今年もゴキブリ対策を行う季節がやってきましたね。
18度を超えた頃からゴキブリはより活発に動きはじめ、ピークは気温が夏(25度以上)です。高温多湿な環境を好むゴキブリ。最適な生育温度は20度以上とされており、季節でいえば梅雨から夏にかけてがゴキブリの活動ピークとなります。
世にはゴキブリ対策グッズが山のようにありますが、「殺虫剤を極力使わず、天然成分で体に優しく、ゴキブリ対策はしっかりと行いたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな方に必見!日本人なら馴染みのある「お香」を焚いてゴキブリ対策を行ってみましょう。
通年に渡りゴキブリ対策を行う事で、より効果的にゴキブリ駆除が出来ますが、活動のピークの夏前に行う梅雨の時期は最も大切な時期となりますので、ぜひご参考になさってください。
体に優しいお香を焚くゴキブリ対策!お勧めのお香5点
ゴキブリはかなり匂いに敏感であり、特にお香の匂いが苦手なので、ゴキブリ対策にお香は有効です。
最近、薬局等でもハッカ油をはじめとしたすっきりとした香りのゴキブリ対策グッズを見かけることがありますが、可能であれば殺虫剤を極力使わず、天然成分で体に優しく、ゴキブリ対策はしっかりと行いたいですよね。
その場合は、ゴキブリが苦手な匂いのお香をぜひ焚いてください!
以下、お勧めのお香をご紹介します。
レモングラス:HEM(ヘム)
レモングラスのお香はいくつかありますが、インド産のHEMはコスパ抜群の製品です。香りの持ち時間が長いのも特徴です。
引用:Amazon
ハッカ油:北のかおりハッカ油
ハッカ油のお香というのはほぼなく、こちらのお香が主流のようです。
ユーカリ:HEM(ヘム)
レモングラスでも紹介したHEMの商品がおすすめです。ユーカリは、他の材料と混ぜたお香が売られていることが多いですが、ゴキブリ対策としては可能なかぎりユーカリ成分が多いものがいいですね。
引用:楽天市場
ラベンダー:hibi
hibiのお香は、着火器具を使わず、マッチをするようにして火をつけるのが特徴です。
淡路島のお香と、播磨のマッチを使用し、兵庫県産の商品となっています。ラベンダーのお香は数多くありますので、ぜひ皆さんが好きなお香を選んでみてください。
引用:hibi
ティートゥリー:hibi
ティートゥリー単体で売っているものは少なく、他の香りとのセットが多いので、ラベンダーと同様、hibiのお香がお勧めです。
引用:hibi
また、お香を焚く頻度ですが、お香を取り扱っている梅薫堂によると、1日に4~5回程度使用すると害虫忌避があるように思う、という使用者の方から連絡を頂いているようです。
ゴキブリが好きな匂い・嫌いな匂いとは?
先程もお伝えしましたが、ゴキブリは「匂い」にとても敏感で、好む匂いには寄っていき、苦手な匂いには寄り付きません。では、ゴキブリが好きな匂い・嫌いな匂いとは何でしょうか。
好きな匂い
ゴキブリが好む匂いには次のような特徴があります。
バニラビーンズなどの甘い匂い
甘い匂いは好きな方もいらっしゃるかと思いますが、ゴキブリも実は好きです。甘い匂いといえば、バニラ系の匂いが世の中に多いですよね。あとは、キャラメルの匂いもですね。
玉ねぎなどのエサの匂い
ゴキブリの大好物といえば、玉ねぎ、パン、バナナ、蒸したジャガイモです。ゴキブリは雑食のため何でも食べますが、これらの匂いを嗅ぎつけると、近寄ってくること間違いなしです。
我が家では、これらの食材は外に置かず、必ず冷蔵庫の中に入れています。余力がある時は、ビニール袋に食材を入れた後に冷蔵庫へ入れます。
また、パンやバナナといったものは小さなお子さんも好きで、知らぬ間に床にこぼしたり、壁につけたりといった場面があるかと思いますので、こまめに掃除することをお勧めします。
腐敗臭
ゴミ置き場やゴミ箱の中でよくゴキブリを見るという方も多いのではないでしょうか。ゴキブリは、生ごみなどの腐敗臭も好きです。
夏は生ごみを放置していると、ゴキブリだけでなく、コバエやその他の虫も匂いにつられてやってきますので、生ごみ対策は必須となりますね。例えば、生ごみ等腐敗臭がするものを密閉できる容器やビニール袋に入れるのは一案ですよね。
嫌いな匂い
では、次にゴキブリが嫌いな匂いとは何でしょうか。それは、ずばり!スッキリした清涼感のある香りです。甘い香りとは反対のものですね。
例えば、
- レモンよりも強い香りで、ややグリーンな印象や甘さも兼ね備えてる「レモングラス」
- ミントの一種のハッカソウの一種から作られる「ハッカ油」
- 500以上の種類がある「ユーカリ」
- 土に根をはって育った草、ハーブらしい土臭さ、力強さもある「ラベンダー」
- 鼻が通るようなフレッシュさがある「ティートゥリー」
- スパイスにも使われる「タイム」
が挙げられます。だからお香も苦手なんですね。
ゴキブリ対策以外のお香の効果3つとは?
ゴキブリ対策以外もお香の効果があります。御香堂によると、次の3つが挙げられます。
効果①癒し・安眠・リラックス
この効果は、皆さんも納得ですよね。香りを嗅ぐことで、心が落ち着き、日頃の疲れを取ったり、ストレスを抑えることができます。
効果②ヨガ・瞑想・精神集中
適度に緊張をほぐし、心を落ち着かせ、神経を集中させる効果があり、ヨガや瞑想、また仕事や勉強への集中力を高める効果があります。
効果③浄化・厄除け・献仏
古来、お香は、浄化を目的として活用されてきました。浄化は殺菌効果・消臭効果を意味します。ゴキブリ対策としてのお香は、この分類に当てはまります。
ゴキブリの生態・害とは?出やすい場所はどこ?
ゴキブリ=嫌い、汚いというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、ここでは、そもそもゴキブリってどういった生態なのか?について取り上げたいと思います。
ゴキブリの生態
まず、アース製薬によると、ゴキブリは、2億5千万年前には存在していたといわれる最古の有翅(ゆうし)昆虫とのことです。そんな大昔から生息している昆虫のイメージは、おそらくないですよね。
ゴキブリの種類としては、4種類あります。全国的に分布し、一般家庭でよく見られる「クロゴキブリ」、日本の在来種で北海道・本州に生息する「ヤマトゴキブリ」、日本における屋内性ゴキブリとしては最も大型な「ワモンゴキブリ」、全国的に分布しビル・飲食店などでよく見られる「チャバネゴキブリ」です。
そして、ゴキブリの生態として
- 集団で群居し、夜行性。
- 暗くて暖かく、狭い場所を好む(テレビ、電話などの電気製品の中にいることもある)。
- 湿気の多いところに住む。
- 大変な雑食性。食べかす、壁紙や本の表紙、仲間の糞(フン)などあらゆるものを食べる。
- 繁殖力が非常に高い。
- 壁に沿って走る。
引用:アース製薬
ゴキブリの害
また、ゴキブリの害としては
- 病原菌の運搬(サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルス)。
- 糞(フン)、死骸などがアレルゲンになる。
- 見た目、突然の出没、不潔さなどによる不快感。
- 食娑品を食べ、書籍を汚す。電気系統の障害(ショート)を引き起こす。
引用:アース製薬
とのことです。改めてゴキブリの生態と害を確認すると、世間がゴキブリに対して抱いてしまうイメージも納得しますね。
ゴキブリが出やすい場所
家の中でゴキブリが出やすい場所としては、以下ですので、お香を置く場所の参考に是非なさってください。
- 食べ物のそば
- 食器棚
- スリッパの中
- お風呂
お香を焚いてゴキブリ対策ができる!どんなお香がお勧めか?まとめ
さて、今回の記事のまとめです。
- ゴキブリが好きな匂い・嫌いな匂いとは?
好きな匂い:バニラビーンズなどの甘い匂い、玉ねぎなどのエサの匂い、腐敗臭
嫌いな匂い:レモングラス、ハッカ油、ユーカリ、ラベンダー、ティートゥリー
- 体に優しいお香でゴキブリ対策!お勧めのお香5点
レモングラス:HEM(ヘム)
ハッカ油:北のかおりハッカ油
ユーカリ:HEM(ヘム)
ラベンダー:hibi
ティートゥリー:hibi
- ゴキブリ対策以外のお香の効果3つとは?
癒し・安眠・リラックス
ヨガ・瞑想・精神集中
浄化・厄除け・献仏
- ゴキブリの生態・害とは?出やすい場所はどこ?
【ゴキブリの生態】
・集団で群居し、夜行性。
・暗くて暖かく、狭い場所を好む
・湿気の多いところに住む。
・大変な雑食性。
・繁殖力が非常に高い。
・壁に沿って走る。
【ゴキブリの害】
・病原菌の運搬
・糞、死骸などがアレルゲンになる。
・見た目、突然の出没、不潔さなどによる不快感。
・食品を食べ、書籍を汚す。電気系統の障害を引き起こす。
日本古来から使用されているお香の香りで、ゴキブリ対策をしつつ、リフレッシュし、心豊かな生活を送れますように。