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六角レンチの代用に使えるのは?ドライバーや結束バンドは使えるのか?

DIYや家具を組み立てるとき、六角レンチがなくて困ったことはありませんか?

じつは、六角レンチは他の工具やDIYに使われる道具でも代用できるんです。

代用できる道具とその使い方をまとめました。豆知識も集めてみましたので、ぜひ最後まで読んでください!

 

 

六角レンチの代用アイテムおすすめ4選

こんなものも使えるの?と思いますが、意外にも六角レンチの代用に使えるアイテムは身近にあります。ぜひ試してみてください!

 

六角レンチの代用にマイナスドライバー

六角レンチの代用には、マイナスドライバーが使えます。

六角穴の直径にあう大きさのマイナスドライバーを用意しましょう。

まわすだけだとドライバーが空回りすることがありますので、少し押しながら回すのがポイントです。

この方法は、六角穴とマイナスドライバーの接する点に大きな力が加わるので、少なりとも工具が傷つくことがあります

他の作業にも使うマイナスドライバーや、新品のもの、大切にしたいマイナスドライバーは使わないほうが無難です。

 

六角レンチの代用にボルトとナット

ボルトとナットでも代用できます。この方法は、他の方法に比べて破損することがほとんどないのでおすすめです

ボルトは、ネジや釘と形が似ていて、棒の側面がギザギザになっていますナットと一緒に使う場合が多いです。

ナットを使わずに、ドライバーで締めて使う工具のことをビスといいます

まず、ボルトとナットを組み合わせます。ナットを回し、ボルトの先端とナットの距離を縮めながら、六角穴ボルトを挟みます。しっかり固定したら、ボルトをまわします。

こちらの動画では、六角穴のないボルトを回していますが、方法は一緒です。

https://www.youtube.com/watch?v=Ac8UhtcZuaY

指でつかんで回すだけなので簡単です。マイナスドライバーで代用するときよりも少しの力で回せます

 

六角レンチの代用にダクトテープ

破損したホースやビニールシートの補修、防災用品として使われているダクトテープでも、六角レンチの代用ができます。

ダクトテープは、ホームセンターやDIY専門のお店で取り扱っています。

引用 Amazon

この方法では、ダクトテープの強い粘着力を利用して六角穴ボルトを回します。

まず、六角穴ボルトの厚みにあわせてダクトテープを切ります

ガムテープは縦にしか切れませんが、ダクトテープは横にも切れるのでとても便利なんです。

握って引っ張ることができるくらいの長さに切りましょう。

 

ダクトテープの端を六角穴ボルトに巻いて固定します。

しっかり固定できたら、ダクトテープを回したい方向に引っ張りましょう。

ダクトテープで固定した六角穴ボルトは、ダクトテープの糊がついてしまいます

粘着力が強く、テープが剝がれないこともありますので、はずした後にもう一度使うことはほとんどできません。

ドライヤーで温めて糊を溶かす方法や、剥離スプレーで糊を取り除く方法もありますが、これらの手間も考えたうえで行うのが無難です。

 

ダクトテープは、ガムテープと使用感が似ていますが、粘着力に優れていて、あらゆる用途で使われています

ダクトテープの特徴

  • 粘着力が強い
  • 防水性に優れている
  • 伸縮性がある
  • 手で切れる
  • 破れにくく強度が高い

防水性に優れているので、破れたテントや雨具など、雨にあたるものや水分を含むものの補修にも向いています

粘着力が強く破れにくい特徴を利用して、トラックに積んだ荷物を固定したり、災害時の救出用のロープとして使ったりすることもできます。

 

結束バンド

DIYの道具として身近な結束バンドは、コードをまとめたり、ラックを固定したりするために重宝されます。

使い方は、ダクトテープと似ています。ボルトに結束バンドを巻き付けて固定し、余ったバンドを引っ張りながら回します

ダクトテープと同じように、握って引っ張ることで六角穴ボルトを回しますので、長いものを使いましょう。

 

 

六角レンチの代用品を使うときの留意点

六角レンチの代用品を使うときは、破損やケガに注意しましょう。

強い力が必要なものや、破損する可能性のあるものもありますので、より安全に使うためのポイントを押さえておきましょう!

 

代用品や六角穴ボルトの破損

六角レンチは、コンパクトで軽く、少しの力でボルトを回せます。

一方で、六角レンチの代用品は、先の尖ったものや、力を入れる時に強い摩擦が起きるものが多いです

 

代用品を使うときは、代用品や六角穴ボルトが破損する可能性もあることに留意しておきましょう。

一部に強い力が加わると、先端が曲がり、本来の正しい使い方ができなくなる場合もあります

 

六角レンチを使うときには軍手や輪ゴムを使うとより安全

ケガにも注意しましょう。特に、ダクトテープと結束バンドを使うときは、握って引っ張ることで起きる摩擦に注意してください

 

六角レンチの代用品を使うときは、軍手を使うとより安全です。

力を入れたところの摩擦が緩和され、握りやすくなります

六角穴と代用品の接触が上手くいかず、摩擦力が足りない場合は、六角穴ボルトと代用品の間に輪ゴムをかませてみるのもおすすめです。

 

 

知っておくと役に立つ!六角レンチの豆知識

小回りがきいて、少しの力でもボルトを回せる六角レンチ。

とても便利な工具なのですが、ドライバーなどの他の工具に比べると、少しだけマイナーですよね。

しかし、六角レンチは意外にも活躍する場が多い工具なんです。

 

なぜ六角レンチを使うの?

ホームセンターに売っている、自分で組み立てるタイプの小さめの机やラックなどに、六角レンチが入っていることがありますよね。

なぜドライバーではなく六角レンチを使うのでしょうか

理由は2つあります。

ドライバーよりも簡単だから

ボルト(ネジ)をなめないから

ネジのプラスやマイナスの穴がつぶれることを、「なめる」といいます。

 

ドライバーは、片方の手で握って、もう片方の手で先端付近を押さえなくてはいけません。

「回す」「軸をとらえる」「押す(締めるとき)」の3つの動作を同時にしないと、正しく締めたり緩めたりできません。

やったことがあっても、コツをつかんでいないと難しいですよね。

 

六角穴と六角レンチは、回す方向に対して垂直にできています。

差し込むだけで軸をとらえてくれるので、回す方向へ力を入れるだけでボルトを締めたり緩めたりできるのです。

 

常に軸が真っすぐで、ドライバーを使うときほどの力がいらないので、ボルトをなめることもありません。

ねじの中に六角の穴があることで、スパナで回すときのように、周りの工具や部品とぶつかることもありません。

 

六角レンチは種類がたくさん!

L型の六角レンチが一般的ですが、じつは他にもいろんな種類があります。

 

L型(六角棒レンチ)

引用 Amazon

一般的な六角レンチです。自分で組み立てる家具についてくることが多いですね。

一緒に付属している六角穴ボルトの大きさに合ったものがついてきます。

六角レンチの中でもコンパクトで、形は同じで太さや大きさが違うだけですので、選びやすいです

 

T型

引用 Amazon

グリップがついていて、力を入れやすい六角レンチです。早回しもできるので、作業が早く進みます。

作業スピードを重視したいときにおすすめです。

 

折りたたみ型

 

引用 Amazon

太さの異なる六角レンチが持ち手に収納されています。コンパクトで携帯しやすい六角レンチです。

DIYが趣味の人や、いろんな太さの六角レンチをよく使う方におすすめです。

 

ヘキサゴンソケット型

引用 Amazon

太さや長さの違う六角レンチのソケットがセットになっています。ハンドルに組み合わせて使用します

コンパクトで種類が多いので、複雑な場所やいろんな大きさに対応できます。

 

六角レンチは何でできている?

六角レンチは、黒染めでできているものと、銀メッキでできているものがあります。

黒染めの六角レンチは、表面が黒くてざらざらしています。厚みの誤差が少なく、製品自体の寸法の精度が高いのが特徴です。

銀メッキは、変形しにくく耐久がありますメッキが剥がれたところでケガをしてしまう恐れもあるので注意しましょう。

 

六角レンチの先端が丸いのはなぜ?

先端に丸い球がくっついたような六角レンチもあります。この丸い球を、ボールポイントといいます。

ボールポイントがあると、六角穴に差し込みやすくなります。斜めから差し込めるので、六角穴に対して垂直でなくても使えるのです。

六角レンチは、六角穴ボルトに対して垂直にして使いますが、それには六角レンチが入るスペースが必要です。

斜めからの差し込みが可能なので、スペースのない場合でも対応できますね。

差し込める角度は、六角レンチによって違います。力を入れると折れることがあるので注意が必要です

 

 

六角レンチの代用に使えるのは?おすすめアイテムの紹介と豆知識まとめ

  • 六角レンチの代用には、マイナスドライバー、ボルトとナット、ダクトテープ、結束バンドが使える
  • マイナスドライバーは、六角穴に差し込んで押しながら回すと代用できる
  • ボルトとナットで、六角穴ボルトを挟むように固定して回すと代用できる
  • ダクトテープと結束バンドは、ボルトに巻き付けて引っ張るようにすると代用できる
  • 代用品を使うときは、破損やケガに注意して行う
  • 六角レンチの代用品は、軍手や輪ゴムなどを使うとより安全である
  • 六角レンチは、ネジをなめることがなく、コツがほとんどいらないので使いやすい
  • 六角レンチは、L型、T型、折りたたみ型、ヘキサゴンソケット型などの種類がある
  • 黒染めの六角レンチは製品自体の寸法の精度が高い
  • 銀メッキの六角レンチは変形しにくく耐久性がある
  • 六角レンチの先端のボールポイントを使うと、斜めからでも六角穴に差し込める

代用品を使うときは、本来の使い方と異なる使い方をすることになります。

安全面に気を付けて、上手に活用してくださいね!