日本人の7~8割といわれているO脚!! 本当に多いですね(驚)
O脚は「左右の内くるぶしをつけて立った時、膝がくっつかない」状態のことです。
正面から見た、脚のラインが「O(オー)」の形になるので「O脚」と呼ばれます。
気になって治したいと思われる人も多いと思います。
このO脚には、色んなデメリットがあり男性・女性でも違いがあります。
今回の記事では、このO脚のデメリットを知り・原因・治し方・予防法まで
しっかり解説したいと思います。是非最後までご覧ください。
O脚のデメリット男と女で違いはあるの?
O脚には以下の2つのパターンに分類されます。
① 「ガニ股O脚」 ⇒ 男性に多く、膝とつま先が外側にねじれている状態
② 「内股O脚」 ⇒ 女性に多く、膝とつま先が内側にねじれている状態
ここでは、男性に多い「ガニ股O脚」・女性に多い「内股O脚」について
それぞれのデメリットを解説していきます。
男性に多い「ガニ股O脚」のデメリット
デメリット1:姿勢が悪くなる
「ガニ股O脚」のデメリットとして1番にあがるのが姿勢の悪さです。
具体的には、猫背のように背中が曲がった状態になってしまいます。
合せて猫背による、肩こり・腰痛・ストレートネックも併発する恐れがあります。
デメリット2:内転筋などの筋力低下する
「ガニ股O脚」のデメリット2つ目は内転筋などの筋力が衰えてしまうことです。
内転筋が衰えると、立っているときに脚が外側に引っ張られてしまいます。
その結果、さらに爪先が外を剥くため「ガニ股O脚」が深刻化してしまします。
加齢によって筋肉が衰えても発症するケースがあるので注意が必要です。
デメリット3:足裏のアーチが崩れている
足裏のアーチが崩れてしまうのも「ガニ股O脚」が原因といわれています。
「ガニ股O脚」により足裏のバランスが崩れて、外側に体重が掛かってしまいます。
合せて、アーチ崩れによる偏平足や、アーチが高すぎるハイアーチも併発する恐れがあります。
女性に多い「内股O脚」のデメリット
デメリット1:脚のラインが崩れてしまう
「内股O脚」は膝の頭を内側に向けた脚の関節が歪んだ状態で歩くことになります。
そのため脚のラインが崩れてしまうことになります。この歪みにより、お尻が横に広がり
垂れてしまったり、下半身太りになったりと、さまざまな症状につながります。
デメリット2:関節痛などの健康リスクがある
「内股O脚」は膝や腰に負担をかけてしまいます。
そのため股関節の血管が圧迫されてしまい、血行不良になる可能性があります。
血行不良になると、足のむくみや冷え性の悪化などさまざまな不調につながります。
また、関節痛のほか外反母趾など健康リスクも高まるため注意が必要です。
O脚のデメリット男と女で違いはあるの?種類別の原因を分析!!
O脚には、男性がなりやすい「ガニ股O脚」と
女性がなりやすい「内股O脚」があるのが分かりました。
それぞれに体に良くないデメリットがあり、発症させたくないですよね・・・・
次は、O脚の原因を種類別に分析してみましょう。
「ガニ股O脚」になる原因
原因1:姿勢の悪さ
「ガニ股O脚」の原因として1番に上げられるのは姿勢の悪さです。
悪い姿勢とは「猫背」のように背中が曲がった状態が挙げられます。
「猫背」は肩こりや腰痛などの症状の原因にもなり得ますが、「ガニ股O脚」にも関係します。
猫背のように背中を丸めることが習慣の人は、骨盤が後傾する傾向にあります。
骨盤が後ろに傾くことで、股関節に影響が出てきます。骨盤の後傾により股関節が外側に
捻じれてしまう状態により爪先が外を向くため「ガニ股O脚」に近づいてしまいます。
原因2:内転筋などの筋力低下
「ガニ股O脚」の原因の2つ目にあげられるのが内転筋などの筋力が衰えてです。
人間は立っているとき、外側と内側の筋肉が作用しており両社のバランスが崩れると
「ガニ股O脚」に近づいてしまいます。多くの人は外側の筋肉より内側の筋肉が弱くなっている
傾向にあるため、立っているときに脚が外側に引っ張られてしまいます。
この筋力低下により、「ガニ股O脚」の原因につながります。
また加齢による筋肉の衰えで発症するケースも多くみられます。
画像引用元 ⇒ 内転筋とは?
原因3:足裏アーチの崩れ
足裏アーチの崩れも「ガニ股O脚」を引き起こす原因といわれています。
歩行しているときなどに、身体のバランスをとるのが足裏の役割のひとつです。
通常であれば、足裏には3つのアーチが存在しますが、このアーチが崩れてしまうと
身体のバランスを上手くとることができなくなります。
足裏のバランスが崩れた結果、外側に体重をかけることが多くなるため「ガニ股O脚」の
原因となってしまいます。足が疲れやすい人は、特に注意しましょう。
画像引用元 ⇒ 足裏アーチ
「内股O脚」になる原因
原因1:ぺたんこ座り
日本時は室内で靴を脱ぐので床に直接座る機会が多いです。
そのためいわゆる「ぺたんこ座り」をする機会が外国より多い傾向にあります。
「ぺたんこ座り」は膝が内側に向かったまま固定されるため「内股O脚」の原因になります。
この「ぺたんこ座り」は日本では可愛いとされる文化があります。そのためファッション誌などでも
内股で「ぺたんこ座り」をしてポーズをとる写真も多数あります。
これに影響を受けて、「ぺたんこ座り」から内股歩きにつながり結果的に「内股O脚」に
繋がってしまう可能性があります。生活習慣とともに意識して気を付ける必要があります。
画像引用元 ⇒ ぺたんこ座り
原因2:アンバランスな筋肉の発達
スポーツをしているとアンバランスに筋肉が発達してしまうことがあります。
特にサッカーでは、ボールを蹴る動作により、太ももの前側の筋肉が発達しやすくなります。
このように偏って筋肉が発達してしまうと、膝が内側にねじれこんでしまい「内股O脚」に繋がります。
スポーツをする人は、特に足回りの筋肉の付き方に注意が必要になります。
太ももの裏側(ハムストリング)とお尻の筋肉もバランスよく鍛えることがおススメです。
画像引用元 ⇒ ハムストリングとは?
O脚のデメリット男と女で違いはあるの?種類別の治し方を紹介!!
「ガニ股O脚」・「内股O脚」それぞれの原因が分かったところで次は実際にO脚ごとの
治し方をご紹介します。誰でも出来る簡単な方法もありますので是非試してみたください。
正しい歩き方で治そう!! 「ガニ股O脚」におすすめ!!
正しい歩き方とは、歩行時の足の蹴り出し方が重要です。
歩き出す時に、足先と膝が正面に向かって蹴り出せるようイメージしましょう。
蹴り出しが上手くできていない時は、太もも内側の内転筋が正しく使えていません
膝が外向きになっており、本来使われるべき内転筋が機能していないためです。
重心が外側に偏らないよう、蹴り出す足の向きと内転筋の意識を高めることが必要です。
インソールを活用しよう!!「内股O脚」におすすめ!!
「内股O脚」も一度なってしまうと、なかなか改善するのは難しいです。
そんなときにおすすめなのが、O脚用の「インソール」です。
靴の間に入れて日々生活するだけで、歩き方が矯正されて正しい歩き方に正します。
「インソール」によって歩き方が改善されると、下半身の筋肉への負荷が変化します。
その結果、外向きの膝が徐々に正しい方向を向くためため矯正に繋がるというわけです。
画像引用元 ⇒ O脚 インソール,O脚サポーター 土踏まず中敷き アーチサポーター
座り方を改善しよう!!「ガニ股O脚」・「内股O脚」ともにおすすめ!!
「ガニ股O脚」・「内股O脚」は座り方を改善すれば改善していきます。
とっても簡単な4つのポイントをお伝えします。
1:椅子に深く腰掛けお尻を中央に寄せる。
2:座面に対して骨盤を垂直に立てる。
3:太ももは床と平行にして、へその下あたりに自然と力が入る姿勢をとる。
4:かかとは床につけ両ひざはつける。
この4つのポイントを意識することで骨盤を立てて座ることができ、骨盤後傾を改善し
ひざが内側を向きやすくします。合わせて外側に開いてしまったひざをつけるために
内転筋の筋力向上につながります。
O脚のデメリット男と女で違いはあるの?O脚の予防法を紹介!!
ここまでO脚のデメリット ⇒ 原因 ⇒治し方と紹介してきました。
最後はそもそもO脚にならないための予防法をご紹介します。
是非とも実践していただきO脚になるのを防ぎましょう。
内転筋を鍛えよう!!「ガニ股O脚」におすすめ!!
「ガニ股O脚」の原因は、内転筋の衰えが原因と説明してきました。
その内転筋を鍛えることが、「ガニ股O脚」を治す近道になります。
ここでは、タオル1枚で簡単に行えるトレーニングを紹介します。
手順
1.つま先を正面に向けた直立して、折りたたんだタオルを太ももの間に挟み込んみます。
2.タオルを落とさないように、両足の間が開かないようゆっくりと膝を曲げて上体を下に下ろします。
3.この姿勢で垂直にスクワットをする要領で行います。
1セット5回行い、内転筋に刺激が伝わっているよう意識することが良いです。
また応用で、タオルを太ももに挟んだまま歩くだけでも、内転筋を効果的に鍛えられます。
骨盤の歪みをほぐそう!!「内股O脚」におすすめ!!
「内股O脚」の人は、骨盤がすでに歪んでいることが多いです。
そこで、ストレッチを行って骨盤矯正をすると良いでしょう。
誰でも出来る、超簡単なストレッチをひとつ紹介します。
手順
1.床に座った状態で足の裏をくっつけます。
2.そのまま上体を前に倒します。30秒ほどキープしましょう。
たったこれだけです。お風呂上りや空いた時間でストレッチをする癖をつけましょう。
少しずつ「内股O脚」の改善に繋がります。
【まとめ】O脚のデメリット男と女で違いはあるの?原因・治し方・予防法をご紹介!!
① O脚のデメリット男と女で違いはあるの?
O脚は以下の2つに大きく分類される。
- ガニ股O脚 ⇒ 男性に多く、膝とつま先が外側にねじれている状態
- 内股O脚 ⇒ 女性に多く、膝とつま先が内側にねじれている状態
「ガニ股O脚」のデメリット
- デメリット1:姿勢が悪くなる
- デメリット2:内転筋などの筋力低下する
- デメリット3:足裏のアーチが崩れている
「内股O脚」のデメリット
- デメリット1:脚のラインが崩れてしまう
- デメリット2:関節痛などの健康リスクがある
② O脚のデメリット男と女で違いはあるの?種類別の原因を分析!!
「ガニ股O脚」になる原因
- 原因1:姿勢の悪さ
- 原因2:内転筋などの筋力低下
- 原因3:足裏アーチの崩れ
「内股O脚」になる原因
- 原因1:ぺたんこ座り
- 原因2:アンバランスな筋肉の発達
③ O脚のデメリット男と女で違いはあるの?種類別の治し方を紹介!!
- 正しい歩き方で治そう!! ⇒ 内転筋を鍛えて「ガニ股O脚」を改善
- インソールを活用しよう!! ⇒ 歩き方を矯正して「内股O脚」を改善
- 座り方を改善しよう!! ⇒ 正しい座り方で「ガニ股O脚」・「内股O脚」を改善
④ O脚のデメリット男と女で違いはあるの?O脚の予防法を紹介!!
- 内転筋を鍛えよう!! ⇒ タオル1枚で鍛えて「ガニ股O脚」を予防
- 骨盤の歪みをほぐそう!! ⇒ ストレッチで骨盤をほぐし「内股O脚」を予防
今回の記事は、日本人のほとんどが発症しているO脚について紹介しました。
日本人の生活スタイルは、自然とO脚になりやすいため自覚は無くてもいつのまにかO脚に
なっている人も多くいると思います。しかし今回紹介した内容を実践していただければ
しっかり予防できO脚になっている人も少しずつですが改善させることも可能です。
今回の記事が悩める皆さんのお役にたてれば嬉しいです。是非取り入れていただきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。