別名「プチ断食」と言われているオートファジーダイエット。断食と聞いて「きつい」というイメージがありませんか?
断食と言っても、飲み物まで断ってしまうと逆に身体に悪影響となってしまいます。オートファジーダイエット中のオススメの飲み物をお伝えします!
オートファジーダイエットのやり方とは?どんな効果があるの?
オートファジーダイエットは「プチ断食」や「16時間断食」と呼ばれている、いま流行りのダイエットです。ギリシャ語で
オートファジー=オート(自分自身)+ファジー(食べる)
という意味です。細胞の中の要らないものを自分自身の細胞で包み込んで分解する仕組みをもっています。
オートファジーダイエットのやり方を解説!
オートファジーダイエットは、16時間連続で食事をせずに「空腹」の時間を作るのが狙いです。16時間も断食をするとなると、「空腹に耐えられなくなるかも」と不安に思いますよね。
そのように日中に空腹を感じ続けるのは精神的に良くないので、断食タイムの16時間のうち8時間を睡眠時間にする、オススメのタイムスケジュールをご紹介します。
18:00 | 夕食を食べる |
23:00 | 就寝 |
翌日7:00 | 起床 |
翌日10:00 | 朝食 |
このタイムスケジュールを用いて簡単にまとめると、18時から翌日10時までの16時間は「断食タイム」で、10時から18時までの8時間は「食べてもいい時間」です。
仕事がある日に、このようなタイムスケジュールで生活するのはなかなか難しいので、休みの前日から当日にかけて行うのがベストです。
早めに夕食をとって就寝までダラダラ過ごして、しっかり8時間寝てゆっくり起床。私はここで2度寝をします…。
「食べてもいい時間」になるまでは、本を読んだりゲームをしたりして、のんびりと過ごすのはいかがでしょうか。
オートファジーダイエットの効果とは!?
あなたが空腹を感じている時、身体は「飢餓状態」になっています。その時にオートファジーが活発になり、細胞の中の要らないものが分解されて、古くなった細胞が生まれ変わります。それによって全身の細胞が活性化されるのです。
その結果、便通が良くなったり、不眠が改善されたり、肌質が良くなったりすると言われています。
オートファジーダイエットに適した飲み物ってなに?
オートファジーダイエット中に飲んでも良いものは「ノーカロリー」のものだけです。なぜなら、オートファジーダイエットは16時間の断食タイムにゆっくりと胃腸を休めるのが目的だからです。
オートファジーダイエット中にオススメの飲み物はこちら!
- 常温の水
- 白湯
- お茶
- 炭酸水
- ブラックコーヒー(ノンカフェインやカフェインレスのもの)
- 紅茶(ノンカフェインやカフェインレスのもの)
ノーカロリーの飲み物とはいえ、せっかく胃を休めているのに冷え冷えの水を一気に飲んだり、コーヒーや紅茶に砂糖やミルクを入れたりすると、オートファジーダイエットも失敗に終わってしまいます…。いつも以上に身体をいたわってあげてくださいね。
断食タイム中にお腹が減って耐えられそうにないときは、「具無しの味噌汁」を飲んでみてください。具がないので物足りないと感じると思いますが、味噌の味わいだけでも満足できてホッコリとした気持ちになれます。
空腹に耐えられないからといって諦めずに、飲み物に工夫をしてみてくださいね。このように飲み物を上手に選んで、オートファジーダイエットを成功させましょう!
オートファジーダイエットに挑戦してみた!成功するコツとは?
先日、私もオートファジーダイエットに挑戦してみました。18時ごろに夕食を食べて、24時に就寝。その間は動画を見たり、本を読んだりと極力エネルギーを消費しないようにダラダラと生活をしました。やはり「空腹に耐えられなかったらどうしよう」という不安がありましたね。
そのあと、しっかり寝て起きたらなんと翌朝の9時。オートファジーダイエット終了まで残り1時間でした。白湯を飲んで、ほっと一息ついてテレビを見ていたら、いつの間にか10時になっていました。
「思ったよりつらくないし、睡眠時間が半数を占めているため時間が経つのが早く感じて気楽」というのが感想です。
「よーし!ダイエットするぞ!」と気合を入れてやるのではなく、「明日休みだし遅くまで寝るついでに、オートファジーダイエットしようかな」と軽い気持ちで挑戦するのが成功のコツです。
オートファジーダイエットをしたからと言って、一気に体重が減るものではありませんが、かなり体内がスッキリした感覚が分かります。「身体が軽くなる」という表現がピッタリです。
オートファジーダイエットをするときの注意点
オートファジーダイエットには大きな落とし穴が1つあります。
「16時間の断食タイムが終わったから、思いっきり食べたいものを食べよう!」と思ってしまうことです。「断食に耐えた自分にご褒美を!」のノリですね。
断食タイム中は、胃腸を休めるとともに身体自体も省エネで動いています。生命を維持するために代謝を下げています。
そこに突然、たくさんの固形物を放り込んだら身体がびっくりしてしまいますよね。そしてできる限り吸収しようと頑張り始めます。
たくさん吸収しようとする動きが過剰摂取につながって、オートファジーダイエット以前よりもエネルギーを吸収してしまい、結果としてリバウンドにつながるのです。
オートファジーダイエットのやり方とは?適した飲み物はなに?のまとめ
16時間のプチ断食をするオートファジーダイエットのオススメのタイムスケジュールは、こちらです。
18:00 | 夕食を食べる |
23:00 | 就寝 |
翌日7:00 | 起床 |
翌日10:00 | 朝食 |
睡眠時間8時間を含む断食タイムで、胃腸をしっかり休めましょう。断食タイム中に口にしていいものは「ノーカロリーの飲み物」だけです。
ノーカロリーの飲み物でも、身体がびっくりするものは避けましょう。たとえば、キンキンに冷えた水や砂糖やミルクを入れたコーヒーや紅茶などです。コーヒーや紅茶は、カフェインレスやノンカフェインのものを選ぶと、なお良いですよ。
断食タイム中に空腹に耐えられなくなった時は「具無しの味噌汁」を少し飲んで、心を落ち着けてみてくださいね。
オートファジーダイエットは数日間続けたところで、すぐに体重が減るわけではありません。その分、気軽に挑戦できるのが良いところです。気が向いた時だけでも構わないので、のんびり気長に続けましょう。
「痩せた」という実感はなかなか得られませんが、「身体がスッキリした!」「身体が軽くなった!」と分かります。
食事制限をしたり、1日を通して何時間も運動をしたりする修行のようなダイエットは、ストレスがたまって長続きしないことが多いですよね。
少し早めに夕食を食べて、きっちり睡眠をとるだけで断食タイムが過ぎていくオートファジーダイエットなら「やってみようかな」という気持ちになりやすいはず。
「体重を減らす」だけがダイエットの目標ではありません。健康を維持して、できる限り普段通りの生活を送りつつ、デトックスするのを目標に、オートファジーダイエットを始めてみましょう!