赤ちゃんがやがて大人と同じような食事をとる練習である『離乳食』。
離乳食の主食で、ご飯に次いで登場回数が多いのは『パン』ですよね!
離乳食の初期から食べさせることができるのは食パンですが、
また食パンか…もう飽きたわ…
なんて思ってたりして…
そんな赤ちゃんに朗報です!
実はスーパーで食パンと一緒に並んでいる『ロールパン』も離乳食で食べることができるんです!
しかし、すべてのメーカーのロールパンが離乳食に向いている訳ではありません。
赤ちゃんが口にするので、安心安全なものがいいですよね。
この記事では…
- 離乳食のロールパンにおすすめの商品
- 離乳食のロールパンの進め方
- ロールパンの冷凍保存方法と解凍方法
- 離乳食のロールパンのおすすめレシピ
をご紹介します。
よかったら、『離乳食作り』の参考にしてみてくださいね!
Contents
離乳食のロールパンにおすすめの商品4選をご紹介!
離乳食でロールパンを食べることができるとわかっても、どの商品を買えば良いのか悩んでしまいますよね。
離乳食を2度経験し、離乳食で悩みに悩んだ私のおすすめするロールパンをご紹介します!
離乳食のロールパンにおすすめの商品は…
- パスコ(Pasco)『超熟ロール』
- パスコ(Pasco)『超熟ロールレーズン』
- パスコ(Pasco)『国産小麦と米粉のロール』
- タカキベーカリー『すこやかロール』
です!
皆さん一度は耳にしたことがあるメーカーの商品ではないでしょうか?
早速、離乳食におすすめのロールパンの特徴をみてみましょう!
離乳食におすすめのロールパン①パスコ(Pasco)『超熟ロール』
「余計なものは入れない」のキャッチフレーズで有名なパスコの『超熟シリーズ』のロールパンです。
今回ご紹介する商品の中で私のイチオシのロールパンです!!
やわらかい食感とシンプルな味わいは、赤ちゃんの離乳食にピッタリだと思います。
我が家は離乳食から始まり現在もパスコの超熟ロールを食べています(^^)
離乳食におすすめのロールパン➁パスコ(Pasco)『超熟ロールレーズン』
『超熟ロール』にレーズンが入った商品です。『超熟ロール』と同様に、余計なものは入っていません。
しっとりとした食感にレーズンの甘みが加わり、そのままでも美味しく食べることができます。
離乳後期(9~11ヵ月ごろ)から少量食べさせることができますが、レーズンは噛みづらく飲み込みにくいので、みじん切りにしましょう。
離乳食におすすめのロールパン③パスコ(Pasco)『国産小麦と米粉のロール』
国産小麦の小麦粉と新潟県産のお米の米粉をブレンドして作られたロールパンです。
国産小麦の小麦粉を100%使用しているので、安心安全です。米粉が使われているので、お餅のようなもっちり食感が特徴です。
原材料に卵が入っているので、アレルギーに要注意です!
離乳食におすすめのロールパン④タカキベーカリー『すこやかロール』
『すぐそばにある贅沢』がキャッチフレーズのタカキベーカリーの『すこやかシリーズ』のロールパンです。
原材料に卵と乳製品を使っていないので、離乳食におすすめです。
やわらかく、ほんのり甘みが感じられる素朴なロールパンです。
ただ、私は近くのスーパーで見かけたことがなく、生協で見つけました。
タカキベーカリーのオンラインショップで販売しているので、興味がある方は覗いてみてくださいね。
離乳食のロールパンを選ぶ5つのポイント!『超熟』をおすすめする理由
赤ちゃんが口にするものはできるだけ安全なものを選びたいですよね。
離乳食のロールパンを購入する時は、何に注意したらいいのでしょうか?
『離乳食のロールパンを選ぶ5つのポイント』をチェックしましょう!
チェックリスト
- 国産の小麦を使っているか
- ハチミツが入っていないか
- イーストフード、乳化剤を使っていないか
- マーガリンを使っていないか
- 塩分や脂質が多く含まれていないか
すべての条件に当てはまる商品は少ないですが、ロールパンを購入する際に参考にしてみてくださいね。
離乳食のロールパンを選ぶポイント①国産の小麦を使っているか
パンの主材料である小麦は、ポストハーベストの心配がない国産のものが安心です。
ポストハーベストとは…
ポストは『後』、ハーベストは『収穫』という意味で、収穫後の農産物に防腐剤や防カビ剤といった農薬を使用すること。
ポストハーベストは、輸送時間が長い外国からの輸入作物によく使用されています。
国産小麦を使用したパンは、もっちりとした食感で、味わい深いのが特徴です。お米のもっちり感に慣れ親しんだ日本人の好みにピッタリですね。
離乳食のロールパンを選ぶポイント➁ハチミツが入っていないか
市販のパンにはハチミツが入っていることがあるので要注意です!
1才未満の赤ちゃんがハチミツを食べると『乳児ボツリヌス症』にかかることがあります。
乳児ボツリヌス症とは…
(前略)
ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。ボツリヌス菌が食品などを介して口から体内にはいると、大人の腸内では、ボツリヌス菌が他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常、何も起こりません。
一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
なお、1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。(後略)
引用厚生労働省
ちなみにボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱や調理では死にません!
1才未満の赤ちゃんには絶対にハチミツを与えないようにしましょう!
離乳食のロールパンを選ぶポイント③イーストフードや乳化剤を使っていないか
私たちがよく口にする市販のパンには、食品添加物を使用しているものが多くあります。
食品添加物とは…
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。(後略)
引用厚生労働省
- イーストフードとは…イースト菌(パン酵)を活発にさせる働きをもつ食品添加物です。
- 乳化剤とは…乳化(水と油のような混ざり合わないものを、均一に混ぜる)を促す働きをもつ食品添加物です。
赤ちゃんの口に入れるので、シンプルな原材料のパンを選びたいですね!
離乳食のロールパンを選ぶポイント④マーガリンを使っていないか
マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれているので、離乳食用には使用していないパンを選びましょう。
トランス脂肪酸とは…
トランス脂肪酸は、脂質の成分の一種です。マーガリンなどに含まれる、油脂を精製・加工する過程で生成されるものと、牛乳・牛肉などに含まれる天然のものがあります。
(中略)
塩分の摂りすぎが高血圧のリスクを高めるように、トランス脂肪酸の摂りすぎは、血中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすとの報告があり(LDL/HDL比増加)、冠動脈性心疾患などのリスクを高めると言われています。
(後略)
日本は欧米に比べてトランス脂肪酸の摂取量が少ないと言われていますが、できるだけ赤ちゃんには摂取させないようにしたいですね。
マーガリンを使用していてもトランス脂肪酸0の商品もあります。
離乳食のロールパンを選ぶポイント⑤塩分や脂質が多く含まれていないか
離乳食用のロールパンを選ぶ時は、塩分や脂質が多く含まれていないものを選びましょう。
離乳食期に塩分を取り過ぎると、濃い味付けを好むようになり、将来大人になって生活習慣病にかかる可能性が高くなります。
素材そのものの味を感じることが大切です。
また、赤ちゃんの消化機能は未発達なので、脂質が多いとなかなか消化しきれず、下痢などの体調不良を起こすことも。
気になる方は、商品の袋に記載されている『栄養成分表示』をチェックしましょう!
離乳食のロールパンを選ぶ5つのポイントについてご説明しましたが…
あまり神経質になりすぎず、できる範囲でパパとママが安心できるものを選べばOKだと思います。
離乳食のロールパンに『超熟』をおすすめする理由
私が離乳食に『超熟ロール』をおすすめする理由は、余計なものが入っていないシンプルな原材料のパンだからです。
『超熟ロール』には、イーストフードや乳化剤は使用されていません。
またアレルギーが心配の卵も使用されていません。
マーガリンが使用されていますが、トランス脂肪酸は0なので安心してくださいね♪
また、離乳食作りは毎日の事なので、ほとんどのスーパーで販売されていて手軽に手に入ることが、『超熟ロール』をおすすめする大きな理由のひとつです。
離乳食のロールパンはいつから食べることができる?量の目安は??
離乳食を始めて、一番気になることは『いつから食べることができるか?』ですよね!
私も上の子の初めての離乳食のときは、離乳食の本を片手に悪戦苦闘した記憶があります(^^;)
ロールパンはいつから食べれるの?食パンと同じ食べさせ方でいいの??

その答えは、ロールパンの特徴を知ることでわかります。
ロールパンはどんなパン?
ロールパンは食パンの倍以上の脂質を含んでいて、食パンに比べて消化しにくいです。
また表面の茶色い部分につやだしで卵が使われている場合があります。
手軽に食べることができるロールパンですが、離乳食においては『食べさせ方』に注意する必要があります。
離乳食のロールパンの進め方と量の目安
離乳食のロールパンはいつから食べることができるのか、量の目安と併せてみてみましょう。
離乳初期(5~6ヵ月ごろ) | 中の白い部分を少量、すりつぶしてパンがゆにする |
離乳中期(7~8ヵ月ごろ) | 中の白い部分を少量、こまかくしてパンがゆにする |
離乳後期(9~11ヵ月ごろ) | 中の白い部分、表面の茶色い部分とも、小さくちぎる |
離乳完了期(1~1才6ヵ月ごろ) | 1個を、1㎝幅くらいに切る |
幼児食 | 1個半ほどを、1/3くらいに切る |
注意!
離乳食のペースは赤ちゃんによって違うので、月齢は目安にしてくださいね。
離乳食のロールパンの冷凍保存方法と解凍方法
ロールパンを離乳食用に購入すると、少量ずつしか使わないので、いつの間にか賞味期限が過ぎていたり…
安心してください!
ロールパンは冷凍保存できるんです!
ロールパンの冷凍保存方法
- ロールパンをひとつずつラップでぴっちり包みます。
- 冷凍用の保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて、冷凍庫へ
解凍方法は…
ロールパンは自然解凍がおすすめです!
- 翌朝に食べるなら、前の日の晩に冷蔵庫に移して時間をかけて自然解凍します。
- 解凍したロールパンは、トースターで温めましょう。
電子レンジで温めると水分が抜けてパサパサになります。
離乳食のロールパンのおすすめレシピをご紹介!
離乳完了期(1~1才6ヵ月)におすすめのロールパンのレシピをご紹介します!
自分で食べることへの意欲が出てきたお子さんにピッタリの手づかみメニューです。
ロールパンのなんでもサンド
- 材料
ロールパン、なんでも好きな具材 - 作り方
ロールパンに切り込みを入れて、なんでも好きな具材を挟むだけ!
食べにくそうだったら、一口大に切りましょう。
おすすめの具材の組み合わせ
- フルーツサンド 水を切ったヨーグルト×バナナなどお子さんが好きな果物
- ツナサンド ツナ(水煮)×みじん切りしたきゅうり
- かぼちゃサンド ペースト状にしたかぼちゃ×牛乳
- 卵サンド 炒り卵×ゆでたほうれん草 など
このレシピの組み合わせは無限大!
お子さんの大好きな具材を挟んでみてくださいね。
大人の分は味付けをプラスして、家族みんなで食べればパクパク食べてくれるかも!?
離乳食のロールパンにおすすめの商品は?進め方やレシピまでご紹介!のまとめ
まとめ ①国産の小麦を使っているか
➁ハチミツが入ってないか
③イーストフードや乳化剤を使っていないか
④マーガリンを使っていないか
⑤塩分や脂質が多く含まれていないか
離乳食のロールパンについてご紹介しました。離乳食作りって悩みがつきないですよね。
ひとつ解決したと思っても、すぐに次の悩みが出てきたり…
私も悩み過ぎて離乳食の底なし沼にハマってしまった一人です。
上の子は食が細い子で、ママ友の「食べ過ぎて困るわ~」という一言を羨んでヘこんでしまったり…
今から考えると、食べ過ぎてしまうことも立派な悩みですよね。
そして下の子の離乳食の時に、食が細い問題が再び…
あんたもかーい!

と膝から崩れ落ちてしまいました。
それからは開き直って、「食が細いのは、この子の個性」とほどほどに頑張るようになりました。
ついつい育児書や他の子と比べてしまいますが、「いつかは食べるようになるわ」と肩の力を抜いて、ついでに手も抜いて、離乳食を乗り越えましょう!
この記事が「離乳食作り」の手助けになれたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。