感染症対策でマスクを普段使いするようになりました。
その際に使い捨てのマスクを使うのもアリですが、毎日となると数が膨大になるし、一回で捨てるともったいないと思ってしまいます。
そこで最近では、洗えるマスクとして売られている商品も増えてきました。
そんな疑問を持たれる方もいるでしょう。どんな洗剤を使うべきか、また干し方なども気になります。
今回の記事では、洗えるマスクの種類や、洗うときの注意点をお伝えしていきます。
洗えるマスクの種類とポリウレタンマスクの人気の秘密
まず次のようなマスクは、マスクの性能が低下する可能性があるので、再利用はやめましょう。
洗えないマスク
①「家庭で洗えます」と書かれていない布マスク
②不織布の使い捨てマスク
③医療用マスクや産業用マスク
洗える布マスクの素材には、次の3種類があります。
洗えるマスクの素材
①綿(コットン)
②ポリエステル
③ポリウレタン
①のコットンは、敏感肌の人にも優しく、肌が荒れにくいのが魅力的です。水に強くて吸水性にも優れています。
しかし洗うごとに縮んだり、乾きにくいという欠点があります。
②のポリエステルは、安価に購入できるのにシワになりにくくて、耐久性が高いのが魅力的です。
一方で肌触りがゴワゴワしたり、色物だと色落ちしやすいのが欠点といえます。
③のポリウレタンは、伸縮性に優れ顔にフィットしやすく、耳に負担がかかりにくいのが人気の秘密です。速乾性があり乾きやすいのも魅力的です。
しかし紫外線や湿度などに弱いため、耐久性は他のものに比べて低いとされています。
③のポリウレタンです。楽天市場でも人気の商品ですよね。
引用:楽天市場
布マスクは医療用マスクに比べると、さすがに効果が低いと言われていますが、周りへのエチケットとして使用しましょうね。
布マスクを洗うときの洗い方と注意点
布マスクはパッケージに「洗濯機で洗えます」と書いてあれば、ネットに入れて洗濯機で洗うこともできます。
その際はマスクの大きさに近い専用ネットを使うことをオススメします。
でも縮んだり型くずれが気になる方は、断然手洗いがオススメです。
でも手洗いすることで、他の洗濯物からウイルスなどが付着するのを防ぐ効果があるので、ぜひ手洗いしましょう。
また洗う際にウイルスを持ち込まないためにも、ご自分の手をよく洗ってから手洗いをしましょう!!
手洗いのための準備物
では手洗いするために、準備するものはこちらです。
①汚れた布マスク
②洗面器または洗面台
③衣類用洗剤
④スポンジ
⑤清潔なタオル
⑥ゴム手袋
※手荒れの防止用、塩素系漂白剤を使用する時
手洗いのための手順
ここまで準備できましたら、いよいよ洗っていきましょう!
①洗面器に水を入れて、衣類用洗剤を入れる(水2Lに対して洗剤1.7gほど)
②洗剤液にマスクをつけて10分浸す
③優しく押し洗いする(型くずれしないようゴシゴシ洗わない)
④化粧品が付いている場合は、スポンジでその部分をこする
⑤マスクを出してから洗浄液を流す(ウイルスが入った洗浄液なので、飛び散らないように十分注意する)
⑥洗面器に水を入れて、マスクを優しくすすぐ
⑦清潔なタオルでマスクの水気を切る
⑧シワを伸ばしたあとに、マスク本体を洗濯バサミなどで止めて陰干しする(耳のゴム部分で止めると伸びるため)
①については、衣類用洗剤なら液体でも粉末でも構いませんが、必ず水に溶かしましょう。
もちろんその場合は、表示に従って中性洗剤で手洗いしてください。
また色物や柄物には劣化を防ぐために「酸素系漂白剤」を使いましょう。
酸素系漂白剤は洗剤と一緒に使うことで、より効果を発揮します。洗剤と酸素系漂白剤は一緒に入れた方が良いですね。
水20Lに対して、酸素系漂白剤は20mlが目安になります。また洗剤と酸素系漂白剤を入れた場合は、30分は浸してください。
除菌が気になる方は、洗剤で洗ったあとに「塩素系漂白剤」を使用しても良いのですが、必ずゴム手袋をしてから洗いましょうね。
一般的な布マスクを洗うときの手順は以上になります。
ポリウレタンのマスクは変色しやすい?洗い方の注意点
さてポリウレタンのマスクについては、少し注意が必要です。
ポリウレタンは匂い移りがしやすいので、洗剤は無香料を選び、洗剤液でつけ置きをしません。
また繊維を傷つけないため、押し洗いではなく手をグーパーしながら「つかみ洗い」をしましょう。
先程、除菌が気になるなら「塩素系漂白剤」を使いましょうと述べましたが、ポリウレタンの素材については「塩素系漂白剤」の使用は避けましょう!!
なぜなら、ポリウレタンは塩素系漂白剤により生地が黄く変更したり強度が低下する可能性があるからです。
優しくすすぎ洗いをした後は、清潔なタオルで挟んで水分を拭き取ります。
直射日光に弱いので必ず陰干し、洗濯バサミの跡がつかないように、耳の部分に引っ掛けて干すと良いですね。
布マスクはいくら洗えるといっても、永久に洗って使えるわけではありません。
何回まで使えるかをはっきり明記しているものが少ないのは、洗い方などで変わってしまうからです。
洗いすぎて機能が低くなったもの(耳の部分が伸びすぎているなど)は使用しても意味がないので、処分することをオススメします。
ポリウレタンのマスクを洗うには?その準備物と注意点を徹底解説!!のまとめ
- 洗えるマスクかどうか、パッケージの表示を確認する
- 布マスクには一長一短あるが、特にポリウレタンは伸縮性があり、顔にフィットしやすい
- 表示があれば洗濯機で洗うことも可能だが、ウイルスの散布を防ぐためには手洗いが良い
- ポリウレタンは他の布マスクより洗い方に注意が必要である(洗剤は無香料を選ぶ、つけ置きはしない、塩素系漂白剤は使用しない)
- 布マスクは永久に洗って使えるわけではない
これまで洗える布マスクの洗い方について考えてきました。
特にポリウレタンは、そのデザイン性や付けやすさから人気がありますが、洗い方には注意が必要です。
使用を守って、清潔なマスクを身につけるようにしましょうね。最後までお読みくださり、ありがとうございました!