離乳食を始めて赤ちゃんの好き嫌いがわかってきたころ、体の健康にも気を付けたいのでいいものを食べさせたい。
私も今三男が絶賛離乳食中ですが、あまり量を食べてくれないので心配です。
ならば少しでも高栄養なものを与えたいですよね。
そんな時にたまたま目に入った豆乳。「豆乳を使った離乳食だったら沢山食べてくれるかな?」「栄養もあるし体に優しそうだしいいかも」
「いつから食べさせていいのかな?」「冷凍保存して作り置きしたいな」こんな疑問がたくさん浮かびます。
本日はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。また豆乳を使ったおいしい離乳食レシピもご紹介していきますね。
離乳食で豆乳はいつからOK?与えるときの注意点とアレルギー
離乳食で豆乳は離乳食初期の5~6か月から与えることができます。豆腐を食べなれたら試してみましょう。
しかし離乳食初期の赤ちゃんは、まだ口の中の食べ物を飲み込む練習になれる時期なので、消化器官の発達が不十分です。
豆乳は食物性タンパク質が豊富で大変体にいいものですが、タンパク質の分子が大きいため赤ちゃんが消化しづらいのです。
ですので使用するときは2倍に薄めて小さじ1から徐々に与えてくださいね。
豆乳のアレルギーについて
アレルギーはどの食品を食べたとしても起こりえることです。
しかし不安なようなら同じ大豆製品である豆腐をペースト状にして、徐々に量を増やして慣れてきたら豆乳に挑戦しましょう。
豆腐や納豆は加工された食品なので、加工の過程でたんぱく質が変性されアレルギーを起こしにくくなっています。
大豆製品はアレルギーが出にくい食品ではありますが、豆腐が大丈夫だから豆乳が大丈夫とは限りませんので、豆乳も必ず少量から与えるようにしましょう。
豆乳は離乳食向き!!10種類も栄養が入ってる
豆乳には10種類の栄養があります。下記をごらんください。
ポイント
- 大豆たんぱく
動脈硬化や肥満の予防 - ビタミンE
血行促進、抗酸化作用 - ビタミンB
イライラ予防、脳機能の維持 - マグネシウム
ホルモンバランスの調整 - カリウム
むくみ防止、高血圧予防 - 不飽和脂肪酸
コレステロール調整 - サポニン
動脈硬化、老化防止・肥満体質の改善 - レシチン
生活習慣病、脳の老化防止 - イソフラボン
ガン、骨粗しょう症予防 - オリゴ糖
便秘改善 - フィチン酸
抗酸化作用、発がん予防
私たちの毎日の体を作るための栄養素が、こんなにたくさん含まれているのですね。ぜひ赤ちゃんにも食べてもらいたいものです。
その栄養を知ったうえで、次は赤ちゃんに食べてもらうためにどの豆乳がいいか選んでいきましょう。
調整豆乳と無調整豆乳どちらを与えたほうがいいのか?
豆乳には2種類ありますよね。調整豆乳と無調整豆乳。
この違いは知っている人は知っているのですが、ざっくり説明すると調整豆乳は砂糖や塩を入れて豆乳を飲みやすくしたものです。
無調整豆乳は何も手を加えてない素材本来のもの。
離乳食初期は調味料が赤ちゃんの胃や腸の負担になるので、素材の味を生かしたごはんのためにも砂糖や塩の入っていない無調整豆乳をお勧めします。
豆乳は加熱処理して使ったほうがいいのか?
豆乳を離乳食に使うときは、加熱処理しなくても大丈夫です。製造過程で加熱消毒されています。
不安なようでしたら加熱消毒して使用しましょう。豆乳は加熱しても栄養が変化することはありませんので安心してください。
しかし加熱しすぎると成分が凝固して、分離したりしてもろもろになったり湯葉ができることがあるので、料理の仕上げに加えるのがおすすめです。
もろもろになってしまうと赤ちゃんにとっては喉に引っかかったりしてむせたりする原因になるかもしれません。
残念ながら豆乳は冷凍には向きません
離乳食で豆乳を使ったご飯を作りおきしたいですよね。でも残念ながらは豆乳は冷凍に向きません。
冷凍してしまうと加熱同様もろもろになってしまい元には戻らず、その状態だともちろんスープには向きません。
舌触りや風味、味なども変化してしまいます。
シャーベットやアイスクリームなど凍らせて食べたりするものや、パンケーキなどに混ぜる場合はもろもろになったところで気にならないので冷凍保存して使用してもいいですね。
豆乳を使ったおいしい離乳食レシピ
今からご紹介するのは豆乳を使ったレシピです。離乳食を始めたばかりの赤ちゃんはまだいろんな味を知りません。
今回はそんな赤ちゃんのために豆乳を使っていろんな味を楽しませてあげましょう。
ではその豆乳を使ったおいしいレシピについてご紹介したいと思います。
バナナ豆乳
【材料】
・バナナ…1cm厚さ2枚(15g)
・豆乳(無調整)…大さじ1
【作り方】
1.バナナは電子レンジで10秒ほど加熱し、すり鉢でなめらかにつぶす。
2.温めた豆乳と盛り合わせて、混ぜながら与える。
引用mamaomoi
完成です。バナナをペーストにする以外は混ぜ合わせるだけでとっても簡単です。
フードプロッセッサーを持っている方はバナナをフードプロセッサーでつぶすと楽ちんですよ。
さつまいもとかぼちゃの豆乳スープ
【材料】
・無調整豆乳 大さじ2
・かぼちゃマッシュ 3gくらい
・さつまいもマッシュ 3gくらい
・水溶き片栗粉 少々
【作り方】
1.小鍋に、豆乳・かぼちゃマッシュ・さつまいもマッシュを入れ、火にかける。
2.ふつふつしたら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
3.アツアツなので、冷ましてからあげます。
これもとっても簡単ですね。サツマイモは意外と繊維質なので、喉に使えてむせる可能性があります。のど越しなめらかにすることをお勧めします。
おうちに離乳食用のとろみをつける調味料がありましたら、そちらを使っても大丈夫です。
豆乳のホワイトソース
【材料】
☆片栗粉 大さじ1
☆水 大さじ2
・豆乳 1カップ(200cc)
【作り方】
1.豆乳をふつふつするまで電子レンジで加熱しておく。その間に☆をよく混ぜておく。
2.豆乳に水溶き片栗粉を加えて更に30秒~1分ほど加熱してよく混ぜてほどよいとろみがついたら完成。
3.シチュー・クリーム煮・グラタンなどに。塩こしょうやコンソメ等で味付けすれば大人用にも使えます。
もしどうしても冷凍したいのであれば、豆乳の食感や風味が変化しますが食べても問題ないので冷凍してしまっても大丈夫です。
豆乳パンがゆ
【材料】
・無調整豆乳 200ml
・水 100ml
・パン(卵が入っていないもの)1枚
【作り方】
1.あらかじめ冷凍しておいたパンをすりおろす。
(冷凍していないパンを使用する場合は、パンの耳以外の部分を細かくちぎる。)2.鍋に無調整豆乳と水を入れ、火にかける。
3.フツフツしてきたら火を止める。
4.すりおろしたパンを入れる。
どれも美味しそうで、大人でも食べたくなりますね。
離乳食の豆乳はいつからOK?冷凍保存は可能?おいしいレシピ大公開のまとめ
- 離乳初期から与えることができる
- 豆腐が大丈夫だったからと言って豆乳が大丈夫とは言えない
- 離乳食の豆乳は豆腐のペーストに慣れてから徐々に与える
- 冷凍保存は風味や食感が変わるので向かない
- 冷凍保存をしたとしても食べられないわけではない
離乳食に便利な豆乳、上記で紹介させていただいたレシピにゆでた野菜をすりつぶして加えて、栄養満点なホワイトソースにしてみてもいいかもしれないですね。
授乳中の女性にもとってもいい成分がたくさん入っている豆乳ですが、今回は赤ちゃんの離乳食について紹介させていただきました。
もし今豆乳を使った離乳食を検討されていたら、安心して豆乳を使ってくださいね。もしかしたらあなたの赤ちゃんは豆乳が好きかもしれませんよ。