便利な暖房器具は増えてきましたが、今だ手軽に早く部屋を暖かくしてくれるのは石油ファンヒーターです。
とっても便利ですが、燃えやすい灯油を使うという点では安全性には注意を払いたいですよね。
どうなったら寿命なのか?寿命を延ばすお手入れ方法は無いのか?見ていきましょう。
石油ファンヒータの寿命は何年?メーカが出している基準はあるの?
石油ファンヒーターは何年くらいが寿命なのでしょうか?
もちろん、他の家電と同じようにどれくらいもつのかは、使い方によって様々ではあるのは変わりありません。
ただ、目安として「8年」超えて使用しているものは注意が必要です。
この「8年」とは「一般社団法人日本ガス石油機器工業会」が石油ファンヒーターの点検・取り換えの目安として算出している年数です。
これを超えるものは経年劣化(長年使うことによる部品の劣化)によって故障しやすくなったり、安全に使用できなくなったりする場合があります。
定期的な点検を受けるようにしましょう。
ちなみにネットでは6年という意見があるようですが、こちらは「補修用性能部品の最低保有期間」を寿命とみなして言われているようです。
「補修用性能部品の最低保有期間」とは商品が生産終了になった後も、修理が出来るようにメーカーが部品を持っておかなければならない期間のことです。
その最低保有期間が石油ファンヒーターは製造打切後6年となっています。
あくまで部品の保有期間の話で石油ファンヒーター本体の寿命とは関係ありません。
ちなみに保有期間は必ず説明書に記載が必要になります。
メーカーによってはもっと長く保有している場合もあるようです。
また後続商品が同じ部品を使っている場合は保有期間を過ぎても手に入る可能性があります。
しかし、その商品専用の部品だと調子が悪くて修理したくても、保有期間を過ぎているとできない可能性が高いとうことです。
「8年」をすぎたら故障するリスクも上がってきますし、古いものだと修理よりも新しいものを買った方が安くて快適な場合もあります。
問題無く動いているものは捨てる必要ありませんが、いつもと違う動きをしていないかなど注意を払っておきましょう。
石油ファンヒーターの寿命は何でわかる?点火のとき?それとも臭い?
完全に動かなくななれば寿命ってわかるけど動いているときの判断はどうしたらいいのでしょう。
家電量販店の修理コーナーで見てもらうにしてもその前に自分で判断したい。
その判断するための状態を見ていきましょう。
石油ファンヒーターの寿命はどう判断する?頻繁にエラーがでる
石油ファンヒーターには安全に使用するために問題が生じた際にお知らせしてくれる機能がついています。
エラーコードでお知らせされますので出た際は、取り扱い説明書を確認しましょう。
買い替えや故障のエラーが出ている場合は分かりやすいです。
故障のエラー出ない場合も、エラーの理由を解決しても正常に動かない場合や以前より頻繁に出るようになった場合は寿命かもしれません。
石油ファンヒーターの寿命はどう判断する?点火時に不具合がでる
「点火にいつも以上に時間がかかる」、「そもそも点火しない」場合も気を付けましょう。
ただ、室温が低い場合は時間がかかってしまう場合もあるようです。
また下記の場合にも起こりますので原因を取り除いてみましょう。
- 灯油に水が混じっている
- 灯油が古い
- 灯油フィルターの目詰まり
それでもダメな場合は
- 燃焼部にシリコーン酸化物が付着してしまった
- 電気系統の故障
の可能性があります。
修理にだすか買い換えたほうがいいでしょう。
石油ファンヒーターの寿命はどう判断する?使用中の嫌な臭い
灯油の臭いが強い場合もどこか漏れが生じている場合があり危険です。
石油ファンヒーターの多くは、着火時と消火時に灯油のニオイがするものが多いです。
ですが、運転中に臭いが強い場合、不完全燃焼を起こしている可能性があります。
不完全燃焼を起こしていると、一酸化炭素が排出され、めまいや頭痛、意識障害など一酸化中毒を起こしてしまう場合があります。
場合によっては命が危険にさらされる場合もあります。
直ちに使用を中止しましょう。
石油ファンヒーターの寿命はどう判断する?使用中にいつもと違う音がする
使用中にいつもとは違う音が聞こえる場合も注意が必要です。
部品が劣化・破損している場合があります。
石油ファンヒーターの寿命が来たらどう処分する?無料回収はあるの?
石油ファンヒーターを処分する場合いくつか方法はありますが、まずは必ず中に溜まっている灯油は抜いておきましょう。
灯油が入ったままだと回収の時など事故につながる可能性もあり、大変危険です。
石油ファンヒーターの処分方法!自治体のごみ回収で処分する
お住いの自治体で回収してもらえます。
自治体によって回収方法が変わってきますので、市役所のHPやごみ収集の分類表(ポストに配られていない場合は市役所に行けばもらえます)で調べてみましょう。
ちなみに私が住んでいる地区では、有料の専用不燃物袋に入る大きさものは入れて指定日に出す。
入らない大きさのものは粗大ごみの申し込みをして有料のシールを購入(500円ほど)し、1ヶ月に一度の決められた日にだす、というものでした。
廃品回収業者に頼む場合は違法業者に頼まないように注意してください。
トラックで宣伝して回ったり空き地に廃品を積んで、「無料で回収します」と言っている業者に依頼しないでください。
一般的に物を捨てるのにはお金のかかるのに「無料」だということはありません。
不法投棄の片棒を担ぐことになってしまったり、あとで高額の請求をされてしまうことがあります。
引用 環境省HP
石油ファンヒーターの処分方法!家電量販店で処分してもらう
家電量販店で新しい暖房器具を購入した際に無料で引き取ってもらえる場合もあります。
キャンぺーンなどでアピールし購買を促している場合もありますし、キャンペーンでなくてもやっている場合があります。
また、無料でなくても有料で受けている場合もあります。
購入前に一度確認してみてください。
石油ファンヒーターの処分方法!寿命前ならリサイクルショップで売ってみる
石油ファンヒーターが動かない場合は上記2点の方法しかありませんが、の寿命が尽きる前に新しく買い換える場合は、リサイクルショップに持っていくという手があります。
残念ながら古いものだと断られる場合や、買取金額がとても安い場合もあります。
しかし、故障する前の物を捨てられないという方は、リサイクルだと手放すのも気持ちが楽になりますよ。
石油ファンヒーターの寿命を延ばしたい!お手入れの方法を知ろう!
古い石油ファンヒーターを処分しよう!ということになったら今度買うものは大切に長く使いたいですよね。
特に以前の寿命が短かったのなら、間違った使い方やお手入れをしているのかもしれません。
使い方やお手入れの方法を観ていきましょう。
石油ファンヒーターの寿命を延ばす方法!近くでシリコーン配合商品を使わない
説明書にも記載がありますが、ヘアスプレーなどシリコーン配合商品を使用したために、燃焼部にシリコン酸化物が付着して着火しなくなってしまう場合があります。
シリコーンが入っている(入っている可能性がある)製品の使用を控えてもらう。その様な製品を使用したときは、換気を十分に行ってからファンヒーターを使用してください。
(ヘアケア製品、床や家具の艶出し材)
ただし、シリコーンを使用している製品の表示にはシリコーンと記載されていない場合も多く、また「○○メチコン○○」「○○シロキサン○○」、「○○シラン○○」、「シリカ」などと表示されている場合も多い。
※シリコーン配合製品が原因で修理を依頼されたときは、保証期間中でも保証の対象外となります。
引用 コロナ
また、見落としがちなのが衣類の洗剤や柔軟剤に入っているシリコーンです。
洗濯ものを石油ファンヒーターのある部屋で乾かすと、シリコーンを吸い込んでしまいます。
洗濯物が乾きやすくなるからとついやってしまいがちですが、別の部屋で衣類を乾燥させるかノンシリコンの洗剤や柔軟剤を使用しましょう。
石油ファンヒーターの寿命を延ばす方法!フィルターの埃を掃除する
石油ファンヒーターの後部・空気の取り込み口にフィルターがついているのをご存知ですか?
本体に空気を取り込んで温め、送り出す際の取り込み口になる部分です。
ここには本体内部に埃が入ってこないようにフィルターがついています。
ここに埃が溜まりすぎると空気が上手く取り込めず本体が熱くなりすぎたり、燃焼に異常が生じて故障の原因になります。
一週間に一度、掃除機をかけるついでに後ろのフィルターもささっと埃を吸い込んでおきましょう。
石油ファンヒーターの寿命を延ばす方法!収納時に灯油を抜いておく
春になって石油ファンヒーターを収納する前のお手入れもとても大切です。
タンク内のお掃除は必ず行いましょう。
タンク内の掃除
- 給油タンクの中に灯油を残したままにしないことはもちろん、本体に取り付けられている固定のタンクの中の灯油も給油ポンプやスポイトで抜いておきましょう。
- 古布や新聞紙・ティッシュでタンク内や周辺のごみも取り除きます。(タンク内にティッシュなど残したままにしないよう気を付けてください)
- オイルフィルターが汚れている場合は必ず灯油で洗ってごみを流します。(水で洗うと灯油が通過しなくなります)
引用 コロナ
オイルフィルターを洗うときに少量ですが灯油が必要になるので、毎年完全に灯油を使い切らず、忘れずにお手入れ分を残しておきましょう。
また、前面の温風吹き出し口にも埃が溜まっているので柔らかい布などでふき取りましょう。
本体の構造などメーカーや機種によって変わってきます。
取り扱い説明書を必ず確認しましょう。
灯油が服につかないようにと床にこぼれないように気は使いますが、慣れてしまえばお手入れは難しくありません。
石油ファンヒーターの寿命を延ばす方法!古い灯油は使わない
石油ファンヒーター本体の中に灯油を残さないことはもちろん、灯油タンクの中にも灯油を残さないようにしましょう。
灯油は持ち越さず春までに使い切ってください。
灯油は基本無色透明で、劣化した灯油は黄みがかってきます。
油は長く置くと酸化しますが灯油も例外ではありません。
古い灯油を使ってしまうと石油ファンヒーターの故障の原因にもなってしまいます。
使い切れなかった灯油はと灯油販売店やガソリンスタンドで場所によって有料・無料の違いはありますが回収してくれます。
我が家では春が近づいてくると灯油の消費具合に注目しておきます。
今の時期にポリタンク1つ分買うと消費できなさそうだなと判断したら、あとはエアコンとハロゲンヒーターで暖をとるようにして、できるだけ灯油を余らせないようにしています。
石油ファンヒーターの寿命を延ばす方法!定期点検(有料)を受ける
メーカーによっては2シーズンに1度、使う前に定期点検(有料)を受けることを推奨しています。
購入した家電量販店やメーカーのお客様相談窓口などで申し込みができるようです。
新しいうちは良いかもしれませんが、年月が経ったものは定期的に点検を受ける方がいいでしょう。
石油ファンヒーターの寿命はどれくらい?どうやって判断すればいい?まとめ
- 「一般社団法人日本ガス石油機器工業会」が定めた点検・取り換えの目安は「8年」。これを超えると故障が多くなる場合があります。
- 石油ファンヒーターの寿命を判断するのは、エラー通知や着火時の不具合、運転時の臭いや動作音の違いで判断できます。
- 石油ファンヒーターを破棄する際は、自治体のルールに従うか家電量販店のサービスを利用してみましょう。まだ動く場合はリサイクルショップに持っていくという手があります。
- 石油ファンヒーターの寿命を延ばすにはお手入れ次第です。次の4点で寿命は延びます。「同じ部屋でシリコーン配合商品を使わない」「収納前に本体内に残っている灯油を処理しておく」「古い灯油を使わない」「定期的に点検を受ける」
家電製品の疑問は、実はほとんどが説明書に書いてあります。
購入時には使い方だけでなく、お手入れ方法や注意点など目を通すことを習慣にすると安全に、長く使用することができます。