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しかとの意味や由来って?漢字で書くと?花札に関連しているってどういうこと?

いわゆる、いじめに繋がりそうな言葉なので、正直あまりイメージは良い言葉ではないのですが、無視することを、隠語で「しかとする」と言いますよね。この言葉は、実は賭博、花札の世界に由来がありまして、その辺りを説明して行きたいと思います。



しかとの意味や由来は

しかと、シカトという言葉は、特定の対象、人を無視すること、つまり冷たく扱うことや

いないものとして扱うことを指す言葉です。

もともと、ヤクザの間で使われていた、隠語だったのですが、後に、一般の人の間でも

使用されるようになりました。

もともとの、しかとという言葉の起源は、花札用語にありまして、

その辺りは、次の段落に書いていきたいと思います。

しかとを漢字で書くと花札用語?

しかと(シカト)の語源というのは、実は「花札」から来ています。

花札には、季節の花々が描かれているものなのですが、10月である紅葉の役札には

鹿の絵が描かれています。

その鹿は、そっぽを向いて知らんかををしているようにも見えるのです。

ここから、「鹿十(しかと)」という言葉が生まれたと言われています。

ですので、しかとというのは漢字で書くと「鹿十」と書きます。

まあ、日常生活で、鹿十と書くことは、まあ、まず無いとは思いますが。。

 

 

 

 

 

 

出典:ウィキペディア

花札というのは、実は、昔はゲームメーカーのニンテンドウの看板商品だった、というか

今でも、花札と検索すると、結構な割合でニンテンドウの商品が出てくるというのは

あまり知られていないかもしれませんが。

日本のいわゆるかるたの一種でして、1セット48枚のカードを使ったカードゲームです。

少し時代が進んでくると、よく、ゲームセンターに花札ゲームというのがそういえば

置いてありました。

普通のかるたというのは、特に、ギャンブル性は無いものですが、

花札には、古くからギャンブルを伴うというか、賭け事、賭博に使われるカードでして

ちょっと、ダークな色彩を持っているのも間違いはないでしょうね。

「オイチョカブ」とか、「こいこい」といった言葉を聞かれたことがあるかたも

多いのでは無いでしょうか。

それから、いわゆる役の名前で、「青短」「赤短」「猪鹿蝶」とか、よく知られた言葉も

結構あります。



花札とシカトの語源についてもう少し詳しく見ていきたいと思います

花札というのは季節によって、代表的な植物が決まっています。

簡単に並べると、

1月 松(まつ)

2月 梅(うめ)

3月 桜(さくら)

4月 藤(ふじ)

5月 菖蒲(あやめ)

6月 牡丹(ぼたん)

7月 萩(はぎ)

8月 ススキ

9月 菊(きく)

10月 紅葉(もみじ)

11月 柳(やなぎ)

12月 桐(きり)

といった具合です。

ここで、今回話題になっているのが、10月の紅葉の札のなかで、

紅葉と鹿が一緒に描かれている札、そう、猪鹿蝶の鹿の札です。

が「しかと」の語源と言われています。

先程の、10月の鹿の絵を見ると、鹿は正面を向いておらず、振り向いて

自分の後ろにある紅葉を見ているようにも見えます。

この姿が、まるで、ぷいっとそっぽを向いているところから、

10月の花札の札が「鹿の十(しかのとう)」→「鹿十(しかと)」→「しかと」と

なっていたっとされています。

まあ、正直、あんまり使いたい言葉では無いかもしれませんね。

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