通信料が安くなることから、大手キャリアから格安スマホに乗り換える方が増えています。
実は私も半年前に、格安スマホに乗り換えるか検討し、悩んだ結果に楽天モバイルを選びました。
楽天モバイルのプランであるUN-LIMIT(アンリミット)は月額・税込3,278円で、データ通信と電話を無制限に使えて、3ヶ月間無料キャンペーンをしていたからです。
確かにネット上でそういう声があるのは確かですが、本当にそうでしょうか?
今回は、楽天モバイルの3ヶ月無料キャンペーンにおけるデメリットやメリットについて解説していきます。
※2021年9月現在の情報です。
楽天モバイルの3ヶ月無料キャンペーンについて
楽天モバイルは2020年4月に、第4のキャリアとしてサービスを開始しました。
第4のキャリアとは
携帯キャリアとは独自の通信回線を持つことであり、大手キャリアと呼ばれるdocomo、softbank、auはそれぞれの通信回線を持っています。
一方、格安SIMと呼ばれるMVNOは、大手キャリアから通信回線を借りている状態になります。
楽天モバイルは独自の通信回線を持つことに成功し、また世界初となる「完全仮想化」を実現しました。
本来、携帯の基地局には専用器具が必要であり、専用機器は高価でコストがかかるものでした。
楽天モバイルでは、専用機器をサーバ上で動かすことでコストダウンを実現しています。
専用機器が故障しても、別の機器へすぐに変えることが可能です。これを「完全仮想化」と呼ぶそうです。
楽天モバイル3ヶ月無料キャンペーンとは
楽天モバイルの料金プランは、とても明快で次のようになっています。
UN-LIMIT Ⅵの料金プラン
①データ1GB未満:0円/月
②3GBまで:税込1,078円/月
③20GBまで:税込2,178円/月
④20GB以上無制限:3,278円/月
※こちらは、1回線目の料金です。3ケ月無料は、プラン利用開始日から3ケ月経過後の月末までで、翌月の1日から課金されます。キャンペーンは2021年4月8日(木)~終了日未定。
自分が使ったデータ量で毎月の料金が変わるので、無駄がないというわけですね。
1GB以内0円といっても、携帯料金が必ずしも0円であるとは言い切れませんが、かなりお得であることには変わりありません。
またデータ無制限というのは、楽天の基地局を使った場合になります。
3ヶ月無料キャンペーンで貯まる楽天ポイント
3ヶ月無料キャンペーンでは、楽天ポイントもザクザク貯まります。
キャンペーンで貯まる楽天ポイント
①通話専用アプリ(Rakuten Link)利用で5,000円分のポイントプレゼント
②対象端末とセットで最大20,000円分のポイントプレゼント
③iPhoneで他社から乗り換えると最大20,000円分のポイントプレゼント
この3ヶ月無料キャンペーンで、楽天ユーザーなら、かなりのポイントが貯まります。
楽天モバイル3ヶ月無料キャンペーンのデメリットは6つ
結構太っ腹なキャンペーンだと思うのですが、デメリットを探ってみました。
キャンペーンのデメリット
①データ無制限は、楽天基地局のみである
②どこの基地局を使っているのか、使用中分かりにくい
③通話かけ放題には専用アプリが必要である
④SIMフリーで使える端末の、動作確認が出来ている機種が少ない
⑤キャリアメールが使えない
⑥カスタマーセンターがつながりにくい
では順に解説していきます。
デメリット①データ無制限は、楽天基地局のみである
先程述べたように、楽天は独自の通信回線を持っています。しかし網羅しているのは今のところ都市部なので、データ無制限にはならない地域も多々あります。
しかしエリア外の場合は「パートナー回線(auの回線)」を使っているので、通じなくて不便ということはなかったです。
ただパートナー回線は月に5GBまでの制限があり、それを超えると低速通信になってしまいます。
しかし低速通信になっても、動画や大容量のダウンロードなどを使わなければ、遅すぎて困る程ではありません。
デザリングも無料でできるので、楽天基地局エリアに居る人は、家のインターネットが要らなくなるかもしれませんね。
デメリット②どこの基地局を使っているのか、使用中分かりにくい
私は楽天モバイルを使い始めた頃、どこの基地局を使っているのか、よく分かりませんでした。
実は楽天回線とパートナー回線、どちらを利用しているかは「my 楽天モバイルアプリ」で確認することができます。
アプリを起動すると、トップ画面に現在接続されている回線が表示されます。しかし、いちいちアプリを立ち上げる必要があるので少し面倒です。
デメリット③通話かけ放題には専用アプリが必要である
楽天モバイルは通話かけ放題もウリですが、これには「通話専用アプリ(Rakuten Link)」をインストールして、こちらを使う必要があります。
専用アプリを使わなければ、通常通り30秒22円がかかってしまいます。
通話ごとに専用アプリを立ち上げるのが少し面倒ですが、電話帳も使えますし、慣れればどうということは無いですよ。
安いからといってつながりにくいこともありませんし、音もクリアで不便はありません。何よりかけ放題は有り難いですよね。
デメリット④SIMフリーで使える端末の、動作確認が出来ている機種が少ない
楽天モバイルにするときに、セットで販売されているスマホに変えるなら問題ないのですが、今まで使っていたスマホを使う場合には注意が必要です。
SIMが使えるかどうか、全てのスマホで確認されていないからです。
動作確認済みでない機種が、楽天モバイルに契約した後に使えなかったとしても、それは楽天モバイル側の落ち度ではありませんので保障はされません。
SIMフリーを使って、端末の動作確認がされているのは以下の機種のみになります。
☑ AQUOS zero SH-M10
☑ AQUOS R2 compact SH-M09
☑ AQUOS sense2 SH-M08
☑ AQUOS sense plus SH-M07
☑ AQUOS R compact SH-M06
☑ AQUOS sense lite SH-M05
☑ Reno 10x Zoom
☑ AX7
☑ R17 Pro
☑ Find X
☑ HUAWEI P30 lite
☑ HUAWEI nova lite 3
上記のスマホと、楽天モバイルがセットで販売している機種のみ、動作確認ができているということです。
しかし、スマホとセット購入するとポイントが最大20,000円分戻ってくるキャンペーンもしていますし、スマホを新しくしても、とてもお得だと思います。
デメリット⑤キャリアメールが使えない
キャリアメールとは、大手キャリアの出している独自のメールアドレスの事です。例えば「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったものですね。
キャリアメールは端末にメールが直接届く「プッシュ通知方式」なので、いちいち受信をクリックする必要がなくて便利でした。
残念ながら、楽天モバイルに移行すると、これらのアドレスは使えなくなります。
ですので使えなくなる前に「Gmail」「iCloudメール」のような無料のメールアドレスに登録しておくと良いですよ。
デメリット⑥カスタマーセンターがつながりにくい
電話とチャットで問い合わせは可能にはなっていますが、楽天モバイルのカスタマーセンターがつながりにくいのは有名です。
スマホ移行手続き自体は、オンラインで完結できるため困ることはなかったのですが、今後困った事が起きたときに、すぐにつながってもらえたら…と思います。
楽天モバイル3ヶ月無料キャンペーンのメリットは7つ
これまで楽天モバイル3ヶ月無料キャンペーンのデメリットを述べてきましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
キャンペーンのメリット
①3ヶ月間もデータ月額使用料が無料である
②データ使用量が1GB未満なら、月額料金が無料
③料金プランがシンプルで契約縛りなし
④国内の通話が無料、海外でも使える
⑤楽天独自のスマホ・iPhoneアップグレードプログラム
⑥実店舗も存在する
⑦楽天ポイントが貯まる、支払いに使える
ではこちらも順に説明していきます。
メリット①3ヶ月間もデータ月額使用料が無料である
なんと言っても月額・税込3,278円で、データ通信と電話を無制限に使えるのに、3ヶ月間無料は魅力的ですよね。
メリット③でも書きますが、契約期間の縛りもないので、下手すると3ヶ月で止めてしまってもいい訳です。
試しに使ってみたり、2台目のスマホとして持っていても十分にお得だと思います。
メリット②データ使用量が1GB未満なら、月額料金が無料
これは3ヶ月だけでなく、ずっとだというので思い切った驚きのプランです。
おそらく、楽天市場をはじめとする「楽天経済圏」トータルで考えると、楽天モバイルに入ってもらえるだけで十分採算が合うのだと思います。
メリット③料金プランがシンプルで契約縛りなし
大抵の携帯会社は2年縛りなどの制限がありますが、楽天モバイルには縛りはありません。
契約解除料も不要なため、使ってイマイチなら、すぐに乗り換えることも可能です。
メリット④国内の通話が無料、海外でも使える
デメリットでもお伝えしていますが「通話専用アプリ(Rakuten Link)」をインストールして、こちらを使う必要があります。
しかし国内通話はかけ放題、SNSは使い放題です。海外旅行などで海外から国内にかけるのもかけ放題です。
しかし、国内から海外にかける場合は、月額980円が必要なので注意してください。
メリット⑤楽天独自のスマホ・iPhoneアップグレードプログラム
楽天モバイルには、楽天が独自に発売しているスマホがあります。
☑ Rakuten BIG s(楽天ビッグエス)
☑ Rakuten BIG(楽天ビッグ)
☑ Rakuten Hand
Rakuten BIGは、端末のフチぎりぎりまで画面を広げており、カメラが起動した時にはインカメラの部分の表示が消え、画面越しにカメラが現れます。
Rakuten BIGは6.9インチの大画面で、ゲームや動画を快適に観ることができます。またRakuten BIG sは、Rakuten BIG より一回り小さいもので、どちらも5G対応のスマホです。
Rakuten Handは「5インチ以上で細さ世界一」と言われるユニークな仕様です。
また、楽天モバイルはiPhoneにも対応していますが、購入方法として「iPhoneアップグレードプログラム」というのがあります。
iPhone 13 Pro Maxなどの機種で、48回払いのうち、24回分の支払いが完了した時点で、使用していたiPhoneを返却し、新しいiPhoneへ機種変更ができるというものです。
※ 機種変更時、製品の返却が必要。製品の状態によって故障費用がかかります。また事務手数料3,300円がかかります。
新しいiPhoneを賢く買える、画期的なプログラムだと思います!
メリット⑥実店舗も存在する
大手キャリア程多くはありませんが、楽天モバイルにも実店舗が存在します。
大手キャリアから乗り換える場合、端末によって初期設定が必要だったりして、スマホに慣れてない人だと戸惑う方がいらっしゃると思います。
そんなとき、実店舗で手続きしてもらえると助かりますよね。
オンラインならスマホを開通するまで少し時間がかかるところが、実店舗でならその場ですぐに使えますよ。
ただしこちらも予約制で、しかも予約が取りにくいと言われているので、今後改善してもらえるとありがたいですね。
メリット⑦楽天ポイントが貯まる、支払いに使える
まず楽天モバイルの利用料金100円につき、楽天ポイントが1ポイント貯まります。
楽天モバイルは楽天経済圏ともいえるグループの一部であるので、楽天市場のSPUの対象になり、楽天市場の買物でもらえる楽天ポイントが+1倍になります。
おまけにスマホ料金をポイントで支払うことが可能なんです!!
3ヶ月無料キャンペーン中なら、機種代のみで済むので、ポイントで全払いもあり得るのですよ。
大手キャリアの頃は料金が8,000円程でしたが、今は3,000円程で済んでいます。
楽天モバイルが3ヶ月無料キャンペーンしてるけどデメリットは?のまとめ
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- 楽天モバイルのUN-LIMIT(アンリミット)は月額料金・税込3,278円で、データ通信と電話を無制限に使えて、さらに3ヶ月間無料キャンペーンをしている
- 楽天モバイルは独自の通信回線を持っていて、第4のキャリアと呼ばれている
- 通信プランは1GB以下なら無料であり、楽天回線なら月額料金・税込3,278円で、20GB以上も無制限で使える
- デメリットは以下の6つ
①データ無制限は、楽天基地局のみである
②どこの基地局を使っているのか、使用中分かりにくい
③通話かけ放題には専用アプリが必要である
④SIMフリーで使える端末の、動作確認が出来ている機種が少ない
⑤キャリアメールが使えない
⑥カスタマーセンターがつながりにくい - メリットは以下の6つ
①3ヶ月間もデータ月額使用料が無料である
②データ使用量が1GB未満なら、月額料金が無料
③料金プランがシンプルで契約縛りなし
④国内の通話が無料、海外でも使える
⑤楽天独自のスマホ・iPhoneアップグレードプログラム
⑥実店舗も存在する
⑦楽天ポイントが貯まる、支払いに使える - 料金から考えるとかなりコスパが良いと思われる
今回の記事では、楽天モバイルの3ヶ月無料キャンペーンのデメリット・メリットについて解説しました。
楽天モバイルは、その料金から考えてもコスパが良いので、大手キャリアの料金が高いと感じている方は、ぜひご検討くださいね。