みなさん「魚の骨には栄養があるよ〜」「骨まで食べれるよ〜」と、耳にした事ありませんか⁈そもそも魚の骨って食べれるのか⁈本当に栄養があるのでしょうか?骨まで食べる事は良い事なのでしょうか?ここでは、そんな気になる点や魚の骨の使い道についてご紹介します!
魚の骨っていつも捨てるものだと思ってたけど、捨てずに済む方法ってあるの?
魚の骨は食べて大丈夫⁈食べるメリットは⁈
魚は美味しいですよね‼︎美味しいけど、魚の骨って美味しいですか⁈魚の骨を好んで食べていらっしゃる方には申し訳ないですが、私は口の中に一度刺さった経験から、怖くなり、魚は身だけをいつも有り難く美味しくいただいております。
でも、骨を食べて自分にとって、欲しい栄養が摂取出来るのであれば、調理方法を考えて食べるようにしようかな?とも思います。
また、気になるのは、食べてしまって本当に大丈夫なの⁈身体に悪影響は無いのか?!と言う事です。
まずは、食べるとどんな栄養が摂取出来るか、おいしく食べる調理方法を紹介します。
魚の骨の栄養って気になる!!食べるとなんか強くなれそう!!
魚の骨の栄養と栄養の身体への役割は⁈
魚の骨には、カルシウム・ビタミンD・マグネシウム・鉄分・リン・葉酸・アミノ酸等、栄養が豊富に含まれています。
栄養分は身体にどの様な役割を果たしてくれているのかを説明します。。
カルシウムカルシウムのほとんどは骨や歯の主な構成成分になります。また、残りの栄養は血液や筋肉、神経にも含まれております。
ビタミンDビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割をし、骨の健康バランスを保つのに働きます。
マグネシウムマグネシウムはほぼ半分が骨や歯の形成の役割となり、微量が血液に含まれます。カルシウムと同様、筋肉・神経の機能に欠かせません。
鉄分鉄分とは体中に酸素を運ぶ働きをしています。
リンリンのほとんどはカルシウムやマグネシウムと同様に骨や歯を構成する成分になります。残りのリンは筋肉や脳、神経に含まれております。
葉酸葉酸とはビタミン12とともに赤血球の形成を助ける役割をしています。
アミノ酸アミノ酸とは人の身体のほとんどのタンパク質で作られている(筋肉・内臓・皮膚など)ものを構成する栄養成分の事です。
わー!やっぱり栄養いっぱい!!骨が強くなりそう!!でも、どうやって食べるの?
魚の骨の調理方法
焼くアジの三枚おろしにした骨の部分をグリルにアルミを敷いて焼き、甘辛くしてみたり、カレー粉を降ってみたり、塩のみでシンプルにと、お好きな味付けで食べられます。
揚げる【魚の骨煎餅】として、アジや太刀魚の三枚おろしにした骨の部分をお好きに味付けし、薄力粉を塗して、カリッと揚げるとバリバリ食べられます!!
煮るサンマやイワシをぶつ切りにし、甘辛く骨まで柔らかくなるほど煮て丸ごと食べられます。
出汁にする魚の骨で出汁をとり、おすましや味噌汁に使うと栄養満点です!!少しネギや生姜を匂い消しとして入れると食べやすいですよ。
こんなにもたくさんの調理方法があるんだ!!自分好みの味付けも出来そうで、食べてみたい!!
魚の骨が食べられる魚は?
しらす・ししゃもは勿論。いわし・アジ・ハタハタなどの小さい魚は調理方法次第では骨まで食べると良いと言われています。
しかし、タイ・ヒラメ・ほっけ・サバなどの骨が太くてごつごつした大きい魚の骨は食べれません。
私の子供が通っていた幼稚園では、帰る前にみんな並んで先生に一人1匹ずつジャコを貰って食べてから帰るというちょっとユニークな習慣がありました。頭から骨ごと食べ、これで、魚きらいな子も克服出来たのではと思いますし、骨も丈夫になったのではと思っております。迎えに行った時、子供たちの口から発する魚臭が凄かったのも、懐かしい思い出です。
魚の骨を食べ方を知恵袋で質問されていましたので紹介しますね。
魚って食べると骨が丈夫になりますか? あとこの魚が特に良い!っていうのも教えて下さい。
たくさんあります。シラスが未調理で食べられますので有効です。
カルシウムが多い食品として、イワシやアジなどの青魚、煮干しやシラス、ちりめんじゃこなどの小魚、牛乳や乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、青菜、海藻類、などがあげられます。カルシウムは比較的、吸収されにくい栄養素と言われています。食品によって吸収率が違い、一番高いのが牛乳や乳製品で約50%、次いで豆腐などの大豆製品、魚や海藻類や青菜などです。吸収率を高めるクエン酸が含まれている酢やレモン、リンゴなどと一緒に取ると効果的です。
・イワシ、アジ、ワカサギ 魚の身とともに骨も一緒に食べると、カルシウムを取ることができます。例えば、小アジやワカサギは、丸ごと唐揚にしたり、イワシは骨も一緒にすりつぶして、つみれやハンバーグに入れることができます。また骨を素揚げした骨せんべいなどもおいしくできます。またクエン酸が多く含まれている酢や油を使ってマリネにすると、酢の働きでカルシウムの吸収率が高まります。
・シラス、ちりめんじゃこ サラダやふりかけなど手軽に使えるので、冷凍して常備しておくと便利です。使いやすい量に小分けして、薄く平らに広げてラップで包み、金属トレイに並べて冷凍室へ。凍ったらラップに包んだままジッパーつき保存バッグにいれて冷凍室で保存します。冷凍したまま調理に使えます。
引用 Yahoo!知恵袋
健康に良いこと間違いなしだね!!
魚の骨は食べて大丈夫⁈食べるリスクは⁈
魚の骨は食べれる事が分かりましたが、私のように口の中に刺さった経験をしたことがある人や、喉に詰まったという痛い経験をした人は多くいらっしゃるかと思います。
私は介護の仕事をしていたのですが施設で出る高齢者の魚料理はどれも骨を取り除いた魚を提供していました。もし、魚の骨がある状態で魚料理を提供していると認知症の方や目の不自由な方は間違って誤飲してしまい、大問題になることでしょう。高齢になると細かい作業もし辛くなるので、魚の骨があると、たとえ魚が好きな方でも面倒くさくなり、食べないという方が増えたと思われます。
また、私には2歳の子供がいますが子供にも勿論安全のため魚の骨は取り除いてから食べさせています。
次は魚の骨を食べるとどの様なリスクがあるのか、注意していただきたい事や、緊急時の対処法をご紹介します。
やっぱり気になるのが食べた時に喉や内臓に刺さらないか、刺さった時はどうすると良いかだよね。
魚の骨は消化されない⁈
もし、魚の骨を飲み込んでしまった場合は消化されるのか気になりますよね。小骨ほどの大きさの骨であれば胃酸により消化されてしまう事もありますが、全てが消化されるわけでは無く、消化されない小骨も多くあります。
また、飲み込んでしまった場合は食道を通り胃・小腸・大腸を通り最終的には排便されますが、その間に臓器が傷つけられてしまう事もあります。
魚を食べる時はよく噛んで食べる事が大事です!!
よく噛んで食べる事に越したことはないですね!!
魚の骨が喉に詰まった場合の対処法は⁈
魚の骨が喉に詰まった時【ご飯を丸飲みすれば良い】と聞いたことがある方は多いのでは?実はこれはNGです!!やらない方がいいです!!ご飯を丸飲みすることによって、骨が奥の方まで行く可能性が出てきてしまいます。また、食道に骨が刺さってしまうと大変キケンなため、ご飯の丸飲みはオススメ出来ません。
また【放っておいたら抜ける】と放置するのもダメです。確かにいつか抜けて無くなることもあるかもしれませんが、放っておくことによりそこから炎症を起こしてしまったり、傷が付く可能性もありますので、取れない場合は必ず耳鼻科を受診するようにしてください。
骨が浅い所に刺さっている場合
口を開けて見える無理のない範囲であれば、ピンセットで取り除いてその後、喉の痛みなどの症状が出ないかを様子観察して下さい。簡単に取れる場合だけ自分で取っても良いですが絶対無理して取ろうとはしないことです!!
また、取り除いてからも喉の違和感や痛み、発熱などの症状が出た場合は必ず耳鼻科を受診してください。
骨が奥に刺さってしまった場合
飲み込もうとしたり、抜こうとしたりせず、無理せずに必ず早めに耳鼻科を受診しましょう。骨が刺さってから何日も放置して、やっぱり取れないからと、受診すると日にちが経って骨を発見して取り除くことが難しくなるので早めの耳鼻科の受診をオススメします。
刺さったら無理して取ろうとせず耳鼻科だね!これは絶対覚えておこう!!
魚の骨が刺さっているとは?
そもそも、魚の骨が詰まった時に、喉に刺さっている感覚になりますが実は大抵は【口蓋垂】(こうがいすい)“のどちんこ”と言われる個所の両サイドの粘膜に骨が引っかかっている状態です。
ただしこれを、無理矢理自分で引っ張ったり、抜こうとして、周りにも傷つけ炎症を起こしてしまうことがある為、慌てずに耳鼻科への受診が一番安心して取り除くことが出来るので、まずは耳鼻科に行きましょう。
もし、自分で無理して取り除いてしまい、傷つけた場合感染源となり喉が腫れる、膿がたまるといった【感染症】を引き起こし入院治療や手術が必要になる可能性がある為無理はやめましょう。
怖い!!感染症にならないように骨が刺さったら絶対、耳鼻科に行きます!!
魚の骨の使い道を紹介‼︎
普段捨ててしまっている魚の骨ですが、食べる以外にはどの様に使えるのか調べてみると、スーパーや市場で出る大量の魚のアラと呼ばれる【骨・内臓・ウロコ】は回収されリサイクルで、肥料や飼料の原料となるようです。魚の骨に含まれる栄養分が必要な家畜の発育に役立っています。また、ペットフードやマーガリンの原料などにも使われています。
魚の骨はこうして無駄なく使われているんだね!!
魚の骨は食べても大丈夫なの⁈気になるメリットとリスクを紹介!!
- 魚の骨には、カルシウム・ビタミンD・マグネシウム・鉄分・リン・葉酸・アミノ酸などの栄養が豊富に含まれている。
- しらす・ししゃもは勿論。いわし・アジ・ハタハタなどの小さい魚は調理方法次第では骨まで食べると良いと言われている。
- タイ・ヒラメ・ほっけ・サバなどの骨が太くてごつごつした大きい魚の骨は食べることができない。
- 小骨ほどの大きさの骨であれば胃酸により消化されてしまう事もありますが、全てが消化されるわけでは無く、消化されない小骨も多くある。
- 魚の骨が喉に詰まった時【ご飯を丸飲みすれば良い】とよく聞く行為はやらない方がいい。
- 魚の骨が喉に詰まった時は、放置せず、自分で無理して取り除かず、早めに耳鼻科に受診しましょう。
魚の骨は気を付けて食べることとやはり、よく噛んで食べることを心掛けるべきですね!!【魚の骨煎餅】などは、子供のおやつにもなりそうですし、大人の方にはお酒のおつまみにも良さそうなので、さっそく小さなアジなどで私も作ってみようと思います!!