寄せ植えにチャレンジしてみたいけどどうしたらいいかわからない…
そもそも寄せ植えって何?
寄せ植えのやり方、コツが分かればチャレンジしやすいんだけどなぁ…
一度はそう悩んだことはありませんか?
私も寄せ植えにチャレンジしてみたいと思いつつ難しそうで、手をつけれず…
ホームセンターに行ってはお花を見てはやってみたいけどどうすれば…の繰り返しです。
そこで、初心者でもできるようなセンスのいい寄せ植えのポイントをお伝えします!
また、寄せ植え必要な道具・材料、センスのいい寄せ植えを作るうえで必要なポイントなどを細かくお伝えしていきます!
センスのいい寄せ植えを作りたいと思っているあなた!!必見ですよ~
センスのいい寄せ植えとは?
「寄せ植え」という言葉は聞いたことあるけど、そもそも何?と思いますよね。
寄せ植えとはひとつの場所に複数の植物を植えることです。
育つ環境が似ている植物を組み合わせてプランターや庭などに植えることでひとつのお気に入りの風景を作り出すことができるそうです。
「センスのいい寄せ植え」とは色や植物のバランスが取れた寄せ植えのことを指すんですね。
寄せ植えにチャレンジするならセンスのいい寄せ植えをしたいですよね!
初心者でも簡単にできるかどうか調べてみました。
寄せ植え使う道具は何を使うの?
寄せ植えをしてみたいけど、道具は何がいるんだろう…
どんなものを使っていいか分からないですよね。
寄せ植えに必要な道具を調べました。
家にあるもので代用できるものもあるので参考にしてみてください。
土入れ
引用 楽天市場
鉢に土を入れる道具です。
たくさんすくえる大きいタイプと、狭いところに土を入れる細めのタイプがあります。
素材はステンレス製とプラスチック製の2種類があります。
土入れがなくてもスコップでもOKです。
園芸用ハサミ
寄せ植えを作るときに茎や根を切ったりするときに使うハサミです。
手にフィットするサイズで、切れ味の良いものがストレスなくおすすめです。
ジョウロ
寄せ植え作成後の水やりは、ジョウロが必要になります。
ジョウロの注ぎ口の千単位「はす口」と呼ばれる小さな穴があいたキャップ状の注ぎ口を付けると均一に水をあげることができます。
はす口を上向きにつけると、広い範囲にふんわりと水やりがます。
また、はす口を下向きにつけると、かけたい場所に集中して水やりができます。
根元にたっぷりと水やりしたいときは、はす口をはずすとしっかり水やりできます。
グローブ
手にフィットする薄手タイプがおすすめです。
使い捨ての薄手手袋も気軽に使えて便利です。
トゲのある植物を扱う時は、ケガをしにように革製のグローブを使うと安全です。
寄せ植えに使う材料は?
鉢の中はどうなっているのか気になりますよね。
寄せ植えに使う材料を調べました。
園芸用の土
園芸店やホームセンターで売られている草花用の土を使用します。
寄せ植えはプランターの中の限られた土で育つので、土の質はとても大事になります。
予算のなかで良い土を選ぶようにしましょう。
元肥
寄せ植えを作るときに、ゆっくり効くタイプの「緩効性肥料」を土に混ぜておくと、穏やかに効いて植物の成長をうながしてくれます。
肥料はたくさんあげたらよいわけではないのでパッケージの説明書きをよく読んで、適量を使うようにしましょう。
鉢底用の石
引用 Amazon
寄せ植えの水はけをよくするために、鉢の底に鉢植え用の石を鉢の高さの【1/5】ほど入れます。
大粒の赤玉石でも代用可能です。
鉢底用の石は、排水溝用ネットや洗濯ネットに入れてから鉢の底にセットすると植え替えのときにまとめて取り出しやすく、再利用しやすくなります。
鉢底ネット
引用 Amazon
鉢底のサイズに合わせてカットして使います。
寄せ植えの鉢底の穴ふさぎ、土が流れ出ることを防ぎます。
また穴から虫が入ってくることを防いでくれます。
これだけ揃えれば、寄せ植えをすることが出来ますね!
寄せ植えにはどんな鉢がいいの?
寄せ植えするのに必要な道具は分かりましたね。
実際やってみようと思い、ホームセンター等で鉢を見ると種類が多くてどれがいいか迷いますよね。
鉢は一度購入すると【10〜20年】と長く使うことができるのでどれを選んだらいいか分からなくなってしまいます。
どんな寄せ植えにしたいか考えながら、使いやすい鉢を選びたいですよね。
鉢選びのポイントは置く場所・背景・床の色・質感を良く思い浮かべながら選ぶことが大事です。
また鉢の材質、デザインにある程度の統一感を持たせておくと、センスのよい雰囲気の空間をつくることができます。
初心者が植えやすい鉢は高さ【15~20cm】ほど、土がたっぷり入る丸い形(直径20cm)ぐらいの鉢です。
テラコッタなどの素焼きの鉢は、通気性・排水性がよく植物が育ちやすいです。
価格もリーズナブルなものからあります。
それぞれの鉢のメリット・デメリットを見ていきましょう。
素焼き
メリット
通気性・排水性が良い
植物にとって快適な環境。
価格は安いものから高いものまである。
使うにつれて味わいがでる。
自然素材で植物となじみやすい。
デメリット
凍るほどの寒さには弱く割れたりしやすい。
保水性が悪く土が乾きやすい。
重い。
陶製
メリット
素焼きにくらべて通気性・排水性がやや劣るが植物の生育には問題がない。
デメリット
強くぶつけると割れる、重い。
プラスティック製
メリット
保水性があり、色や形が豊富で価格が比較的安い。
デメリット
素焼きの鉢に比べ、通気性・排水性が悪い。
夏の暑さを逃すことができないので植物にはあまりいい環境ではない。
しかし排水性の良い土を使ったり、水やりのタイミングを工夫すれば植物を育てることができます。
最近では素焼きに見えるようなプラスティック製の鉢も販売されているので、軽くて扱いやすい点を重視したり、多湿気味を好む植物を植えるときに使うのが良いですね。
グラスファイバー製
引用 楽天市場
メリット
ナチュラルな質感でデザイン性に優れている。
ガラス繊維でできてて見た目と違いとても軽くて扱いやすい、通気性・排水性もよく、暑さ寒さにも強いことが特徴。
白・茶色・グレーなどの色のバリエーションが豊富。
デメリット
価格が高め。
アイアン製
引用 楽天市場
メリット
壁にかけたり置いたりできる。
デザイン性もあり通気性・排水性に優れている。
アイアン製の鉢植えは、麻布やココヤシファイバー、不織布などを敷いて土を入れ、植物を植え付けます。
デメリット
ワイヤー製に比べると頑丈で重みがある。
ワイヤー製
引用 楽天市場
メリット
軽い・通気性・排水性がよくデザイン性もある。
ワイヤー製のリース型バスケットも人気がある。
ワイヤー製の鉢植えもアイアン製と同じく、麻布やココヤシファイバー、不織布などを敷いて土を入れ、植物を植え付けます。
デメリット
リース型のバスケットは水が乾きやすい。
丈夫なリーフ類や多肉植物、セダムなどを使って植えると育てやすい。
土が乾きにくい秋冬にリース型バスケットを使うのがおすすめ。
ブリキ製
メリット
デザイン性があり・さびも自然な風合いとして楽しめる。
デメリット
排水用の穴がない場合は釘などを使って穴をあけなければいけない。
木製・カゴ・バスケットなど
メリット
自然でナチュラルな雰囲気を演出。
軽く・通気性・排水性が良い鉢。
デメリット
長年使っていると、劣化する。
劣化を遅らせるために、鉢の下にレンガを敷く、定期的に防腐剤を塗る、植え付けの際に内側にビニールを敷いたりすることで長持ちさせることができます。
センスのいい寄せ植えをつくるなら草花のテーマカラーも合わせよう
センスのいい寄せ植えをつくるなら、鉢の素材やデザインに合わせて、“草花のテーマカラー”も合わせることが大事です。
素焼きやテラコッタの鉢は、組み合わせる草花で、ひとつでもテラコッタカラーや、アンティークカラーの花を使うといいです。花色と鉢の色がリンクすることで、よりまとまりのあるセンスのいい寄せ植えができます。
サビ感のあるブリキ鉢を使うときは、原色系の花色は避けたほうがいいです。
例えば、ビビッドな赤や青などは避けて、白い花やアンティークカラーの花を合わせます。ブリキ鉢の色に合わせて、黒いカラーリーフを使うのもいいですね。
バスケットのおしゃれな鉢は、自然素材なので、基本的にはあらゆるテーマカラーの草花となじみやすいです。
中でも相性がいいのが、春のを感じさせるピンクの花や、初夏のを感じさせる水色と黄色のテーマカラーです。
濃い色合いよりもさわやかな色合いの草花を組み合わせると、センスのいい寄せ植えがつくれます。
ブリキ、木製、陶製、グラスファイバーなど、あらゆる素材の鉢は、さまざまなカラーバリエーションで出回っています。
鉢自体が主張のあるカラーの場合は、鉢の色と反対色の草花を合わせたり、鉢の色と同系色の草花を合わせましょう。
テーマカラーに鉢を含めて考えると、上手くまとまったセンスのいい寄せ植えがつくれます。
寄せ植えに合う花の選び方は?
鉢選びからセンスのいい寄せ植えをする準備をしてきましたね。
ではどのように花を植えていくとセンスのいい寄せ植えが出来上がるのでしょうか。
花の選ぶコツを知っていれば初心者でも簡単にセンスのいい寄せ植えを作ることができます。
置く場所を考える
作った寄せ植えはどこに置きますか?ひなたですか?日があまり当たらない場所ですか?
場所によってどんな寄せ植えが似合うか、どんな風に見せたいかをイメージして寄せ植えをつくります。
楽しむ期間をイメージ
鑑賞期間の希望はどれぐらいですか?1か月?半年?1年以上?
季節の花を楽しみたいのであれば、1年草ばかりを植えていたら花が終わったらすぐに植え替えるといいですね。
半年くらい持たせたのなら、春から秋まではペチュニア・サフィニアなどの春から秋まで長く咲く花とカラーリーフを組み合わせるのがよいです。
秋から春まで楽しむには、パンジー・ビオラなどの秋から春まで長く咲く花と、シルバーや秋色のリーフを組み合わせるとよいです。
秋の寄せ植えを作るときは、チューリップやムスカリなどの球根を一緒に植えておくと春には球根の花が咲いて更に豪華な寄せ植えになります。
美しい状態が長持ちする寄せ植えを作りたい場合は、常緑の多年草、アイビーなどのカラーリーフを上手に使い、その他の部分に一年草を植えて一年草の部分だけは季節ごとに植え変えるようにするとメンテナンスが楽で美し寄せ植えになります。
似た生環境の植物を選ぶ
植物は、日当たりが好き、半日陰や日陰が好き、乾いた場所が好き、湿った場所が好きなど、それぞれ好きな環境があります。好きな環境が似ている植物を組み合わせて寄せ植えを作るようにしましょう。
出来上がりのバランスと、生長後のバランスをイメージする
背の高い、低い、横に広がる、下に垂れ下がる、花や葉の形が線をつくる、面をつくるなど、それぞれの植物の現在の見た目や、今後どのように育てていくかを知っていると、形のバランスを上手にイメージしやすいです。
寄せ植えの用途を考えよう
育てた植物を収穫して食べる、香りを楽しむことが目的であれば、ハーブや野菜の寄せ植えをおすすめします。
水やりしながら香りを楽しんだり、切り花として飾ったり、少しずつ収穫して毎日の食事に添えて楽しむこともできますね。
色のバランスを考えよう
ポット苗を並べて、色のバランスを見てみましょう。
赤・ピンク系、オレンジ・イエロー系、ブルー・パープル系など、ある程度色の系統をまとめ、1鉢に色数は3つくらいでおさえるとまとまりやすいです。
パープルとイエローなどの反対色を組み合わせると、互いに際立たせて鮮やかな印象を持たせることができます。
また、色がまとまらず、ごちゃごちゃした雰囲気になってしまう時は、その中に白い花を1つ使うとまとまりやすくなります。
カラーリーフは、グリーン、シルバー、イエロー、ボルドーなど、様々な色があり、花と組み合わせると互いを引き立て合いうので上手に活用してみましょう。
センスのいい寄せ植えをつくるには、「花色の組み合わせ」が大事になってきます。
寄せ植えをつくるときは最初に以下のように色のテーマを決めて、組み合わせていくようにしましょう。
同一色
寄せ植えする花の色を、白だけにしたり、ピンクと赤などの同系色の花だけで寄せ植えします。全体に統一感がでるのでおしゃれになります。
反対色
反対色とは、色相環の反対側に位置する色のことです。
紫と黄色、赤と青、青とオレンジ、ピンクと緑などが代表的な例です。
互いの色を引き立てあうので、センスのいい寄せ植えになります。
ニュアンスカラー
ニュアンスカラーとはパステルカラーやグレージュなど、色と色が混ざり合った中間色のことです。
くもったような色味の花を集めると、トーンに統一感が出て上級者のようなおしゃれな寄せ植えがつくることができます。
アンティークカラー
アンティークカラーとは、色褪せたな茶色っぽさや、焼き色がついたようなセピア色のことを指します。
とくに花色が豊富なパンジー・ビオラや、ペチュニア、プリムラ、クリスマスローズなどに多く、アンティークカラーで統一するとおしゃれ感が増します。
春夏秋冬のイメージカラー
それぞれの季節には、お正月は赤と白、春はピンク、夏は青、ハロウィンならオレンジと紫、クリスマスなら赤と緑、といったようなイメージカラーがありますよね。
これらを花で組み合わせてあげると、季節感のあるセンスのいい寄せ植えをつくることができます。
こんなキーワードも参考にしてみてください。
春・夏・秋・冬・お正月・早春・イースター・涼・ハロウィン・クリスマス
和風・洋風・ミニマルモダン・カントリー風・都会風・可憐・エレガント・さわやか・シャビーシック
ピンク・イエロー・赤・オレンジ・ブルーや紫色・白・黒・鮮やかな色・くすんだ色・パステルカラー
初心者でも簡単にセンスのいい寄せ植えをつくる方法
同じ種類の苗を使って色のグラデーションを生かした寄せ植えをする
気に入った花を一つ選び、その花を複数植えてボリュームを出したり、色違いでグラデーションを作るだけでもセンスのいい寄せ植えができます。
苗3ポットで作る寄せ植え
「メインの花」「脇役の小花」「カラーリーフ」など、育つ環境が似ている3ポットの苗を選ぶでけでセンスのいい寄せ植えの完成です。
3ポットであれば組み合わせを考えるのも楽でバランスもとりやすいですね。
主役、脇役の植物を選ぼう
草花にはそれぞれタイプがあります。
寄せ植えをつくるときは、メインになる大きな花や、隙間を埋めるための細かな花など、形の違うさまざまな草花を組み合わせると、センスのいい寄せ植えになります。
メインにおすすめの花の種類
春:チューリップ、デイジー
夏:ペチュニア、ゼラニウム、マリーゴールド
秋:コスモス、ポットマム、ガーデンシクラメン
冬:プリムラ・ジュリアン、パンジー、ハボタン
隙間を埋めるのにおすすめの花の種類
春:メネシア、ワスレナグサ
夏:ダイアモンドフロスト、カスミソウ、ロベリア
秋:センニチコボウ、ガウラ
冬:スイートアリッサム、小輪ビオラ
縦のラインを生むのにおすすめの花の種類
春:ルピナス、ムスカリ、アジュガ
夏:サルビア、ラベンダー、デルフィニウム
秋:ノゲイトウ、アメジストセージ、サルビア
冬:カルーナ、エリカ
カラーリーフをうまく組み合わせる
センスのいい寄せ植えを見てみると、草花だけではなく、カラーリーフがアクセントに使われていることが多いですよね。
カラーリーフとは、緑色以外にも赤や黒、黄色、シルバーなど、さまざまな色で葉を伸ばす植物です。
花よりも長持ちするので、鑑賞期間も長く楽しむことができます。
カラフルなカラーリーフの種類
カラーリーフは、花色では表現しにくい黒、エキゾチックな色を使うことができるので、アクセントに使うのがおすすめです。
寄せ植えにはコリウス、リシマキア、クローバー、ハツユキカズラ、ユーフォルビアユーフォルビア、観賞用トウガラシがおすすめです。
つる性を持つカラーリーフ
つる性の植物は、鉢の縁まわりに、こぼれそうに植えることで、より動きのある寄せ植えがつくれます。
寄せ植えにはワイヤープランツ、ディコンドラ、フィカス・プミラ、グレコマ、グリーンネックレスがおすすめです。
使いやすいシルバーリーフの種類
シルバーリーフとは、葉色が白みがかってシルバーに見える植物です。
どんな花色でもすんなりとなじみ、全体をセンスのいい寄せ植えへと演出してくれます。
寄せ植えにはウエストリンギア、ラムズイヤー、エレモフィラ、オレアリア、プラチーナ、ラミウムがおすすめです。
隙間埋めにもなるカラーリーフの種類
草花以外で、カラーリーフで寄せ植えの隙間をうめてみるのもいいですね。
植える種類によっては、草花ではできないエアリーな寄せ植えを楽しむこともできます。
寄せ植えにはコキア、スモークツリー、オレガノケントビューティー 、タイムがおすすめです。
躍動感が出る剣状のカラーリーフの種類
細い葉をすらっと伸ばす剣状の葉をもつカラーリーフは、寄せ植えに高さや縦のラインを生み出してくれます。また躍動感も与えてくれます。
寄せ植えにはコルジリネ、カレックス、クルジリネ、ニューサイラン、ミスキャンタス、ペニセツムがおすすめです。
まわりのインテリア・エクステリアとの調和のとり方は?
これまでのことを生かし寄せ植えを作るとセンスのいい寄せ植えが作れたとおもいます。
しかし、せっかくセンスのいい寄せ植えを作れたとしても、周りとのバランスが取れていなければ「なんかイマイチ…」という現象に陥ってしまいます。
残念なことにならないように周りとのバランスの取り方を見ていきましょう。
壁が背景の場所は正面性のある寄せ植え
寄せ植えの後に壁や生垣がある場合は、正面がはっきりした寄せ植えがよいです。
例えば寄せ植えの後に高さのある低木やオーナメンタルグラス、中央に主役の植物、前につる性植物を配置します。
壁が背景の場合は、壁の高さによってある程度の高さのある寄せ植えが似合います。
全方向から見える場所は、こんもり型の寄せ植え
寄せ植えに特に背景はなくて、全方向から見える場合は、こんもりとした形になるように植えます。また、鉢の中央にポイントとなる植物を縁に向かって少しずつ丈の低い苗を植えます。
背の低いボール型の鉢は、全方向から見えるテラスなどにおすすめです。
小さい寄せ植えは、ファニチャーに置いてディスプレイ
寄せ植えが小さくて目立たない場合、ファニチャーの上に置くと存在感をアピールできます。
例えば古びた椅子の上に寄せ植えを置くと、花をより近くで見られるし、ディスプレイ効果も抜群です。
小さな鉢で高低差をつけて見せるには、階段などを利用する方法がありますよ。
室内で複数の寄せ植えをディスプレイ場合も、ファニチャーやレンガ・ブロックを使って高低差をつけてディスプレイしてあげると見ごたえのある演出になります。
寄せ植えのスタイルは?
一口に寄せ植えといってもただ適当に植えてはセンスのいい寄せ植えを作ることが出来ません。
寄せ植えにもスタイルがあるので自分がイメージしているスタイルに当てはめて寄せ植えをしてみてくださいね。
丸くこんもりとした寄せ植え
高さがあまりないボウル状のプランターのときに、草丈が低めの植物を使いふんわりと植えつけます。
高さを出した寄せ植え
高さのある寄せ植えを作る時は、鉢の高さ程度の草丈がある植物と、背が低めの植物や垂れ下がる植物を入れるとバランスが取りやすくなります。
横長の寄せ植え
高低差をつけながら苗を手前と奥に少しずつずらし、ジグザグに植えることで、奥行き感が出てナチュラルに仕上がります。
寄せ植えの春夏秋冬
1年を通して季節を感じるいろいろな花を植え変えたいですよね。
季節の花は一体どんな花があるのか調べてみました。
ぜひ寄せ植えするときの花選びの参考にしてくださいね。
早春の寄せ植えにおすすめの植物
まだ寒いけど春がもうすぐそこまで来ている【2月から3月半ば頃】(早春)には、初夏までの間楽しめるプリムラの花や、アネモネ、ラナンキュラス、ムスカリ、チューリップ、スイセン、ヒヤシンスなどの球根の花をメインに選びます。
脇役にはプリムラやビオラ、スイートアリッサムなどを選ぶといいですね。
鉢の縁からは垂れ下がるアイビーやツルニチニチソウなどの葉物を仕込んでおくと華やかになります。
春~初夏に日なたで育てるおすすめの植物
ガーデニングシーズン本番の【4~5月頃】(春)には、ペチュニア、ラベンダー、オステオスペルマム、マーガレットなどの花苗がおすすめです。
気候も気持ちが良く、ガーデニング初心者のでも寄せ植え作りを始めるのに最適な季節です。
初夏に半日陰で育てるおすすめの植物
【5月初めから6月初め頃】(初夏)には、梅雨でも楽しめる寄せ植え作りがおすすめです。
インパチェンスやベコニアなどの半日陰でもよく育つ植物を使い、木漏れ日のシェードガーデンで美しい寄せ植えを作りましょう。
夏の寄せ植えにおすすめの植物
【7~8月頃】(夏)には、ペチュニア、サフィニア、ジニア、マリーゴールドなど、初夏から秋の中頃まで、長い間楽しめる花苗をメインに選ぶといいですね。
鮮やかな色、パステルカラー、くすみ系など色のテーマを決めて、それに合った引き立て役の花やカラーリーフプランツと合わせるとおしゃれにできますね。
秋の寄せ植えにおすすめの植物
残暑が落ち着いた【9月後半~11月末頃】まで(秋)は、ふわふわしたケイトウ、ハッピーベリーなどの実物、ワレモコウ、グラス類の穂、こんもりしたオレンジ色のポットマムやマリーゴールドで秋らしい・秋ならではの植物を使った寄せ植えを作ると秋らしくていいですね。
ハロウィンを意識した寄せ植えを作るのもいいですね。紫やブロンズカラー系の葉物、ヒューケラやペニセタムと合わせると素敵ですね。本物のかぼちゃを鉢の中に埋め込んで、ハロウィン感たっぷりです。
秋にパンジー・ビオラのシンプルな寄せ植えを作り、チューリップやムスカリ、スイセンなどの球根をパンジー・ビオラの間に一緒に植えておくと、春に花が咲き、春の訪れを感じながら、豪華な寄せ植えを楽しむことができます。
冬の寄せ植え
【12~2月頃】(冬)には、赤や白のガーデンシクラメンと常緑のコニファー、シルバー系のリーフ類を使って松ぼっくりや色とりどりのクリスマスオーナメントでデコレーションしたクリスマス風の寄せ植え、ハボタンやシキミヤ、百両などの和風の植物を使ったお正月風の寄せ植えもおすすめです。
パンジー・ビオラやガーデンシクラメンで寄せ植えを作っておくと、冬の寒い庭を華やかにしてくれますね。
寄せ植えのメンテナンスは?
寄せ植えが完成!
その後はどうしたらいいの?
水やりの頻度は?水やりの他に何をしたらいいか分からないですよね。
しっかりメンテナンスをしてあげて長く寄せ植えを楽しみましょう。
水やり
寄せ植えの土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりしてあげます。
なるべく、花や葉にかからないように注意して根元の土に水をかけるようにします。
暑い夏の日中に水やりをすると植物がやけどしてしまいます。
水やりは早朝か夕方以降の涼しい時間帯にするようにしましょう。
冬は夜に水やりすると土が凍ってしまうことがあるので、朝か日中の暖かい時間帯に水やりをしてくださいね。
花がら摘み
花が咲き終わっても散らずに残っているものを「花がら」といいます。
花がらをそのままにしておくと種ができてしまい、次の花が咲きにくくなってしまいます。
見た目も悪くなり、病害虫の発生の原因になるのでこまめに摘み取りましょう。
切り戻し
生長して姿が乱れたら、茎を短く切り戻すことで、再び美しく楽しむことができます。
切り戻しに合わせて薄めの液肥を足してあげると、新芽の生長が良くなります。
植え替え
花のシーズンが終わり、見た目も美しさが無くなったら植え替え時です。
寄せ植えの全部を植え直ししてOK、枯れた場所だけ部分的に他の植物を植えて楽しむこともOKです。
宿根草や多年草など、冬は地上部が枯れてしまうような植物は、冬の間は別のポットに植えておき、ベストシーズンになったらまた咲かせましょう。
植え替えはどうやってすればいいの?
一年草など、ある程度の期間咲いたら終わりになる植物は、花が咲かなくなったら取り換えます。
一年草類がメインの寄せ植えは土ごとすべて取り出し、新しい寄せ植えにしてしますのがおすすめです。
宿根草類は次の季節がくるとまた見ごろがきますが、寄せ植えの中で全く見ごたえがしない時期は他の鉢に移して育てたほうがいいですね。
メインの植物が常緑低木や鑑賞期間の長いカラーリーフ類の場合は、その他の終わった花苗のみを取り換えることもできますよ。
植え変え方は、終わった花苗の根のまわりの土をくりぬくように取り、次の季節を楽しむ新しい花苗を新しい培養土で植えてください。
この方法だと植え替えの手間を減らすことができます。
センスのいい寄せ植えとは?初心者でも簡単にできる方法を紹介!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
難しそうなイメージでしたがコツさえつかんでしまえば初心者でもできそうですね。
また寄せ植えに慣れてきたらコツを応用し、センスのいい寄せ植えを増やしていくことも可能になりますよね。
ぜひ寄せ植えを楽しんでください!
・寄せ植えに必要な道具は土入れ、園芸用はハサミ、ジョウロ、グローブ
・寄せ植えに必要な材料は園芸用の土、元肥、鉢底用の石、鉢底ネット
・鉢の種類はたくさんあって迷うが、どんな植物を育てるか、どんな寄せ植えにするか考えて選ぶ
・花を選ぶときは、どこに置くか、どれぐらいの期間持たせたいか、植物の生環境が同じ感じか、バランスはどうか、用途はなにか考えて選ぶ。
・色のバランス(同系色・反対色・ニュアンスカラー・アンティークカラー・コントラスト・グラデーション・春夏秋冬のイメージカラー)を考える
・メインの花、隙間を埋める花、縦のラインの花、カラーリーフなどバランスを考える
・寄せ植えのスタイルを意識する。
・季節によってそれぞれ花の特性が違うので覚えておくと季節を感じる寄せ植えを作ることができる。
でした!
最後までお読み頂きありがとうございました!