたくさんのメリットがあるようです。
とはいえ、
「毎日続けるのは難しい...」
そんなあなたでも、大丈夫です。
週に1度の断食でも胃腸を休めることができますし、オートファジーの活性を促すことができます。
疲労感やだるさの不調の改善や、体質改善であれば効果を感じられるようです。
ハードルが高いと思っている方もまずは1日だけでも試してみて、出来そうなら週に1度だけ取り入れてみる。
まずはそれでも良いのではないでしょうか?
今注目のオートファジーって何?話題の16時間断食との関係!のまとめ
・オートファジーとは細胞の中にある古くなったたんぱく質などの物質を分解して新しい細胞を作る仕組みのこと。
・オートファジーの働きを活性化できれば、体質の改善や体の不調の緩和につながる。
・オートファジー活性の鍵は「16時間」にあり。
いかがでしたでしょうか。
食べることは生きていくために必要なことですが、食べたものを消化することは体にとっては実はとても体に負担がかかることでもあります。
好きな時間に好きなものを食べたり飲んだりできる今。
胃腸も休むことなく働いて、私たちの体は日々フル稼働して疲れているのかもしれません。
なかなか取れないだるさや疲れ、肌荒れやアレルギーの改善の鍵は、オートファジーの活性を高めることにありそうですね。
なんだかだるい、疲れやすい、体質に悩む方も、綺麗になりたい方もまずは1日だけでも「16時間断食」をぜひ1度にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?